| 【発明の名称】 |
家具、建具類の戸装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】池田 実
【氏名】河原 勲
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| 【要約】 |
【課題】この発明は扉や引き戸などの装飾を容易に交換することができるようにした戸装置を提供することにある。
【解決手段】家具や建具類の開口部に開閉自在に設けられる扉や引き戸などの戸装置において、枠体4と、この枠体内に着脱自在に収容される飾り体5と、上記枠体内に上記飾り体と重合して着脱自在に収容されるとともに上記飾り体を上記枠体内に脱落不能に保持する押え体6とを具備し、上記飾り体は、ベース部材9と、このベース部材の一側面を覆う飾り部材11と、上記ベース部材に着脱自在に嵌め込まれて上記飾り部材を上記ベース部材に交換可能に保持する保持具12とからなり、上記押え体は、枠状に形成され、一側に係合ピンが他側にはストッパー体が設けられてなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 家具や建具類の開口部に開閉自在に設けられる扉や引き戸などの戸装置において、枠体と、この枠体内に着脱自在に収容される飾り体と、上記枠体内に着脱自在に収容されるとともに上記飾り体を上記枠体内に脱落不能に保持する押え体とを具備し、上記飾り体は、ベース部材と、このベース部材の一側面を覆うとともに周辺部が上記ベース部材の他側面側に折り込まれて保持されたシート状の飾り部材と、上記ベース部材の周辺部に着脱自在に嵌め込まれ上記飾り部材を上記ベース部材に交換可能に保持する保持具とからなり、上記押え体は、枠状に形成され、一側には上記枠体の内周面に穿設された係合孔に係合する係合ピンが設けられ、他側には、上記枠体に係合して上記押え体を上記枠体に係止するストッパー体が設けられてなることを特徴とする家具、建具類の戸装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】この発明は家具や建具類に回転自在あるいはスライド自在に設けられる扉や引き戸などの戸装置に関する。 【0002】 【従来技術】家具や建具類には扉や引き戸などの戸装置が設けられ、たとえば家具の分野においてはその外観によって売れ行きが大きく左右されることがある。そこで、家具の戸装置には、家具の外観の向上を計るために様々な色調やデザインなどの装飾が施されている【0003】消費者は、購入時には戸装置の装飾に満足していたとしても、所定期間使用することでその装飾に飽きるということがあったり、室内の模様替えをすることで、その家具の装飾がその室内に調和しなくなったり、さらには戸装置の装飾部分を汚したり、損傷させてしまい、交換したいなどのことがある。 【0004】そのような場合、上記戸装置を交換できればよいのだが、従来、家具の扉や引き戸は交換できる構造となっていないから、その装飾を容易に変えることができないという不便があった。 【0005】仮に、扉や引き戸の装飾を変えるために、その扉や引き戸を交換するようにしたのでは交換作業に熟練を要するばかりか、コスト的にも高く付くということがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来は扉や引き戸などの戸装置の装飾を変更したい場合、全体を交換しなければならなかったので、その装飾を変更することが容易でなかった。この発明は、扉や引き戸などの装飾を容易に変更することができるようにした戸装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、家具や建具類の開口部に開閉自在に設けられる扉や引き戸などの戸装置において、枠体と、この枠体内に着脱自在に収容される飾り体と、上記枠体内に着脱自在に収容されるとともに上記飾り体を上記枠体内に脱落不能に保持する押え体とを具備し、上記飾り体は、ベース部材と、このベース部材の一側面を覆うとともに周辺部が上記ベース部材の他側面側に折り込まれて保持されたシート状の飾り部材と、上記ベース部材の周辺部に着脱自在に嵌め込まれ上記飾り部材を上記ベース部材に交換可能に保持する保持具とからなり、上記押え体は、枠状に形成され、一側には上記枠体の内周面に穿設された係合孔に係合する係合ピンが設けられ、他側には、上記枠体に係合して上記押え体を上記枠体に係止するストッパー体が設けられてなることを特徴とする家具、建具類の戸装置。 【0008】請求項1の発明によれば、戸装置を枠体及びこの枠体に着脱自在に設けられる飾り体と押え体とから構成し、さらに上記飾り体をベース部材及びこのベース部材を覆う飾り部材と飾り部材をベース部材に交換可能に保持する保持具とで構成し、上記押え体を枠状にし、一側に係合ピンを設け、他側にストッパー体を設けるようにしたことにより、上記飾り体、押え体及び保持具の着脱によって飾り部材を容易に交換することができる。 【0009】 【発明の実施形態】以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。図2は収納家具1を示し、この収納家具1は前面が開放した箱形状の本体2を備えている。この本体2の前面開口は3枚の扉3によって開閉されるようになっている。 【0010】上記扉3は図1に示すように、枠体4、飾り体5及び押え体6とから構成されている。上記枠体4には図3(a)と図4に示すようにその内周部に、枠体4の厚さ方向背面側に開放した段部7が全周にわたって形成されていて、この段部7に上記飾り体5が周辺部を係合して保持されるようになっている。上記枠体4の左右方向の段部7の内周面には係合孔8がそれぞれ上下方向に一対づつ穿設されている。さらに、上記枠体4の一側には、この枠体4を上記本体2に開閉自在に連結するための一対の連結具4aが設けられている。 【0011】上記飾り体5は、図4と図5に示すように合板などによって上記枠体4の段部7の内径寸法よりもわずかに小さな外形寸法に形成されたベース部材9と、このベース部材9の一側面(前面)に貼着されたウレタンフォームなどの弾性部材10と、この弾性部材10を被覆した布地、レザー、紙あるいは合成樹脂シートなどの柔軟なシート状の飾り部材11と、上記ベース部材9の周辺部に着脱自在に嵌め込まれることによって上記ベース部材9に上記飾り部材11を交換可能に保持する保持具12とから形成されている。 【0012】上記弾性部材10は上記枠体4の前面側開口4bから突出する大きさの矩形シート状、つまりベース部材9よりもわずかに小さく形成されており、それによってベース部材9の前面の周辺部は露出している。上記ベース部材9は上記段部7の深さ寸法のほぼ半分の厚さ寸法に設定されている。 【0013】上記飾り部材11は周辺部が上記ベース部材9の背面側に折り込まれ、その部分は上記ベース部材9の周辺部に着脱自在に嵌め込まれる保持具12によって交換可能に保持されている。 【0014】上記ベース部材9に着脱自在に嵌め込まれることによってベース部材9に上記飾り部材11を交換可能に保持する保持具12は図5に示すように合成樹脂やアルミニウムなどの材料によって断面ほぼコ字状に形成されており、その上下辺によって上記ベース部材9の前面の弾性部材10が設けられていない周辺部と背面の周辺部を挟み込むことで、上記飾り部材11を上記ベース部材9に保持している。なお、保持具12は図1や図6に示すようにベース部材9の各辺ごとに分割されている。つまり、飾り部材11は4つの保持具12によってベース部材9に保持されている。 【0015】上記押え体6は、図3(b)及び図4に示すように、上記段部7の深さ寸法のほぼ半分の厚さ寸法の角筒部材によって上記段部7がなす矩形とほぼ同じ大きさの矩形枠状に形成されている。 【0016】上記押え体6の左側辺6aには外周面から外側へ突出し上下方向に離間した一対の係合ピン13が設けられ、右側辺6bには上下方向に離間した一対のストッパー体14が設けられている。上記ストッパー体14は、押え体6の右側辺6bの内側面に筒状体15が取着され、この筒状体15には合成樹脂からなるブッシュ16が上縁部を筒状体15の上端部に載せて嵌入されている。このブッシュ16及び上記押え体6の右側辺6bに穿設された通孔17、18にはストッパ軸19が挿通されている。このストッパ軸19は上記押え体6の右側辺6b内に収容されたばね20によってその一端が上記押え体6に穿設された通孔18から突出する方向に付勢され、通常の状態時にはストッパ軸19の一端側が上記押え体6より突出している。そして上記ストッパ軸19の他端にはつまみ部21が取り付けられて形成されている。 【0017】上記押え体6を上記枠体4に装着するには、上記飾り体5が収容された上記段部7に穿設された係合孔8に押え体6の係合ピン13を係合させ、次に上記ストッパー体14のつまみ部21をばね20の弾撥力に抗して引張り、ストッパ軸19の突出した端部を押え体6内に引っ込め、上記押え体6を上記段部7に押し付ける。そして上記つまみ部21を放すと上記押え体6のストッパ軸19はばね20の弾撥力によって突出し、段部7に穿設された係合孔8に弾性的に係合し、押え体6は枠体4にしっかりと確実に係止される。それによって、上記飾り体5は上記押え体6によって上記枠体4の段部7から脱落しない状態に保持される。つまり、枠体4に飾り体5及び押え体6が一体的に組み込まれることになる。 【0018】また、上記上記枠体4に係止された押え体6を取り外すには、上記ストッパー体14のつまみ部21をばね20に抗して引っ張ってストッパ軸19と段部7の係合孔8との係合を解除し、その状態で押え体6の係合ピン13を段部7の係合孔8から引き抜きながら押え体6を段部7から取り外すことによりなされる。 【0019】このような構成の扉装置によれば、扉3を、枠体4、飾り体5及び押え体6とに分割し、上記枠体4内に上記飾り体5の飾り部材11を枠体4の前面開口4bから露出させて収容し、押え体6によって着脱自在に保持するようにした。そのため、扉3は飾り部材11の色調やデザインなどによって所定の装飾効果を呈することができる。 【0020】長期の使用によって飾り体5の装飾に飽きたり、室内の模様替え、あるいは飾り部材11の汚れや損傷によって上記飾り体5を異なる装飾にしたい場合には、まず枠体4から押え体6を上述したようにストッパー体14のつまみ部21を引っ張ってストッパ軸19の端部を段部7の係合孔8から引き抜き、その状態で押え体6の係合ピン13を段部7の係合孔8から引き抜きながら押え体6を取り外し、ついで飾り体5を取り外す。 【0021】そして、飾り体5の周辺部に着脱自在に嵌め込まれた保持具12を取り外すことで、ベース部材9から飾り部材11を取り外せる状態になるから、その飾り部材11を取り外して異なる装飾効果を持つ飾り部材11に交換したならば、上述したように扉3を組み立てれば、この扉3に新たな飾り部材11による装飾効果を持たせることができる。 【0022】つまり、扉3を枠体4、飾り体5及び押え体6に分割し、飾り体5をベース部材9とこのベース部材9の一側面を覆う飾り部材11とベース部材9の周辺部に着脱自在に嵌め込まれて上記飾り部材11をベース部材9に交換可能に保持する保持具12とから構成し、押え体6を枠状に形成し、左右方向一側に係合ピン13を設け、他側にストッパー体14を設けるようにしたから、上記飾り部材11を交換するだけで、扉3の装飾を変えることができる。したがって、扉3の装飾効果の変更を飾り部材11を交換するだけで行うことができるから、その変更を扉3全体を交換する場合に比べて安価に、しかも容易に行うことができる。 【0023】上記実施例では、ベース部材9に飾り部材11を保持する保持具12を断面コ字状に形成したが、これに代わり断面U字状のものであっても、断面C字状であってもよく、要はベース部材9に着脱自在に嵌め込まれ飾り部材11をベース部材9に交換可能に保持できるものであればよい。 【0024】上記実施例では、戸装置として回動させて開閉する扉を挙げたが、扉に代わり、建具などのようにスライド自在に設けられた引き戸にもこの発明を適用することができる。 【0025】 【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、戸装置を枠体及びこの枠体に着脱自在に設けられる飾り体と押え体とから構成し、上記飾り体をベース部材とこのベース部材を覆う飾り部材とこの飾り部材を上記ベース部材に交換可能に保持する保持具とで構成し、上記押え体を枠状に形成し、一側に係合ピンを設け、他側にストッパー体を設けるようにした。 【0026】そのため、扉装置の装飾を変更したい場合には、上記飾り部材を交換するだけでその装飾を変更できるから、戸装置全体を交換してその装飾を変更する場合に比べて安価に、しかも容易に装飾の変更を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010032 【氏名又は名称】フランスベッド株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月23日(1998.7.23) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−37243(P2000−37243A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月8日(2000.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願平10−241006 |
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