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【発明の名称】 車両用シ―ト
【発明者】 【氏名】中 野 伸 行

【氏名】斎 藤 正 次

【要約】 【課題】シートバックの前後傾動に応じてシートクッションをスイング動作させる。尻すべりを防止し、ヒップアングルを拡大する。

【解決手段】ベースフレーム12のサイドフレーム29に上端側に前下がりの円弧状案内溝31を形成したガイドブラケット30を固着する。シートクッションフレーム41の後端側下端に前後方向に延長する係合溝42を有する支持ブラケット43を配設し、その係合溝42に枢支ピン44を係合させる。シートバック14に形成したアームブラケット32と枢支ピン44との間に逆J字状の連結リンク46を枢支し、連結リンク46の中央部に円弧状案内溝31に係合する係合ピン47を配設する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脚台上に支持されるベースフレームと、該ベースフレーム上に支持されるシートクッションと、前記ベースフレーム上で前記シートクッションの後端側に立設され、シートの前後方向に傾動可能に支軸により支持されるシートバックとを備える車両用シートにおいて、前記シートバックにアームブラケットを固着し、前記シートクッションの後端側下部に前後方向に延長する長孔を有する支持ブラケットを設け、該支持ブラケットの長溝に摺動自在に係合された枢支軸と前記アームブラケットの先端との間を連結リンクで連結し、該連結リンクの中間部を前記ベースフレームに固定されたガイドブラケットで案内するようにしたことを特徴とする車両用シート。
【請求項2】 前記ガイドブラケットは前下がりの円弧状案内溝を有し、該円弧状案内溝に前記連結リンクに形成した係合ピンが係合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】 前記円弧状案内溝は、前記シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角度が半分程度となる線型特性となるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】 前記連結リンクは、枢支軸から後ろ下がりに延長する杆部とその延長端から上方に弯曲延長する弯曲部とから逆J状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用シート。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道車両等に乗物用座席として用いて好適な車両用シートに関し、更に詳細に説明すると、脚台上に支持されるベースフレームと、このベースフレーム上で略水平姿勢状態を保って支持されるシートクッションと、前記ベースフレーム上で前記シートクッションの後端側に立設され、シートの前後方向に傾動可能に支軸により支持されるシートバックとを備える車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートとしては、本出願人が先に提案した特開平9−109741号公報に記載されたものがある。この従来例には、シートバックにアームブラケットを固着し、シートクッションの後端側下部に前後方向に伸びる長穴を有する支持ブラケットを設け、前記アームブラケットの下端側に第1リンクの一端を軸支し、前記ベースフレーム側に第2のリンクを軸支し、前記第1リンクの他端及び第2リンクの他端を回動可能に軸支し、該軸支部を前記支持ブラケットの長穴に係合させることにより、シートバックの傾斜角に応じてシートクッションの傾斜角を変更するようにした車両用シートが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の車両用シートにあっては、シートバックを背面側に後傾させると、これがアームブラケット及び第1のリンクを介して第2のリンクに伝達され、この第2のリンクの回動によってシートクッションのシートバック側が下がって後傾状態となるものであるが、第2のリンクが前方に回動することにより、シートクッションの後端側が下がるので、図5に示すように、シートバックの背面側への傾斜角開始時はその傾斜角変化に対してシートクッションフレームの傾斜角変化が直線L1 及びL2 で示すように小さく、シートバックの背面側への傾斜角が大きくなるにつれてシートクッションの傾斜角変化が直線L3 〜L5で示すように順次大きくなり、シートバック傾斜角とシートクッション傾斜角とが線型特性とはならないので、シートバックを背面側に傾斜開始した時に前方に尻すべりを起こすという未解決の課題がある。
【0004】本発明の目的は、シートバックの背面側への傾動動作に連動してシートクッションを傾斜させ、その傾斜角変化特性を線型化することにより、シートバックの傾動に応じた最適なシートクッション傾斜角を得て、シートバックの前後傾動の作動角範囲において、尻すべりを確実に防止することができる車両用シートを得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両用シートは、脚台上に支持されるベースフレームと、該ベースフレーム上に支持されるシートクッションと、前記ベースフレーム上で前記シートクッションの後端側に立設され、シートの前後方向に傾動可能に支軸により支持されるシートバックとを備える車両用シートにおいて、前記シートバックにアームブラケットを固着し、前記シートクッションの後端側下部に前後方向に延長する長孔を有する支持ブラケットを設け、該支持ブラケットの長孔に摺動自在に係合された摺動軸と前記アームブラケットの先端との間を連結リンクで連結し、該連結リンクの中間部を前記ベースフレームに固定されたガイドブラケットで案内するようにしたことを特徴とする。
【0006】この請求項1に係る発明においては、シートバックの背面側への傾動に伴う連結リンクの移動をガイドブラケットで案内して規制することにより、シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角の角度変化量を均一化させて、シートバック傾斜角に最適なシートクッション傾斜角を得、着座者の前方への尻すべりを確実に防止する。
【0007】また、請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に係る発明において、前記ガイドブラケットは前下がりの円弧状案内溝を有し、該円弧状案内溝に前記連結リンクに形成した係合ピンが係合されていることを特徴とする。
【0008】この請求項2に係る発明においては、シートバックの背面側への傾動に伴う連結リンクの回動が、これに設けた係合ピンが前下がりの円弧状案内溝で案内されることにより規制され、シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角の角度変化量を均一化させて、シートバック傾斜角に最適なシートクッション傾斜角を得、着座者の前方への尻すべりを確実に防止する。
【0009】更に、請求項3に記載の車両用シートは、請求項2に係る発明において、前記円弧状案内溝は、前記シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角度が半分程度となる線型特性となるように設定されていることを特徴とする。
【0010】この請求項3に係る発明においては、シートバック傾斜角の変化に対してシートクッションの傾斜角変化が半分程度となる線型特性となるので、シートバック傾斜角変化量に対する変化量を確実に均一化させることができる。
【0011】尚更に、請求項4に記載の車両用シートは、請求項1乃至請求項3の何れかに係る発明において、前記連結リンクは、枢支軸から後ろ下がりに延長する杆部とその延長端から上方に弯曲延長する弯曲部とから逆J状に形成されていることを特徴とする。
【0012】この請求項4に係る発明においては、連結リンクが逆J状に形成されているので、シートバックの後傾時にシートクッションフレームとの干渉を確実に防止して、シートクッションの円滑な傾動を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明に係る車両用シートの実施の形態を示すものであり、車両用シート10は、本実施の形態では、例えばベンチ型シートのような2個または3個の着座シート部を一連に並設してなる回転式のシートに適用した場合につき説明するが、本発明はこのようなシート構造には限定されないものである。
【0014】車両用シート10は、車室床面等に載置される脚台11に支持されたベースフレーム12を備え、このベースフレーム12上にシートクッション13が前後方向に摺動可能に支持されている。シートバック14の左右側部には夫々アームレスト17が取付けられている。
【0015】前記シートクッション13の下方のベースフレーム12と脚台11との間に、車両用シート10を回転調整自在に支持する図示しない回転機構が設けられ、車両用シート10全体が、この回転機構を中心として水平方向において回転調整可能で、その向きを任意の方向に変更し得るように構成されている。
【0016】前記シートバック14のバックフレーム21の側部の下部にはヒンジブラケット23が形成され、このヒンジブラケット23にリクライニング機構20の回転中心となるシートバック14側の支軸20aが固着されている。
【0017】前記バックフレーム21のヒンジブラケット23は下方に延設され、このヒンジブラケット23の下端23aにシートバック14を前後方向に傾動動作させた時の傾動位置をロックするガスまたはオイルを封入したロック用アクチュエータ25の一端25aが連結され、且つ他端25bが前記ベースフレーム12側に連結されている。
【0018】ロック用アクチュエータ25は、そのロック解除用のインナーケーブルを内装するワイヤーケーブル26が前記アームレスト17に形成されたロック解除ボタン27に連結され、このロック解除ボタン27を押圧することにより、ロック用アクチュエータ25のロック状態が解除され、押圧を解除することによりロック状態に復帰する。
【0019】また、ベースフレーム12のサイドフレーム29の内側に夫々上下方向に延長するガイドブラケット30が溶接等によって固着され、このガイドブラケット30の上端側に前下がりに例えば中央部における接線の俯角が15°程度で傾斜延長する円弧状案内溝31が穿設されている。また、前記バックフレーム21の支軸20aには、左右一対のアームブラケット32が固着されている。
【0020】一方、シートクッション13のシートクッションフレーム41の後端側下部に前後方向に伸びる係合溝42を形成する横長U字状のブラケット43が左右一対設けられ、これらブラケット43の係合溝42に枢支ピン44が係合され、この枢支ピン44の内側にローラ45が一体に形成されている。
【0021】そして、前記アームブラケット32の先端と前記枢支ピン44との間に枢支ピン44から後下方に延長する杆部46aとその延長端部から上方側に弯曲延長する弯曲部46bとで側面から見て逆J字状に形成された連結リンク46が枢着され、この連結リンク46の杆部46aの略中央部に形成された係合ピン47が前記ガイドブラケット30に形成された円弧状案内溝31に係合されている。
【0022】また、シートクッションフレーム41の左右両フレームの前端側は、夫々ベースフレーム12の前端側フレーム12fの上面に固着した摺動案内部としての左右一対のスライダー48によって前後方向に摺動自在に案内されている。このスライダー48は円弧状案内板部48aとその両側に立設された左右側板部48bとで構成され、左右側板部48bでシートクッションフレーム41の左右方向の移動を規制している。
【0023】また、シートクッションフレーム41の前端側には、ベースフレーム12の前側フレーム12fの回りを囲む側面から見てコ字状の案内ブラケット49が配設され、この案内ブラケット49によってシートクッション13の前後方向の移動位置が規制されている。更に、ベースフレーム12の前側フレーム12fとシートクッションフレーム41の後端側との間に図示しないシートクッションフレーム41の前後方向の位置をロックするガスまたはオイルを封入したロック用アクチュエータが配設されている。
【0024】このロック用アクチュエータは、そのロック解除用のインナーケーブルを内装するワイヤーケーブル52が前記アームレスト17の先端側側面に形成されたロック解除ボタン53に連結され、このロック解除ボタン53を押圧することにより、ロック用アクチュエータのロック状態が解除され、押圧を解除することによりロック状態に復帰する。尚、ベースフレーム12とシートクッションフレーム41との間には図示しないが引張りスプリングが介挿され、この引張りスプリングによってシートクッションフレーム41が後方側に付勢されている。
【0025】斯る構成によれば、図1に示す如くシートバック14が略立設したニュートラル状態にあるものとして、この状態で着座者が着座した時に、シートクッション13は、ロック用アクチュエータがロック状態にあることから、その前後位置が固定されている。この状態で、シートクッション13の前後位置を着座者の好みに合わせて調整するには、着座状態でアームレスト17に形成したロック解除ボタン53を押圧することにより、ワイヤーケーブル52を介してロック用アクチュエータのロック状態が解除される。
【0026】このため、着座者が着座状態で腰を動かすことにより、シートクッションフレーム41がスライダー48で案内され、案内ブラケット49の前後端部がベースフレーム12の前側フレーム12fに当接するまでの間で前後に移動させることができ、所望の前後位置でロック解除ボタン53の押圧を解除することにより、ロック用アクチュエータがロック状態となり、シートクッション13の前後位置が固定される。
【0027】また、図1に示すシートバック14のニュートラル状態からシートバック14を背面側に傾動させる場合には、着座状態でアームレスト17に形成されたロック解除ボタン27を押圧してアクチュエータ25のロック状態を解除してから背中でシートバック14を背面側に押すことにより、シートバック14が図2に示す如く支軸20aを支点として図示しないリターンスプリングに抗して背面側に傾動する。
【0028】この時、シートバック14の背面側への傾動により、前記アームブラケット32の下端が時計方向に回動し、連結リンク46が前方に押圧されることにより係合ピン47が前方に移動されて、円弧状案内溝31に案内されて前下方に下降することになり、これに応じて連結リンク46の先端部の枢支ピン44が下降することにより、シートクッション13の後端側を下方向に可動させる。この状態でも、前記枢支ピン44及びスライダー48でシートクッション13を案内しているので、このシートクッション13を前後方向に摺動させることができる。
【0029】ここで、シートバック14の背面側への傾斜角とシートクッション13の傾斜角との関係は、図3に示すように、シートバック14が図1に示す最前傾位置にある状態で、アームブラケット32と連結リンク46との枢支点a1 が最右端位置にあり、この状態で、係合ピン47の中心点b1 が円弧状案内溝31の後端側にあり、枢支ピン44の中心点c1 は後上端位置にあって、シートクッションフレーム41が図1に示すように水平面に対して例えば7.5°程度傾斜し、シートクッション13が15°程度傾斜した状態にある。
【0030】この状態からシートバック14が背面側に例えば5°傾斜すると、枢支点a2が5°分移動し、これに応じて係合ピン47の中心点b2 が円弧状溝31に沿って前下方に移動し、枢支ピン44の中心点c2 が前下方に移動して、シートクッションフレーム41が約2°程度傾斜が増し、その後、シートバック14が順次10°、15°、20°傾斜する状態となると、枢支点が順次a3 、a4 、a5に移動し、係合ピン47の中心点もb3 、b4 、b5 に移動し、枢支ピン44の中心点もc3 、c4 、c5 に移動し、シートクッションフレーム41が順次約2°程度傾斜が増すことになる。
【0031】このため、シートバック14の傾斜角が均等に増加する毎に、シートクッション13の傾斜角も均等に増加し、シートバック傾斜角とシートクッション傾斜角との関係は、図4に示すように、シートバック傾斜角の増加量に対してシートクッション傾斜角の増加量が半分程度となる直線Lに対して許容範囲を設定した帯状範囲内となる線型特性に設定されている。
【0032】このように、シートバック14の傾斜角度が単位角度増加するに応じて、シートクッション13の傾斜角度が所定角度づつ均等に増加することになり、シートバック14の傾斜角度に対して最適なシートクッション角度を確保することができ、着座者の前方への尻すべりを確実に防止することができる。しかも、連結リンク46が逆J状に形成されているので、シートバック14を背面側に傾動させた時に、シートクッションフレーム41との干渉を確実に防止することができ、シートクッションフレーム41の傾動を円滑に行うことができる。
【0033】また、図2のシートバック14の傾動状態からロック解除ボタン27を押圧してアクチュエータ25のロック状態を解除することにより、図1に示す如く図示しない引張りスプリングによってシートバック14が前方のニュートラル状態に復帰し、これと同時にシートクッション13の後端が上昇する。
【0034】尚、本発明は前述した実施の形態の構造に限定されず、各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、変更することは自由であり、車両用シート10の各部について種々の変形例が考えられよう。例えば前述した実施の形態では、シートバック14の傾動動作をアクチュエータ25で行っているが、これに限定されず、シートバック14を傾動させ得る構造であれば、種々の手段を採用してもよい。
【0035】また、シートバック14の傾動位置決め用のアクチュエータ25及びシートクッション13の前後位置決め用のアクチュエータのロック状態を夫々ロック解除ボタン27及び53で解除するようにしたが、これに限らず回動レバー等の任意の解除機構を適用することができる。更に、前記実施の形態においては、ガイドブラケット30に円弧状案内溝31を穿設し、連結リンク46に係合ピン47を形成した場合について説明したが、ガイドブラケット30に係合ピン47を形成し、連結リンク46に円弧状案内溝を形成するようにしても、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1に係る車両用シートによれば、シートバックの背面側への傾動に伴う連結リンクの移動をガイドブラケットで案内して規制することにより、シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角の角度変化量を均一化させて、シートバック傾斜角に最適なシートクッション傾斜角を得、着座者の前方への尻すべりを確実に防止することができるものである。
【0037】また、請求項2に係る車両用シートによれば、請求項1の発明の効果に加えて、シートバックの背面側への傾動に伴う連結リンクの回動が、これに設けた係合ピンが前下がりの円弧状案内溝で案内されることにより規制され、シートバック傾斜角に対するシートクッション傾斜角の角度変化量を均一化させて、シートバック傾斜角に最適なシートクッション傾斜角を得、着座者の前方への尻すべりを確実に防止できるものである。
【0038】更に、請求項3に係る車両用シートによれば、請求項2の発明の効果に加えて、シートバック傾斜角の変化に対してシートクッションの傾斜角変化が半分程度となる線型特性となるので、シートバック傾斜角変化量に対する変化量を確実に均一化させることができるものである。
【0039】尚更に、請求項4に係る車両用シートによれば、連結リンクが逆J状に形成されているので、シートバックの後傾時にシートクッションフレームとの干渉を確実に防止して、シートクッションの円滑な傾動を確保できるものである。
【0040】また、本発明によれば、シートバックの背面側への傾動動作に連動し、シートクッションを傾動動作させることができる簡易型のスイング機構を採用し、シートバックの前後傾動の作動角範囲において、尻すべりを防止し、ヒップアングルを拡大し、骨盤から胸椎にかけてのサポート状態が優れ、またシートクッションをリクライニング機構とは別に前後移動調整することのできる車両用シートを得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000210089
【氏名又は名称】池田物産株式会社
【出願日】 平成11年1月14日(1999.1.14)
【代理人】 【識別番号】100074170
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 修
【公開番号】 特開2000−201760(P2000−201760A)
【公開日】 平成12年7月25日(2000.7.25)
【出願番号】 特願平11−7874