| 【発明の名称】 |
縁 台 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉本 可六
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| 【要約】 |
【課題】縁台を設置した際に外観に釘・ネジなどの留め具が見えることを少なくし、デザイン性及び安全性を向上させながらも、縁台としての強度性に富み、しかも組み立てが簡単で早く行える縁台を提供する。
【解決手段】座部1と脚部2とを具えて成り、このうち前記座部1は根太13とこれに支承される座板10とを具え、且つこの座板10は奥行き方向端部が前記根太13に嵌まり、釘・ネジなどの留め具を使用しない状態で組み付けられていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座部と脚部とを具えて成り、このうち前記座部は根太とこれに支承される座板とを具え、且つこの座板は奥行き方向端部が前記根太に嵌まり、釘・ネジなどの留め具を使用しない状態で組み付けられていることを特徴とする縁台。 【請求項2】 前記座板は、複数枚の座板単材から成り、奥行き方向の中間部位下面において長手方向に連結桟が張り渡して設けられ、前記座板単材が連結されていることを特徴とする請求項1記載の縁台。 【請求項3】 前記座板の左右端部と、前記根太の左右端部を連結する端部連結材との間には、座板の左右端部方向への延び許容スペースを有していることを特徴とする請求項1または2記載の縁台。 【請求項4】 前記座部における根太と、前記脚部における脚とは、ボルト結合され、且つ少なくとも前面側に位置する脚は、根太の内面側に添わされた状態でボルトが差し込まれ、ボルトの先端は根太の前面に突出していない状態でネジ止めされていることを特徴とする請求項1、2または3記載の縁台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は釘・ネジなどの留め具が目視されることが少なくなるように構成した縁台に関する発明である。 【0002】 【発明の背景】従来の縁台は、数本の水平に張り渡した根太の上面に、例えば座板を構成する複数枚の短冊状の座板単材を載置し、これらを上方から釘で前記根太へ打ち付けて構成されている。 【0003】しかし、このような製造手法は、釘の頭が上面に出て見えるため、デザイン上好ましくなく、また使用状況によっては、釘ががたつきなどにより飛び出てきて例えばそれを知らずに座った者が怪我をするような危惧もあった。 【0004】 【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景からなされたものであって、縁台を設置した際に外観に釘・ネジなどの留め具が見えることを少なくし、デザイン性及び安全性を向上させながらも、縁台としての強度性に富み、しかも組み立てが簡単で早く行える新規な縁台の開発を試みたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の縁台は、座部と脚部とを具えて成り、このうち前記座部は根太とこれに支承される座板とを具え、且つこの座板は奥行き方向端部が前記根太に嵌まり、釘・ネジなどの留め具を使用しない状態で組み付けられていることを特徴として成るものである。 【0006】また請求項2記載の縁台は、前記要件に加え、前記座板は、複数枚の座板単材から成り、奥行き方向の中間部位下面において長手方向に連結桟が張り渡して設けられ、前記座板単材が連結されていることを特徴として成るものである。 【0007】更にまた請求項3記載の縁台は、前記要件に加え、前記座板の左右端部と、前記根太の左右端部を連結する端部連結材との間には、座板の左右端部方向への延び許容スペースを有していることを特徴として成るものである。 【0008】更にまた請求項4記載の縁台は、前記要件に加え、前記座部における根太と、前記脚部における脚とは、ボルト結合され、且つ少なくとも前面側に位置する脚は、根太の内面側に添わされた状態でボルトが差し込まれ、ボルトの先端は根太の前面に突出していない状態でネジ止めされていることを特徴として成るものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の縁台を図示の実施の形態に基づき説明する。図中符号Aに示すものが本発明の縁台であり、このものは座部1と脚部2とにより構成される。 【0010】座部1について説明する。座部1は、座板10と、これを支承する前後二本の根太13と、この根太13の左右端部で根太13を連結する端部連結材16とから成る。 【0011】座板10は図4(a)の底面図に示されるように、例えば数枚の比較的長尺の座板単材11と、余ったスペースを埋める短冊状の座板単材11とが、その長手方向の辺を隣接させて敷き並べられるようにして組み合わされて構成されたものである。因みに前記複数枚の比較的長尺の座板単材11の上面には、図1等に示されるように、短冊状の単材に分割されているよう見えるように、複数本の分割溝が形成されている。なお座板10はその他一枚板で実施してもよいし、逆に短冊状の座板単材のみで形成するようにしてもよく、更に上面には種々の彫物を施すようにしてもよい。また座板単材11の前後端にはほぞ11aが形成されており、この前後のほぞ11aが図2(b)に示すように、角材状の前後の根太13の内面の支承溝13aに、嵌挿され支承されている。 【0012】根太13は前方の根太13と後方の根太13とから成り、それぞれの根太13には脚部2を取り付けるための脚取付ネジ孔13bが左右端側に二個づつ穿孔されている。根太13の脚取付ネジ孔13bの外面側には大径孔の台座面が形成されており、ボルト17の頭は埋設し、根太13の外面はフラット面となっている。 【0013】また図1(b)等に示されるように、根太13の内面側には、これら脚取付ネジ孔13bを左右から挟むように、脚部2の脚20を支持するための挾持板14が、ネジにより止められるなどして設けられる。更に図1(b)に示されるように、根太13の前記脚取付ネジ孔13bの内面であって支承溝13aの下方には、座板単材11を前記支承溝13aとともに支承するための支承杆15が、ネジ止め等により取り付けられる。もちろんこの支承杆15は、前記支承溝13aの深さが充分に深く、座板単材11が外れる心配がない場合には、設ける必要がない。 【0014】また根太13の左右端には、前方の根太13と後方の根太13とを連結する端部連結材16が木ネジ18で取り付けられている。そして本発明の一つの特徴として、この端部連結材16と、前記座板10の左右端部との間には、座板10の左右方向への延びを許容するための、延び許容スペースGを有している。 【0015】脚部2について説明する。図1(b)等に示されるように、脚部2は、座部1に取り付けられる脚20と、前後の脚20を連結する桟21とから成る。脚20は角柱状のものであり、上部に前記根太13と連結するための脚取付ネジ孔20aが穿孔されている。またこの脚20の中間高さよりやや下方寄りに桟21が取り付けられ、縁台Aの左右端部のそれぞれ前後の脚20が連結されている。脚20は、前記根太13の内面側の脚取付ネジ孔13bに、脚20の脚取付ネジ孔20aを一致させた状態で、ボルト17を貫通させ、ナット17Nとワッシャ17Wを用いて締結している。 【0016】なお上記実施の形態では縁台Aを、図4(a)に示されるように平面から見て直線状に形成した実施の形態を示したが、その他平面から見てV字状に形成したり、円環状や円弧状に形成して実施することも適宜可能である。 【0017】本発明の縁台Aは以上のようにして成り、これを使用した際には、外観に釘やネジ、またその他の接続金具が目立たず、とても綺麗である。また釘等が衣類に引っ掛かるようなこともない。更に雨天時や晴天時などの違いや、年月の経過等で、材料に木材を使用した場合には座板10の長尺方向(左右方向)への伸縮は比較的大きいが、延び許容スペースGによって許容され、設計寸法が狂い支承をきたすようなことがない。 【0018】また縁台Aの製作の際には、釘、ネジ類をあまり使用しないため、手早く簡単に組み立てることができるものであって、以下に組み立ての一例を説明する。 (イ)座部の製作製作にあたっては、例えば具体的には、最初に根太13に支承杆15及び挾持板14をネジ等により取り付ける。次に前方と後方の根太13を、端部連結材16でまず左右いずれかの端部のみを木ネジ18により取り付ける。そして次に座板単材を連結桟12により連結し、根太13の支承溝13aに前記端部連結材16が取り付けられていない端部側から嵌挿する。この際支承溝13a内には、適宜接着剤を注入しておくことも可能である。なお支承溝13aに座板単材を嵌挿した後に連結桟12により連結するようにしてもよい。すべての座板単材が支承溝13aに嵌挿されたら、残り端部側も端部連結材16で閉鎖する。 【0019】(ロ)脚部の製作以上のように製作された座部1に対し、脚部2を組み付ける。まず脚20を根太13の内面側の挾持板14の間に添わせ、根太13と脚20の脚取付ネジ孔13b、20aとを一致させた状態で、ボルト17を根太13の外面側から差し込み、脚20の内面側からナットで締結して固定する。 【0020】 【発明の効果】請求項1記載の縁台によれば、座板10の奥行き方向端部が前記根太13に嵌まり、釘・ネジなどの留め具を使用しない状態で組み付けられているため、外観に釘類が見えず綺麗である。また座板10の取り付けが簡単であり、製作スピードが速くなる。更に座板上面に釘類が出ないため、飛び出した釘の頭により、怪我をしたり、また衣類が引っ掛かるような危惧もない。 【0021】請求項2記載の縁台によれば、座板10は、複数枚の座板単材11から成り、下面によって連結桟12により座板単材11が連結されているため、座板単材11が個別に動くことが規制されるとともに、上方からの荷重に対し、強度性が増す。また組み付け時等の座板10の取り扱いも楽である【0022】請求項3記載の縁台によれば、座板10の左右端部と、前記根太13の左右端部を連結する端部連結材16との間には、延び許容スペースGを有しているため、例えば雨に濡れた際などに座板10の長手方向への延びが許容される。 【0023】請求項4記載の縁台によれば、前方の脚20の根太13への取り付けにあたっては、脚20を根太13の内面側に添わした状態でボルト17がねじ込まれ、ボルト17の先端は根太13の前面に突出していない状態でネジ止めされているため、正面側から見た際、根太13の前面に釘・ネジ、その他取付金具類が見えず、綺麗な外観が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597082946 【氏名又は名称】有限会社静岡木工
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| 【出願日】 |
平成11年3月9日(1999.3.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086438 【弁理士】 【氏名又は名称】東山 喬彦
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| 【公開番号】 |
特開2000−253954(P2000−253954A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月19日(2000.9.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−61434 |
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