| 【発明の名称】 |
冷凍機内蔵型ショーケース |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 栄一
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| 【要約】 |
【課題】冷凍機内蔵型ショーケースは、電源コードの引き出し方向が製造段階で、一方(ショーケース正面より見て左)側に限定されるため、レイアウトの変更に対応しにくかった。
【解決手段】電源コード2を、本体の両側壁39,39aから引き出し可能とするため、両側壁39,39aに孔7,8をあけ、一方をブッシング10を介して電源コード2を挟持する孔9aを有するカバー9に、他方をカバー9と互換的に側壁39,39aどちらでも取り付けできる盲カバー11に塞がれるようにすると共に、電源コード2の本体側端末を着脱自在のリセプタクル(防水コネクタ)にした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 断熱箱体内に貯蔵室を形成し、該貯蔵室内の陳列商品を保冷すると共に、本体の一側に電源接続用の電源コードが引き出されている冷凍機内蔵型ショーケースにおいて、前記電源コードを、本体の一側から他側に、あるいは他側から一側に、引き出し方向を変更できるようにしたことを特徴とする冷凍機内蔵型ショーケース。 【請求項2】 前記電源コードは、本体の両側にあけられた孔に、互いに互換して着脱するカバーの一方と、該カバーの一方にあけられた孔に嵌まっているブッシングとを、それぞれ介して取り付けられることを特徴とする請求項1記載の冷凍機内蔵型ショーケース。 【請求項3】 前記カバーの他方は、盲カバーであることを特徴とする請求項2記載の冷凍機内蔵型ショーケース。 【請求項4】 前記電源コードの本体側端末にリセプタクルが使用されていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍機内蔵型ショーケース。 【請求項5】 ショーケース床下にコーティングバンド等の係止具を設け、ここに前記電源コードを束縛して、少なくとも電源コードの本体側端末と本体配線先端のソケットとの接続部がケース架台の底や店舗床に付かないようにしたことを特徴とする請求項1,2又は4記載の冷凍機内蔵型ショーケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリーム等の食品を保冷・陳列する冷凍機内蔵型ショーケースに係り、特に設置現場で、電源コードを両側のいずれか側に引き出し方向を選択できるようにしたショーケースに関する。 【0002】 【従来の技術】コンビニエンス・ストア等のセルフサービス方式の食品販売店では、アイスクリーム等の陳列・保冷の為に、上部を開口し、この開口部を扉で覆った、平型の冷凍機内蔵型ショーケースがよく用いられている。 【0003】この種冷凍機内蔵型ケースの一例として、例えば、図6に示すようなショーケース31が掲げられる。即ち、この種ショーケース31は、断熱パネルで箱体状に形成され、内部に貯蔵室を有する本体32と、該本体32の上部に設けられた商品取り出し用の開口33と、該開口33部を覆う屋根形状のフード34と、該フード34の前後に開閉可能に設けられた透明なスライド扉35とから概ね構成されている。 【0004】このショーケース31の架台36には、冷凍構成機器が内蔵され、前側のキックプレート37にあけられた孔から空気が吸引され、ショーケース31の後側から廃熱空気が排出される。そして、ショーケース31の本体32の一側(左側)に、電源接続用の電源コード38が備えられている。この電源コード38は、本体側壁39の下部に穿設された電源コード38を通す孔(コードの太さより少し大きい)に嵌合されたグロメット40を介して引き出される。また、電源コード38の先端にはそれぞれプラグ41,42が取り付けられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の冷凍機内蔵型ショーケース31は、前述したように、電源コード38の引き出し方向が製造段階で一方側(ショーケース正面より見て左側)に限定されるため、レイアウトの変更に対応しにくいと共に、冷凍機のコンデンサと熱交換するエアフロー(廃熱)の向きが、前側からショーケースを通り抜け、後側に流れるため、ショーケースの後側に陳列される商品(例えば、チョコレート等)が廃熱で軟化する等の問題があった。そこで、この商品の軟化対策用にショーケースの前後方向を180度動かして配置する対応が必要となるが、店舗内の電源コンセント位置が最初のレイアウトでショーケースの左側に決まってしまうため、この最初の店舗レイアウト時に電源コンセントを右側にも付けておかないと、従来のショーケースでは電源コードの差し込みがうまくいかないという問題があった。 【0006】本発明は、上記の点に鑑み創案されたもので、その目的とするところは、電源コードの引き出し方向を現場で簡単に変更できるようにすることにより、レイアウトの変更に柔軟に対応でき、例えば、廃熱方向を変えるのにショーケースの前後方向を180度動かしても、左側に電源コードが引き出せるようにした冷凍機内蔵型ショーケースを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明においては、断熱箱体内に貯蔵室を形成し、該貯蔵室内の陳列商品を保冷すると共に、本体の一側に電源接続用の電源コードが引き出されている冷凍機内蔵型ショーケースにおいて、前記電源コードを、設置現場等で、本体の一側から他側に、あるいは他側から一側に、引き出し方向を変更できるようにしたことを特徴とする。この冷凍機内蔵型ショーケースとしては、上面や前面に開口を設けたものでもよく、また、この開口を扉で塞いだものでもよい。さらに、冷気も強制対流式のものや自然対流式のものいずれでもよい。また、本発明の電源コードは、本体の両側にあけられた孔に、互いに互換して着脱するカバーの一方と、該カバーの一方にあけられた孔に嵌まっているブッシングとをそれぞれ介して取り付けられることを特徴とする。そして、このカバーの他方は、盲カバーであることが好ましく、また、電源コードの本体側端末にもリセプタクル(防水コネクタ)を使用するのが好ましい。さらに、本発明においては、ショーケース床下にコーティングバンド等の係止具を設け、ここに前記電源コードを束縛して、少なくとも電源コードの本体側端末であるリセプタクルと本体配線先端のソケットの接続部がケース架台の底や店舗床に付かないようにするのが、安全性と作業の簡便性の上から一層好ましい。 【0008】本発明は、上記構成を採用したことにより、電源コードの引き出し方向を、設置現場等で、簡単に変更することができるので、レイアウトの変更に柔軟に対応することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の冷凍機内蔵型ショーケースの斜視図、図2は同じく背面図、図3は同じく背面機械室カバーを取り外した状態を示す背面図、図4は電源コードが左側壁から引き出される場合の、左側壁と、カバーと、ブッシングの関係を示す斜視図、図5は電源コードが左側壁から引き出される場合の、右側壁と、盲カバーの関係を示す斜視図である。なお、これらの図において、図6の従来のショーケースと同一部材には同符号を付し、説明は省略する。 【0010】まず、図1乃至図3に示すように、冷凍機内蔵型ショーケース1の一側(左側)からは、電源接続用の電源コード2が引き出されている。電源コード2の先端には、例えば図示しない天井のコンセントに挿着可能なプラグ3,4がそれぞれ設けられている。また、電源コード2の本体32側端末は、図3に示すように、リセプタクル(防水コネクタ)5が使用されていて、本体32配線先端のソケット(防水コネクタ)6と係合できるようになっている。この本体内に引き込まれた電源コード2は、貯蔵室を支えるケース架台の底や店舗の床などに溜まっているドレン水等を避けるため、ショーケース床下にコーティングバンド等の係止具14を少なくともショーケース長手方向左右2箇所に位置するように複数設け、ここに電源コード2を束縛してショーケース床下の上方を通し、少なくとも電源コード2のリセプタクル5と本体配線先端のソケット6の接続部がケース架台の底や店舗床に付かないように宙に浮かし、これにより、ショーケースの安全性及び作業の簡便性を図っている。 【0011】本体両側の側壁39,39aの下部には、図4及び図5に示すように、電源コード2のプラグ3,4が通過可能な同じ大きさの角孔7,8(破線)があけられていて、電源コード2を通す側壁39には、鍵穴状の孔9aがあけられた電源コードを通す孔を有するカバー9と、前記鍵穴状の孔9aに嵌着されその内側に電源コード2を挟持するブッシング10が取り付けられている。一方、電源コード2を通さない側の側壁39aの下部には、盲カバー(電源コードを通す孔を有しないカバー)11がネジによって取り付けられている。これら、電源コードを通す孔を有するカバー9と電源コードを通す孔を有しない盲カバー11とは、互換性があり、両側壁39,39aに交換取付けが可能である。 【0012】次に、図2及び図3に基づいて、電源コード2の引き出し方向を変更する作業手順について説明する。 a.ショーケース1の背面側下方両端のユリアねじ12,12を外し、背面機械室カバー13を取り外す。 b.ショーケース1の電源コード2の引き出し方向が決まったら、決まった側の側壁39下部に電源コードを通す孔9aを有するカバー9を持ってくる。 c.側壁39下部の角孔7より電源コード2の本体側端末(リセプタクル5)を引き入れる。 d.同時に、カバー9の電源コードを通す孔9aにブッシング10を介して電源コード2を挿通挟持し、カバー9をタッピングねじで側壁39に固定する。 e.ソケット6はショーケース1背面下部中央に位置しているので、引き出して電源コード2のリセプタクル5と嵌合させる。 f.ショーケースの床部に付いている係止具(コーティングバンド)14で電源コード2を縛る。 g.電源コード2の安全状況を確認したら、背面機械室カバー13をユリアねじ12,12で固定し、作業を完了する。 このような作業により、電源コード2の引き出し方向を、設置現場で、簡単に変更することができる。 【0013】なお、図3ではソケット6が本体32の正面から見て左側に向いているが、配線の引き出しなので、右側に電源コード2の引き出し方向が変わっても、柔軟に順応して右側に向くことができ、引き込み電源コード2は引き出し方向に関係なく同じ長さのものが採用できる。また、新規にこのショーケースを設置する場合は、電源コードはショーケース内部に収納された状態で運搬され供給される。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷凍機内蔵型ショーケースによれば、次のような効果を奏する。 (1)電源コードの引き出し方向を、設置現場等で、簡単に変更できるようにすることにより、レイアウトの変更に柔軟に対応することができる。 (2)ショーケースの周囲に、廃熱により軟化しやすい商品が置かれても、廃熱方向を(ショーケースを前後方向180度)変えて設置し、軟化しやすい商品に影響を与えないようにすることができる。 (3)ショーケースの両側壁下部には、電源コードのプラグを通せる大きさの孔を左右双方にあけ、左右互換性のある着脱容易な、電源コードをブッシングを介して通す孔を有するカバーと、盲カバー(電源コードを通す孔がないカバー)とを必要に応じて、左右付け替えできるようにすることで、電源コードの引き出し方向を最小部品で簡単に変更できるようになった。 (4)電源コードの本体側端末にもリセクタプル(防水コネクタ)を使用し、本体のソケット(防水コネクタ)と簡単に着脱することができるようにしたので、電源コードの引き出し方向の変更が更に楽になった。 (5)ショーケース床下にコーティングバンド等の係止具を設け、ここに電源コードを束縛して、少なくとも電源コードの本体側端末と本体配線先端のソケットの接続部がケース架台の底や店舗床に付かないようにしたので、ショーケースの安全性と作業の簡便性が一層高まる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000213493 【氏名又は名称】中野冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月12日(1998.8.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088720 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 眞一
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| 【公開番号】 |
特開2000−51018(P2000−51018A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月22日(2000.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願平10−228374 |
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