| 【発明の名称】 |
収納間仕切りユニットの収まり調整構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】足立 喜世子
【氏名】内藤 和成
【氏名】吉田 秀和
【氏名】大島 玲奈
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| 【要約】 |
【課題】収納間仕切りユニットの本体と天井との間に生ずる隙間を確実に塞いで遮音性能を確保することが出来、また、意匠面においても違和感の無い収納間仕切りユニットの収まり調整構造を提供すること。
【解決手段】建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニット1の本体2の天板3上に、該本体2と天井13との隙間を上下動し天板3上方の天井13を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材7を備えた収納間仕切りユニット1の収まり調整構造である。上調節用部材7は、その前面が本体2の前側部材の表面と略同一位置となるとともに本体2の前縁の全ての範囲にわたって本体2と天井13との隙間を塞ぐように幕板8を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニットの本体の天板上に、該本体と天井との隙間を上下動し天板上方の天井を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材を備えた収納間仕切りユニットの収まり調整構造において、上調節用部材は、その前面が本体の前側部材の表面と略同一位置となるとともに本体の前縁の全ての範囲にわたって本体と天井との隙間を塞ぐように幕板を有して成ることを特徴とする収納間仕切りユニットの収まり調整構造。 【請求項2】 幕板は、その前側に本体の前側部材の表面と略同一の化粧面を有して成ることを特徴とする請求項1記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造。 【請求項3】 幕板を、その左右両端に凸部と凹部とを設けて形成し、左右に隣り合う本体それぞれの上調節用部材同士を凹凸嵌合により接合して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建物の内部空間の間仕切りをおこなう収納間仕切りユニットの本体と天井との隙間を塞ぐ、収納間仕切りユニットの収まり調整構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、住宅は、その間取りを家族構成、あるいは家族の生活スタイルの変化に柔軟に対応し、容易に変化させることの出来ることが理想とされている。そして、この住宅の間取り変更に対応可能な住宅部材として、間仕切り壁、又は建物の内部空間の間仕切りにもなる収納間仕切りユニット等の間仕切り用の家具が提案されている。 【0003】このような間仕切り用の家具の設置は、一般に、内装工事の中でも工程的に終わりの段階にて成され、そのため、床、天井、壁等の他の部材との取り合いも必要とされている。そして、多くの場合、建物の内部空間の間仕切りを行う間仕切り用の家具は、その設置時に、例えばベニヤ板等の板材を間仕切り用の家具の取り合い部分の隙間寸法に合わせて加工し、例えば天井等の建物の躯体部分に固定した桟等に取り付けて隙間を塞ぐようにしていた。しかし、この隙間閉塞用の板材の加工には非常に手間がかかり、したがって、その対策としてさまざまな調整部材が提案されている。 【0004】例えば、図5に示すような収納間仕切りユニットAにおいては、収納間仕切りユニットAの本体Bの天板3上に、該本体Bと天井13との隙間を上下動し天板3上方の天井13を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材Cを備えて構成されている。そして、この上調節用部材Cを、本体B内に設けられた、その内部にばね部材を備えたアジャスタDにて天井13を押し上げるようにして係止させ収まり調整を行っている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の技術の上調節用部材Cにおいては、その意匠性は特に考慮されておらず、例えば単に略板状の部材を用いるとともに、またその板状部材の端面が収納間仕切りユニットAの本体B外形より控えた位置となるよう形成されている。したがって、遮音性能を維持することが出来ず、また、本体Bを複数併設したときにそれぞれの本体Bの上調節用部材C同士の間に隙間が空いて外観が悪いという問題もあった。すなわち、上記の上調節用部材Cは、意匠面において違和感があり、改善が要望されていた。 【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、収納間仕切りユニットの本体と天井との間に生ずる隙間を確実に塞いで遮音性能を確保することが出来、また、意匠面においても違和感の無い収納間仕切りユニットの収まり調整構造を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニットの本体の天板上に、該本体と天井との隙間を上下動し天板上方の天井を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材を備えた収納間仕切りユニットの収まり調整構造において、上調節用部材は、その前面が本体の前側部材の表面と略同一位置となるとともに本体の前縁の全ての範囲にわたって本体と天井との隙間を塞ぐように幕板を有して成る。 【0008】したがって、この場合、建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニットの、本体と天井との隙間を上下動し天板上方の天井を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材は、本体の前側部材の表面と略同一位置の本体の前縁の全ての範囲にわたって設けられた幕板前面にて本体と天井との隙間を塞いで収まり調節をすることができる。 【0009】また、請求項2記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、請求項1記載の幕板は、その前側に本体の前側部材の表面と略同一の化粧面を有して成る。 【0010】したがって、この場合、本体の前側部材の表面と略同一の化粧面をもった幕板の前側にて天井との隙間を塞いで収まり調節される。 【0011】また、請求項3記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、請求項1又は2記載の幕板を、その左右両端に凸部と凹部とを設けて形成し、左右に隣り合う本体それぞれの上調節用部材同士を凹凸嵌合により接合して成る。 【0012】したがって、この場合、左右に隣り合う本体は、そのそれぞれの上調節用部材同士が、各幕板の左右両端に設けられた凸部と凹部とを凹凸嵌合により接合されて収まり調節される。 【0013】 【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の請求項1乃至3全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、本発明の一実施の形態の収納間仕切りユニットの収まり調整構造の概略構成を示す側面図である。図2は、同収納間仕切りユニットの収まり調整構造を示す併設状態の説明図である。図3は、同収納間仕切りユニットの収まり調整構造を示す斜視図である。図4は、同収納間仕切りユニットの収まり調整構造の上調節用部材を示す説明図である。 【0014】この実施の形態の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニット1の本体2の天板3上に、該本体2と天井13との隙間を上下動し天板3上方の天井13を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材7を備えた収納間仕切りユニット1の収まり調整構造において、上調節用部材7は、その前面が本体2の前側部材の表面と略同一位置となるとともに本体2の前縁の全ての範囲にわたって本体2と天井13との隙間を塞ぐように幕板8を有して成る。 【0015】又、該実施の形態の収納間仕切りユニットの収まり調整構造においては、幕板8は、その前側に本体2の前側部材の表面と略同一の化粧面を有してもいる。又、該実施の形態の収納間仕切りユニットの収まり調整構造においては、幕板8を、その左右両端に凸部8aと凹部8bとを設けて形成し、左右に隣り合う本体2、2それぞれの上調節用部材7、7同士を凹凸嵌合により接合してもいる。 【0016】詳しくは、この収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、例えば、図1に示すように、建物の内部空間の間仕切りをおこなう収納間仕切りユニット1の、床面12上に設置された本体2と、該本体2と建物の天井13との隙間に設けられた上調節用部材7とによって構成され、本体2と天井13との隙間を閉塞させて収まり調整を行うとともに遮音、遮光等を行う構造である。 【0017】本体2は、この場合、ボックスタイプの収納間仕切り家具であり、合板等の木質材料製の天板3、側板4、背板5及び図示していない底板による一面開口の箱体内部に棚板等が適宜固定されて構成され、その箱体の前側開口には前側部材に相当する木質材料製の扉6、6が開閉自在に枢支されて設けられている。扉6は、この場合、合板製の長尺角状の板材の表面に塩化ビニルシート材による化粧シートが貼着されて形成されており、凹部又は凸部にて形成される、扉6開閉用の把手がその中央寄りの一端側に設けられている。なお、この本体2は、床面12上に設けられた四角状の台輪部材10上部に、上記箱体の底板が載置されて、床面12の不陸への対応として床との収まり調整がなされる。 【0018】本体2の内部には、この場合、本体2の天板3の上方に配設される、後述する建物の天井13を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材7を上下動させる昇降ユニット11が4隅にそれぞれ設けられている。したがって、本体2の天板3の4隅には、この昇降ユニット11の上部を貫通させるための円形の開口(図示ぜず)が設けられている。なお、昇降ユニット11は、この場合、その下部に設けられたリンク機構にて上部の圧縮ばねを介して、その先端の押圧片が上調節用部材7の下面を押すようにして上下動させるものを使用しているが、この機構によるものの他、各種機構のものを採用することが可能である。 【0019】上調節用部材7は、この場合、合板製で、その横幅寸法が本体2の箱体と略同一巾寸法をもった所定板厚の四角状の平板9の前後に、横長の幕板8、8がそれぞれ垂設されて形成されている。 【0020】幕板8、8は、この場合、扉6と略同一の板厚で、本体2と天井13との間に発生する、通常想定される隙間寸法より大きい所定の高さ、及び本体2の箱体の巾と略同一長さの寸法をもって、左右に隣り合う本体2、2それぞれの上調節用部材7、7同士が実嵌合である凹凸嵌合により接合されるよう、四角状長尺材の長手方向端部に凸部8aと凹部8bとをそれぞれ有して形成されている。幕板8の表面には、この場合、本体2の扉6の表面と略同一の化粧面となるよう、塩化ビニルシート材による化粧シートが貼着されている。なお、この幕板8、8は、例えば図3に示すように、左右の凸部8aと凹部8bとが互い違いとなるように平板9の前後に固着され垂設されて上調節用部材7を形成する。 【0021】上記の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、図3に示すように、まず、収納間仕切りユニット1の本体2、2を、内部空間の間仕切りを行う建物の所望の設置場所の床面12上に位置させ、次いで、図4(a)に示すように本体2、2を横方向にずらすようにして、それぞれの上調節用部材7、7の前後の幕板8、8の凸部8aと凹部8bとを図4(b)に示すように凹凸嵌合させる。この場合、上調節用部材7は、上記昇降ユニット11の先端の押圧片上に載置されており、横方向に移動自在でもあるので容易に凹凸嵌合させることができる。 【0022】次いで、昇降ユニット11のリンク機構を操作して、図2に示すように、上調節用部材7を上方に移動させ、天井13との隙間を幕板8の前面にて塞ぐように本体2の天板3上方の天井13を圧縮ばねを介して押し上げて収まり調節を行う。この場合、左右に隣り合う本体2、2は、そのそれぞれの上調節用部材7、7同士が、各幕板8の左右両端に設けられた凸部8aと凹部8bとを凹凸嵌合により接合されて収まり調節が成される。また、上記上調節用部材7においては、幕板8の前側に本体2の扉6の表面と略同一の化粧面を有しており、意匠面においても体裁良く天井13との隙間を塞いで収納間仕切りユニット1の収まり調節が成される。また、図2に示す如く、本体2を複数併設した場合においても、それぞれの本体2、2の上調節用部材7、7同士の間に隙間が空くことなく良好な外観をもって、遮音性能を良好に維持して収まり調節が成される。 【0023】したがって、以上説明した収納間仕切りユニットの収まり調整構造によると建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニット1の、本体2と天井13との隙間を上下動し天板3上方の天井13を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材7は、本体2の扉6の表面と略同一位置の本体2の前縁の全ての範囲にわたって設けられた幕板8前面にて本体2と天井13との隙間を塞いで収まり調節をすることができるので、収納間仕切りユニット1の本体2と天井13との間に生ずる隙間を確実に塞いで遮音性能を確保することが出来る。 【0024】また、本体2の扉6の表面と略同一の化粧面をもった幕板8の前側にて天井13との隙間を塞いで収まり調節されるので、意匠面においても違和感が無い。また、左右に隣り合う本体2、2は、そのそれぞれの上調節用部材7、7同士が、各幕板8の左右両端に設けられた凸部8aと凹部8bとを凹凸嵌合により接合されて収まり調節されるので、本体2、2の各上調節用部材7、7を隙間を持つことなく併設出来、以て、遮音性能をより高く出来る。 【0025】 【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、建物の内部空間の間仕切りを行う収納間仕切りユニットの、本体と天井との隙間を上下動し天板上方の天井を押し上げて収まり調節を行う上調節用部材は、本体の前側部材の表面と略同一位置の本体の前縁の全ての範囲にわたって設けられた幕板前面にて本体と天井との隙間を塞いで収まり調節をすることができるので、収納間仕切りユニットの本体と天井との間に生ずる隙間を確実に塞いで遮音性能を確保することが出来る。 【0026】また、請求項2記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、請求項1記載のものの効果に加え、本体の前側部材の表面と略同一の化粧面をもった幕板の前側にて天井との隙間を塞いで収まり調節されるので、意匠面においても違和感が無い。 【0027】また、請求項3記載の収納間仕切りユニットの収まり調整構造は、請求項1又は2記載のものの効果に加え、左右に隣り合う本体は、そのそれぞれの上調節用部材同士が、各幕板の左右両端に設けられた凸部と凹部とを凹凸嵌合により接合されて収まり調節されるので、本体の各上調節用部材を隙間を持つことなく併設出来、以て、遮音性能をより高く出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月25日(1998.6.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−4965(P2000−4965A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月11日(2000.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−178769 |
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