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【発明の名称】 ディスプレーデバイス用キャビネット
【発明者】 【氏名】喜多 俊之

【要約】 【課題】大型のディスプレーデバイスを壁等に穴を開けることなく、容易迅速に取り付けることができるとともに、開けた穴を埋め戻す補修作業等を要することなく大型のディスプレーデバイスを移動させることができ、しかも、取り付けた後も位置変更や向き変更が可能なディスプレーデバイス用キャビネットを提供する点にある。

【解決手段】単又は複数の収納部8,9,10を備えた台本体2と、前面にディスプレーデバイス1が取付け支持され、かつ、前記台本体2の後側に立設された支持体3と、前記支持体3よりも前方側に位置し、かつ、正面視において前記台本体2の左右端から前記支持体3の外側を覆うように該台本体2に取り付けられた外枠Gとからなっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 単又は複数の収納部を備えた台本体と、前面にディスプレーデバイスが取付け支持され、かつ、前記台本体の後側に立設された支持体と、前記支持体よりも前方側に位置し、かつ、正面視において前記台本体の左右端から前記支持体の外側を覆うように該台本体に取り付けられた外枠とからなるディスプレーデバイス用キャビネット。
【請求項2】 前記支持体が、前後一対の板状体と、それら板状体間の特定箇所に配置され、かつ、該板状体の上下寸法とほぼ等しい寸法を有する縦方向に延びる補強用の複数の芯材と、前記後側の板状体の表面を貫通して前記特定の芯材に一部が入り込んだ状態で固定され、かつ、該芯材の上下寸法とほぼ等しい長さに設定された単又は複数の補強金具とからなる請求項1記載のディスプレーデバイス用キャビネット。
【請求項3】 前記外枠の後面側に前記ディスプレーデバイスの後方側を照射するための照明器具を取り付けてなる請求項1記載のディスプレーデバイス用キャビネット。
【請求項4】 前記前後一対の板状体及び芯材が木製でなり、前記ディスプレーデバイスを係止保持させるための係止部材をそれに形成の貫通孔を通して前記前側の板状体から前記特定の芯材までねじ体をねじ込むことにより、前記支持体に固定してなる請求項2記載のディスプレーデバイス用キャビネット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型のディスプレーデバイスを取り付け支持することができるディスプレーデバイス用キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレーパネル等を利用した大型のテレビは、40kgを越える重量があり、従来、このような大重量の大型のテレビは、取り付け支持用の支持部材を壁に取り付けた後、その支持部材に固定するようにしている。
【0003】上記固定手段によると、壁に支持部材を固定するためには、壁に穴を開け、その穴に支持部材を取り付けるためのブラケット等を固定することになり、壁に電動ドリル等を用いて穴を開ける穴開け作業を要するだけでなく、穴を開けた後の砕いた壁の破片を取り除く清掃作業等を要するものになり、大型のテレビを取り付ける作業が大掛かりで手間のかかるものであった。又、壁に穴を開けることから、例えば引っ越し等により大型のテレビを取り外して移動させる場合に、開けた穴を埋め戻す補修作業を要する不都合も発生していた。又、大型のテレビを壁に一旦固定してしまうと、その位置からの場所移動ができないだけでなく、向きをも変更することができないため、他の家具の配置等もそれに合わせて行わなければならず、制約を受けるものであり、使用し難いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、大型のディスプレーデバイスを壁等に穴を開けることなく、容易迅速に取り付けることができるとともに、開けた穴を埋め戻す補修作業等を要することなく大型のディスプレーデバイスを移動させることができ、しかも、取り付けた後も位置変更や向き変更が可能なディスプレーデバイス用キャビネットを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解決のためのディスプレーデバイス用キャビネットは、単又は複数の収納部を備えた台本体と、前面にディスプレーデバイスが取付け支持され、かつ、前記台本体の後側に立設された支持体と、前記支持体よりも前方側に位置し、かつ、正面視において前記台本体の左右端から前記支持体の外側を覆うように該台本体に取り付けられた外枠とから構成している。従って、ディスプレーデバイスを支持体に取付け支持させることによって、キャビネットにてディスプレーデバイスをそれの前面が前方を向いた所定姿勢を維持した安定した状態で屋内のどの場所ヘも配置することができる。そして、前記キャビネットを移動させるだけで、場所移動を容易に行うことができ、又、キャビネットの角度を変更するだけで、ディスプレーデバイスの向きを容易に変えることができる。尚、キャビネットを回転自在に支持する支持体を床に設ければ、キャビネットの角度を容易に変更することができる。又、前記台本体に備えた単又は複数の収納部に、ディスプレーデバイスに必要なビデオテープ・レコーダやDVDプレーヤ等のAV機器の他、他のものを入れることができ、これらを収納することによって、キャビネットに重量が加わり、ディスプレーデバイスをより一層安定した状態で保持することができる。又、支持体よりも前方側に位置し、かつ、正面視において台本体の左右端から支持体の外側を覆うように外枠を台本体に取り付けることによって、装飾性を高めることができるとともに、奥行き感をも付与することができる。前記ディスプレーデバイスとは、通常電気信号の形になっている情報内容を直接視覚に訴える形で表示する機能を持つデバイスを意味すると考えられ、ディスプレーデバイスを大別すると、自発光型(能動型)と光制御型(受動型)とに分かれ、自発光型の例としては、陰極線管(一部の陰極線管を除く大部分の陰極線管)、プラズマディスプレー、発光ダイオード、エレクトロルミネサンス素子等があり、光制御型の例としては、ライトバルブ用陰極線管、液晶、エレクトロクロミック素子等がある。前記ディスプレーデバイスは前記のように表示する機能を持つデバイスであるが、これら各デバイスに受信機の機能を持たせてテレビジョン(テレビと略称する)を構成している。
【0006】前記支持体を、前後一対の板状体と、それら板状体間の特定箇所に配置され、かつ、該板状体の上下寸法とほぼ等しい寸法を有する縦方向に延びる補強用の複数の芯材と、前記後側の板状体の表面を貫通して前記特定の芯材に一部が入り込んだ状態で固定され、かつ、該芯材の上下寸法とほぼ等しい長さに設定された単又は複数の補強金具とから構成することによって、軽量化を図ることができながらも、芯材及び補強金具とにより支持体の保形強度を高めることができる。しかも前記芯材を板状体の上下寸法とほぼ等しい寸法に設定し、かつ、補強金具を芯材の上下寸法とほぼ等しい長さに設定することによって、支持体の保形強度が部分的に低下することがない。又、前記補強金具の一部を芯材に入り込ませることによって、芯材そのものの保形強度をより一層高めることができ、支持体の保形強度を更に高めることができる。
【0007】前記外枠の後面側に前記ディスプレーデバイスの後方側を照射するための照明器具を取り付けることによって、後方に位置する壁面等を照らすことができ、より装飾性を高めることができる。
【0008】前記前後一対の板状体及び芯材が木製でなり、前記ディスプレーデバイスを係止保持させるための係止部材をそれに形成の貫通孔を通して前記前側の板状体から前記特定の芯材までねじ体をねじ込むことにより、前記支持体に固定している。このようにねじ体を係止部材に形成の貫通孔を通して前側の板状体から特定の芯材までねじ込むだけで、係止部材を支持体に固定することができ、この固定された係止部材にディスプレーデバイスを係止保持させて、ディスプレーデバイスを支持体に保持させるのである。そして、ディスプレーデバイスを係止部材から係止解除することにより、ディスプレーデバイスを支持体から取り外すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、ディスプレーデバイスの一例であるプラズマディスプレーテレビ(前述した受信機の機能を持たせたもの)1が取り付け支持された木製のキャビネットを示し、このキャビネットは、ほぼ直方体形状に形成された台本体2と、この台本体2の後面に固定され、かつ、前記プラズマディスプレーテレビ1が取り付けられた支持体3と、前記支持体3よりも前方側に位置し、かつ、正面視において前記台本体2の左右端から前記支持体3の外側を覆うように該台本体2に取り付けられた門型の外枠Gとから構成している。尚、本発明は、受信機の機能を持たせたプラズマディスプレーテレビ1を例に挙げて説明しているが、その他の各種テレビや、前述したように受信機の機能を持っていない各種のディスプレーデバイスであってもよい。ここでは、前記木製のキャビネットは、軽量化の点で有利であるが、特に補強を必要とする一部又は全部を金属又はセラミック等で構成してもよいし、又、合成樹脂等、どのような材料で構成してもよい。
【0010】前記台本体2には、4本の脚4A,4B,4C,4Dが取り付けられ、それら脚4A,4B,4C,4Dによりキャビネットを立姿勢に支持するようにしている。前記脚4A,4B,4C,4Dのうち、前側の左右一対の脚4A,4Bは、後述する台本体2の天板5の左右端それぞれの下面から下方に延びる縦長の寸法を有し、台本体2の前側左右角部の保形強度を脚4A,4Bにより高めるようにしている。又、前記残りの後側の左右一対の脚4C,4Dは、前記台本体2の後側の下面のうちの前記前側の脚4A,4Bよりも互いに内側に寄った位置に取り付けられ、かつ、台本体2の後側の下面から下方に延びる短い寸法に設定されている。これら各脚4A,4B,4C,4Dを、それの上下長さが変更調節できるように伸縮自在に構成してもよい。この場合、例えば平らでない場所でもキャビネットを水平にした状態で配置することができるようにしてもよいし、又、後側の脚4C,4Dを前側の脚4A,4Bよりも長くすることにより、キャビネットを少し前傾姿勢にして、キャビネットの重心位置をキャビネットの中心位置側に移動させるようにしてもよい。又、前記4本の脚4A,4B,4C,4Dを省略して、台本体2の下面を床面等に直接置くようにしてもよいし、又、4つのキャスターを台本体2に取り付けて、キャビネットの移動や向き変更を容易に行えるようにしてもよい。前記キャスターを解除自在なブレーキ機構を備えるもので構成することによって、キャビネットの移動や向き変更が不測に行われることを防止することができる。又、キャビネットを回転自在に支持する支持体を床に設けて、キャビネットを前記キャスター形式のものに比べて安定よく支持することができながらも、向き変更が容易に行えるようにしてもよい。
【0011】前記台本体2は、図1〜図5に示すように、天板5と、左右の側板6,6(図2では一方のみ図示)と、底板7(図4参照)と、後(背)板28と、左右方向に3分割し、かつ、左右方向中央部のみ上下に2分割することにより4つの空間を形成するための仕切板(図示せず)と、これら4つの空間のうちの3つの空間に配置された把手付の引き出し8,9とから構成している。前記3つの引き出し8,9のうちの左右両側に位置する2つの引き出し8を同一の大きさにし、残る1つの引き出し9を前記引き出し8よりも左右幅を大きくし、かつ、上下幅を小さくしているが、これら引き出しの大きさは適宜変更可能である。又、前記引き出しの個数は、何個であってもよい。又、前記引き出しに代えて、揺動開閉自在な扉を取り付けて実施してもよい。前記引き出し8,9及び引き出しのない空間10を収納部と称する。前記空間10内にビデオテープ・レコーダ等の機器を収納してもよい。この場合、空間10の前面を閉じる開閉自在な扉を取り付けて、空間10内に埃が侵入し難いようにしてもよい。又、前記空間10の前面を閉じる扉を透明なガラスやプラスチック等により構成すれば、内部に収納されているものを容易に確認することができる利点があるが、不透明なものでもよい。又、前記後(背)板28には、空間10内に収納したビデオテープ・レコーダ等の機器の接続用コード等を外部に取り出すことができる開口28Aが形成されている。
【0012】前記支持体3は、図2及び図3に示すように、前記台本体2の左右寸法とほぼ同一の左右寸法を有し、かつ、該台本体2の上下寸法のほぼ2.5倍の上下寸法を有する長方形に構成され、前記台本体2の天板5の後端の上面から上方に延びる状態で固定されている。尚、前記支持体3の寸法は、上記の寸法の他、取り付けるプラズマディスプレーテレビ1の大きさや重量等によって適宜変更可能である。又、前記支持体3は、図5〜図7に示すように、前後一対の木製の板状体11,12と、それら板状体11,12間の特定箇所に配置され、かつ、該板状体の上下寸法とほぼ等しい寸法を有する縦方向に延びる補強用の左右一対の木製の芯材13(図では2個であるが、何個でもよい)及びこれら芯材13間の間に配置した矩形状の木製の芯材22と、前記後側の板状体12及び前記後(背)板28に渡って設けられた断面形状コの字状の補強金具14,14とから構成している。尚、図6に示すように、前記板状体11,12の外周縁を閉じるための4枚の化粧材21(図では2枚のみ示している)を接着剤等により貼り付けて、支持体3の内部(空間)が見えることがないようにしているが、これら化粧材21を省略してもよい。
【0013】前記各補強金具14は、図7に示すように、それの両端部14A,14Aが前記後側の板状体12を貫通して前記特定の芯材13に入り込んだ状態で、図に示す複数組の鬼目ナット15とボルト16とにより固定されている。詳述すれば、前記後側の板状体12に前記補強金具14の両端部14A,14Aを挿入させることができる左右一対の縦長形状の貫通孔12A,12Aを形成し、前記芯材13の部位のうちの前記貫通孔12A,12Aに対応する箇所に前記両端部14A,14Aを入り込ませることができる左右一対の縦長形状の溝13A,13Aを形成し、前記板状体12の貫通孔12A,12Aのほぼ左右中央部に前記鬼目ナット15を挿入可能なほぼ円形の貫通孔12Bの複数個を上下方向に所定間隔を置いて形成している。従って、複数の鬼目ナット15のそれぞれを貫通孔12Bから芯材13にねじ込み固定した後、補強金具14の両端部14A,14Aを貫通孔12A,12Aから溝13A,13A内に入り込ませ、この状態でボルト16を、補強金具14の長手方向適当間隔置きに複数個形成された特定の貫通孔14Bからこれに対応する鬼目ナット15にねじ込んで固定を完了できるようにしている。
【0014】前記外枠Gは、前記支持体3の後方寄り左右の側面にそれぞれ固定された木製の縦長の角材17,17と、これら角材17,17の上端同士を連結する木製の断面形状L字型の連結用部材18とからなり、前記角材17,17と連結用部材18とでプラズマディスプレーテレビ1の外周の一部を覆うガード部材としても機能できるようにしている。前記角材17,17及び連結用部材18を、断面形状円形や楕円形あるいは多角形等、図に示す形状以外のどのような形状にしてもよい。又、角材17,17及び連結用部材18の太さや長さ等も図に示される以外に設定してもよい。
【0015】図3、図5、図6及び図8に示すように、前記連結用部材18の後側の左右両側に照明器具としてのクリプトン電球23をL字型の取付台24にブラケット25を介して固定している。従って、2個のクリプトン電球23,23を図示していないスイッチによりON操作することによって、キャビネットの上方及び後(背)方を照らすようにして、連結用部材18による装飾性に加えて、間接照明による装飾性の向上を高めることができるようにしている。前記クリプトン電球23,23は、連結用部材18の上端から上方に食み出すことがないように設置されており、キャビネットを正面から見た場合にクリプトン電球23,23が見えることがないようにしている。尚、図8に示す26は、クリプトン電球23,23の電源コード27,27を前記左右の角材17,17の上端から内部に入れるために形成した孔(図示せず)を隠すために前記連結用部材18の左右両端に取り付けたカバー部材である。前記クリプトン電球23,23の個数は、キャビネットの大きさ等に応じて適宜変更することができる。又、クリプトン電球に代えて、白熱電球や蛍光灯等各種の照明器具であってもよい。又、前記照明器具の取り付け位置は、連結用部材18の後側の左右両側以外の箇所であってもよい。
【0016】前記プラズマディスプレーテレビ1は、図6に示すように、前記支持体3に取り付けられた係止部材19に係止固定されている。つまり、係止部としてのフック19bが上下方向3箇所に形成された板状の両端部19B,19Bと、両側それぞれがねじ体としてのボルト20の多数により前記支持体3に固定された板状体19Aとからなり、前記上下方向に形成された3つのフック19bのうちの特定のフック19bにプラズマディスプレーテレビ1の後面(背面)に形成の係止孔(図示せず)に係止することによりプラズマディスプレーテレビ1を支持体3に取り付けることができるようにしている。前記ボルト20は、前記係止部材19の板状体19Aに形成の貫通孔(図示せず)を通して前記前側の板状体11から前記特定の芯材13までねじ込むことにより、前記支持体3に強固に固定することができるようにしている。前記のように3つのフック19bを設けることにより、例えばプラズマディスプレーテレビ1の大きさや個人の好み等でプラズマディスプレーテレビ1の取り付け高さ(上下位置)を微調節することができる。これに加えて、支持体3に対して係止部材19を上下方向に移動自在に設けて、プラズマディスプレーテレビ1の取り付け高さ(上下位置)を大きく調節することができるようにすれば、更に使用面において価値の高いものにすることができるが、1つのフック19bのみを設けて、プラズマディスプレーテレビ1の取り付け高さ(上下位置)を調節できないものであってもよい。前記係止部材19の具体的構成は、図に示されるものに限定されるものではない。又、係止だけでなく、係止が不測に解除されることがないように係止した後、係止を解除不能とするロック機構等を設けておいてもよい。
【0017】前記支持体3を台本体2の後面全体を覆うことができるように、上下寸法を図2で示したものよりも長く設定してもよい。このようにすることによって、台本体2の後面を覆う前記後板28を不要にしながらも、台本体2の保形強度を所望通り保持できるようにするとともに、支持体3自体の保形強度をも高めることができる利点がある。
【0018】前記ディスプレーデバイス1の電源コードや前記空間10内に収納されるビデオテープ・レコーダ等の機器とを接続するための接続コード等は、前記支持体3に形成の貫通孔(図示せず)から該支持体3の後面側に一旦出した後、コンセントやビデオテープ・レコーダ等の機器の接続用端子に前記後板28の開口28Aを通して差し込むのである。又、図7に示すように、前記接続コード等を前記支持体3の内部に形成される空間K,K内に配設することによって、接続コード等がキャビネット外に露呈することを回避することができる利点がある。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、キャビネットにてディスプレーデバイスをそれの前面が前方を向いた所定姿勢を維持した安定した状態で屋内のどの場所ヘも配置することができ、従来のように壁等に穴を開ける穴開け作業等を不要にして、容易迅速に取り付けることができるとともに、開けた穴を埋め戻す補修作業等をも要することなく大型のディスプレーデバイスを移動させることができ、しかも、取り付けた後も位置変更や向き変更が可能なディスプレーデバイス用キャビネットを提供することができる。又、前記台本体に備えた単又は複数の収納部に、ディスプレーデバイスに必要なビデオテープ・レコーダやDVDプレーヤ等のAV機器の他、他のものを入れることができ、収納にも便利に使用することができながらも、それらを収納することによって、ディスプレーデバイスをより一層安定した状態でキャビネットにて保持することができる。又、支持体よりも前方側に位置し、かつ、正面視において台本体の左右端から支持体の外側を覆うように外枠を台本体に取り付けることによって、装飾性を高めることができるとともに、奥行き感をも付与することができる。
【0020】請求項2によれば、支持体を、前後一対の板状体と、補強用の複数の芯材と、単又は複数の補強金具とから構成することによって、軽量化を図ることができながらも、芯材及び補強金具とにより支持体の保形強度を高めることができ、支持体の製作や運搬に有利になるだけでなく、キャビネットの製作や運搬にも有利になる。しかも、芯材を板状体の上下寸法とほぼ等しい寸法に設定し、かつ、補強金具を芯材の上下寸法とほぼ等しい長さに設定することによって、支持体の保形強度が部分的に低下することがなく、長期間に渡って損傷等の少ない信頼性のある支持体とすることができる。又、前記補強金具の一部を芯材に入り込ませることによって、芯材そのものの保形強度をより一層高めることができ、支持体の保形強度を更に高めることができる。
【0021】請求項3によれば、外枠の後面側に前記ディスプレーデバイスの後方側を照射するための照明器具を取り付けることによって、後方に位置する壁面等を照らすことができ、より装飾性を高めることができる。又、キャビネットを正面から見た場合に、前記照明器具が外枠から食み出すことがないように該照明器具を取り付ければ、前記装飾性を損なうことがないのである。
【0022】請求項4によれば、ねじ体を係止部材に形成の貫通孔を通して前側の板状体から特定の芯材までねじ込むだけで、係止部材を支持体に固定することができ、この固定された係止部材にディスプレーデバイスを係止保持させて、ディスプレーデバイスを支持体に保持させるのである。そして、ディスプレーデバイスを係止部材から係止解除することにより、ディスプレーデバイスを支持体から取り外すことができ、ディスプレーデバイスの装着作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】594002417
【氏名又は名称】株式会社アイ・デイ・ケイ・デザイン研究所
【出願日】 平成11年3月26日(1999.3.26)
【代理人】 【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
【公開番号】 特開2000−270941(P2000−270941A)
【公開日】 平成12年10月3日(2000.10.3)
【出願番号】 特願平11−83955