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【発明の名称】 音響機構を付与した寝具構造
【発明者】 【氏名】佐々木 敬司

【要約】 【課題】本発明は音響機構を付加した布団やマットレス等の寝具に関する。

【解決手段】緩衝材と、これを覆うカバ−材とからなる下敷用寝具であって、人身の就寝時に頭部の左右にスピ−カ−を配置すると共に、足部の左右に加振器を備えたことを特徴とする音響機構を付与した寝具構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 緩衝材と、これを覆うカバ−材とからなる下敷用寝具であって、人身の就寝時に頭部の左右にスピ−カ−を配置すると共に、足部の左右に加振器を備えたことを特徴とする音響機構を付与した寝具構造。
【請求項2】 スピ−カ−及び/又は加振器が緩衝材内に内蔵されている請求項第1項記載の音響機構を付与した寝具構造。
【請求項3】 スピ−カ−及び/又は加振器がカバ−材に装着されている請求項第1項記載の音響機構を付与した寝具構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音響機構を付加した布団やマットレス等の寝具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人間の社会的環境、例えば、家庭での生活環境や職場環境が急激に変化しており、これに対応するために人間には知らぬ間に多くのストレスがかかっている。このストレスの解消には安眠によるリラクゼ−ションが最も効果的であると言われている。
【0003】このため、就寝時の布団やマットレス等の寝具に安眠効果を奏する工夫がなされているものがある。中でも、寝具のカバ−や内蔵する繊維或いは綿等に遠赤外線による温熱効果を施したものがあり、例えばこれらを構成する繊維に遠赤外温熱効果及びイオン効果のあるセラミックスを付着或いは練り込んでこれを織成してなり、就寝時に人体を自然に暖めたり微量の電気に触れたりしてリラックス効果をもたらすものである。
【0004】しかるに人間のストレス解消にあっては、音楽も大きい要素であると言われており、ベッド等のヘッドボ−ドにスピ−カ−を備えたものはあるが、ストレス解消のために寝具に積極的に音響機構を備えたものは未だ提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は寝具に音響機構を備えたものであり、更にはこの音楽的効果と共に、人体に適度な振動を与えてよりリラクゼ−ション効果を高めることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、緩衝材と、これを覆うカバ−材とからなる下敷用寝具であって、人身の就寝時に頭部の左右にスピ−カ−を配置すると共に、足部の左右に加振器を備えたことを特徴とする音響機構を付与した寝具構造を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の寝具は音響機構を備えた寝具構造であり、これに加えてよりリラクゼ−ション効果をもたらすために足元に適度な振動を加える加振器を備えてなるものである。
【0008】元来、音楽は人体に対する振動現象であり、ステレオ等にあっては音楽として聞こえる以外に人体の特に足元に対してかなりの振動が加えられており、これが音楽と相和してリラクゼ−ションを高めるものである。
【0009】本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、寝具の上に寝た際に頭部には心地よい音楽をもたらすと共に、足元を加振器にて適度の振動を与えてリラクゼ−ションに対する音響効果を高めようとするものである。
【0010】そして、通常はスピ−カ−及び/又は加振器が緩衝材内に直接或いはプラスチック等のカバ−と共に内蔵されているか、或いはこれらが緩衝材を覆うカバ−材に装着されているものである。尚、スピ−カ−にあっては場合によっては、いわゆる枕元に当たるヘッドボ−ドに備えられることもある。一方、足元に備えた加振器にあっては、前記のスピ−カ−の周波数等に応じて予め設定した振動を与えるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の寝具構造を図面をもって更に説明する。図1は本発明の寝具構造の第1実施例における平面図であり、図2はA部における断面図、図3はB部における断面図である。図中、1は寝具基体をなす緩衝材であり、この例では100mm厚のウレタンフォ−ムよりなっている。そして2はステレオ用スピ−カ−であり、プラスチックケ−ス3に装着され、このプラスチックケ−ス3が緩衝材1の2つのコ−ナ−4、4をはさみ込んで備えられている。このコ−ナ−4、4側が就寝者の頭部側となる。
【0012】5は加振器であり、これは緩衝材1の2つのコ−ナ−6、6の内部に埋入されており、ソケット7を備えたプラスチックケ−ス8をこのコ−ナ−6、6に装着したものである。このソケット7と加振器5とは図示はしないが電気的に結線されるものであり、スピ−カ−2も又同様に結線されている。この場合、特に電気的に結線されていなくとも、無線にて電波を飛ばし、スピ−カ−2を操作することができることはいうまでもない。尚、前記した遠赤外線による温熱効果やイオン効果との併用することは特に好ましく、この場合にはこれはに必要な電源をソケット7を併用して用いたり、ソケットを別途備えたりすることとなる。
【0013】そしてこの結線によって図示はしないがソケットを介して電源より入力があると、マイコンによる制御プログラムソ−スからフラットアンプに入り、これがスピ−カ−2に入力されると共に、一方ではロ−パスアンプをもって加振器5に入力されるものである。
【0014】従って、好みの制御プログラムによって音楽の種類、音の強弱等を選択でき、しかも足元へはこれ又適度な振動が加わることになり、ここにリラクゼ−ション効果の大きい寝具となったものである。
【0015】尚、この例では緩衝材1及びプラスチックケ−ス3、8をカバ−材9にて覆ったものであって、言ってみれば緩衝材1にスピ−カ−2と加振器5を装着させたものといえる。又、この例にあっては加振器5は緩衝材1の内部に埋蔵された例を示したが、緩衝材1の側面に加振器5を当接するだけでも振動効果を発するものである。
【0016】図4は本発明の寝具構造の第2実施例における平面図であり、図5はC部における断面図、図6はD部における断面図である。この例にあって、スピ−カ−2は緩衝材1に形成した窪み10内に納めたものであり、加振器5も又同様であり、これら全体をカバ−9にて覆った構造となっている。図中、11、12はスピ−カ−2及び加振器5を支持するプラスチック製のプレ−トである。
【0017】図7は本発明の寝具構造の第3実施例における平面図であり、図8はE部における断面図、図9はF部における断面図である。この例にあってもスピ−カ−2は緩衝材1に形成した窪み10内に納めたものであり、加振器5も又同様であるが、スピ−カ−2及び加振器5を支持するプラスチック製のプレ−ト11、12が例えばマジックテ−プ13等にてカバ−9側に装着されているものであり、カバ−9と共に取り外し可能とされたものである。
【0018】図10は本発明の寝具構造の第4実施例におけるスピ−カ−部の断面図であり、例えば軟質ウレタンフォ−ムからなる緩衝材1の側面よりスピ−カ−2が嵌り込む凹み14を形成し、ここにスピ−カ−2を嵌込むと共に、その側面部比較的硬度の高い例えば半硬質のウレタンフォ−ム15を挿入して凹み14を閉じるものである。加振器5は前記例と同様であるので省略する。この例にあっては、スピ−カ−2は多孔質のスピ−カ−ケ−ス16ごと凹み14内に嵌込まれるものであり、スピ−カ−2からの音はスピ−カ−ケ−ス16の穴を通り、更に軟質ウレタンフォ−ムのセル内を通って外部に到達することになり、比較的柔らかな音質が確保される。
【0019】
【発明の効果】本発明の寝具は音響機構を備えた寝具構造であり、これに加えて足元に適度な振動を加える加振器を備えてなるもので、就寝時に頭部には心地よい音楽をもたらすと共に、足元を加振器にて適度の振動を与えてリラクゼ−ション効果を高めるものであって、その実用的価値は高い。
【出願人】 【識別番号】596163057
【氏名又は名称】ジュエルパワ−開発室 株式会社
【出願日】 平成10年9月14日(1998.9.14)
【代理人】 【識別番号】100086896
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 悦郎
【公開番号】 特開2000−83766(P2000−83766A)
【公開日】 平成12年3月28日(2000.3.28)
【出願番号】 特願平10−259573