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【発明の名称】 ショーケース
【発明者】 【氏名】森下 克己

【氏名】谷口 博

【氏名】大串 哲一

【氏名】柴田 康祐

【要約】 【課題】ポップスタンドやナイトカバーの引っ掛け部やフロントガラスや吸込みダクト等の種々のものをハンドレールに簡単に取り付けることができるショーケースを提供することにある。

【解決手段】ハンドレール50及びポップスタンド65を備えたショーケース1において、ハンドレール50の庫内側側面50aに長手方向に延びる溝59を形成し、この溝59に着脱自在にポップスタンド取付具63を設け、このポップスタンド取付具63にポップスタンド65を取り付けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハンドレール及びポップスタンドを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に着脱自在にかつ長手方向に移動自在にポップスタンド取付具を設け、このポップスタンド取付具に前記ポップスタンドを取り付けたことを特徴とするショーケース。
【請求項2】 ハンドレール及びポップスタンドを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に長手方向に延びる溝を形成し、この溝に着脱自在にポップスタンド取付具を設け、このポップスタンド取付具に前記ポップスタンドを取り付けたことを特徴とするショーケース。
【請求項3】 前記溝の溝壁がナイトカバーの引っ掛け部を兼ねることを特徴とする請求項2記載のショーケース。
【請求項4】 ハンドレールを備えた複数のショーケースを並置したショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に長手方向に延びる溝を形成し、複数のショーケースを並置するとき、隣接するショーケースの前記溝間に位置決めピースを介装したことを特徴とするショーケース。
【請求項5】 ハンドレール及びフロントガラスを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの頂部にフロントガラスの下縁部を挿入して取り付ける凹部を一体的に形成したことを特徴とするショーケース。
【請求項6】 ハンドレール及び吸込みダクトを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に前記吸込ダクトの係止部を一体的に形成したことを特徴とするショーケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドレールを備えたショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、前面部にハンドレール(手摺り)を備えたショーケースでは当該ハンドレールの近くに肉や野菜、鮮魚等の商品の名称や価格を表示する表示板(POPと呼称される)を取り付けるポップスタンドや、ナイトカバーの引っ掛け部やフロントガラスや吸込みダクト等、種々のものが配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の構成では、ポップスタンドやナイトカバーの引っ掛け部やフロントガラスや吸込みダクト等種々のものが個別に取付金具や、ナット、ねじ等の取付具を介して取り付けられ、従って、部品点数が増し、製造コストが高くなるという問題がある。また、従来の構成では、大型店舗等で複数のショーケースを隣接して並置するとき、各ショーケース同志を連結具を介して連結するが、この場合ショーケースのハンドレールの継ぎ合わせ部に段差が形成されやすく、ショーケースをきれいに一列に配列しにくくなるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ポップスタンドやナイトカバーの引っ掛け部やフロントガラスや吸込みダクト等の種々のものをハンドレールに簡単に取り付けることができ、大型店舗等で複数のショーケースを隣接して並置するとき、ショーケースをきれいに一列に配列しやすくしたショーケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、ハンドレール及びポップスタンドを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に着脱自在にかつ長手方向に移動自在にポップスタンド取付具を設け、このポップスタンド取付具に前記ポップスタンドを取り付けたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明は、ハンドレール及びポップスタンドを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に長手方向に延びる溝を形成し、この溝に着脱自在にポップスタンド取付具を設け、このポップスタンド取付具に前記ポップスタンドを取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記溝の溝壁がナイトカバーの引っ掛け部を兼ねることを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、ハンドレールを備えた複数のショーケースを並置したショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に長手方向に延びる溝を形成し、複数のショーケースを並置するとき、隣接するショーケースの前記溝間に位置決めピースを介装したことを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、ハンドレール及びフロントガラスを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの頂部にフロントガラスの下縁部を挿入して取り付ける凹部を一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0010】請求項6記載の発明は、ハンドレール及び吸込みダクトを備えたショーケースにおいて、前記ハンドレールの庫内側側面に前記吸込ダクトの係止部を一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0012】図1はショーケースの外観斜視図、図2はその断面図を示している。符号1はショーケースを示している。このショーケース1は断熱箱体2とこの断熱箱体2との間に間隔をあけて設けられた仕切体8とを備え、この仕切体8の内部には商品陳列室3が設けられている。この商品陳列室3には複数段(この例では4段である)に亘って商品陳列用の陳列棚40が設けられ、この陳列棚40の上には随時商品が陳列されている。符号9はミラーである。前記の仕切体8と断熱箱体2との間には冷気通路5が形成され、この冷気通路5は外層冷気通路5aと内層冷気通路5bとで2層に亘って形成されている。そして、下部に位置する冷気通路5には、冷却器用送風機6が収納され、内層冷気通路5bには冷却器7が収納されている。
【0013】図中で実線矢印は冷却風の流れを示している。ショーケース1の前面下部の吸込口51から冷気通路5に吸い込まれる空気は冷却器用送風機6を経て内層冷気通路5bに流入し、冷却器7を経て冷却された後、ショーケース1の天部に至り、吹出口55bから吹き出される。この吹出口55bから吹き出される冷気は、商品陳列室3を冷却すると共に、当該商品陳列室3の前面部にエアーカーテンを形成し、再び、吸込口51から冷気通路5に吸い込まれる。また、吸込口51から冷気通路5に吸い込まれる空気は冷却器用送風機6を経て外層冷気通路5aにも流入し、ショーケース1の天部に至り、吹出口55aから吹き出される。この吹出口55aから吹き出される冷気は、専ら、当該商品陳列室3の前面部にエアーカーテンを形成し、吸込口51から冷気通路5に吸い込まれる。
【0014】この実施形態では、ショーケース1の前面部に、図3及び図4に示すように、ハンドレール(手摺り)50が取り付けられている。
【0015】このハンドレール50は樹脂製であり、長手方向に延びて断熱箱体2に嵌合する嵌合部51と、肉や野菜、鮮魚等の商品の名称や価格を表示する表示板(POPと呼称される)52を装着する装着部53と、後述するフロントガラスの下縁部を挿入して取り付ける凹部55と、この凹部55を塞ぐ樹脂製又はステンレス製のキャップ57と、庫内側側面50aに位置して断面略C字状に当該側面50aの長手方向に延びる溝59と、この溝59の外側に位置して吸込ダクト61を係止する吸込ダクト係止部58とを一体的に備えている。
【0016】装着部53の下縁53aの内側には前面パネル54の上縁54aが進入し、この上縁54aと装着部53の下縁53aとの間には表示板(POP)56が挟まれて取り付けられている。
【0017】庫内側側面50aの長手方向に延びる溝59には、図4aに示すように、ポップスタンド取付具63が着脱自在に取り付けられている。
【0018】このポップスタンド取付具63はフランジ63aを備えている。このフランジ63aの短手幅W1は前記溝59の溝幅W2よりも若干小さく形成され、且つフランジ63aの長手幅W3は前記溝幅W2よりも大きく形成され、このポップスタンド取付具63は、図4bに示すように、フランジ63aを横にして当該フランジ63aを溝59内に挿入した後、当該溝59内でフランジ63aを回動させて、図4aに示すように、フランジ63aを縦に起こして装着する。これを縦に起こしたとき、ポップスタンド取付具63の装着孔63bが上方を向き、この装着孔63bには、図5に示すように、ポップスタンド65の基部65aが挿入される。このポップスタンド65には肉や野菜、鮮魚等の商品の名称や価格を表示する表示板(POPと呼称される)が取り付けられる。
【0019】これによれば、従来のように取付金具や、ナット、ねじ等の取付具を介してポップスタンド65を取り付ける必要がなくなり、このポップスタンド65の装着を簡単におこなうことができる。また、それが不要な場合には、前記溝59からポップスタンド取付具63を外しておけばよい。
【0020】なお、ポップスタンド65は種々の形状であってよい。例えば、図6に示すように、一本のパイプを逆U字状に曲げ、この曲げた基部65aをポップスタンド取付具63の装着孔63bに装着するようにしてもよい。
【0021】ハンドレール50の頂部には凹部55が形成され、この凹部55には、通常時において、埃防止のキャップ57が装着されている。このキャップ57は、図7に示すように、樹脂成形したものであってもよく、或いは、図8に示すように、ステンレス製の板を曲げ成形したものであってもよい。
【0022】この凹部55には必要に応じて、図9に示すように、フロントガラス71の下縁部71aが装着されている。この場合には、キャップ57が取り外される。これによれば、従来のように取付金具や、ナット、ねじ等の取付具を介してフロントガラス71を取り付ける必要がなく、フロントガラス71の装着を簡単におこなうことができ、それが不要な場合には、凹部55からフロントガラス71を引き抜いて、当該凹部55にキャップ57をしておけばよい。
【0023】前記溝59の外側には、図10に示すように、吸込ダクト61の吸込ダクト係止部58が一体的に形成されている。これによれば、従来のように取付金具や、ナット、ねじ等の取付具を介して吸込ダクト61を取り付ける必要がなく、吸込ダクト61の装着を簡単におこなうことができる。
【0024】また、溝59の上溝壁59aがナイトカバー75のフック75aを引っ掛けるための引っ掛け部を兼ねている。このナイトカバー75は、図2に示すように、ショーケース1の天部1aに巻き取り式に収納され、例えば店舗閉店時に、図10に示すように、取っ手75bを引いて天部1aから引きだされ、前記のフック75aが溝59の上溝壁59aに引っ掛けられる。
【0025】これによれば、従来のように取付金具や、ナット、ねじ等の取付具を介してナイトカバー75の引っ掛け部を取り付ける必要がなく、当該ナイトカバー75の引っ掛け部の装着を簡単におこなうことができる。
【0026】大型店舗等では、複数のショーケース1を並置することが一般的である。この実施形態では、複数のショーケース1を並置する場合、まず図11に示すように、ハンドレール50の庫内側側面50aの溝59に断面略T字状の位置決めピース79が嵌め込まれ、ついで位置決めピース79が、図12に示すように、溝59内をスライドされて、ショーケース1のハンドレール50の継ぎ合わせ部に配置される。この段階において、ショーケース1のハンドレール50の継ぎ合わせ部に、従来のような前後段差が形成されることはなく、その後、各ショーケース1同志を連結具(図示せず)を介して連結すれば、各ショーケース1をきれいに一列に配列することができる。
【0027】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明らかである。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明では、ポップスタンドやナイトカバーの引っ掛け部やフロントガラスや吸込みダクト等の種々のものをハンドレールに簡単に取り付けることができる。
【0029】また、複数のショーケースを並置するとき、当該ショーケースをきれいに簡単に一列に配列することができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成10年8月27日(1998.8.27)
【代理人】 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之 (外1名)
【公開番号】 特開2000−70082(P2000−70082A)
【公開日】 平成12年3月7日(2000.3.7)
【出願番号】 特願平10−241551