| 【発明の名称】 |
加温具 |
| 【発明者】 |
【氏名】土屋 勝
【氏名】伊藤 隆司
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| 【要約】 |
【課題】長い頭髪や量の多い頭髪に対しても間便に頭髪・頭皮の処理を行うことができる、髪の柔軟化、くせ矯正、弾性付与、染色等の頭髪処理や養毛・育毛処理等の頭皮処理が手軽に効率よく行える加温具及び頭髪・頭皮の処理方法を提供すること。
【解決手段】加温部20を有するキャップ2と、頭髪Aを包む頭髪包み具3とからなり、頭髪包み具3で頭髪Aを包んだ後、包まれた頭髪Aを覆うように頭部Bにキャップ2を被せて使用する加温具1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加温部を有するキャップと、頭髪を包む頭髪包み具とからなり、前記頭髪包み具で頭髪を包んだ後、前記キャップを、包まれた該頭髪を覆うように頭部に被せて使用する加温具。 【請求項2】 前記キャップは、2枚の略同形の発熱体含有シートにおける互いの周縁部を接合固定してなる内層キャップを具備し、該発熱体含有シートは、耐水性の内層シートと、該内層シートの片表面に配された複数の該発熱体とからなり、該発熱体含有シートは、それぞれ該発熱体が外面に位置するように接合固定されている請求項1記載の加温具。 【請求項3】 前記頭髪包み具は、可撓性材料からなり、長手方向両端がそれぞれ開口されて一対の開口部が形成された筒状体で、1方の開口部の縁部に弾性部材が配されており、該筒状体中に頭髪を包むように該一方の開口部を頭部に被せて使用される請求項1又は2記載の加温具。 【請求項4】 前記頭髪包み具で、頭髪を纏めて包んだ後、前記キャップを、包まれた該頭髪を覆うように頭部に被せて頭髪・頭皮を加温する頭髪・頭皮の処理方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、簡便に頭髪又は頭皮を加熱できる加温具及び頭髪・頭皮の処理方法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来より、頭髪に形をつけたり、柔らかくしたり硬くする等髪質を変えたり、また、髪色を変える等の頭髪処理や、養毛・育毛等の頭皮処理において、頭部を加温する加温具は、種々用いられている。これらは、簡単な袋状またはヘルメット状であったため、長い頭髪や髪の量が多い場合に、髪を加温具に収めることが困難であり、手間を要し、簡便な頭髪・頭皮の処理ができなかった。 【0003】本発明の目的は、長い頭髪や量の多い頭髪に対しても簡便に頭髪・頭皮の処理ができ、髪の柔軟化、くせ矯正、弾性付与、染色等の頭髪処理や養毛・育毛処理等の頭皮処理が手軽に効率よくできる加温具及び頭髪・頭皮の処理方法を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、加温部を有するキャップと、頭髪を包む頭髪包み具とからなり、前記頭髪包み具で頭髪を包んだ後、前記キャップを、包まれた該頭髪を覆うように頭部に被せて使用する加温具を提供することにより前記目的を達成したものである。また、本発明は、前記頭髪包み具で、頭髪を纏めて包んだ後、前記キャップを、包まれた該頭髪を覆うように頭部に被せて頭髪・頭皮を加温する頭髪・頭皮の処理方法を提供することにより前記目的を達成したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の加温具の好ましい1実施形態について説明する。本実施形態の加温具1は、図1及び2に示すように、加温部20を有するキャップ2と、頭髪Aを包む頭髪包み具3とからなり、頭髪包み具3で頭髪Aを包んだ後、キャップ2を、包まれた頭髪Aを覆うように頭部Bに被せて使用される。 【0006】更に詳述すると、頭髪包み具3は、図1及び2に示すように、可撓性材料からなり、長手方向両端がそれぞれ開口されて一対の開口部31、32が形成された筒状体30で、1方の開口部31の縁部31aに弾性部材33が配されており、筒状体30中に頭髪Aを包むように一方の開口部31を頭部Bに被せて使用される。詳細には、筒状体30は、長方形状の可撓性材料からなるシートの長手方向両側縁を接合固定して形成されており、弾性部材33は、ひも状であり、筒状体30の長手方向端縁部を筒状体30の内方に巻き入れて固定されている。 【0007】可撓性材料としては、ポリエチレン等の合成樹脂、綿等の天然繊維からなる織物、各種不織布等が用いられる。弾性部材33としては、通常ヘアキャップ等に用いられるものを特に制限なく用いることができる。 【0008】また、加温部20は、空気に触れると発熱する発熱体24により形成されている。そして、キャップ2は、2枚の略同形の発熱体含有シート21における互いの周縁部(湾曲周縁部22a)を接合固定してなる内層キャップ22を具備し、発熱体含有シート21は、耐水性の内層シート23と、内層シート23の表面全面を覆って配された通気性シート25と、内層シート23及び通気性シート25とにより狭持固定された複数の発熱体24とからなり、発熱体含有シート21は、それぞれ内層シート23が内面に位置するように接合固定されている。また、各発熱体24は、それぞれ、内層シート23と通気性シート25とを接合させることにより、それぞれ分離されている。 【0009】開口2aの大きさは、人間の頭部が入る大きさ、具体的には、直径が好ましくは32〜42cm、更に好ましくは35〜39cmである。また、開口2aには、弾性部材27が配されている。 【0010】内層シート23としては、耐水性と柔軟性とを備える素材、例えばポリエチレンのシート、ポリプロピレンのシート、塩化ビニルのシート等が用いられる。通気性シート25としては、通常の使い捨てカイロ等に用いられているものの他、通気性のあるシートであれば、特に制限なく用いることができる。 【0011】発熱体24は、通常の使い捨てカイロと同様に、鉄粉を主成分とした発熱体組成物により形成されている。尚、内袋(図示せず)等に封入して用いても良い。 【0012】本実施形態のキャップ2の発熱温度及び発熱時間は、通気性シートの通気性と発熱体組成物の組成により適宜調節することができるが、25℃の室内において水等で濡れた頭髪に被せた場合に、0〜10分間で35〜40℃にまで上昇し、40〜60℃で10〜120分間維持されるような温度特性を有するように調節するのが頭髪頭皮の加温用として好ましい。 【0013】本実施形態の加温具1は、以下のようにして使用できる。即ち、図2に示すように、先ず、頭髪Aを束ねて頭髪包み具3の筒状体30の内部に収納して、頭髪包み具3の一方の開口部31を頭部Bにおける額から襟足にかけて位置させて被せることにより、頭髪Aを頭髪包み具3で纏めて包んだ状態とする。ここで、開口部31には、弾性部材33が配されているので、頭部にフィットする。次に、他方の開口部32側を、頭髪Aごと頭部Bの上方に持ち上げて、頭髪包み具3全体を頭髪Aを収納した状態で頭部Bの上部に持ち上げる。この際の、持ち上げ方は任意である。そして、この状態のまま、キャップ2を頭部Bに被せて、頭髪包み具3ごと包まれた頭髪Aを覆って、頭髪・頭皮の加温処理を行うことができる。本実施形態の加温具1は、このように使用できるため、長い頭髪や量の多い頭髪に対しても簡便な使用操作で、安全に頭髪・頭皮の加温及び処理を行うことができる。 【0014】本実施形態の加温具は、内層シートと通気性シートとを貼り合わせつつ、両シート間の所定位置に発熱体を封入して発熱体含有シートを作成する発熱体含有シート作成工程、得られた発熱体含有シートを、通気性シート側を内側にして2つ折りに折り畳むか、又は得られた発熱体含有シートを通気性シートを内側にして2枚重ね合わせる重ね合わせ工程、及び重ね合わせられた縁部を封止して、発熱体を外気から絶縁する封止工程を行う等して、キャップを製造し、更に、可撓性材料からなる筒状体を常法に従って作成した後、一端部側に弾性部材を配する等して頭髪包み具を製造することにより、得られる。 【0015】尚、上述の実施形態においては、発熱体として、簡便性および安全性の点で特に好ましいため、鉄粉を含む発熱体組成物を有するものを例示して説明したが、この他、発熱体としては、ニクロム線を用いた通電により発熱する発熱体、塩化カルシウム、酸化カルシウム、ゼオライト等の水と接して発熱するものを有する発熱体等が挙げられる。また、加温部は、熱を保持する性能の高い蓄熱剤、例えば、ポリエチレングリコール等を用いて形成してもよい。 【0016】また、キャップは、2枚の加温用シートにより形成する必要はなく、1枚若しくは3枚以上の多数枚の加温用シートで形成したり、加温用シートと加温体を含まない通常の樹脂製シート等とを組み合わせて形成しても良い。 【0017】また、キャップは、内層キャップの通気性シートの外側に、通気性且つ非透水性の外層シートからなる外層キャップを配し、両者をそれらの開口部側で固定した、外層キャップを有するものを用いることもできる。この際用いられる外層シートは、通気・非通水シートであり、耐水性と保温性とを与えているもので、例えば、使い捨ておむつ等に使用される通気/非通水シート等が用いられる。非透水性の外層キャップを具備することにより、お風呂の中等の加温具に水がかかる恐れがある場所でも使用できる。 【0018】また、頭髪包み具の形態も上述の実施形態に制限されるものではなく、帯状の形態、帯状で頭部前方で簡易に両端部を縛れるように両端部の幅が細くなされた形態等、種々の形態とすることができる。 【0019】次に、本発明の頭髪・頭皮の処理方法について説明する。本発明の頭髪・頭皮の処理方法は、前記頭髪包み具で、頭髪を纏めて包んだ後、前記キャップを、包まれた該頭髪を覆うように頭部に被せて頭髪・頭皮を加温することにより、行うことができる。頭髪包み具としては、上述の図1及び2に示す形態の筒状体;または、ガーゼ等からなる長方形状の帯状のシート体(図示せず)、長手方向中央部に位置する幅広の髪包み部と該髪包み部の長手方向両端に連設された幅狭の縛り部とからなり、布や不織布からなる帯状のシート体(図示せず)等の帯状体等が挙げられる。そして、筒状体で頭髪を纏めて包む際には、上述の如く使用でき、帯状体で頭髪を纏めて包む際には、一端、頭髪を頭部の上に纏めた後、帯状体の長手方向中央部分を後頭部に当てて纏めた頭髪を包んだ後、長手方向両端部を縛る等して、頭髪包み具を頭部に固定する等して、頭髪を纏めた包むことができる。この他の処理方法については、上述した加温具の使用方法についての説明が適宜適用される。また、頭髪・頭皮の前処理や後処理に関しては、通常の頭髪・頭皮の処理方法と同じ処理が適宜適用される。 【0020】 【発明の効果】本発明の加温具は、長い頭髪や量の多い頭髪に対しても間便に頭髪・頭皮の処理を行うことができる、髪の柔軟化、くせ矯正、弾性付与、染色等の頭髪処理や養毛・育毛処理等の頭皮処理が手軽に効率よく行えるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月16日(1999.6.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076532 【弁理士】 【氏名又は名称】羽鳥 修 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−354508(P2000−354508A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月26日(2000.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−169372 |
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