| 【発明の名称】 |
カウンター |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 洋一
【氏名】大野 正博
【氏名】有働 公雄
|
| 【要約】 |
【課題】複数のレイアウトを1品種のカウンター形状で賄えるカウンターを提供する。
【解決手段】キッチン用のカウンター1において、調理機器取付用の開口2とシンク取付用の開口2を共通仕様とすることで、1品種のカウンター1で調理機器13とシンク4の取付位置が違う複数のカウンターの形態に対応できる。調理機器取付用の開口2とシンク取付用の開口2とを、同じ大きさの開口2とすれば、調理機器13とシンク4のいずれも簡単に取付けることができる。また、カウンター1の開口2に、カウンター1とは別体の調理機器本体取付用部材7を取付けたことにより、一つのカウンター1で異なるモジュールの調理機器13に対応できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 調理機器取付用及びシンク取付用のそれぞれ別の開口を有するキッチン用のカウンターにおいて、調理機器取付用の開口とシンク取付用の開口を共通仕様としたことを特徴とするカウンター。 【請求項2】 前記調理機器取付用の開口とシンク取付用の開口とが、同じ大きさの開口であることを特徴とする請求項1に記載のカウンター。 【請求項3】 前記2つの開口が、カウンターの間口方向の中心線を挟んで線対称になるよう形成されたことを特徴とする請求項2に記載のカウンター。 【請求項4】 前記カウンターの形状及び2つの開口が、カウンターの奥行き方向の中心線を挟んで線対称になるよう形成されたことを特徴とする請求項2に記載のカウンター。 【請求項5】 シンクを脱着可能な取付方法で開口に取付けたことを特徴とする請求項2、3、4に記載のカウンター。 【請求項6】 前記開口に、カウンターとは別体の調理機器本体取付用部材を取付けたことを特徴とする請求項2に記載のカウンター。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はシステムキッチンに使用するカウンターに係り、特にレイアウト対応に好適なカウンターに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、キッチン用のカウンターは調理機器取付用の穴とシンク取付用の穴として、各々異なる寸法の開口が設けてあり、その部分に調理機器及びシンクの取付を行う。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そのため、カウンターの品種としては、調理機器用の穴の位置、シンクの取付位置、シンクの種類により、掛け算式に数が多くなり管理の負荷が大きい。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数のレイアウトを1品種のカウンター形状で賄えるカウンターを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記目的を達成するために請求項1では、キッチン用のカウンターにおいて、調理機器取付用の開口とシンク取付用の開口を共通仕様とすることで、1品種のカウンターで調理機器とシンクの取付位置が違う複数のカウンターの形態に対応できる。 【0005】特に、調理機器取付用の開口とシンク取付用の開口とを、同じ大きさの開口とすることで、調理機器とシンクのいずれも簡単に取付けることができる。 【0006】また、請求項3では、2つの開口を、カウンターの間口方向の中心線を挟んで線対称になるよう形成することで、1品種のカウンターで少なくとも2つのカウンターの形態に対応でき、カウンターの左右勝手を共通化することができる。 【0007】請求項4では、カウンターの形状及び2つの開口を、カウンターの奥行き方向の中心線を挟んで線対称になるよう形成することで、1品種のカウンターで少なくとも4つのカウンターの形態に対応でき、カウンターの左右勝手を共通化することができる。 【0008】請求項5では、シンクを脱着可能とすることで、シンクの品揃えを増やしてもカウンターの在庫を増やすこともなく、また後々シンクを交換したり、調理機器とシンクの取付位置を交換することも可能である。 【0009】請求項6では、カウンターの開口に、カウンターとは別体の調理機器本体取付用部材を取付けたことにより、一つのカウンターで異なるモジュールの調理機器に対応できる。 【0010】すなわち、従来の一般的なシステムキッチンにおいては、I型カウンターでは間口サイズが1800mmから150mmピッチで3000mmまで対応しており、カウンターの間口サイズは9種類になる。更にシンクが右側配置か左側配置かの左右勝手で、各間口サイズに各々2種類づつ必要であり、その上シンクの種類を3種類とすれば、9×2×3=54品種の形状のカウンターが必要である。またL型の場合、ガス用及びシンク用で異なる品種となるので1650mm〜150mmピッチで2700mmまで対応すれば、左右勝手も含めてガス用で7×2=14品種、シンクを3種類として7×2×3=42品種のカウンターが必要となる。I型とL型を合わせれば、計96品種のカウンターが必要となる。これに、カウンター上のシンクや調理機器の位置の違い、又はカウンターの材質違いを加えれば、さらにその違いの数だけ多くのカウンターが必要になってくる。そして、これらの多品種のカウンターを、システムキッチンの納期短縮のために予め製造したものを倉庫に保管しておき、注文があったごとに倉庫の在庫分を出荷していくような管理システムになっている。よって、倉庫には広いスペースや大量の設備が必要となため、コストが嵩み、それがシステムキッチンの高価格化の一要因ともなっている。 【0011】本発明では、調理機器用の穴とシンク取付用の穴を共通化し更にシンクを現場取付とすることで、従来の96品種に対して、I型は9品種、L型は14品種の計23品種で対応が可能となり、カウンターの品種数を1/4以下にすることができ、在庫の問題に起因するコストの上昇を解決することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は間口方向に対して対称の開口を設けたカウンターの実施形態を示す。カウンター1にはシンク及び調理機器の両者が取付けできる開口2が設けてある。開口2の間口寸法はシンクが入る900mmモジュールに合わせた開口となっており、奥行き寸法は調理機器が入る600mmモジュールの開口となっている。開口2の木口面にはシンクを取付けるための突起3が出ている。 【0013】図2はシンクの例を示す。シンクの間口及び奥行きは開口2の間口及び奥行きよりも各々20mm程度大きく、またシンクボールの間口及び奥行きは開口2の間口及び奥行きよりも小さくし、カウンター1の上にシンク4のリムが被さる様になっている。シンク4のリムにはカウンター1と固定するための金具5が設けてあり、シンクリムの裏面にはパッキン6が取付いている。 【0014】図3はカウンターにシンクを取付けた実施の形態を示す。シンク4をカウンター1の上部よりはめ込むことでシンクリムに取付けた金具5がカウンター木口に設けられた突起3に引っ掛かり固定される。この際、パッキン6が圧縮され防水の役目を果たす。この様にシンク4は接着剤等を使用せず、機械的に固定されているため、金具5を突起3から外すことで容易にシンクのみの交換が可能である。またカウンター1にあけられた開口2には調理機器及びシンクの両者が共通で取付可能であるので、1つのカウンター形状で、シンクと調理機器の左右位置が異なる2つのレイアウト対応が可能である。さらにカウンター1の2つの開口が間口方向の中心線を挟んで線対称になるよう形成された形状であれば、左右勝手を共通化できる。また、カウンターの形状を奥行き方法の中心線を挟んで線対称になるように形成し、かつ、開口が奥行き方向の中心線を挟んで線対称になるようにカウンター自体及び開口を形成された場合であれば、例えば3000mm以上の長いカウンターの場合、調理機器及びシンクの取付位置が左右のいずれかに片寄ることがあるが、この場合でもカウンターを各々180度回転させることで、左右勝手を共通化することができる。 【0015】図4は調理機器本体取付用部材の例を示す。調理機器本体取付用部材7は、900mmモジュールに合わせて設けられた開口2よりもやや小さい幅と奥行寸法であり、中央部に600mmモジュールに合わせた開口7aを、外周には上方に折り曲げられたフランジ7bを設けている。開口2の両側においてカウンター1を支持するキャビネット8および9は、600mmモジュールの調理機器に合わせて約600mmの間隔をあけて設置されている。したがって、開口2の内部にはキャビネット8および9の天板の一部が露出することになり、取付用部材7は開口2の内部において前記キャビネットの天板により支持される。これと同時にフランジ7bが開口2の木口に設けられた突起3に引っかかることにより支持される。さらに、開口7aの両側に設けられたネジ穴7cにおいて前記キャビネットの天板に固定されるので、取付や取外しが簡単である。ちなみに600mmモジュールの調理機器は開口7aを利用して一般的な方法で取付ける。なお、取付用部材7の材質は鋼板などの金属板が望ましいが、合板などの木質材料でもよい。またコの字断面の鉄骨などの棒状材料の両端を、開口2の前後又は左右の木口付近のカウンター1もしくは前記キャビネットの天板に固定してもよい。 【0016】図5は調理機器を取付けた状態の断面図を示す。トッププレート10は900mmモジュールに合わせて設けられた開口2よりもやや大きな幅と奥行寸法から成り、裏面で開口2のやや内側に対応する位置にストッパー10aを設けることで開口2に対するずれを防ぐ。これらにより、開口2および取付用部材7はトッププレート10により完全に覆われる為、外観に出ることがなく見栄えが良い。このように、カウンター1と取付用部材7を組み合わせることにより、900mmモジュールの開口を持つカウンターに600mmモジュールの調理機器を見栄え良く、しかも簡単に取付可能となる。さらに900mmモジュールの調理機器を使用したい場合は、取付用部材を省略すれば対応できるので、同一のカウンターを用いて異なるモジュールの調理機器を選んで取付けることができる。さらに、カウンター1に施されたシンクと調理機器の取付開口寸法が共通であるので配管位置さえ変更すれば、シンクと調理機器の交換も可能である。 【0017】図6は他の実施形態の調理機器を取付けた状態の断面図を示す。調理機器本体取付用部材11は、900mmモジュールに合わせて設けられた開口2よりもやや大きい幅と奥行寸法であり、中央部に600mmモジュールに合わせた開口11aを設けている。さらに裏面の外周付近には両面テープ11bの片面が予め貼付されており、取付時はもう片面の被覆を剥がして開口2の周囲でカウンター1の天面の所定の位置に貼付する。なお、600mmモジュールの調理機器は開口11aを利用して一般的な方法で取付ける。またトッププレート12は、600mmモジュールの開口11aよりもやや大きな幅と奥行寸法から成る。すなわち、この場合600mmモジュールの調理機器とともに、600mmモジュールのトッププレートを使用することが出来る。このとき取付用部材11は、トッププレート12外周に露出することになるので、材質はステンレス鋼板などを用いると見栄えが良い。このように、本実施形態は先の実施形態の場合と同様の効果が得られるものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年8月24日(1998.8.24) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2000−60666(P2000−60666A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−253280 |
|