| 【発明の名称】 |
染毛用ブラシ |
| 【発明者】 |
【氏名】若菜 重昭
【氏名】岡田 一廣
【氏名】坂井 雅彦
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| 【要約】 |
【課題】染毛剤を地肌に付着させることなく、染毛剤を用いて髪を根元から染色することのできる染毛用ブラシを提供すること。
【解決手段】基台11上に多数の突起をブラシ状に設けたブラシ部1と、櫛部2,2とを有する染毛用ブラシであって、上記櫛部2,2は、上記基台11の両側縁部それぞれに外方に向けて設けられ、該櫛部2,2と該基台11とのなす角度αは35度〜55度である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台上に多数の突起をブラシ状に設けたブラシ部と、櫛部とを有する染毛用ブラシにおいて、上記櫛部は、上記基台の両側縁部それぞれに外方に向けて設けられ、該櫛部と該基台とのなす角度αが35度〜55度である染毛用ブラシ。 【請求項2】 上記基台の両側縁部が傾斜壁となっており、該傾斜壁に染毛剤保持用の凸部が縦設されている請求項1記載の染毛用ブラシ。 【請求項3】 上記突起として、頭皮に当接される突起と頭皮に当接されない突起を有しており、頭皮に当接される上記突起の径を、頭皮に当接されない上記突起の径よりも大としてある請求項1又は2記載の染毛用ブラシ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪を染色するために用いられる染毛用ブラシに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の染毛用ブラシは、染毛剤を地肌に付着させずに髪を根元から選択的に染色することが困難であった。また、生え際の染色には、櫛が用いられることがあるが、ブラシと櫛とを使い分けるため作業が煩雑であり、また、染毛剤が頭皮に付着したり、染毛剤がたれ落ちたりする問題があった。本発明の目的は、染毛剤を地肌に付着させることなく、染毛剤を用いて髪を根元から選択的に染色することのできる染毛用ブラシを提供することにある。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は、基台上に多数の突起をブラシ状に設けたブラシ部と、櫛部とを有する染毛用ブラシにおいて、上記櫛部は、上記基台の両側縁部それぞれに外方に向けて設けられ、該櫛部と該基台とのなす角度αが35度〜55度である染毛用ブラシを提供することにより、上記の目的を達成したものである。 【0004】 【発明の実施の形態】以下、本発明の染毛用ブラシの好ましい一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の染毛用ブラシは、基台11上に多数の突起をブラシ状に設けたブラシ部1と、櫛部2,2とを有する染毛用ブラシであって、上記櫛部2,2は、上記基台11の両側縁部それぞれに外方に向けて設けられ、該櫛部2,2と該基台11とのなす角度α(図1参照)は35度〜55度である。 【0005】ブラシ部1及び櫛部2,2は、何れも柄12の先端部に設けられた縦長の染毛頭部13に設けられている。本染毛用ブラシは好ましくは合成樹脂製である。本実施形態の染毛用ブラシは、多数の前記突起として、長さ又は径の異なる複数種類の突起14〜17を有しており、各突起14〜17は、基台11の長手方向に列を形成するように種類毎に縦設されている。各列における各突起は、隣接する列における各突起と互い違いの位置に設けられている。基台11は、平面視して略矩形状の形態を有しており、突起14〜17が設けられた基台11の中央部分は、該基台11の幅方向に沿う断面形状が突起14〜17を有する面側に凸に僅かに湾曲した略平板状の形態を有している。該中央部分が、斯かる断面形状を有することにより、染毛剤の残留が防止され、ブラシ部1を用いた染毛作業が一層容易且つ効果的なものとなる。 【0006】ブラシ部1の幅方向両側の最外列を形成する突起14は、ブラシ部1の使用時に、頭皮に当接される最も長い突起となっており、頭皮に当接されない他の突起15〜17よりも径が大となっている。突起14の列の直ぐ内側の列を形成する突起15は、突起14よりも小径で短い突起であり、該突起15よりも更に内側の突起16は該突起15よりも更に小径で短い。ブラシ部1の中央の列を形成する突起17は、突起15と突起16との中間の長さを有し、突起16と同径である。尚、各突起15〜17それぞれは、断面円形状の軸部と略半球状の先端部とからなり、該軸部は先端部に向かうに連れて僅かに縮径されている。 【0007】基台11の両側縁部は、突起15〜17が形成された面側を腹側とすると、該腹側とは反対側の背側に向けて下降する傾斜壁18となっており、左右の両傾斜壁18,18の先端部に櫛部2, 2が設けられている。各櫛部2は、通常の櫛と同様に、互いに平行に設けられた複数の扁平突起21,21・からなり、該各扁平突起21の幅は、基部21aから先端に向かうに従って狭くなっている。 【0008】上記櫛部2,2と該基台11とのなす角度α(図1参照)は35度〜55度、好ましくは40度〜50度である。櫛部2,2と基台11とのなす角度αが35度未満であると、櫛部2,2の内壁面と傾斜壁との間の谷部Bに染毛剤の必要量を保持させることができず、該角度αが55度を超えると、液だれを生じさせることなく必要量の染毛剤を保持させることができない。上記角度αが40度〜50度であると、櫛部2,2を用いて染毛する際に、櫛部2,2の内側の谷部Bに染毛剤を乗せること及び櫛部2,2を生え際に当てることが特に容易で失敗することがなく、染毛作業中における染毛剤の液だれ及び頭皮への付着防止性並びに染毛作業の効率が一層向上する。尚、一方の櫛部2と他方の櫛部2とで基台11とのなす角度αが同じであることが好ましいが両櫛部2,2で異なっていても良い。また、本実施形態における上記角度αは、基台11の突起14〜17が形成された中央部分の両側縁部を結ぶ平面に対する櫛部2,2の角度である。 【0009】また、両傾斜壁18,18の上端部には、染毛剤保持用の凸部19,19・が縦設されている。各凸部19,19・間の間隔は、上記突起14,14同士間の間隔より狭く、櫛部2の扁平突起21,21同士間の間隔より広い。各凸部19は、縦断面略三角形状のこぶ状の形態を有し、それぞれの高さ(傾斜壁18を水平としたときの該傾斜壁18からの高さ)は、櫛部2を構成する扁平突起21の長さの10〜20%が好ましく該扁平突起21の長さに応じて適宜に決定し得るが、例を示せば0.1〜4mmが好ましく、特に1〜3mmが好ましい。 【0010】本実施形態の染毛用ブラシの使用方法を、ジェル状の染毛剤を用いて染毛する場合を例に説明する。先ず、ブラシ部1の中央に染毛剤をのせ、該ブラシ部1を用いて髪をとかしながら髪全体に染毛剤を馴染ませる。次いで、何れか一方の櫛部2の内側の谷部Bに染毛剤を乗せ、該櫛部2を用いて、額やこめかみ等における毛の生え際や、髪の分け目における毛の根元等に、染毛剤を塗り付ける。そして、所定時間放置する。尚、櫛部2を用いて染毛剤を塗布する際には、基台11を地肌に対して垂直にした状態、又は垂直から多少傾斜させた状態として用いるのが良い。 【0011】本実施形態の染毛用ブラシによれば、ブラシ部1と櫛部2とを適宜に使い分けて用いることによって、髪全体に染毛剤を迅速に塗布することができるのみならず、額やこめかみ等における毛の生え際や、髪の分け目における毛の根元等に染毛剤を無理なく容易に塗布することができる。また、生え際や毛の根元等に染毛剤を塗布する際、地肌に染毛剤を必要以上に付着させることもない。 【0012】また、櫛部2を用いて染毛を行う際においても、複数の上記凸部19によって染毛剤の液だれが防止されるので、染毛剤の塗布が一層容易であり、また、衣服への着色や染毛剤の無駄も抑制できる。また、ブラシ部1における頭皮に当接される上記突起14の径を、頭皮に当接されない他の突起15〜17の径よりも大としてあるので、ブラシ部1を用いて染毛剤を塗布する際に頭皮を過度に刺激することもない。また、ブラシ部1に長さや太さの異なる複数種類の突起を設けてあるため、染毛剤を頭髪にムラなく塗布することができる。また、頭皮に当接されない突起15〜17を有することにより、ブラシ部1からの液だれも効果的に防止される。 【0013】以上、本発明の染毛用ブラシの一実施形態について説明したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更可能である。例えば、ブラシ部1は、径及び長さの等しい単一種類の突起のみを備えたものであっても良い。また、ブラシ部1における突起の種類や配列は、染毛剤の保持性等を考慮して適宜の配列とすることができる。また、染毛剤の形態は、ジェル状の他、発泡されたフォーム状等であっても良い。また、染毛剤の種類は特に制限されず、毛髪着色料を物理的に吸着させる一時染毛剤、直接染料や酸性染料を頭髪に染着させる半永久染毛剤、植物染料、金属染料、酸性染料等を化学反応により結合させる永久染毛剤等、従来公知の各種の染毛剤を用いることができる。また、染毛用ブラシは金属製であっても良い。また、上記角度αは両櫛部2,2共に上記範囲内であることが好ましい。 【0014】 【発明の効果】本発明によれば、染毛剤を地肌に付着させることなく、染毛剤を用いて髪を根元から染色することのできる染毛用ブラシを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月19日(1999.1.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076532 【弁理士】 【氏名又は名称】羽鳥 修 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−201736(P2000−201736A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−10589 |
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