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【発明の名称】 マッサージ用マット
【発明者】 【氏名】堂埜 茂

【氏名】畠 一志

【氏名】筒井 慎治

【氏名】進藤 崇

【要約】 【課題】身体の所望の部位に、充分なマッサージ作用を局部的に得ることができるマッサージ用マットを提供する。

【解決手段】柔軟で屈曲自在なシート材で密封状の袋体1を形成し、この袋体1を複数並設してマット本体2となし、このマット本体2の表側で各袋体1の外面に硬質材でなる凸起部3を形成し、各袋体1内に選択的に流体4を注入・排出して、各袋体1を表裏方向で膨大縮小変形させる流体制御装置5を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 柔軟で屈曲自在なシート材で密封状の袋体を形成し、該袋体を複数並設してマット本体となし、該マット本体の表側で各袋体の外面に硬質材でなる凸起部を形成し、各袋体内に選択的に流体を注入・排出して、各袋体を表裏方向で膨大縮小変形させる流体制御装置を備えたマッサージ用マット。
【請求項2】 袋体を長尺状に形成し、該袋体を複数相互に平行となるよう連設一体化してマット本体となし、各袋体にその長手方向に沿った凸起部を形成したことを特徴とする請求項1記載のマッサージ用マット。
【請求項3】 袋体の外面に該袋体と同じシート材でなる中空状凸起を一体に突設し、該中空状凸起内に硬質材料を封入して凸起部を形成したことを特徴とする請求項2記載のマッサージ用マット。
【請求項4】 一つの袋体に複数の凸起部を相互に平行となるよう形成したことを特徴とする請求項2又は3記載のマッサージ用マット。
【請求項5】 袋体の周壁部を蛇腹状に形成したことを特徴とする請求項1記載のマッサージ用マット。
【請求項6】 複数の袋体の頂部間に板状の押圧体を架設一体化したことを特徴とする請求項1記載のマッサージ用マット。
【請求項7】 流体制御装置によって、各袋体の隣り合うものが順次に膨大縮小変形されるようになしたことを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ用マット。
【請求項8】 袋体内に注入される流体を加熱或いは冷却する温度調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ用マット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋体を複数並設してマット本体となし、各袋体内に流体を注入・排出して、各袋体を膨大縮小変形させる流体制御装置を備えたマッサージ用マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図17に示す如く、袋体1を複数並設してマット本体Mとなし、各袋体1内に流体を注入・排出して、各袋体1を膨大縮小変形させる流体制御装置5を備えたエアーマットは知られている。この場合、流体制御装置5は、空気を送出する圧縮ポンプ5aと、該圧縮ポンプ5aに連結される本流管51と、該本流管51から各袋体1へと分岐配管される複数の分岐管52と、各袋体1の入口側及び出口側の同分岐管52に配設される複数の開閉弁Bと、で構成されている。
【0003】したがって、流体制御装置5の圧縮ポンプ5a及び開閉弁Bを動作制御することによって、所望の袋体1を、これに空気を注入して膨大変形させたり、これから空気を排出して縮小変形させたりすることができる。この場合には、各袋体1を身体に沿うような高さ或いは適度な硬さにして、マット本体Mの上に心地よく寝ころぶことができる。又、その際に、所望の袋体1を繰り返し膨大縮小変形させて、身体一部をマッサージすることも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の技術においては、所望の袋体1を繰り返し膨大縮小変形させて、身体の一部をマッサージすることが可能ではあるが、この場合、袋体1は柔軟で伸縮自在なシート材で形成されており、該シート材でなる袋体1の表側外面略全体で身体を押圧してマッサージ作用を得ることになるので、該押圧力が広い面積に分散して充分なマッサージ作用を得ることはできず、局部的にマッサージ作用を得ることができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、身体の所望の部位に、充分なマッサージ作用を局部的に得ることができるマッサージ用マットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載のマッサージ用マットは、柔軟で屈曲自在なシート材で密封状の袋体を形成し、該袋体を複数並設してマット本体となし、該マット本体の表側で各袋体の外面に硬質材でなる凸起部を形成し、各袋体内に選択的に流体を注入・排出して、各袋体を表裏方向で膨大縮小変形させる流体制御装置を備えてなる。
【0007】したがって、この場合、流体制御装置によって、各袋体を選択的に膨大縮小変形させることができ、その際、袋体は表裏方向で膨大縮小変形され、該袋体の表側の外面に形成された硬質材でなる凸起部が、身体の一部分を集中的に強く押圧するので、身体の所望の部位に、充分なマッサージ作用を局部的に得ることができる。
【0008】本発明の請求項2記載のマッサージ用マットは、上記請求項1記載のマッサージ用マットにおいて、袋体を長尺状に形成し、該袋体を複数相互に平行となるよう連設一体化してマット本体となし、各袋体にその長手方向に沿った凸起部を形成したことを特徴とする。
【0009】したがって、この場合は特に、袋体が長尺状に形成されて効率的に膨大縮小変形され、しかも、その長手方向に沿った凸起部によって、身体の所望の部位を線的にマッサージすることができる。
【0010】本発明の請求項3記載のマッサージ用マットは、上記請求項2記載のマッサージ用マットにおいて、袋体の外面に該袋体と同じシート材でなる中空状凸起を一体に突設し、該中空状凸起内に硬質材料を封入して凸起部を形成したことを特徴とする。
【0011】したがって、この場合は特に、袋体と一体に形成される中空状凸起内に硬質材料が封入されて凸起部は形成されるので、該凸起部の形成が簡単となる。
【0012】本発明の請求項4記載のマッサージ用マットは、上記請求項2又は3記載のマッサージ用マットにおいて、一つの袋体に複数の凸起部を相互に平行となるよう形成したことを特徴とする。
【0013】したがって、この場合は特に、一つの袋体が膨大縮小変形することで、相互に平行な複数の凸起部が身体の所望の部位をまとめて押圧し、線的なマッサージ作用を効率良く得ることができる。
【0014】本発明の請求項5記載のマッサージ用マットは、上記請求項1記載のマッサージ用マットにおいて、袋体の周壁部を蛇腹状に形成したことを特徴とする。
【0015】したがって、この場合は特に、周壁部が蛇腹状に形成された袋体は、表裏方向で確実に膨大縮小変形されるので、より充分なマッサージ作用を得ることができる。
【0016】本発明の請求項6記載のマッサージ用マットは、上記請求項1記載のマッサージ用マットにおいて、複数の袋体の頂部間に板状の押圧体を架設一体化したことを特徴とする。
【0017】したがって、この場合は特に、頂部に板状の押圧体が架設一体化された複数の袋体を、相互間でその膨大縮小変形量を変位させることによって、該押圧体の傾斜度合いは変化調整されるので、これにより、同押圧体が身体の押圧部位面の傾斜に沿った馴染み良いマッサージ作用を得ることができる。
【0018】本発明の請求項7記載のマッサージ用マットは、上記請求項1又は2記載のマッサージ用マットにおいて、流体制御装置によって、各袋体の隣り合うものが順次に膨大縮小変形されるようになしたことを特徴とする。
【0019】したがって、この場合は特に、流体制御装置によって、各袋体の隣り合うものが順次に膨大縮小変形されるので、該袋体が並設されてなるマット本体の表面側には、同袋体の膨大縮小変形に伴って移動する隆起状波が発生し、該隆起状波により身体の面を広範囲にわたって連続的に押圧する良好なマッサージ作用を得ることができる。特に、線的なマッサージ作用となる場合には、該線と略直交する方向に隆起状波が移動することになるので、より良好なマッサージ作用を得ることができる。
【0020】本発明の請求項8記載のマッサージ用マットは、上記請求項1記載のマッサージ用マットにおいて、袋体内に注入される流体を加熱或いは冷却する温度調整手段を備えたことを特徴とする。
【0021】したがって、この場合は特に、袋体内に注入される流体を温度調整手段によって加熱或いは冷却することができるので、これにより、温熱或いは冷熱を伴った有効なマッサージ作用を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の請求項1〜4、7に対応する一実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットは、柔軟で屈曲自在なシート材で密封状の袋体1を形成し、該袋体1を複数並設してマット本体2となし、該マット本体2の表側で各袋体1の外面に硬質材でなる凸起部3を形成し、各袋体1内に選択的に流体4を注入・排出して、各袋体1を表裏方向で膨大縮小変形させる流体制御装置5を備えてなる。
【0023】該実施形態のマッサージ用マットにおいては、袋体1を長尺状に形成し、該袋体1を複数相互に平行となるよう連設一体化してマット本体2となし、各袋体1にその長手方向に沿った凸起部3を形成している。この場合、一つの袋体1に複数の凸起部3を相互に平行となるよう形成しており、又、図3に示す如く、袋体1の外面に該袋体1と同じシート材でなる中空状凸起6を一体に突設し、該中空状凸起6内に硬質材料7を封入して凸起部3を形成している。更に、流体制御装置5によって、各袋体1の隣り合うものが順次に膨大縮小変形されるようになしてもいる。
【0024】袋体1となるシート材は、ゴムのような弾性体ではなく、軟質ではあっても弾性変形をほとんど生じないウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂等の材料で厚さが薄く成形されたものであり、該袋体1の膨大縮小変形が、同シート材の伸縮ではなく表裏方向の屈曲による同袋体1の内部スペースの形状変化によって、そのほとんどがなされるものである。又、各袋体1は相互に連設一体化されており、この場合、前記袋体1を形成するシート材が延設され、該延設部分を介して相互に連設されている。
【0025】又、一つの袋体1の表側の外面には、その長手方向略全長にわたる中空状凸起6が同じシート材で一体に二条形成されており、両中空状凸起6の内部空間各々にその略全長にわたって硬質材料7が封入されている。該硬質材料7は硬質ウレタン樹脂等で棒形状に形成されたもので、中空状凸起6内に挿入収容される。これによって、図2に示す如く、全体が一体にシート状となったマット本体2が形成される。
【0026】流体制御装置5は空気の流れを制御するものであるが、流体として空気以外の気体或いは液体を使用することもできる。該流体制御装置5は、空気を送出する圧縮ポンプ5aと、該圧縮ポンプ5aに連結される本流管51と、該本流管51の同圧縮ポンプ5a近傍に設けられる電磁弁5bと、同本流管51から各袋体1へと分岐配管される複数の分岐管52と、各分岐管52に配設される複数の電磁弁5cと、該各電磁弁5cから排出される空気をまとめて大気中へと案内して放出する排気管53と、で構成されている。
【0027】この場合、各電磁弁5b、5cはシングルバルブで、ON操作することによって連通状態となり、OFF操作することによって同連通が遮断された状態となり、該遮断状態で空気を排出するものである。よって、制御操作部(図示せず)で適宜に設定操作し、流体制御装置5の圧縮ポンプ5a及び電磁弁5b、5cを動作制御することで、所望の袋体1を選択的に、これに空気を注入して膨大変形させたり、これから空気を排出して縮小変形させたりすることができる。
【0028】その際、全袋体1から空気を排出させると、図4(a)に示す如く、全袋体1が縮小変形して、マット本体2全体はその厚みが薄くなってエアークッション作用の効かない硬い状態で使用されるものとなり、全袋体1に空気を注入充填させると、図4(b)に示す如く、全袋体1が膨大変形して、マット本体2はその厚みが厚くなってエアークッション作用の効いた軟らかい状態で使用されるものとなる。このように、マット本体2を所望の状態にして、その上に心地よく寝ころぶことができる。
【0029】更に、図5に示す如く、各袋体1の隣り合うものが同図(a)(b)(c)の順に繰り返して膨大縮小変形されるように、前記流体制御装置5によって動作制御することができる。この場合には、袋体1が並設されてなるマット本体2の表面側に、該袋体1の膨大縮小変形に伴って同図矢印方向へ移動する隆起状波が発生し、該隆起状波により身体の面を広範囲にわたって連続的に押圧することができるようになる。特に、この場合は、線的なマッサージ作用となり、該線と略直交する方向に前記隆起状波が移動することになる。
【0030】したがって、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、流体制御装置5の圧縮ポンプ5a及び電磁弁5b、5cを動作制御することで、各袋体1を選択的に膨大縮小変形させることができる。しかも、その際、袋体1は表裏方向で膨大縮小変形され、該袋体1の表側の外面に形成された硬質材でなる凸起部3が、身体の一部分を集中的に強く押圧するので、身体の所望の部位に、充分なマッサージ作用を局部的に得ることができる。
【0031】又、この場合、袋体1が長尺状に形成されて効率的に膨大縮小変形され、しかも、その長手方向に沿った凸起部3によって、身体の所望の部位を線的にマッサージすることができる。又、袋体1と一体に形成される中空状凸起6内に硬質材料7が封入されて凸起部3は形成されるので、該凸起部3の形成が簡単なものである。又、一つの袋体1が膨大縮小変形することで、相互に平行な二条の凸起部3が身体の所望の部位をまとめて押圧し、線的なマッサージ作用を効率良く得ることができる。
【0032】又、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、図5に示す如く、流体制御装置5によって、各袋体1の隣り合うものが順次に膨大縮小変形されるので、該袋体1が並設されてなるマット本体2の表面側には、同袋体1の膨大縮小変形に伴って移動する隆起状波が発生し、該隆起状波により身体の面を広範囲にわたって連続的に押圧する良好なマッサージ作用を得ることができる。特に、線的なマッサージ作用であり、該線と略直交する方向に隆起状波が移動することになるので、より良好なマッサージ作用を得ることができる。
【0033】図6は、上記実施形態のマッサージ用マットにおけるマット本体2を、縦横方向に複数枚並設してなるマッサージ用マットを示している。この場合、各マット本体2は相互に連設一体化されて単一シート状に形成されているが、各マット本体2を分離させて形成し、各別に敷設して使用するようになすこともできる。このような、マッサージ用マットにおいては、上記実施形態のマッサージ用マットにおける隆起状波の移動方向を、縦横二次元方向に動作制御することができるようになる。なお、それ以外は、上記図1〜5に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0034】図7は、本発明の請求項1〜5、7に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、各袋体1の周壁部11を屈曲変形し易くなるよう蛇腹状に形成している。したがって、この場合は特に、周壁部11が蛇腹状に形成された袋体1は、ほとんど表裏方向にのみ確実に膨大縮小変形されるので、より充分なマッサージ作用を得ることができる。
【0035】又、実施形態のマッサージ用マットにおいては、シート部材21上に各袋体1が配置固定されており、その際、同シート部材21上に突設される凸段部22上に所定の袋体1が固定されていて、図7(a)に示す如く、各袋体1が同じ膨大縮小状態でもその高さが異なるように予めオフセットされている。この場合、各袋体1を身体Hのラインに略沿った高さにしてオフセット配置することで、身体Hの押圧部位面に各凸起部3が当接し易くなり、図7(b)に示す如く、所望の袋体1の凸起部3による押圧力が身体Hの押圧部位面に確実に伝えられて、より有効なマッサージ作用を得ることができる。なお、それ以外は、上記図1〜5に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0036】図8は、本発明の請求項1、5に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、袋体1が長尺状ではなく中空の略円柱状に形成されており、その周壁部11が蛇腹状に形成されている。この場合も、周壁部11が蛇腹状に形成された袋体1は、ほとんど表裏方向にのみ確実に膨大縮小変形されるので、より充分なマッサージ作用を得ることができる。
【0037】又、実施形態のマッサージ用マットにおいては、各袋体1の凸起部3が身体の所望の部位を点的にマッサージするものであり、シート部材21上に同各袋体1が縦横方向に並べて配置固定されているので、上記図1〜5に示した実施形態のマッサージ用マットにおける隆起状波の移動方向を、縦横二次元方向に動作制御することができるようになる。なお、それ以外は、上記図1〜5に示した実施形態と同様に構成されており、請求項1に係る作用効果が同上記実施形態におけると同様に奏される。
【0038】図9、10は、本発明の請求項1、5、6に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、複数の袋体1の頂部間に板状の押圧体31を架設一体化している。この場合、各袋体1は上記図8に示した実施形態におけると同様のもので、三つの袋体1が円板体23上に周方向で略均等距離となるよう配置固定され、該三つの袋体1の各凸起部3に円板状の押圧体31が設置固定されて、図9に示す如く、押圧ユニットが形成され、該押圧ユニットが、図10に示す如く、シート部材21上に縦横方向に並べて配置固定されている。
【0039】したがって、この場合は、凸起部3と一体化される押圧体31によって身体の所望の部位が局部的に押圧されるものである。又、その際、特に、円板状の押圧体31が架設一体化された三つの袋体1を、相互間でその膨大縮小変形量を変位させることによって、該押圧体31の傾斜度合いを変化調整することができるので、これにより、同押圧体31が身体の押圧部位面の傾斜に沿った馴染み良いマッサージ作用を得ることができる。なお、それ以外は、上記図8に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0040】図11は、本発明の請求項1〜4、7に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットは、上記図1〜5に示した実施形態のマッサージ用マットと同様の構成のものにおいて、各分岐管52に配設される複数の電磁弁5cを連結する排気管53の排出側先端部分に吸引ポンプ5dを接続すると共に、同排気管53の吸引ポンプ5dの近傍に電磁弁5bを設けたものである。
【0041】この場合、袋体1が縮小変形する際に、電磁弁5bを連通状態にして吸引ポンプ5dを作動させる制御となすことで、同袋体1内から空気を強制的に素早く排出させることができ、これにより、低圧流体(空気)使用による動作故の欠点である排気速度の遅さが解消され、デバイスとなる同袋体1の縮小動作レスポンスを向上させることができる。なお、それ以外は、上記図1〜5に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0042】図12は、本発明の請求項1〜4、7、8に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットは、上記図1〜5に示した実施形態のマッサージ用マットと同様の構成のものにおいて、袋体1内に注入される流体4を加熱するヒータである温度調整手段8を備えたものである。したがって、この場合は特に、袋体1内に注入される流体4を温度調整手段8によって加熱することができるので、これにより、身体の所望の部位を温めながら押圧する温熱を伴った有効なマッサージ作用を得ることができる。
【0043】又、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、本流管51の中程に唯一つ温度調整手段8が設けられており、該温度調整手段8によって各袋体1に注入される流体4をまとめて効率良く温度調整することができる。又、温度調整手段8として、袋体1内に注入される流体4を冷却する冷却機を採用した場合には、同流体4を温度調整手段8によって冷却することができるので、これにより、身体の所望の部位を冷しながら押圧する冷熱を伴った有効なマッサージ作用を得ることができる。なお、それ以外は、上記図1〜5に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0044】図13も、本発明の請求項1〜4、7、8に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、複数の温度調整手段8が各分岐管52に配設されており、この場合には、身体の押圧部位毎での温度調整が可能となる。又、各温度調整手段8は袋体1と電磁弁5cとの間に位置しており、有効必要分の流体4のみを温度調整することができる。なお、それ以外は、上記図12に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0045】図14は、本発明の請求項1〜4、7、8に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、マット本体2が身体の一部に巻き付け略筒状にして装着できるよう形成されている。この場合には、身体の所望の部位、例えば、脚Lの周囲にマット本体2を簡単に装着して、マッサージ作用を得ることができ、しかも、その際、マッサージ作用をなす押圧力に物理的な逃げを生じることがなく、同押圧力の損失なく確実にマッサージ作用を得ることができる。
【0046】又、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、長尺状の各袋体1が、略筒状となるマット本体2の筒方向をその長手方向として形成され、同周方向に複数並べて配設されている。したがって、上記図1〜5に示した実施形態のマッサージ用マットにおける隆起状波が周方向に移動することになるので、該隆起状波によって、マット本体2が略筒状にして巻き付けられる身体の部位を周方向で揉むようにマッサージすることができる。なお、それ以外は、上記図12に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0047】図15も、本発明の請求項1〜4、7、8に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、長尺状の各袋体1が、略筒状となるマット本体2の周方向をその長手方向として形成され、同筒方向に複数並べて配設されている。したがって、上記図1〜5に示した実施形態のマッサージ用マットにおける隆起状波が筒方向に移動することになるので、該隆起状波によって、マット本体2が略筒状にして巻き付けられる身体の部位を筒方向で揉むようにマッサージすることができる。なお、それ以外は、上記図14に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0048】図16は、本発明の請求項1、5に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態のマッサージ用マットにおいても、マット本体2が身体の一部に巻き付け略筒状にして装着できるよう形成され、身体の所望の部位、例えば、脚Lの周囲にマット本体2を簡単に装着して、マッサージ作用を得ることができ、しかも、その際、マッサージ作用をなす押圧力に物理的な逃げを生じることがなく、同押圧力の損失なく確実にマッサージ作用を得ることができる。
【0049】又、該実施形態のマッサージ用マットにおいては、各袋体1の凸起部3が身体の所望の部位を点的にマッサージするもので、同各袋体1が略筒状となるマット本体2に、その縦横方向に複数並べて配設されている。したがって、上記図8に示した実施形態のマッサージ用マットにおける隆起状波の移動方向を、筒方向及び周方向に動作制御することができるようになり、同隆起状波によって、マット本体2が略筒状にして巻き付けられる身体の部位をいろんな方向で揉むようにマッサージすることができる。なお、それ以外は、上記図8に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0050】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載のマッサージ用マットにおいては、各袋体を選択的に膨大縮小変形させる際に、袋体は表裏方向で膨大縮小変形され、該袋体の表側の外面に形成された硬質材でなる凸起部が、身体の一部分を集中的に強く押圧して、身体の所望の部位に、充分なマッサージ作用を局部的に得ることができる。
【0051】又、本発明の請求項2記載のマッサージ用マットにおいては、特に、長尺状の袋体が効率的に膨大縮小変形され、しかも、その長手方向に沿った凸起部によって、身体の所望の部位を線的にマッサージすることができる。
【0052】又、本発明の請求項3記載のマッサージ用マットにおいては、特に、袋体と一体に形成される中空状凸起内に硬質材料が封入されて、凸起部は簡単に形成される。
【0053】又、本発明の請求項4記載のマッサージ用マットにおいては、特に、一つの袋体が膨大縮小変形することで、相互に平行な複数の凸起部が身体の所望の部位をまとめて押圧し、線的なマッサージ作用を効率良く得ることができる。
【0054】又、本発明の請求項5記載のマッサージ用マットにおいては、特に、周壁部が蛇腹状に形成された袋体は、表裏方向で確実に膨大縮小変形されて、より充分なマッサージ作用を得ることができる。
【0055】又、本発明の請求項6記載のマッサージ用マットにおいては、特に、複数の袋体を相互間でその膨大縮小変形量を変位させることによって、押圧体が身体の押圧部位面の傾斜に沿った馴染み良いマッサージ作用を得ることができる。
【0056】又、本発明の請求項7記載のマッサージ用マットにおいては、特に、マット本体の表面側に袋体の膨大縮小変形に伴い移動する隆起状波が発生し、該隆起状波により身体の面を広範囲にわたって連続的に押圧する良好なマッサージ作用を得ることができ、線的なマッサージ作用となる場合に有効である。
【0057】又、本発明の請求項8記載のマッサージ用マットにおいては、特に、袋体内に注入される流体を温度調整手段によって加熱或いは冷却することができ、これにより、温熱或いは冷熱を伴った有効なマッサージ作用を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成10年11月25日(1998.11.25)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開2000−157374(P2000−157374A)
【公開日】 平成12年6月13日(2000.6.13)
【出願番号】 特願平10−334138