| 【発明の名称】 |
乳幼児用サークル |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 利生
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| 【要約】 |
【課題】サークル自体が堅牢で、かつ衝突したり、強く接触しても当たりが柔かく、乳幼児の痛みを軽減することができ、しかも緩衝シートの破損、汚損時に交換、洗濯ができ、また檻の感じがなく、見栄えが良くなるようにする。
【解決手段】剛性サークル体1の少なくとも内側に緩衝シート2を着脱自在に取付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 剛性サークル体の少なくとも内側に緩衝シートが着脱自在に取付けられたことを特徴とする乳幼児用サークル。 【請求項2】 緩衝シートがシート状のクッション材の表裏面に布状体を固着してなることを特徴とする請求項1の乳幼児用サークル。 【請求項3】 剛性サークル体が複数のサークルセグメントを接続してなり、前記サークルセグメントに袋状の緩衝シートが被装されたことを特徴とする請求項1の乳幼児用サークル。 【請求項4】 袋状の緩衝シートの開口部が開閉具により開閉自在に形成されたことを特徴とする請求項3の乳幼児用サークル。 【請求項5】 緩衝シートにポケットが形成されたことを特徴とする請求項1または3の乳幼児用サークル。 【請求項6】 複数のサークルセグメントが着脱自在に接続されたことを特徴とする請求項3の乳幼児用サークル。 【請求項7】 複数のサークルセグメントが水平回動自在に接続されたことを特徴とする請求項3の乳幼児用サークル。 【請求項8】 各サークルセグメントの両側が丸棒で形成され、各袋状の緩衝シートの両側縁に切除部が形成され、隣接するサークルセグメントの前記丸棒同士が前記切除部から入れた「3」の字状のジョイント具で水平回動かつ着脱自在に接続されたことを特徴とする請求項3の乳幼児用サークル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は保育所のような子供用施設や家庭等で利用され、乳幼児を囲っておくサークルに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の乳幼児用サークルは鉄パイプ、木等で形成された、いわゆる剛性サークルであり、しかも柵状に形成されている。 【0003】このため乳幼児がサークルに強く接触すると、痛みを感じ、また檻の外観を有し、見栄えが良くない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明のうち請求項1の発明は堅牢で、かつ衝突したり、強く接触しても柔らかく、乳幼児の苦痛を軽減することができ、しかも緩衝シートの破損、汚損時に交換、洗濯ができ、また檻の感じがなく、見栄えが良くなるようにすることを課題とする。 【0005】請求項2の発明は請求項1の発明の課題に加えてクッション材自体を保護し、しかも布状体に所望の意匠を施すことができ、より見栄えを良くすることができるようにすることを課題とする。 【0006】請求項3の発明は請求項1の発明の課題に加えてサークル体のほぼ全体を確実にカバーし、保護効果を大きくし、しかも緩衝シートを容易かつ迅速に着脱できるようにして取扱者の負担を軽減させるようにするとともに頻繁に洗濯でき、またサークル体の内側のみならず外側の見栄えもよく、全体として美麗にすることができるようにする。 【0007】請求項4の発明は請求項3の発明の課題に加えて袋状の緩衝シートの被装時に開口部を閉じ、乳幼児が袋状の緩衝シート内に手を差し入れたり、緩衝シートが容易に取外れることのないようにすることを課題とする。 【0008】請求項5の発明は請求項1または3の発明の課題に加えてタオル等の小間物を常時、身近に具備できるようにすることを課題とする。 【0009】請求項6の発明は請求項3の発明の課題に加えて分解・組立を可能にして不使用時の保管をしやすくすることを課題とする。 【0010】請求項7または8の発明は請求項3の発明の課題に加えて折りたたんで収納でき、しかも各サークルセグメントを所望の角度に接続して多種の形のサークルにすることができるようにすることを課題とする。しかも請求項8の発明は極めて容易かつ迅速に組立・分解をすることができるようにすることを課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の発明は剛性サークル体の少なくとも内側に緩衝シートが着脱自在に取付けられたことを特徴とする。 【0012】ここで剛性サークル体は例えば、金属、木、硬質プラスチックのように剛性に富み、取扱者や乳幼児が力を加えても変形しにくく、破損に耐えうる囲いを意味する。 【0013】前記のように構成すると、サークル体自体は基本的に堅牢であり、しかも少なくとも内側に緩衝シートを有するので、当たりが柔らかく、サークル内の乳幼児が強く接触しても彼等の苦痛を軽減することができ、しかも緩衝シートが破損、汚損した場合には交換、洗濯をすれば済み、またシートに囲まれるため檻の感じがなく、見栄えが良くなる。 【0014】請求項1の発明において緩衝シートは強い接触や衝突に対し、乳幼児の痛みを柔らげるシートであればよく、その構成をこれ以上限定するものではないが、請求項2の発明のように緩衝シートがシート状のクッション材の表裏面に布状体を固着してなることが好ましい。 【0015】このようにすれば布状体によりクッション材自体を保護し、しかも布状体に色彩、図形、模様等、所望の意匠を簡単に施すことができ、より見栄えが良好となる。 【0016】また請求項1の発明では剛性サークル体が一体のものであるか否かを限定するものではなく、また緩衝シートが剛性サークル体の少なくとも内側に取付けられていればよいが、請求項3の発明のように剛性サークル体が複数のサークルセグメントを接続してなり、前記サークルセグメントに袋状の緩衝シートが被装されることが好ましい。 【0017】このようにすればサークルセグメントの内側のみならず、ほぼ全体が被装されて剛性サークル体を確実にカバーすることができ、保護効果が大きく、しかも緩衝シートが1枚の布の場合にはその周縁をサークルセグメントに取付けたり、取外したりするのに手間がかかるが、緩衝シートが袋状なのでサークルセグメントに被せればよく、容易かつ迅速に着脱することができる。 【0018】また請求項3の発明においては緩衝シートの開口部を閉止せず、開口状態のままであってもよいが、請求項4の発明のように袋状の緩衝シートの開口部が開閉具により開閉自在に形成されることが好ましい。 【0019】このようにすれば乳幼児が開口部より手を差し入れて剛性サークル体に直接触れることがなく、またサークルの使用時に緩衝シートが容易に外れるおそれがないものである。 【0020】請求項1または3の発明では緩衝シートにおけるポケットの有無を限定するものではないが、請求項5の発明のように緩衝シートにポケットが形成されることが好ましい。 【0021】乳幼児にはタオル等の小間物を緊急に必要とすることがしばしばあり、前記のようにポケットを設ければ、これらの小間物を瞬時かつ容易に取り出すことができ便利である。 【0022】請求項3の発明では複数のサークルセグメントが固定的に接続されていてもよく、固定的か否かを限定するものではないが、請求項6の発明のように複数のサークルセグメントが着脱自在に接続されることが好ましい。 【0023】このようにすればサークルセグメントを分解して重ね、不使用時には大きい場所をとらずに保管することができる。 【0024】請求項3の発明では複数のサークルセグメントの接続角度を自由に選択できるか否かを限定するものではないが、請求項7または8の発明のように複数のサークルセグメントが水平回動自在に接続されること、または各サークルセグメントの両側が丸棒で形成され、各袋状の緩衝シートの両側縁に切除部が形成され、隣接するサークルセグメントの前記丸棒同士が前記切除部から入れた「3」の字状のジョイント具で水平回動かつ着脱自在に接続されることが好ましい。 【0025】このようにすれば剛性サークル体を折りたたんで収納でき、しかも各サークルセグメントを直角、120度等所望の角度で接続することにより四角形、六角形等所望形状のサークルにすることができる。 【0026】しかも請求項8の発明では各サークルセグメントに袋状の緩衝シートを被せれば切除部から側部の丸棒の一部が覗かれ、切除部から「3」の字状のジョイント具を入れて隣接する丸棒同士に当て、前記ジョイント具を強く押し込めば前記ジョイント具がやや拡開した後、両方の丸棒に添接して閉じ方向に作用し、極めて容易かつ迅速に接続することができ、逆に極めて容易かつ迅速に取外して剛性サークル体を分解することができる。 【0027】 【発明の実施の形態】図1〜6は本発明の第1の実施の形態を示すものであり、鉄製の丸棒、具体的には丸パイプで形成した複数のサークルセグメント10、10、10・・・を接続して剛性サークル体1を形成する。各サークルセグメント10は、コ字状に折り曲げて丸棒の上端部および両側部を形成し、下方に丸棒10cを水平に掛設して枠10′を形成し、上下左右の丸棒10a、10c、10b、10b内に柵棒10d、10d・・を間隔をおいて立設して柵状に形成し、両側の丸棒10b、10bの下端にプラスチック製の接地脚片10eを密嵌してなる。 【0028】剛性サークル体1を構成する各サークルセグメント10に袋状の緩衝シート2を被装する。この緩衝シート2は1校のものを剛性サークル体1の内側に着脱自在に取付けてもよく、少なくとも剛性サークル体1の内側に着脱自在に取付ければよいが、好ましくは前記実施の形態のように袋状にして被装する。このようにすれば丸棒10b、10bの下端を除くサークルセグメント10のすべてを極めて容易かつ迅速に覆うことができる。 【0029】緩衝シート2は図6で示すようにシート状のクッション材20の表裏面に布状体21、21′を固着してなるものであり、ここで布状体21、21′は天然繊維、化学繊維、これらの混合繊維よりなる布、ビニール等のプラスチックフィルム等、各種の布状物を意味し、この実施の形態における布状体21、21′は前記混合繊維よりなる布であり、またクッション材20はウレタンフォームである。このクッション材20には他にも包装材料として知られているバブルドシートや綿等、当たりが柔かく、緩衝作用を生じるものであればよいが、ウレタンフォームに混合繊維の布を貼着したものが、容易に洗濯でき、しかも容易かつ安価に大量生産でき、好ましい。 【0030】また複数の袋状の緩衝シート2のいくつかには図1、3で示すようにポケット4を形成し、各袋状の緩衝シート2下縁の開口部22に開閉具3、具体的にはホックを取付け、開口部22を開閉自在に形成する。開閉具3は面ファスナー、紐、スライドファスナー、ボタン等、開口部22を開閉できるものであればよい。 【0031】さらにこの実施の形態における緩衝シート2の両側縁の上下2ヶ所を間隔をおいてそれぞれコ字状に切除して切除部23を形成する。なお図5の破線で示すように切除部23の内方にホック等の開閉具6を取付ければ、乳幼児が使用時に切除部23より指をつっこんだりすることがなく、好ましい。 【0032】次に本実施の形態を組立てるには、各サークルセグメント10の上方より袋状の緩衝シート2を被せ、開閉具3を凹凸嵌合して開口部22を閉止する。このとき左右の丸棒10b、10bの各下端を表出させ、また各切除部23より各丸棒10bの一部が外部より視認される。続いて緩衝シート2付きの各サークルセグメント10を並べ、プラスチック、具体的には弾性を有するナイロンで形成された図1、2、4、5で示す「3」の字状のジョイント具5を各切除部23より入れ、隣接する丸棒10b、10bに押し込めば、ジョイント具5の両端が弾性に抗して一旦、拡開した後、図5で示すように復元して各丸棒10bに添接し、各サークルセグメント10は水平回動自在に接続される。しかる後開閉具6を破線図示のように凹凸嵌合する。なお前記のように緩衝シート2の被装後、ジョイント具5を取付けるので、ジョイント具5を外さない限り、袋状の緩衝シート2の側縁はジョイント具5に引っかかって外れることはない。 【0033】各サークルセグメント10は上記のように水平回動自在に接続されるので、隣接するサークルセグメント10、10を直角、120度等、所望の角度にして四角、六角等、各種の形状のサークルを形成する。 【0034】図7、8は第2の実施の形態を示すものであり、基本的に第1の実施の形態と同一であり、共通部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略し、差異点のみを説明する。この第2の実施の形態では第1の実施の形態におけるサークルセグメント10の柵棒10dを使用せず、上下左右の丸棒10a、10b、10b、10cつまり枠内に合板11を入れ、これを前記枠より突設した突片12を介してリベット13止めしたものであり、また開口部22の開閉具3をスライドファスナーとするものである。 【0035】次に第1および第2の実施の形態による使用法および作用を説明すれば、サークル内の乳幼児がサークルに衝突したり、強く接触しても緩衝シート2により、当該衝突力、接触力は緩められる。またタオル等の小間物が必要の際はポケット4より取出して使用する。さらに乳幼児がサークル上縁につかまり、涎や鼻水等をたらす等、緩衝シート2が汚損された場合には、各「3」の字状のジョイント具5の両端を開いて外し、開閉具3、6を開いて袋状の緩衝シート2を取外し、洗濯したり、交換すればよい。 【0036】また保管をする場合にはサークルセグメント10を水平回動して折りたたんでも、或いは前記ジョイント具5を外し、サークルセグメント10、10・・・を重ねてもよい。 【0037】 【発明の効果】本発明のうち請求項1の発明によれば、サークル自体が堅牢で、かつ衝突したり、強く接触しても柔らかく、乳幼児の苦痛は軽減され、しかも緩衝シートの破損、汚損時に交換、洗濯ができ、また檻の感じがなく、見栄えが良い。 【0038】本発明のうち請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えてクッション材自体を保護し、布状体に所望の意匠を施すことができ、より見栄えを良くすることができる。 【0039】本発明のうち請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えてサークル体のほぼ全体を確実にカバーでき、保護効果が大きく、しかも緩衝シートを容易かつ迅速に着脱でき、取扱者の負担を軽減させることができるとともに頻繁に洗濯でき、またサークル体の内側のみならず外側の見栄えもよく、全体として美麗にすることができる。 【0040】本発明のうち請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて袋状の緩衝シートの被装時に開口部を閉じることができ、乳幼児が袋状の緩衝シート内に手を差し入れたり、緩衝シートが容易に取外れたりすることのないようにすることができる。 【0041】本発明のうち請求項5の発明によれば、請求項1または3の発明の効果に加えてタオル等の小間物を常時、身近に具備することができる。 【0042】本発明のうち請求項6の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて分解・組立が可能になり、不使用時の保管がしやすくなる。 【0043】本発明のうち請求項7または8の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて折りたたんで収納でき、しかも各サークルセグメントを所望の角度に接続して多種の形のサークルにすることができる。しかも請求項8の発明によれば、極めて容易かつ迅速に組立・分解をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591060625 【氏名又は名称】マスセット株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月25日(1998.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073081 【弁理士】 【氏名又は名称】菊池 敏夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−60689(P2000−60689A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−279269 |
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