| 【発明の名称】 |
ヘア―カ―ル器及びヘア―カ―ル装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】衣笠 豊
【氏名】平田 雅也
【氏名】東 啓二
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| 【要約】 |
【課題】受電部分の摩耗や損傷を防ぐとともに簡単な構成によって通電の均一性を維持でき、以て製作の容易性の向上したヘアーカール器及びヘアーカール装置を提供すること。
【解決手段】ヘアーカール器1は、導電性を有し、通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、その本体2全体が導電路となるように給電用の電極3を一体化し短筒状に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 導電性を有し、通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、その本体全体が導電路となるように給電用の電極を一体化し短筒状に形成してなるヘアーカール器。 【請求項2】 電極を、本体の筒端部周囲に沿う環状としてその両端に配設したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。 【請求項3】 電極を、本体と略同一長さの短片状とし、同本体の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカール器。 【請求項4】 ヘアーカール器への給電用の給電装置と、本体の電極が、同給電装置に設けられた給電端子と接離自在に接触する凸状の電極端子を備え、その電極端子が、該給電端子に接触する接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有してなる請求項2又は3記載のヘアーカール器とを備えて構成されたことを特徴とするヘアーカール装置。 【請求項5】 その給電端子が凸状の接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有するヘアーカール器への給電用の給電装置と、本体の電極が、その周壁の凹所に設けられてなる請求項2又は3記載のヘアーカール器とを備えて構成されたことを特徴とするヘアーカール装置。 【請求項6】 給電装置は、給電端子がヘアーカール器本体の内周に沿う凸部の外周に設けられ、ヘアーカール器が、該凸部の給電端子に接触する電極または電極端子を本体の内周に有してなることを特徴とする請求項4又は5記載のヘアーカール装置。 【請求項7】 給電装置が、その凸部の基端周囲に、異なる外形のヘアーカール器の本体端部に沿う、給電端子へ各本体の電極または電極端子が接触するよう位置決めする複数の溝部を有してなることを特徴とする請求項6記載のヘアーカール装置。 【請求項8】 給電端子を、ヘアーカール器本体を給電装置の凸部に被着させたときに電極または電極端子へ給電可能としてなることを特徴とする請求項6又は7記載のヘアーカール装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアーアイロン、ヘアーカーラー等の毛髪巻胴に毛髪を沿わせたり、巻き付けたりして毛髪に癖をつけたり、癖を直したりするヘアーカール器及びヘアーカール装置に関し、詳しくは構造を簡素化して製作を容易にしたヘアーカール器及びヘアーカール装置の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、PTCヒータと呼ばれている、図12に示すような、正の温度係数挙動をもって自己発熱するセラミックヒータHを、図13(a)に示す如く、合成樹脂製の毛髪巻胴である本体A内に埋設して形成されたヘアーカール器がある。このものは、ヘアーカール器への給電用の給電装置Cに、図13(b)に示すように被着させる。すると、給電装置Cの給電端子Dから受電端子Bを介してセラミックヒータHへ給電され、それ自体が温度制御を行うように自己発熱する。 【0003】しかし、この場合、ヘアーカール器は、製品を構成する部品が多いため、その組立に多くの時間とコストを必要とする。また、金属部品を多く使用して構成されているため、ヘアーカール器自体の重量が数十グラムとなり、一度に複数個のヘヤーカール器が同時に使用された場合に、使用者の毛髪に大きな重量の負担をかけ、使用者に不快感を与えることがあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本出願人においては、特開平10−155536として開示されている、電気、または磁力等の外力により自己発熱する合成樹脂成形材料のみを、所望する形状に加工してなるヘアーカール器を提案している。この場合、ヘアーカール器には、その本体表面に接触するような外部電極をもった給電装置から給電するようにしている。 【0005】ところで、上記の開示されたものの構成においては、ヘアーカール器の受電部分の摩耗や損傷を回避するため、受電用の金属製の電極を設けることも提案している。しかし、この電極を設けるときに、電極と、所望する形状に加工された合成樹脂成形体との間の通電状態を安定して維持させるために、例えばねじなどの固着手段を用いた場合、ヘアーカール器の構造が複雑となりコストが上昇するという問題があった。 【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、受電部分の摩耗や損傷を防ぐとともに簡単な構成によって通電の均一性を維持でき、以て製作の容易性の向上したヘアーカール器及びヘアーカール装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のヘアーカール器及びヘアーカール装置にあっては、ヘアーカール器が、導電性を有し、通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、その本体全体が導電路となるように給電用の電極を一体化し短筒状に形成してなることを特徴としている。 【0008】この場合、導電性を有するとともに通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、短筒状に形成されたヘアーカール器の本体全体に、該本体に一体に形成された電極を介して均一に給電される。 【0009】そして、上記電極を、本体の筒端部周囲に沿う環状としてその両端に配設することが好ましい。 【0010】この場合、本体の両端に配設されたその筒端部周囲に沿う環状の電極を介して給電される。 【0011】また、上記電極を、本体と略同一長さの短片状とし、同本体の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設することも好ましい。 【0012】この場合、本体の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設された、該本体と略同一長さの短片状の電極を介して給電される。 【0013】また、ヘアーカール装置が、ヘアーカール器への給電用の給電装置と、本体の電極が、同給電装置に設けられた給電端子と接離自在に接触する凸状の電極端子を備え、その電極端子が、該給電端子に接触する接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有してなる上記のヘアーカール器とを備えて構成するのが好ましい。 【0014】この場合、ヘアーカール器への給電用の給電装置に設けられた給電端子と、バネ部にてバネ付勢されるように設けられた接触部をもった凸状の電極端子を有するヘアーカール器の本体電極とが接離自在に接触して、該電極を介して給電される。 【0015】また、ヘアーカール装置が、その給電端子が凸状の接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有するヘアーカール器への給電用の給電装置と、本体の電極が、その周壁の凹所に設けられてなる上記のヘアーカール器とを備えて構成するのも好ましい。 【0016】この場合、ヘアーカール器への給電用の給電装置に設けられた、凸状の接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有する給電端子と、本体の周壁の凹所に設けられたヘアーカール器の電極とが接触して、同電極を介して給電される。 【0017】また、上記給電装置は、給電端子がヘアーカール器本体の内周に沿う凸部の外周に設けられ、ヘアーカール器が、該凸部の給電端子に接触する電極または電極端子を本体の内周に有するのが好ましい。 【0018】この場合、ヘアーカール器は、その本体の内周に設けられた電極または電極端子が、給電装置の凸部外周の給電端子と接触して給電される。 【0019】また、上記給電装置が、その凸部の基端周囲に、異なる外形のヘアーカール器の本体端部に沿う、給電端子へ各本体の電極または電極端子が接触するよう位置決めする複数の溝部を有するのが好ましい。 【0020】この場合、異なる外形のヘアーカール器それぞれが、給電装置の凸部の基端周囲の、その異なる本体端部に沿う複数の溝部にガイドされて、その各本体の内周に設けられた電極または電極端子を給電端子と接触させ給電される。 【0021】また、上記給電端子を、ヘアーカール器本体を給電装置の凸部に被着させたときに電極または電極端子へ給電可能とするのが好ましい。 【0022】この場合、ヘアーカール器本体が、給電装置の凸部に被着されて、給電端子から電極または電極端子を介して給電可能とされる。 【0023】 【発明の実施の形態】図1乃至図7は、本発明の請求項1乃至4、6、7、全てに対応する第1の実施の形態を示し、図8乃至10は、本発明の請求項5及び8に対応する第2の実施の形態を示している。 【0024】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施の形態のヘアーカール器を示し、(a)は平面図、(b)は側面断面図である。図2は、同ヘアーカール器及びヘアーカール装置を示す斜視図である。図3は、同ヘアーカール器本体の要部である電極を示す概略構成図である。図4は、同ヘアーカール装置の給電装置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。図5は、同ヘアーカール器本体の電極の説明図である。図6は、同ヘアーカール器本体の他の実施例を示し、(a)は平面図、(b)は側面断面図である。図7は、同ヘアーカール器本体の更に他の実施例を示し、(a)は平面図、(b)は側面断面図である。 【0025】この実施の形態のヘアーカール器及びヘアーカール装置において、ヘアーカール器1は、導電性を有し、通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、その本体2全体が導電路となるように給電用の電極3を一体化し短筒状に形成してなる。 【0026】又、該実施の形態のヘアーカール器1においては、電極3を、本体2の筒端部周囲に沿う環状としてその両端に配設してもいる。又、該実施の形態のヘアーカール装置においては、ヘアーカール器1への給電用の給電装置6と、本体2の電極3が、同給電装置6に設けられた給電端子8と接離自在に接触する凸状の電極端子4を備え、その電極端子4が、該給電端子8に接触する接触部41、及びこの接触部41をバネ付勢するバネ部42を有してなるヘアーカール器1とを備えて構成される。又、該実施の形態の給電装置6は、給電端子8がヘアーカール器1の本体2の内周に沿う凸部7の外周に設けられ、ヘアーカール器1が、該凸部7の給電端子8に接触する電極3または電極端子4を本体2の内周に有してもいる。又、該実施の形態のヘアーカール装置においては、給電装置6が、その凸部7の基端周囲に、異なる外形のヘアーカール器の本体2端部に沿う、給電端子8、8へ各本体2の電極3、3または電極端子4、4が接触するよう位置決めする複数の溝部91を有してもいる。 【0027】詳しくは、この実施の形態のヘアーカール装置は、毛髪に癖をつけたり、癖を直したりするために毛髪を巻き付けるヘアーカール器1と、このヘアーカール器1へ給電するための給電装置6とを備えている。そしてヘアーカール器1は、電極3をもった本体2を有し、給電装置6は、給電端子8をもった凸部7の設けられた基台9を有して構成されている。 【0028】本体2は、導電性を有し、通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて短円筒状に成形された毛髪巻胴である。この本体2を成形する合成樹脂材料は、ポリマ−ヒ−タと呼ばれるもので、基材としてのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、PBT樹脂、ポリフェニレンスルファイド、ポリイミド、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂と、カーボンブラック、銀粉、アルミニウム粉等の導電材料と、無機質フィラーによる充填材とが適宜添加されて形成さた成形材料が使用される。 【0029】また、本体2の成形方法は、射出成形、押出成形、圧縮成形等の、汎用のプラスチック成形方法が採用される。そして、この本体2は、その給電電圧の電圧値を広くとれて、さらに後述する給電装置6内部の給電回路が小型化できるよう、また、ヘアーカール器1の温度制御を簡単化するために、25℃雰囲気温度下の体積固有抵抗値が0.1〜1000Ω・cmであって、正の温度係数挙動をもって自己発熱するポリマーヒータにて成形され、後述する、凸状の電極端子4をもった電極3、3が、この本体2の円筒状上下端部にインサート成形にてそれぞれ一体化される。 【0030】本体2は、図1(b)に示すように、上下にそれぞれ、アルミニウム等の伝熱性の良好な金属板を円筒状に湾曲形成した均熱板5が装着された、本体2とは異なる合成樹脂製の本体ボディ21の内方に、該均熱板5に接触させて、また、電極端子4、4がこの本体ボディ21の内周方向に向け突出するように収納され配設される。なお、図示してはいないが、この本体ボディ21の外周全面には、毛髪を巻廻ししやすいように複数の凸状の突起物が設けられる。 【0031】電極3は、本体2に、後述する給電装置6から通電するためのもので、例えば本体2のポリマーヒータと良好に電気的コンタクトをとるため、銅、銅合金、アルミニウム等の金属材料にて、この場合、簡単な構成にて本体2全体が略均一に導電路となるよう、その円筒状の筒端部周囲に沿うような円環状に形成されて、本体2の上下端部に一体化されている。この電極3は、図3に示すように、その内周側に切欠31が設けられており、この切欠31に電極端子4が設けられている。なお、電極3は、上記の金属材料によるもの以外に、本体2よりも高導電性を有する樹脂材料にて形成しても良い。 【0032】電極端子4は、図3に示すように、上記本体ボディ21にて位置決めされて本体2内周側に向けてスライド自在に装着された、導電材料製で凸状の角部に面取りが施された接触部41と、接触部41にその一端が固定され、他端が電極3の切欠31に固定されて接触部41をバネ付勢するように設けられた、導電材料製コイルバネにて形成されたバネ部42とを有している。そして、本体ボディ21内周側壁の横穴から出没自在に埋設されている。なお、バネ部42は、このコイルバネによるものの他、例えば導電ゴム等の導電性と弾性とを有するクッション材にて形成しても良い。 【0033】給電装置6は、図4に示すように、角状の基台9上面に、円柱状の凸部7が該基台9上の一方に偏心させて一体化された、合成樹脂材料にて形成された中空状のケースを有して構成されている。そして、該ケース内部には、図示していないが、交流電源から所定の電圧値に変換してヘアーカール器1へ電源供給する電源部が収納されている。 【0034】凸部7には、その外周の一側に、上記電極端子4、4に接触してこの電源部から本体2へ給電するための、該凸部7外周の曲率と略同一の湾曲片の給電端子8、8が、上下に離隔させて嵌着し埋設されている。また、基台9の上面には、上記給電端子8、8へ各本体2の電極3または電極端子4が接触するよう位置決めするために、異なる外形のヘアーカール器の本体2の円状の端部に沿う3つの溝部91、91、91の各溝が給電端子8、8下方にて接するように、凸部7の基端周囲に偏心させ一体形成されている。 【0035】上記のヘアーカール器1及びヘアーカール装置にあっては、ヘアーカール器1を給電装置6の凸部7に被着させたとき、ヘアーカール器1への給電用の給電装置6の凸部7に設けられた給電端子8、8と、バネ部42にてバネ付勢されるように設けられた接触部41をもって、接離自在に設けられた凸状の電極端子4、4を有する、ヘアーカール器1の本体2に一体に形成された電極3とが、接触部41が、図5(a)に示す没状態位置から図5(b)に示す出状態へ変位し、バネ性をもって接触する。そして、該電極3を介して、導電性を有するとともに通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、短筒状に形成されたヘアーカール器1の本体2全体に給電することにより、本体2が自ら温度制御を行い発熱する。 【0036】なお、このとき、本体2の両端に配設されたその筒端部周囲に沿う環状の電極3を介することにより、確実に本体2全てを電路とした給電をすることができる。また、このヘアーカール器1は、その本体2の内周に設けられた電極端子4、4の接触部41が、給電装置6の凸部7外周の給電端子8、8と接触し、接触部分が本体2に隠蔽されて給電される。 【0037】ところで、この給電装置6の場合、図示してはいないが、異なる円筒状外形のヘアーカール器1を給電装置6の凸部7に被着させて、それぞれが、給電装置6の凸部7の基端周囲の、その異なる本体2端部に沿う複数の溝部91にガイドさせて、その各本体2の内周に設けられた電極端子4、4を給電端子8、8と接触させ給電することができ、各種外形のヘアーカール器形態に容易に対応させることが可能となる。 【0038】したがって、以上説明したヘアーカール器1及びヘアーカール装置によると、導電性を有するとともに通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、短筒状に形成されたヘアーカール器1の本体2全体に、該本体2に一体に形成された電極3を介して均一に給電されるので、簡単な構成によって受電部分の摩耗や損傷を防ぐとともに通電の均一性を維持でき、以て、製作の容易性を向上させることができる。 【0039】そして、本体2の両端に配設されたその筒端部周囲に沿う環状の電極3、3を介して給電されるので、通電の均一性を簡単な構成で達成できる。また、ヘアーカール器1への給電用の給電装置6に設けられた給電端子8、8と、バネ部42にてバネ付勢されるように設けられた接触部41をもった凸状の電極端子4、4を有するヘアーカール器1の本体2の電極3、3とが接離自在に接触して、該電極を介して給電されるので、接触部分をばね性をもって接触させることができ、以て、通電の安定性を向上させることができて、しかも、ヘアーカール器1を給電装置6に被着させるのみにて安定通電が達成されて使い勝手が良い。 【0040】また、ヘアーカール器1は、その本体2の内周に設けられた電極端子4、4が、給電装置6の凸部7外周の給電端子8、8と接触して給電されるので、接触部分である充電部分が本体2に隠蔽されて給電され、以て、電気的な安全性を確保して給電できる。また、異なる外形のヘアーカール器1それぞれが、給電装置6の凸部7の基端周囲の、その異なる本体2端部に沿う複数の溝部91にガイドされて、その各本体2の内周に設けられた電極端子4、4を給電端子8、8と接触させ給電されるので、異なる外形をもったヘアーカール器1を1つの給電装置6にて加熱させることができて使い勝手は良好である。 【0041】なお、本発明は、本体2の形状は上記による短円筒状以外に、図6に示すように、電極3、3を、本体2と略同一長さの短片状とし、同本体2の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設したものであっても良い。 【0042】このものにおいても、銅、銅合金、アルミニウム等の金属材料製の、凸状の電極端子4をもった電極3、3が、本体ボディ21と略同一形状をもった、円筒状の本体2の成形時にインサート成形によりそれぞれ一体化される。したがって、本体2の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設された、該本体2と略同一長さの短片状の電極3、3を介して給電されるので、通電の均一性を簡単な構成で達成できる。 【0043】また、さらに、本体2の形状は、上述の構成以外に、例えば図7に示すように、本体2を、本体ボディ21と略同一形状をもった円筒状とするとともに、電極3、3を、その本体2の両端に配設したもの、あるいは、図示はしていないが、電極3、3を、本体2と略同一長さの短片状として該電極3、3の間に絶縁片を沿設し、同本体の周囲にその長手方向に向けて配設したもの等、各種構成のものであっても良い。そして、本体2の外形形状についても、上述の円筒状以外に、毛髪を巻き付けやすい形状であれば特に限定されるものではない。 【0044】[第2の実施の形態]図8は、第2の実施の形態のヘアーカール器を示す説明図である。図9は、同実施の形態のヘアーカール装置の給電装置を示す斜視図である。図10は、同ヘアーカール装置の給電装置の、給電端子の概略構成を示す説明図である。 【0045】この実施の形態のヘアーカール器及びヘアーカール装置は、ヘアーカール器1の本体2の電極3、及び給電装置6の給電端子8と一部の構成のみが第1の実施の形態のものと異なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、該実施の形態のヘアーカール装置は、その給電端子8が凸状の接触部81、及びこの接触部81をバネ付勢するバネ部82を有するヘアーカール器1への給電用の給電装置6と、本体2の電極3が、その周壁の凹所に設けられてなる。また、該実施の形態のヘアーカール装置は、給電端子8を、ヘアーカール器1の本体2を給電装置6の凸部7に被着させたときに電極3へ給電可能としてもいる。 【0046】詳しくは、この実施の形態のヘアーカール装置も、ヘアーカール器1と、このヘアーカール器1へ給電するための給電装置6とを備えており、このヘアーカール器1も、電極3をもった、導電性を有して通電にて自己発熱する合成樹脂材料によって形成された本体2を有している。この場合、給電装置6は、図9に示すように、給電端子8をもった凸部7の設けられた基台9と、この基台9上面に、該給電端子8への電源接続開閉を行う開閉操作部92とを有して構成されている。 【0047】すなわち、このものの本体2も、上下に、それぞれ前述の均熱板5が装着された、本体2とは異なる合成樹脂製の本体ボディ21の内方に、該均熱板5に接触させて設けられているが、この場合、図8に示すように、電極3が、この本体ボディ21の内周周壁に設けられた凹所から露出するように収納され、本体2の周壁として作用するように配設される。なお、図示してはいないが、この本体ボディ21の外周全面には、毛髪を巻廻ししやすいように複数の凸状の突起物が設けられる。 【0048】電極3は、この場合、後述する給電装置6の凸状の接触部81とその内周とが接触して、本体2全体が略均一に導電路となるように通電させるため、その円筒状の筒端部周囲に沿うような円環状に形成されて、本体2の上下端部に一体化されている。 【0049】この給電装置6は、第1の実施の形態のものと略同一の、凸部7をもった中空状のケース内部に、図10に示すように、交流電源から所定の電圧値に変換したのち、給電端子8、8へ、上記本体2を給電装置6の凸部に被着させたときに上記電極3へ給電させる開閉部93が設けられており、この開閉部93を、図9に示す、上下動自在の押しボタンにて形成された開閉操作部92が操作するようにしてある。また、凸部7には、その外周の一側の開閉操作部92の設けられた位置に、上記電極3に接触して本体2へ交流電源を給電するための、導電材料製の凸状の接触部81、81、及びこの接触部81にその一端が固定され、他端が交流電源回路に接続されて適宜固定され、接触部81をバネ付勢するように設けられた導電材料製コイルバネにて形成されたバネ部82を備えた給電端子8、8が、上下に離隔させて出没自在に埋設されている。 【0050】上記のヘアーカール器1及びヘアーカール装置にあっては、ヘアーカール器1の本体2を、ヘアーカール器1への給電用の給電装置6の凸部7に被着させたとき、その凸部7に設けられた、凸状の接触部81、及びこの接触部81をバネ付勢するバネ部82を有する給電端子8、8と、その本体2の周壁の凹所に設けられたヘアーカール器1の電極3とがバネ性をもって接触するが、ヘアーカール器本体が、給電装置の凸部に被着されて、給電端子8から電極3を介して給電可能とされ、同電極3を介して、導電性を有するとともに通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、短筒状に形成されたヘアーカール器1の本体2全体に、より安全に、使い勝手良く給電することが可能となるのである。 【0051】したがって、以上説明したヘアーカール器1及びヘアーカール装置によると、ヘアーカール器1への給電用の給電装置6に設けられた、凸状の接触部81、及びこの接触部81をバネ付勢するバネ部82を有する給電端子8と、本体2の周壁の凹所に設けられたヘアーカール器1の電極3とが接触して、同電極3を介して給電されるので、接触部分をばね性をもって接触させることができ、以て、通電の安定性を向上させることができて、しかも、ヘアーカール器1を給電装置6に被着させるのみにて安定通電が達成されて使い勝手が良い。 【0052】また、ヘアーカール器1の本体2が、給電装置6の凸部7に被着されて、給電端子8から電極3を介して給電可能とされるので、ヘアーカール器1の本体2が被着されていないときには給電端子8が電源印加状態とはならず、以て、より電気的な安全性を向上させて給電できる。 【0053】なお、本発明においては、給電装置6の構成は、上述した構成によるもの以外に、図11(a)に示す如く、従来の技術の項にて説明した、セラミックヒータHをもったヘアーカール器本体Aへの給電装置Cに装着する、上述の電極3へ給電する給電端子8と、該給電装置Cの給電端子Dと接触可能な受電端子Bと有するアダプタ10を別途設けて、上述のヘアーカール器1へは、図11(b)に示すように、給電装置Cに装着されたこのアダプタ10を介してヘアーカール器1の本体2へ給電するように構成しても良い。この場合、新たに上述の給電装置6を設けることなく、コストの安いアダプタ10のみを準備するのみで良く、以て、安いコストにて使用者に製品を提供できるという効果を奏する。 【0054】 【発明の効果】本発明のヘアーカール器及びヘアーカール装置は、上述の実施態様の如く実施されて、導電性を有するとともに通電にて自己発熱する合成樹脂材料にて、短筒状に形成されたヘアーカール器の本体全体に、該本体に一体に形成された電極を介して均一に給電されるので、簡単な構成によって受電部分の摩耗や損傷を防ぐとともに通電の均一性を維持でき、以て、製作の容易性を向上させることができる。 【0055】そして、本体の両端に配設されたその筒端部周囲に沿う環状の電極を介して給電されるので、通電の均一性を簡単な構成で達成できる。 【0056】また、本体の周囲の対向位置にその長手方向に向けて配設された、該本体と略同一長さの短片状の電極を介して給電されるので、通電の均一性を簡単な構成で達成できる。 【0057】また、ヘアーカール器への給電用の給電装置に設けられた給電端子と、バネ部にてバネ付勢されるように設けられた接触部をもった凸状の電極端子を有するヘアーカール器の本体電極とが接離自在に接触して、該電極を介して給電されるので、接触部分をばね性をもって接触させることができ、以て、通電の安定性を向上させることができて、しかも、ヘアーカール器を給電装置に被着させるのみにて安定通電が達成されて使い勝手が良い。 【0058】また、ヘアーカール器への給電用の給電装置に設けられた、凸状の接触部、及びこの接触部をバネ付勢するバネ部を有する給電端子と、本体の周壁の凹所に設けられたヘアーカール器の電極とが接触して、同電極を介して給電されるので、接触部分をばね性をもって接触させることができ、以て、通電の安定性を向上させることができて、しかも、ヘアーカール器を給電装置に被着させるのみにて安定通電が達成されて使い勝手が良い。 【0059】また、ヘアーカール器は、その本体の内周に設けられた電極または電極端子が、給電装置の凸部外周の給電端子と接触して給電されるので、接触部分である充電部分が本体に隠蔽されて給電され、以て、電気的な安全性を確保して給電できる。 【0060】また、異なる外形のヘアーカール器それぞれが、給電装置の凸部の基端周囲の、その異なる本体端部に沿う複数の溝部にガイドされて、その各本体の内周に設けられた電極または電極端子を給電端子と接触させ給電されるので、異なる外形をもったヘアーカール器を1つの給電装置にて加熱させることができて使い勝手は良好である。 【0061】また、ヘアーカール器本体が、給電装置の凸部に被着されて、給電端子から電極または電極端子を介して給電可能とされるので、ヘアーカール器の本体が被着されていないときには給電端子が電源印加状態とはならず、以て、より電気的な安全性を向上させて給電できる。 【0062】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月26日(1999.1.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−210116(P2000−210116A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月2日(2000.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−16904 |
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