| 【発明の名称】 |
机の支持脚におけるカバー部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】古賀 晋也
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| 【要約】 |
【課題】机上配設部材を支持する脚柱等を挿通しうる取付孔を有するとともに、配線ダクト内のコードを机の外部に簡単かつ体裁良く引き出すことができるように、机の支持脚におけるカバー部材を提供する。
【解決手段】左右の支持脚2の上面に天板3の下面両側部を載置するとともに、天板3の後端部の下方空間に配線ダクトを形成した、机1における支持脚2の上部の後端部に被せられるカバー部材11であって、机上配設部材を支持する脚柱38が挿入される、上面が開口する取付孔18と、配線ダクト内のコードAを机1の側方に引き出すための、上面が開口する下向きの凹溝15とを上面に設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右の支持脚の上面に天板の下面両側部を載置するとともに、天板の後端部の下方空間に配線ダクトを形成した机における前記支持脚の上部の後端部に被せられるカバー部材であって、机上配設部材を支持する脚柱を挿入しうる、上面が開口する取付孔と、前記配線ダクト内のコードを机の側方に引き出すための、上面及び両側面が開口する凹溝とを上面に設けたことを特徴とする机の支持脚におけるカバー部材。 【請求項2】 取付孔の開口する上面を、着脱自在な上面カバーにより塞いだ請求項1記載の机の支持脚におけるカバー部材。 【請求項3】 取付孔を内側面に開口させるとともに、この内側の開口面を、上面カバーの内側の端面に当接させることにより、上面カバーが内側に抜け出すのを阻止する阻止部を具備する内側面カバーにより着脱自在に塞いだ請求項2記載の机の支持脚におけるカバー部材。 【請求項4】 内側面カバーの裏面に、取付孔の上面から外した上面カバーを保持する保持手段を設けた請求項3記載の机の支持脚におけるカバー部材。 【請求項5】 保持手段が、上面カバーを把持する1対の把持片を備えている請求項4記載の机の支持脚におけるカバー部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、机における支持脚の上部の後端部を覆うカバー部材に関する。 【0002】 【従来の技術】天板の後下方空間に配線ダクトを形成するとともに、天板上に、いわゆるデスクトップパネルや棚、または照明器具等の机上配設部材を取り付けるようにした机の従来例としては、特開平5−228027号公報に記載されたものがある。 【0003】この机は、左右に並んだ支持脚の上面に、天板を、支持脚の後端部を避けるようにして載置して、支持脚の後端部間に配線ダクトを形成するとともに、この配線ダクトの上面をダクトカバーで覆い、かつ支持脚の上部の後端角部に合成樹脂製のカバー部材を取り付けたものである。 【0004】このカバー部材には、上下方向に貫通する取付孔が穿設され、取付孔の上面開口部は、常時は上面カバーにより閉塞されている。取付孔の上面から上面カバーを取り外して、取付孔にデスクトップパネルの下面に突設された下向きの脚部を挿入し、脚部を取付孔の内部に固定することにより、机の上面の後縁部にデスクトップパネルが取り付けられている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の机では、配線ダクト内のコードを机の外部に引き出す場合に、ダクトカバーに穿設され、かつ常時は蓋体によって閉塞されている引出孔から蓋体を取り除いた後に、配線ダクト内のコードを、引出孔から机の上方に引き出す必要があるので、配線ダクト内のコードの引き出し作業が面倒である。特に、複数の机の側面同士を接合して、コードを互いの配線ダクトへ通す場合には、その作業が甚だ面倒になる。 【0006】また、机の上面にコードが露出するので、机の体裁が損なわれる。 【0007】さらに、取付孔にデスクトップパネルの脚部を挿入する際には、上面カバーを取付孔から取り外して、上面カバーを保管しておく必要があるが、使用者の不注意等により、上面カバーを紛失してしまうことがある。 【0008】本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、机上配設部材を支持する脚柱等を挿通しうる取付孔を有するとともに、配線ダクト内のコードを机の外部に簡単かつ体裁良く引き出すことができ、かつ、取付孔の上面を体裁よく閉塞することができ、しかも、上面カバーの紛失を防止しうるようにした、机の支持脚におけるカバー部材を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1)左右の支持脚の上面に天板の下面両側部を載置するとともに、天板の後端部の下方空間に配線ダクトを形成した机における前記支持脚の上部の後端部に被せられるカバー部材であって、机上配設部材を支持する脚柱を挿入しうる、上面が開口する取付孔と、前記配線ダクト内のコードを机の側方に引き出すための、上面及び両側面が開口する凹溝とを上面に設ける。 【0010】(2)上記(1)項において、取付孔の開口する上面を、着脱自在な上面カバーにより塞ぐ。 【0011】(3)上記(2)項において、取付孔を内側面に開口させるとともに、この内側の開口面を、上面カバーの内側の端面に当接させることにより、上面カバーが内側に抜け出すのを阻止する阻止部を具備する内側面カバーにより着脱自在に塞ぐ。 【0012】(4)上記(3)項において、内側面カバーの裏面に、取付孔の上面から外した上面カバーを保持する保持手段を設ける。 【0013】(5)上記(4)項において、保持手段が、上面カバーを把持する1対の把持片を備える。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を備える机(1)について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、図1の右下側を「前方」、左上側を「後方」とする。 【0015】左右1対の支持脚(2)の上面には、平面視方形をなす天板(3)の両側部が、支持脚(2)の後端部を避けるようにして載置され、天板(3)の後端部は、図2〜図4に示す、支持脚(2)の後端部に固定されたブラケット(4)に、止めねじ(図示略)をもって固定されている。 【0016】左右の支持脚(2)は、金属板を折り曲げて成形した、中空で、前後方向に長い平面視長円形のものであり、支持脚(2)の上部の後端角部には切欠部(5)が形成されている(図2参照)。支持脚(2)の内部には、前後方向を向く上向きコ字形断面の補強杆(6)と、上下方向を向く後向きコ字形断面の補強杆(7)とが固着され、支持脚(2)の内外側面における補強杆(7)の直後には、側面視方形の係止孔(8)が穿設されている。 【0017】支持脚(2)の後端部には、平面視内向コ字形をなす金属製の補強部材(9)の下半部が挿入され、支持脚(2)に溶接等により固着されている。補強部材(9)の上半部の前後両面には、正面視方形をなす係止孔(10)が穿設されている。 【0018】(11)は、支持脚(2)の上部の後端部、及び補強部材(9)に上方から嵌合される合成樹脂製のカバー部材である。カバー部材(11)は、支持脚(2)における切欠部(5)の前部に嵌合しうる前部(12)と、補強部材(9)及び切欠部(5)の後部に嵌合しうる後部(13)、及び前部(12)と後部(13)とを連結する中間部(14)とを有し、中間部(14)の上面には、側面視ほぼU字形をなして、上面と両側面とが開口する凹溝(15)が設けられている。 【0019】カバー部材(11)の前部(12)の前面と下面は開口しており、前部(12)における左右の側片(16)の内側面には、係止爪(17)が突設されている。カバー部材(11)の後部(13)は、平面視内向きコ字形をなし、その内側部は、取付孔(18)となっている。取付孔(18)の上部内面には、平面視内向コ字形をなすコ字形突条(19)が設けられ、取付孔(18)の前と後の面には係止爪(20)が突設され、また、取付孔(18)の前面及び後面の内端部には、上下方向を向くとともに、中間部のやや下方に半円形の係合部(21)が突設された突条(22)が設けられている。 【0020】カバー部材(11)は、その前部(12)を、支持脚(2)における切欠部(5)の前部に被せて、係止爪(17)を係止孔(8)に弾性係合させるとともに、後部(13)を、補強部材(9)の上半部と切欠部(5)の後部とに被せて、その係止爪(20)を係止孔(10)に弾性係合させ、さらに、中間部(14)を切欠部(5)の中間部に被せることにより、支持脚(2)の上部の後端角部に強固に取り付けられる(図3参照)。 【0021】(23)と(24)は、それぞれ、取付孔(18)の上側と内側の開口面を閉塞するための上面カバーと内側面カバーである。平面視方形をなす上面カバー(23)の下面の前後両縁部には、断面形が前後外向きのL字形をなす係合片(25)が設けられており、上面カバー(23)は、その係合片(25)と上面カバー(23)との間に形成された溝をコ字形突条(19)の前部及び後部に係合させることにより(図5参照)、取付孔(18)の上面開口に摺動自在に取り付けられる。 【0022】側面視方形をなすとともに、上縁部に外向き水平の阻止片(26)が設けられた内側面カバー(24)の裏面の前後両縁部にも、断面形が前後外向きのL字形をなす係合片(27)が設けられており、この係合片(27)の下端部には、前述した係合部(21)に弾性係合しうる半円形の凹部(28)が形成されている。内側面カバー(24)は、その係合片(27)と内側面カバー(24)との間に形成された溝を突条(22)に係合することにより(図6参照)、取付孔(18)の内側の開口面に摺動自在に取り付けられる。 【0023】図9に示すように、内側面カバー(24)の裏面の上下部中央には、取付孔(18)の上面から外した上面カバー(23)を、長手方向が上下方向を向くようにして保持しておく保持手段をなす1対の爪状の把持片(37)が設けられている。 【0024】上面カバー(23)を、取付孔(18)の上面開口に取り付けた後、内側面カバー(24)を、取付孔(18)の内側面開口に上方から取り付けると、凹部(28)が係合部(21)に弾性係合するので、内側面カバー(24)が突条(22)から外れることはなく、また、内側面カバー(24)の阻止部(26)の端面が、上面カバー(23)の内側の端面に当接するので、上面カバー(23)が内側に外れるのが防止される。 【0025】左右の支持脚(2)の後端面には、正面視横長方形をなす幕板(29)の前面の左右両側部が、図示を省略した止めねじにより固着されており、天板(3)の後端面、幕板(29)の前面、及び左右のカバー部材(11)により囲まれた空間には、平面視において左右方向に長い長方形をなす開口(30)が形成されている(図1参照)。 【0026】天板(3)の底面の後縁部と幕板(29)の前面の上端部との間には、4個のブロック状のダクト保持部材(31)が固着されており、隣り合うダクト保持部材(31)の下面と前後面とには、左右方向を向く樋状のダクト部材(32)の両端部が固着され、開口(30)の直下に配線ダクト(33)を形成している。 【0027】開口(30)は、その長さのほぼ半分の長さの2個のダクトカバー(34)によって閉塞されている。ダクトカバー(34)の底部の前後2カ所には、ダクト保持部材(31)の上面に突設された前後1対の把持部(35)に弾性係合する係合溝(36)が形成されており、係合溝(36)を前後の把持部(35)に弾性係合させることにより、各ダクトカバー(34)は、開口(30)の右(左)半分を閉塞するようにして、ダクト保持部材(31)に取り付けられる。 【0028】なお、ダクト保持部材(31)、ダクト部材(32)、ダクトカバー(34)、及びこれらの取付構造等の詳細については、本出願人による特願平11−98456号の明細書及び図面を参照されたい。 【0029】図7及び図8に示すように、配線ダクト(33)に挿通したコード(A)は、カバー部材(11)の凹溝(15)を利用することにより、机(1)の側方に簡単に引き出すことができ、また、コード(A)が机(1)の上面に露出することがないので体裁もよい。 【0030】また、図示は省略したが、複数の机(1)を左右方向に並べて、コード(A)を各机(1)の配線ダクト(33)に通す場合には、隣接する机(1)の凹溝(15)を利用することにより、コード(A)を隣り合う机(1)の配線ダクト(33)に簡単に通すことができ、しかも、隣り合う机(1)の側面同士を密接させれば、コード(A)が外部に全く露呈しなくなるので、体裁が極めてよくなる。 【0031】図9及び図10は、カバー部材(11)から上面カバー(23)と内側面カバー(24)を取り外して、デスクトップパネルや棚等の机上配設部材(図示略)を支持する脚栓(38)を、カバー部材(11)の取付孔(18)に取り付ける状態を示している。 【0032】カバー部材(11)から上面カバー(23)を取り外すには、先ず、隣接するダクトカバー(34)をダクト保持部材(31)から取り外して、内側面カバー(24)をカバー部材(11)から取り外した後、上面カバー(23)をカバー部材(11)から取り外す(図9参照)。 【0033】この後、上面カバー(24)の両係合片(27)を、内側面カバー(24)の裏面の上下2カ所の把持片(37)に係合させて、上面カバー(23)を内側面カバー(24)の長手方向が上下方向を向くようにして保持し、その状態のまま、内側面カバー(24)を再びカバー部材(11)に取り付け、最後にダクトカバー(34)を開口(30)に戻す(図10の状態)。 【0034】その後、カバー部材(11)の取付孔(18)に脚柱(38)を嵌合し、必要に応じて取付孔(18)の内部に固定し、その脚柱(38)の上部に、デスクトップパネルや棚等の机上配設部材を装着することができる。 【0035】このように、カバー部材(11)から取り外した上面カバー(23)を、内側面カバー(24)の裏面に取り付けておくことにより、上面カバー(23)の紛失を未然に防ぐことができる。 【0036】なお、取付孔(18)には、例えば、照明器具(図示略)の脚部等も取り付けることができる。 【0037】 【発明の効果】請求項1記載の発明によると、支持脚の上部の後端角部に被せられたカバー部材から、配線ダクト内のコードを、机の外部に簡単かつ体裁良く引き出すことができるとともに、カバー部材の取付孔に、デスクトップパネル等の机上配設部材を支持する脚柱を取り付けることができる。 【0038】請求項2記載の発明によると、デスクトップパネル等の不使用時には、取付孔の上面を上面カバーで覆うことができるので、机の美観を向上させることができる。 【0039】請求項3記載の発明によると、上面カバーを、取付孔の上面開口に取り付けた後、内側面カバーを、取付孔の内側の開口に取り付けると、内側面カバーの阻止部が、上部カバーの端面に当接するので、上部カバーが内側に外れるのを防止できる。 【0040】請求項4及び5記載の発明によると、カバー部材から取り外した上面カバーを、内側面カバーの裏面に保持させ、このままの状態で内側面カバーを取付孔の内側面に取り付けることにより、上面カバーの紛失を未然に防ぐことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000561 【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
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| 【出願日】 |
平成11年6月2日(1999.6.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−342345(P2000−342345A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月12日(2000.12.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−155195 |
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