| 【発明の名称】 |
フック用商品前出し具 |
| 【発明者】 |
【氏名】林 光蔵
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| 【要約】 |
【課題】周囲にスペースが無くとも、容易に、フックに吊り下げられた商品を前出しすることができるフック用商品前出し具を提供すること。
【解決手段】商品前出し具10は、商品陳列用フック2の軸部4に吊り下げられ、かつ、フック2の軸部4に沿って前後方向に陳列された商品P1〜P4を、前方側に移動させるものである。商品前出し具10は、前後方向に延びる本体11と、本体11の後端部に配置されて、前後方向に開口するとともにフック2の軸部4の外径寸法より僅かに広く開口した挿入溝21を間に設けて、下方へ二又状に延びる一対の係止片部20・20と、を備えて構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 商品陳列用フックの軸部に吊り下げられ、かつ、前記フックの軸部に沿って前後方向に陳列された商品を、前方側に移動させるフック用商品前出し具であって、前後方向に延びる本体と、該本体の後端部に配置されて、前後方向に開口するとともに前記フックの軸部の外径寸法より僅かに広く開口した挿入溝を間に設けて、下方へ二又状に延びる一対の係止片部と、を備えて構成されていることを特徴とするフック用商品前出し具。 【請求項2】 前記係止片部が、前後方向に撓み可能な板材から形成されるとともに、前記係止片部の前記本体側が、後面側を、前記係止片部より剛性を有した支持板に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のフック用商品前出し具。 【請求項3】 前記本体の下面側に、前記フックの軸部の前端部を挿入可能な幅寸法で開口するとともに、前記挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、前後方向に延びる案内溝が、形成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のフック用商品前出し具。 【請求項4】 前記フックが、前記軸部の上方で前記軸部に沿って配置された横杆部と、該横杆部の後端と連結されて下方へ延びる縦杆部と、を有したカードホルダ用軸部を備えて構成され、前記本体の後端部に、前記挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、前記横杆部と前記縦杆部との外径寸法より僅かに広く開口するとともに、略上下方向に開口したガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフック用商品前出し具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ショッピングセンター・ホームセンター等における商品陳列用フックの軸部に吊り下げられ、かつ、前記フックの軸部に沿って前後方向に陳列された商品を、前方側に移動させるフック用商品前出し具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、商品陳列用のフックには、その前後方向に延びる軸部の前端側から後端側へ、多数の商品が吊り下げられて陳列されており、購買者は、取り易い前列の商品から取ることとなって、販売者は、その後、つぎの購買者が商品を取り易いように、後列側の商品を、軸部の前端側に前出ししていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前出ししたい商品の周囲では、左右の両隣に他の商品が接近して陳列されていたり、上方側で吊り下げられた商品が接近している場合もあって、手で、後列の商品を前に出す作業が行ない難い場合があった。 【0004】この場合、フックの軸部や、その軸部の上方でその軸部と平行に配設されたカードホルダ用軸部に、最後列の商品の後方に係止板部を配置させた引き出し具が取り付けられている場合には、その引き出し具を手前側に引き、商品を前方側に移動させれば、商品の前出し作業を行なうことができる。なお、この引き出し具は、手前側に引いて商品を前出しした後には、内蔵された引張バネの付勢力で元に戻るように構成されていた。 【0005】しかしながら、このような構成では、予め、フックに、引き出し具を組み付けておく必要があることから、フックの製造工数・コストを増加させていた。また、予め、このようなフックでは、予め、引き出し具を組み付けて製造されるものであり、引き出し具を備えていないフックでは、後から引き出し具を組み付け難く、手等で商品前出し作業を行なうしかなかった。 【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであり、周囲にスペースが無くとも、容易に、フックに吊り下げられた商品を前出しすることができるフック用商品前出し具を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る商品前出し具では、商品陳列用フックの軸部に吊り下げられ、かつ、前記フックの軸部に沿って前後方向に陳列された商品を、前方側に移動させるフック用商品前出し具であって、前後方向に延びる本体と、該本体の後端部に配置されて、前後方向に開口するとともに前記フックの軸部の外径寸法より僅かに広く開口した挿入溝を間に設けて、下方へ二又状に延びる一対の係止片部と、を備えて構成されていることを特徴とする。 【0008】前記係止片部は、前後方向に撓み可能な板材から形成するととも、前記係止片部における前記本体側の後面側を、前記係止片部より剛性を有した支持板に支持させることが望ましい。 【0009】また、前記本体の下面側には、前記フックの軸部の前端部を挿入可能な幅寸法で開口するとともに、前記挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、前後方向に延びる案内溝を、形成することが望ましい。 【0010】さらに、前記フックが、前記軸部の上方で前記軸部に沿って配置された横杆部と、該横杆部の後端と連結されて下方へ延びる縦杆部と、を有したカードホルダ用軸部を備えて構成される場合には、前記本体の後端部に、前記挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、前記横杆部と前記縦杆部との外径寸法より僅かに広く開口するとともに、略上下方向に開口したガイド溝を、形成することが望ましい。 【0011】 【発明の効果】本発明に係るフック用商品前出し具では、商品を前出しする際、商品を吊り下げたフック軸部の上方で、本体後端側の一対の係止片部を、最後列の商品の後面側まで、後方側へ差し込み、ついで、商品前出し具を下降させて、挿入溝内にフックの軸部を挿入させる。 【0012】その後、商品前出し具をフックの軸部に沿って手前側に引き出せば、係止片部が最後列の商品の後面側を係止していることから、その最後列の商品とその前方側の商品を前方側へ移動させることができて、商品の前出しを行なうことができる。 【0013】そして、商品の前出しを行なった後には、商品と干渉しないように、商品前出し具を、上昇させて引き抜けば、商品前出し作業を完了させることができる。 【0014】したがって、本発明に係るフック用商品前出し具では、単に、前出しする商品の上方に差し込んで下降させ、ついで、手前側へ引き出すだけで、簡単に、商品の前出し作業を行なうことができて、商品前出し具の後端部側を挿入できるスペースさえ商品の周囲にあれば、商品の周囲に手等を入れるスペースが無くとも、容易に、フックに吊り下げられた商品を前出しすることができる。 【0015】特に、商品を前出しする際には、フックの軸部が挿入溝内に挿入されるため、フックの軸部に沿うように、注意して、商品前出し具を手前側へ引き出さなくとも、単に、手前側に引っ張るだけで、自動的にフックの軸部に沿って商品前出し具の係止片部が移動するため、簡便に引き出し動作を行なうことができる。 【0016】そして、係止片部を、前後方向に撓み可能な板材から形成するとともに、係止片部における本体側の後面側を、前記係止片部より剛性を有した支持板に支持させるように構成すれば、つぎの作用・効果を得ることができる。 【0017】すなわち、商品前出し具を後方へ差し込む際、係止片部が、商品と干渉しても、容易に前方側へ撓むことから、商品前出し具の差し込み動作を円滑に行なえる。さらに、差し込み後に適宜下降させて、一対の係止片部を最後列の商品の後面側に配置させて引き出す際には、支持板が係止片部における本体側の後面側を支持しているため、各係止片部が後方側へ撓み難く、商品を確実に前方に移動させることができる。したがって、商品の前出しを妨げることなく、商品上方への差し込み動作を円滑に行なうことができることとなる。なお、このことは、逆に、係止片部の高さ寸法を大きくすることができることにつながり、係止片部の高さ寸法を大きくできれば、一層、商品の前方への移動を確実に行なえることとなる。 【0018】また、本体の下面側に、フックの軸部の前端部を挿入可能な幅寸法で開口するとともに、挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、前後方向に延びる案内溝を、形成した場合には、つぎの作用・効果を得ることができる。 【0019】すなわち、案内溝内にフック軸部の前端部を挿入させて、商品前出し具の差し込み動作や引き出し動作を行なうことができて、商品前出し具がブレないようにフック軸部の先端部に支持されるため、周囲の商品との干渉を抑えて、商品前出し具の差し込み動作や引き出し動作を安定して行なうことができる。特に、案内溝が、挿入溝と左右方向の位置を略一致させて配置されているため、差し込み動作終了時、後端側を下方へ回転させるように移動させれば、簡単に挿入溝内にフックの軸部を挿入でき、また、引き出し動作時、挿入溝内にフックの軸部が挿入され、かつ、案内溝内にフック軸部の前端部が挿入されて、商品前出し具が、前後の二点で、フック軸部に支持される態様となることから、一層、周囲の商品と干渉するようなブレを無くして、商品前出し具を引き出すことができる。 【0020】さらに、フックが所定のカードホルダ用軸部を備えている場合に、本体の後端部に、挿入溝と左右方向の位置を略一致させて、カードホルダ用軸部の横杆部と縦杆部との外径寸法より僅かに広く開口するとともに、略上下方向に開口したガイド溝を形成すれば、つぎの作用・効果を得ることができる。 【0021】すなわち、商品前出し具の差し込み動作時、前出しする商品の上方におけるカードホルダ用軸部の横杆部との間に、商品前出し具を差し込むこととなるが、その際、ガイド溝内にカードホルダ用軸部の横杆部を挿入させて、商品前出し具を後方へ移動させ、さらに、ガイド溝内にカードホルダ用軸部の縦杆部を挿入させて、商品前出し具の後端側を下降させれば、挿入溝内に、自動的に、商品を吊り下げたフック軸部を挿入させることができる。そのため、カードホルダ用軸部を備えたフックに吊り下げられた商品を前出しする際、周囲の商品やカードホルダに隠れてフックの軸部が目視できなくとも、簡単に、最後列の商品の後面側に一対の係止片部を配置させることができ、一層、簡便に商品前出し作業を行なうことができる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のフック用商品前出し具10は、図1〜5に示すように、前後方向に延びる平板状の本体11と、本体11の前端部に固着された把手17と、本体11の後端部に配置された一対の係止片部20・20と、を備えて構成されている。 【0023】なお、商品陳列用のフック2は、図6・7に示すように、後部側に、フックバー1に係止される断面逆U字形状のブラケット3と、ブラケット3の上面に前後方向に固着されて、商品P1〜P6を吊り下げる軸部4と、カードホルダ用軸部5と、を備えて構成されている。軸部4は、ブラケット3に連結されて水平方向に延びる水平部4aと、水平部4aの前部側で斜め上方に延びる傾斜部4bと、を備えて構成されている。カードホルダ用軸部5は、軸部4の上方で軸部4に沿って配置された横杆部5aと、横杆部5aの後端と連結されて下方へ延びてブラケット3に固着される縦杆部5bと、を備えて構成されている。横杆部6aの前端部には、カードホルダ6が取り付けられている。 【0024】商品前出し具10の本体1は、図1〜5に示すように、下方を開口させた断面C字形状として、ポリプロピレンや塩化ビニル樹脂等の硬質合成樹脂から形成されている。本体11の下面には、係止片部20の配置されている前端部付近を除いて、内部の両側にスペーサ14・14を固定させて、前後方向に延びる案内溝15が開口されている。この案内溝15は、フック2の軸部4の前端部4cを挿入可能な幅寸法で開口するとともに、後述する挿入溝21と左右方向の位置を略一致させて、配置されている。 【0025】また、本体11の後端部には、斜め上方へ向かう2つの傾斜部12・12が形成されている。傾斜部12・12の間は、カードホルダ用軸部5の横杆部5aと縦杆部5bとを挿入可能なガイド溝13を形成している。このガイド溝13は、横杆部5aと縦杆部5bとの外径寸法より僅かに広く開口するとともに、略上下方向に開口している。また、このガイド溝13は、係止片部20・20より後端側に配置されるとともに、後述する挿入溝21と左右方向の位置を略一致させて、配置されている。 【0026】係止片部20・20は、断面L字形状の塩化ビニル樹脂やポリプロピレン等の薄肉の(厚さ約0.5mm)の硬質合成樹脂板19の後端側に形成されている。この合成樹脂板19は、後端側を二又状に分離させて下方へ延ばして形成されており、その下方へ延びた部位を、前後方向に撓み可能な一対の係止片部20・20としている。係止片部20・20の間は、前後方向に開口するとともにフック2の軸部4の外径寸法より僅かに広く開口した挿入溝21を構成している。この合成樹脂板19は、前後方向に延びた前部19a側を、後述する合成樹脂板23の前部23aとともに、本体11の後端側に挿入され、接着等されて、本体11に固着されている。なお、各係止片部20の相互の対向面は、フック2の軸部4を挿入溝21に挿入し易いように、下開きのテーパ面20aとしている。 【0027】さらに、各係止片部20は、本体11側の後面側を、係止片部20より剛性を有した支持板24に支持されている。支持板24は、断面L字形の塩化ビニル樹脂やポリプロピレン等の厚さ1mm程度の硬質合成樹脂板23の後端側に形成されている。この合成樹脂板23は、前後方向に延びた前部23aの後端を下方へ屈曲させ、その下方へ延ばした部位を、支持板24としている。 【0028】なお、実施形態の場合、係止片部20の高さ寸法h(図1参照)は、約20mmであり、支持板24は、その1/3の6mm程度を覆っている。 【0029】また、実施形態の場合、挿入溝21・案内溝15・ガイド溝13の開口幅寸法bは、約7.5mm程度、案内溝15の深さ寸法dは、3mm、前後方向の全長Lは、約390mm、本体11の幅寸法Wは、約25mm、本体11の厚さ寸法tは、約4.5mmとしている(図1・2参照)。フック2の軸部4・5の外径寸法Dは、5〜6mmとしている。 【0030】実施形態の商品前出し具10の使用態様の概略について説明すると、商品P1〜P6を前出しする際、把手17を把持して、まず、図7に示すように、商品P1〜P6を吊り下げたフック軸部4の上方におけるカードホルダ軸部5との間から、本体1の後端側の一対の係止片部20・20を、後方側へ差し込み、さらに、一対の係止片部20・20を最後列の商品P6の後面側まで差し込む。ついで、図8に示すように、商品前出し具10を下降させて、挿入溝21内にフック2の軸部4を挿入させ、その後、商品前出し具10をフック2の軸部4に沿って手前側に引き出せば、係止片部20・20が最後列の商品P6の後面側を係止しているため、その最後列の商品P6とその前方側の商品P1〜P5を前方側へ移動させることができて、商品P1〜P6の前出しを行なうことができる。 【0031】そして、商品P1〜P6の前出しを行なった後には、商品P1〜P6と干渉して商品P1〜P6を移動させないように、商品前出し具10を、図9に示すように、上昇させて、引き抜けば、商品前出し作業を完了させることができる。 【0032】したがって、実施形態のフック用商品前出し具10では、単に、前出しする商品P1〜P6の上方に差し込んで下降させ、ついで、手前側へ引き出すだけで、簡単に、商品P1〜P6の前出し作業を行なうことができて、商品前出し具10の後端部側を挿入できるスペースさえ商品の周囲にあれば、商品の周囲に手等を入れるスペースが無くとも、容易に、フック2に吊り下げられた商品P1〜P6を前出しすることができる。 【0033】特に、商品P1〜P6を前出しする際には、フック2の軸部4が挿入溝21内に挿入されるため、フック2の軸部4に沿うように、注意して、商品前出し具10を手前側へ引き出さなくとも、単に、手前側に引っ張るだけで、自動的にフック2の軸部4に沿って商品前出し具10の係止片部20・20が移動するため、簡便に引き出し動作を行なうことができる。 【0034】そして、実施形態では、係止片部20・20が、前後方向に撓み可能な合成樹脂板19から形成されるととも、係止片部20・20における本体1側の後面側が、係止片部20より剛性を有した支持板24に支持されている。 【0035】そのため、商品前出し具10を後方へ差し込む際、図7・4に示すように、係止片部20・20が、商品P1と干渉しても、容易に前方側へ撓むことから、商品前出し具10の差し込み動作を円滑に行なえる。さらに、差し込み後に下降させて、一対の係止片部20・20を最後列の商品P6の後面側に配置させて引き出す際には、図8に示すように、支持板24が係止片部20・20における本体1側の後面側を支持しているため、各係止片部20・20が後方側へ撓み難く、商品P1〜P6を確実に前方に移動させることができる。したがって、商品P1〜P6の前出しを妨げることなく、商品P1・P6の上方への差し込み動作を円滑に行なうことができることとなる。 【0036】なお、このことは、逆に、係止片部20の高さ寸法hを大きくすることができることにつながり、係止片部20・20の高さ寸法hを大きくできれば、一層、商品P1〜P6の前方への移動を確実に行なえることとなる。また、係止片部20・20の高さ寸法hを大きくしても、商品P1〜P6の前出し後に引き抜く際、図9に示すように、係止片部20の支持板24から下端側20bが商品P1〜P6に干渉しても、容易に下端側20bが後方側へ撓むことから、支障なく、商品前出し具10を引き抜くことができる。 【0037】また、実施形態では、係止片部20・20を前後方向へ撓み可能な合成樹脂板19から形成した場合を示したが、前後方向へ撓み可能で、引き出し時に商品P1〜P6を移動可能であれば、金属製や紙製等の板材から、係止片部20・20を形成しても良い。 【0038】さらに、上記作用・効果を考慮しなければ、前後方向に撓む板材でなくとも、ある程度の剛性を有した板材や棒材から、係止片部20・20を形成しても良い。勿論、この場合には、支持板24は不要となる。 【0039】また、実施形態では、本体11の下面側に、フック軸部4の前端部4cを挿入可能な幅寸法で開口するとともに、挿入溝21と左右方向の位置を略一致させて、前後方向に延びる案内溝15が、形成されている。 【0040】そのため、図7・8に示すように、案内溝15内にフック軸部4の前端部4cを挿入させて、商品前出し具10の差し込み動作や引き出し動作を行なうことができて、商品前出し具10がブレないようにフック軸部4の先端部4cに支持されるため、周囲の商品P1〜P6や商品P7・P8(図9参照)との干渉を抑えて、商品前出し具10の差し込み動作や引き出し動作を安定して行なうことができる。特に、案内溝15が、挿入溝21と左右方向の位置を略一致させて配置されているため、差し込み動作終了時、後端側を下方へ回転させるように移動させれば、簡単に挿入溝21内にフック2の軸部4を挿入でき、また、引き出し動作時、図8の前部側の二点鎖線に示すように、挿入溝21内にフック2の軸部4が挿入され、かつ、案内溝15内にフック軸部4の前端部4cが挿入されて、商品前出し具10が、前後の二点で、フック軸部4に支持される態様となることから、一層、周囲の商品P1〜P8と干渉するようなブレを無くして、商品前出し具10を引き出すことができる。 【0041】さらに、実施形態では、本体11の後端部に、挿入溝21と左右方向の位置を略一致させて、カードホルダ用軸部5の横杆部5aと縦杆部5bとの外径寸法より僅かに広く開口するとともに、略上下方向に開口したガイド溝13が形成されている。 【0042】そのため、商品前出し具10の差し込み動作時、図7に示すように、前出しする商品P1〜P6の上方におけるカードホルダ用軸部5の横杆部5aとの間に、商品前出し具10を差し込むこととなるが、その際、ガイド溝13内にカードホルダ用軸部5の横杆部5aを挿入させて、商品前出し具10を後方へ移動させ、さらに、ガイド溝13内にカードホルダ用軸部5の縦杆部5bを挿入させて、図8に示すように、商品前出し具10の後端側を下降させれば、挿入溝21内に、自動的に、商品P1〜P6を吊り下げたフック軸部4を挿入させることができる。そのため、カードホルダ用軸部5を備えたフック2に吊り下げられた商品P1〜P6を前出しする際、周囲の商品P7・P8やカードホルド6に隠れてフック2の軸部4が目視できなくとも、簡単に、最後列の商品P6の後面側に一対の係止片部20・20を配置させることができ、一層、簡便に商品前出し作業を行なうことができる。 【0043】なお、実施形態の商品前出し具10では、図10に示すような、カードホルダ用軸部5を備えていない、軸部4だけを有したフック7に吊り下げられた商品P1〜P6の前出しも容易に行なえる。 【0044】すなわち、把手17を把持して、まず、図11に示すように、案内溝15に軸部先端部4cを挿入させて、フック軸部4の上方で、本体11の後端側の係止片部20・20を、最後列の商品P6の後面側まで、後方側へ差し込む。ついで、図12に示すように、商品前出し具10の後端側を下降させて、挿入溝21内にフック軸部4を挿入させ、その後、商品前出し具10をフック軸部4に沿って手前側に引き出せば、商品P1〜P6の前出しを行なうことができる。そして、商品P1〜P6の前出しを行なった後には、図13に示すように、商品P1〜P6と干渉しないように、商品前出し具10を、上昇させて引き抜けば、商品前出し作業を完了させることができる。 【0045】この場合でも、商品前出し具10が、ブレないように、案内溝15に挿入されたフック軸部4の先端部4cに支持されるため、周囲の商品P1〜P6や商品P7・P8(図13参照)との干渉を抑えて、商品前出し具10の差し込み動作や引き出し動作を安定して行なうことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000213138 【氏名又は名称】中日産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月16日(1998.10.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076473 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−116477(P2000−116477A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−295786 |
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