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【発明の名称】 リア・シート・フレーム
【発明者】 【氏名】遠藤 紀雄

【氏名】塚田 充

【要約】 【課題】U字ワイヤ・フックが細いワイヤを用いても無理にボルト締めされる際や無理な力がリア・シートにかかる際にそのワイヤ・フックに広がり変形を回避できてそのボルトにそのワイヤ・フックを抜け止め可能で加えて据付け作業を簡単にでき、そして、ボディ・フロアにそのリア・シートを強固に据え付け可能にする。

【解決手段】フレーム本体11が、U字ワイヤ・フック16を備え、そして、そのワイヤ・フック16が、それのストレート・ワイヤ部分18のU字曲り側を山押し19に曲げ、そして、その山押し曲り19でそのストレート・ワイヤ部分18,18間を狭めてU字曲り部分17にボルト・スペース20を決める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フレーム本体が、U字ワイヤ・フックを備え、そして、そのワイヤ・フックが、それのストレート・ワイヤ部分のU字曲り側を山押しに曲げ、そして、その山押し曲りでそのストレート・ワイヤ部分間を狭めてU字曲り部分にボルト・スペースを決めるところのリア・シート・フレーム。
【請求項2】 フレーム本体が、U字ワイヤ・フックを備え、そして、そのワイヤ・フレームが、それの両ストレート・ワイヤ部分の一方のU字曲り側を山押しに曲げ、そして、その山押し曲りでそのストレート・ワイヤ部分間を狭めてU字曲り部分にボルト・スペースを決めるところのリア・シート・フレーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、自動車のリア・シートに使用されるリア・シート・フレームに関する。
【0002】
【背景技術】通常、自動車のリア・シートは、シート・フレームに複数のU字ワイヤ・フックを備え、そして、ボルトでそのワイヤ・フックをボディ・フロアに止めて据え付けられる。そのU字ワイヤ・フックが無理にボルト締めされたり、また、無理な力がリア・シートにかかる際、そのU字ワイヤ・フックはそれの両ストレート・ワイヤ部分に広がり変形を生じてそのボルトから抜ける恐れがあった。したがって、そのU字ワイヤ・フックはある程度の太いワイヤが必要で、それに伴って軽量化や据付け作業に悪影響を及ぼしている。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、U字ワイヤ・フックが細いワイヤを用いても無理にボルト締めされる際や無理な力がリア・シートにかかる際にそのワイヤ・フックに広がり変形を回避できてそのボルトにそのワイヤ・フックを抜け止め可能で加えて据付け作業を簡単にでき、そして、ボディ・フロアにそのリア・シートを強固に据え付け可能にするところのリア・シート・フレームの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、フレーム本体がU字ワイヤ・フックを備え、そして、そのワイヤ・フックがそれのストレート・ワイヤ部分のU字曲り側を山押しに曲げ、そして、その山押し曲げでそのストレート・ワイヤ部分間を狭め、そして、ボルトのヘッドで挟み付けられるワッシャの当り面積をふやし、また、そのボルトを位置決め可能にする。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のリア・シート・フレームを説明するに、図1ないし図3は、乗用車のリア・シートにおいてリア・シート・クッションに適用されるところのこの発明のリア・シート・フレームの具体例10を示し、そして、そのリア・シート・フレーム10、すなわち、リア・シート・クッション・フレーム10では、フレーム本体11が、ワイヤからフレーム・フロント12、フレームリア13、および左右のフレーム・サイド14,14に折り曲げられてそのフレーム・フロント12に左右のU字ワイヤ・フック16,16を、そのフレーム・リア13にU字ワイヤ・フック16をそれぞれ溶接し、そして、パットに一体発泡され、また、そのワイヤ・フック16,16,16が、それの両ストレート・ワイヤ部分18,18の一方18のU字曲り側を山押し19に曲げ、そして、その山押し曲り19でそのストレート・ワイヤ部分18,18間を狭めてU字曲り部分17にボルト・スペース20を決める。
【0006】また、このリア・シート・クッション・フレーム10において、15,15,15は縦つなぎワイヤである。
【0007】したがって、そのワイヤ・フック16,16,16は、その山押し曲り19でそのストレート・ワイヤ部分18,18のそのU字曲り側間を狭められ、そして、ボルト30のヘッド31で挟み付けられるワッシャ32の当り面積がふやされるので、そのワイヤ・フック16,16,16がそのボルト30でその乗用車のボディ・フロアに無理に締め付けられる際や無理な力がそのリア・シート、すなわち、そのリア・シート・クッションにかかる際にそのワイヤ・フック16,16,16はそのストレート・ワイヤ部分18,18を互いに離反される広がり変形を回避されてそのボルト30に確実に抜け止めされる。そのようにして、そのワイヤ・フック16,16,16はそのリア・シート・クッションをその乗用車のそのボディ・フロアに強固に据え付ける。また、そのワイヤ・フック16,16,16では、ボルト穴としてのそのボルト・スペース20がその山押し曲り19でそのU字曲り部分17に決められるので、そのボルト30が容易に位置決めできて据付け作業が簡単になる。さらに、そのワイヤ・フック16,16は細いワイヤを用いてもその広がり変形が阻止され、軽量化が図られ、そして、据付け作業性が向上される。
【0008】また、そのワイヤ・フック16は、そのリア・シートのリア・シート・バックに適用可能である。
【0009】先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0010】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明のリア・シート・フレームは、フレーム本体が、U字ワイヤ・フックを備え、そして、そのワイヤ・フックが、それのストレート・ワイヤ部分のU字曲り側を山押しに曲げ、そして、その山押し曲りでそのストレート・ワイヤ部分間を狭めてU字曲り部分にボルト・スペースを決めるので、この発明のリア・シート・フレームでは、そのワイヤ・フックがボルトのヘッドで挟み付けられるワッシャの当り面積をふやされてそのワイヤ・フックがそのボルトで自動車のボディ・フロアに無理に締め付けられる際や無理な力がリア・シートにかかる際にそのワイヤ・フックがそのストレート・ワイヤ部分を互いに離反させる広がり変形を回避されてそのボルトに確実に抜け止めされ、そして、リア・シートがその自動車のそのボディ・フロアに強固に据え付けられ、また、そのワイヤ・フックはその山押し曲りでそのU字曲り部分にそのボルト・スペースを決められてそのボルトが容易に位置決めできて据付け作業が簡単になり、さらに、そのワイヤ・フックは細いワイヤを用いてもその広がり変形が阻止され、軽量化が図られ、そして、据付け作業性が向上され、その結果、自動車のリア・シートにとって非常に有用で実用的である。
【出願人】 【識別番号】000133098
【氏名又は名称】株式会社タチエス
【出願日】 平成11年2月26日(1999.2.26)
【代理人】 【識別番号】100074321
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 治彌
【公開番号】 特開2000−245564(P2000−245564A)
【公開日】 平成12年9月12日(2000.9.12)
【出願番号】 特願平11−51778