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【発明の名称】 睫毛成形器
【発明者】 【氏名】チョウ,ヨン‐フーン

【要約】 【課題】睫毛を迅速・簡便に成形可能な睫毛成形器を提供する。

【解決手段】電池1を内蔵可能な取手11と、前記取手11の上部両側に前方に湾曲して形成された延長部12を備えた本体10と、前記延長部12上端に、睫毛ライン形状に沿って底部が丸く形成されると共にその中央に長手方向に亘って開放部21を備えた成形部材20と、前記成形部材20の開放部21に内蔵された加熱部材30と、前記本体10の延長部12間に昇降可能に設置され、その上部に前記成形部材20に密着される弾性部材2が付着された加圧部材40と、前記本体10に設置されて前記加圧部材40を昇降させる昇降部材50と、前記本体10に設置されて前記加熱部材30を制御する作動スイッチ60及び電源作動状態を示す標示ランプ70を含む睫毛成形器。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電池1を内蔵可能な取手11と、前記取手11の上部両側に前方に湾曲して形成された延長部12を備えた本体10と、前記延長部12上端に、睫毛ライン形状に沿って底部が丸く形成されると共にその中央に長手方向に亘って開放部21を備えた成形部材20と、前記成形部材20の開放部21に内蔵された加熱部材30と、前記本体10の延長部12間に昇降可能に設置され、その上部に前記成形部材20に密着される弾性部材2が付着された加圧部材40と、前記本体10に設置されて前記加圧部材40を昇降させる昇降部材50と、前記本体10に設置されて前記加熱部材30を制御する作動スイッチ60及び電源作動状態を示す標示ランプ70を含む睫毛成形器。
【請求項2】 前記本体10の前記取手11に、充電器3と通電可能であって前記電池1を充電するための充電端子13が備えられた請求項1に記載の睫毛成形器。
【請求項3】 前記成形部材20の前方下部に、複数の安全突起22を一定間隔に突出して備えた請求項1に記載の睫毛成形器。
【請求項4】 前記加熱部材30は青銅パイプ31を備え、該青銅パイプ31の内部にはヒーター32が設置されると共に、前記青銅パイプ31の表面は樹脂コーティング材によって被覆されている請求項1に記載の睫毛成形器。
【請求項5】 前記昇降部材50が、前記取手11の内部に垂直に設けられたレール51と、前記加圧部材40の下部に一体に成形されてスプリング52の弾力を受けながらレール51に沿って垂直昇降するスライダー53と、前記取手11の前面に回動可能に設置される押しボタン54と、その両端が前記スライダー53と前記押しボタン54に回動可能に連結される作動レバー55で構成されている請求項1に記載の睫毛成形器。
【請求項6】 電源供給手段である電池1から出力される電源でヒーター32を加熱し、該ヒーター32の熱源が一定に維持されるようにヒーター32に流れる電流量を制御する温度制御部100と、前記電池1の充電量を感知する電池状態感知部200と、前記温度制御部100と前記電池状態感知部200から夫々出力される信号を論理演算し、その結果値で使用時期及び電池充電状態を視覚的に表示する使用時期及び充電状態表示部300を含み構成された睫毛成形器。
【請求項7】 前記温度制御部100が、前記電池1から出力される電源をスイッチングする第1トランジスターQ1と、前記第1トランジスターQ1のエミッター端子出力により前記ヒーター32に流れる電流量を調節する第2トランジスターQ2と、前記ヒーター32の発熱温度に従って内部抵抗値が変化して、前記第1トランジスターQ1のベース電圧を調節するサーミスター120で構成された請求項6に記載の睫毛成形器。
【請求項8】 前記電池状態感知部200は、前記電池1の放電電圧を分圧する第1抵抗R3及び第2抵抗R5と、前記第1及び第2抵抗R3、R5に分圧された電圧によりスイッチング作用をするトランジスターQ3と、前記トランジスターQ3の出力と帰還出力を否定論理積演算して、その結果値を電池状態検出値で出力する否定論理積素子210で構成された請求項6に記載の睫毛成形器。
【請求項9】 前記使用時期及び充電状態表示部300が、前記温度制御部100の出力と前記電池状態感知部200から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値を前記ヒーター32の発熱状態及び電池充電状態表示制御信号で出力する第1否定論理積素子310と、前記第1否定論理積素子310の出力信号で発光が制御されて、前記ヒーター32の発熱状態及び前記電池の充電状態を表示する特定色の発光ダイオード340と、前記温度制御部100の出力と前記電池状態感知部200から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値を出力する第2否定論理積素子320と、前記第2否定論理積素子320の出力を両入力端で同時に入力受けて否定論理積演算し、その結果値を出力する第3否定論理積素子330と、前記第3否定論理積素子330の出力に従って発光して、睫毛成形器の使用時期を視覚的に表示する前記特定色とは異なる色の発光ダイオード350で構成された請求項6に記載の睫毛成形器。
【請求項10】 外部交流電源を整流して前記電池1を充電する充電部を含み構成された請求項6に記載の睫毛成形器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顔化粧時に睫毛を上方に揃って引き上げて整列させる睫毛成形器に関し、より詳細には、熱と加圧を同時に利用して睫毛を迅速・簡便に自動で成形することができるようにした睫毛成形器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、女性が用いる美容器具のうちには、化粧時に目元を美しく見せるための睫毛成形器がある。例えば、従来は、鋏形の成形道具(睫毛鋏)を用いたり、ブラシを用いて成形液を睫毛に塗布して、睫毛を成形していた。しかし、睫毛鋏を用いる場合には、睫毛が過度に圧力を受けて容易に抜かれるという問題点があり、又、成形液を用いる場合には睫毛がごわついてまぶたが不自然になるという問題点があった。
【0003】そこで、このような問題点を解決するために、大韓民国実用新案公報第81−2113号、第83−1178号、第90−7561号等において、電池を電源とする発熱体を内蔵した電熱棒を備えた睫毛成形器が提案されている。該睫毛成形器を使用する場合、前記電熱棒を加熱した後に、睫毛の下にそっと当て、該電熱棒を睫毛に沿って移動させる。こうすることによって、前記睫毛を上方に撫で上げて、前記睫毛を成形することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記睫毛成形器は、単純に発熱された電熱棒で睫毛を上方に撫で上げながら睫毛を成形するだけなので、睫毛を整然と湾曲形に成形するのが困難であるという問題点があった。更に、構造的に睫毛を一度に成形することが困難であるため、何度も繰り返して前記睫毛成形器を操作して睫毛を成形しなければならないという問題点もあった。従って、前記睫毛の成形時間が長くなると共に、上方に撫で上げるカーリング(curling)角度を一定に保って整然と湾曲形に成形するには熟練を要し、特に初心者の場合には、睫毛を全体的に揃わせてカールさせることが困難であるという問題点があった。
【0005】更に、従来の睫毛成形器は、前記発熱体の発熱温度を制御することができなかったため、使用中に前記発熱体が過熱するという問題点があった。この場合、前記睫毛成形器の使用を中止して、過熱された前記発熱体を冷やさなければならいという不都合が生じると共に、前記電池が必要以上に消耗して頻繁に電池を交換しなければならないという問題があった。又、前記睫毛成形器は、内蔵された前記発熱体の温度をチェックする機能がなかったため、使用者自身が、適当に加熱されか否かを判断しなければならず、その使用に熟練を要するという問題点があった。併せて、前記睫毛成形器には、前記睫毛成形器に内蔵された電池の放電率をチェックする機能もなかったので、使用中に前記電池の放電が終了して前記電熱棒への熱供給が断たれ得るという問題点があった。
【0006】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑み、初心者でも容易に使用することができると共に、睫毛を迅速・簡便に成形することができる睫毛成形器を提供することにある。又、本発明の別の目的は、前記発熱体の発熱温度を成形に適合な温度に自動制御し、併せて、節電を図って電池の寿命を延長させることができる睫毛成形器を提供することにある。更に、本発明の又別の目的は、使用者が、使用に適した条件及び電池の充電量状態を容易に認知できる睫毛成形器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するための本発明に係る睫毛成形器の特徴構成は、電池を内蔵可能な取手と、前記取手の上部両側に前方に湾曲して形成された延長部を備えた本体と、前記延長部上端に、睫毛ライン形状に沿って底部が丸く形成されると共にその中央に長手方向に亘って開放部を備えた成形部材と、前記成形部材の開放部に内蔵された加熱部材と、前記本体の延長部間に昇降可能に設置され、その上部に前記成形部材に密着される弾性部材が付着された加圧部材と、前記本体に設置されて前記加圧部材を昇降させる昇降部材と、前記本体に設置されて前記加熱部材を制御する作動スイッチ及び電源作動状態を示す標示ランプを含む点にあり、更に、前記本体の取手に、充電器3と通電可能であって前記電池を充電するための充電端子が備えられていても良く、更に、前記成形部材の前方下部に、複数の安全突起を一定間隔に突出して備えてあっても良く、更に、前記加熱部材は青銅パイプを備え、該青銅パイプの内部にはヒーターが設置されると共に、前記青銅パイプの表面は樹脂コーティング材によって被覆されていても良く、更に、前記昇降部材が、前記取手の内部に垂直に設けられたレールと、前記加圧部材の下部に一体に成形されてスプリングの弾力を受けながらレールに沿って垂直昇降するスライダーと、前記取手の前面に回動可能に設置される押しボタンと、その両端が前記スライダーと前記押しボタンに回動可能に連結される作動レバーで構成されていても良い。又、電源供給手段である電池から出力される電源でヒーターを加熱し、前記ヒーターの熱源が一定に維持されるように前記ヒーターに流れる電流量を制御する温度制御部と、前記電池の充電量を感知する電池状態感知部と、前記温度制御部と前記電池状態感知部から夫々出力される信号を論理演算し、その結果値で使用時期及び電池充電状態を視覚的に表示する使用時期及び充電状態表示部を含み構成されている点にあり、更に、前記温度制御部が、前記電池から出力される電源をスイッチングする第1トランジスターQ1と、前記第1トランジスターQ1のエミッター端子出力により前記ヒーターに流れる電流量を調節する第2トランジスターQ2と、前記ヒーターの発熱温度に従って内部抵抗値が変化して、前記第1トランジスターQ1のベース電圧を調節するサーミスターで構成されていても良く、更に、前記電池状態感知部は、前記電池の放電電圧を分圧する第1抵抗R3及び第2抵抗R5と、前記第1及び第2抵抗R3、R5に分圧された電圧によりスイッチング作用をするトランジスターQ3と、前記トランジスターQ3の出力と帰還出力を否定論理積演算して、その結果値を電池状態検出値で出力する否定論理積素子で構成されていても良く、更に、前記使用時期及び充電状態表示部が、前記温度制御部の出力と前記電池状態感知部から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値を前記ヒーターの発熱状態及び電池充電状態表示制御信号で出力する第1否定論理積素子と、前記第1否定論理積素子の出力信号で発光が制御されて、前記ヒーターの発熱状態及び電池の充電状態を表示する特定色の発光ダイオードと、前記温度制御部の出力と前記電池状態感知部から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値を出力する第2否定論理積素子と、前記第2否定論理積素子の出力を両入力端で同時に入力受けて否定論理積演算し、その結果値を出力する第3否定論理積素子と、前記第3否定論理積素子の出力に従って発光して、睫毛成形器の使用時期を視覚的に表示する前記特定色とは異なる色の発光ダイオードで構成されていても良く、更に、外部交流電源を整流して前記電池を充電する充電部を含み構成されていても良い。そして、これらの作用効果は、以下の通りである。
【0008】本発明に係る睫毛成形器は、電池を内蔵可能な取手と、前記取手の上部両側に前方に湾曲して形成された延長部を備えた本体を有している。そして、前記延長部上端には、睫毛ライン形状に沿って底部が丸く成形されていると共にその中央には長手方向に亘って開放部を備えた成形部材が形成されている。更に、この前記成形部材の開放部には、加熱部材が内蔵されている。又、前記本体には弾性部材が付着された加圧部材が、前記本体の延長部間に位置すると共に、前記加圧部材を昇降させる昇降部材の働きにより昇降可能となるように設置されいる。そして、前記加圧部材を引き上げると前記弾性部材が前記成形部材に密着する。そして、使用時には、使用者が、前記昇降部材が引き下げられた状態で、前記成形部材と前記加圧部材との間に睫毛を挿入し、続いて、前記昇降部材を引き上げることによって、前記成形部材と前記加圧部材とにより前記睫毛に圧力が加えられ、これによって、該睫毛を成形することとなる。このとき、本願発明に係る睫毛成形器では、同時に、前記睫毛が、前記成形部材の開放部に設けられた前記加熱部材から発せられた熱に曝されることになるので、前記睫毛の成形が容易に行なわれる。又、前記成形部材の底部は睫毛ラインに沿って形成されており、又、これに密着する前記加圧部材も当然のことながら、睫毛ラインに沿って形成されている。従って、前記睫毛を、目頭から目尻に亘って、一度に迅速に成形することが出来る。又、前記弾性部材が弾性変形することによって、前記加圧部材を介して前記睫毛に加えられる負荷が軽減されるので、前記睫毛が切断され難くなる。尚、本発明に係る睫毛成形器は、前記本体に、前記加熱部材の発熱を制御する作動スイッチ及び電源作動状態を示す標示ランプを備えているので、使用者が容易に前記睫毛成形器の作動状態を確認することが出来る。
【0009】更に、前記本体の取手に、充電器と通電可能であって電池を充電するための充電端子が備えられていると、充電作業を容易且つ簡便に行なうことが出来る。
【0010】更に、前記成形部材の前方下部、即ち、使用者の顔面に対向する面に、複数の安全突起を一定間隔に突出して備えていても良い。このような構成を採用することによって、前記加熱部材が、使用者の顔面に接触し難くなり、安全性が増す。
【0011】具体的には、前記加熱部材は、内部にヒーターが設置された青銅パイプを備えていても良い。又、前記青銅パイプの表面を樹脂コーティング材によって被覆して構成してあると、前記加圧部材、前記加熱部材及び前記睫毛が密着し易くなり該睫毛を成形し易くなると共に、前記青銅パイプの腐食を防ぐことが出来る。
【0012】更に、前記昇降部材は、前記取手の内部に垂直に設けられたレールと、前記加圧部材の下部に一体に成形されてスプリングの弾力を受けながらレールに沿って垂直昇降するスライダーと、前記取手の前面に回動可能に設置される押しボタンと、その両端が前記スライダーと前記押しボタンに回動可能に連結される作動レバーで構成されていて、使用者が、前記押しボタンを押して前記押しボタンを回動させると、同時に、該押しボタンに設置された前記作動レバーが前記スライダーを垂直上昇させる。そして、前記スライダーと一体に成形された加圧部材が、前記スプリングを収縮させつつ垂直上昇して、前記成形部材に密着することができる。又、使用者が、前記押しボタンから手を放すと、前記スプリングの弾性復帰に基づいて、前記スライダー及び操作レバーが前動作とは逆方向に作動して、前記加圧部材を降下させることとなる。このようにして、前記加圧部材の昇降を容易に行なうことが出来るので、前記睫毛成形器の操作性が向上することとなる。
【0013】又、睫毛成形器が、電源供給手段である電池から出力される電源でヒーターを加熱し該ヒーターの熱源が一定に維持されるように該ヒーターに流れる電流量を制御する温度制御部と、前記電池の充電量を感知する電池状態感知部と、前記温度制御部と前記電池状態感知部から夫々出力される信号を論理演算し、その結果値で使用時期及び電池充電状態を視覚的に表示する使用時期及び充電状態表示部を含み構成されていると、発熱体の発熱温度を成形に適合な温度に自動制御して過熱及び熱量不足の防止を図ると共に、節電効果を通じて電池の寿命を延長させることができる。又、前記ヒーターの発熱温度を前記使用時期及び前記充電状態表示部で検出して前記ヒーターの発熱温度が適正温度に達していることを視覚的に使用者に知らせることが可能であるので、熱量不足により睫毛の成形がなされなかったり、過熱によって前記睫毛成形器を使用できないという事態を回避し易い。更に、前記電池状態感知部の出力を前記使用時期及び前記充電状態表示部で演算し前記電池の充電状態をチェックして、視覚的に充電状態を表示することにより、使用者に電池の充電状態を認知させることも出来る。
【0014】具体的には、前記温度制御部が、前記電池から出力される電源をスイッチングする第1トランジスターと、前記第トランジスターのエミッター端子出力により前記ヒーターに流れる電流量を調節する第2トランジスターと、前記ヒーターの発熱温度に従って内部抵抗値が変化して、前記第1トランジスターのベース電圧を調節するサーミスターで構成されていても良い。
【0015】具体的には、前記電池状態感知部は、前記電池の放電電圧を分圧する第1及び第2抵抗と、前記第1及び第2抵抗に分圧された電圧によりスイッチング作用をするトランジスターと前記トランジスターの出力と帰還出力を否定論理積演算して、その結果値を電池状態検出値で出力する否定論理積素子で構成されていても良い。
【0016】具体的には、前記使用時期及び前記充電状態表示部が、前記温度制御部の出力と前記電池状態感知部から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値をヒーターの発熱状態及び電池充電状態表示制御信号で出力する第1否定論理積素子と、前記第1否定論理積素子の出力信号で発光が制御されて、ヒーターの発熱状態及び電池の充電状態を表示する特定色の発光ダイオードと、前記温度制御部の出力と前記電池状態感知部から出力される信号を否定論理積演算して、その結果値を出力する第2否定論理積素子と、前記第2否定論理積素子の出力を両入力端で同時に入力受けて否定論理積演算し、その結果値を出力する第3否定論理積素子と、前記第3否定論理積素子の出力に従って発光して、睫毛成形器の使用時期を視覚的に表示する前記特定色とは異なる色の発光ダイオードで構成していても良い。こうすると、電池の充電状態をチェックした後、ロー充電状態であれば前記特定色発光ダイオードを点滅して視覚的に充電状態を表示することが出来るので、使用者に電池の充電状態を認知させることが出来る。更に、前記ヒーターの発熱温度を検出して前記ヒーターの発熱温度が適正温度に達すると、前記前記特定色とは異なる色の発光ダイオードを通じて、使用者に、睫毛成形器の使用時期を知らせることが出来るので、熱量不足により睫毛が成形されなかったり、過熱によって前記睫毛成形器を使用することができないという事態を回避し易い。
【0017】このように、前記3つの構成を採用すると、前記ヒーターの発熱温度を成形に適合な温度に自動制御して過熱防止を図り、節電効果を通じて電池の寿命を延長させることができる。
【0018】更に、外部交流電源を整流して前記電池を充電する充電部を備えていると、電源として、通常の電池のみならず、充電用電池を充電して用いることが出来る。従って、前記睫毛成形器の電源選択の幅が広がるので好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明に係る睫毛成形器は、図1〜図6に示す通り、電池1を内蔵可能な取手11と、前記取手11の上部両側に前方に湾曲して形成された延長部12、12を備えた本体10を有しており、この延長部12、12の間には成形空間12aが形成されている。
【0020】前記延長部12上端には、睫毛ライン形状に沿って底部が丸く成形されていると共にその中央には長手方向に亘って開放部21を備えた成形部材20が形成されている。そして、この前記成形部材20の開放部21には、加熱部材30が内蔵されている。更に詳細に説明すると、図4に示すように、前記加熱部材30は青銅パイプ31を有し、該青銅パイプ31内にはヒーター32が設置されていると共に、青銅パイプ31の表面には樹脂コーティング材の一例としてテフロンがコーティングされる。又、図2〜図4 に示すように、前記成形部材20の前方下部には、前記ヒーター32が直接使用者の顔面に接触するのを防止するために、多数個の安全突起22が一定間隔で突出して設けられている。
【0021】そして、前記取手11の上部中央には、加圧部材40の昇降台42が嵌められた状態で前記昇降台42が昇降できるように昇降ホール11aが設けられ、前記取手11の前面中央部には、押しボタン54が嵌められるボタンホール11bが設けられている。更に、前記取手11の内部には、前記昇降部材50のレール51が結合するレール結合部11cと、前記押しボタン54が結合するボタン結合部11dが設けられている。
【0022】前記加圧部材40は、弾性部材の一例としてシリコン2が付着しているものであって、更に、図1及び図2に示すように、前記加圧部材40の上部には、前記本体10の延長部12、12間に亘って、睫毛ラインと同一形状に成形された加圧部41が備えられ、この加圧部41の中央下部には前方に湾曲して前記昇降ホール11a に嵌められる昇降台42が一体に成形されている。尚、前記加圧部41の上部は、前記成形部材20の底部に対応する湾曲面に形成されており、この湾曲面に前記シリコン2が付着されるので、結果的にシリコン2の上面は、前記成形部材20の底部と対応する湾曲面になる。
【0023】前記昇降部材50は、図2及び図5に示すように、前記取手11内に垂直に設置される前記レール51と、前記加圧部材40の前記昇降台42下部に一体に成形されてスプリング52の弾力を受けながら前記レール51に沿って垂直に昇降するスライダー53と、前記取手11の前面に回動可動に設けられる前記押しボタン54と、その両端が前記スライダー53と前記押しボタン54に回動可能に連結される作動レバー55で構成される。前記レール51は、前記取手11内部に固定設置されるもので、前記レール51には螺子孔51aが穿たれ、この螺子孔51aを通じて螺子51bが前記レール結合部11cに螺合される。そして、前記スライダー53の側方の両内側には、レール51に嵌合する一対のレール溝53a、53aが設けられると共に、前記レールと対向しない面には一対のヒンジ部53b、53bが設けられ、前記レールと対向する面の昇降台側にはスプリング支持顎53cが突設されている。そして、前記ヒンジ部53bは、ピン56を介して前記レバー55のピン連結部55aが回動可能に連結され、スプリング支持顎53cの上部には前記スプリング52が弾設される。前記押しボタン54の下部両側には、前記ボタン結合部11dに回動可能に組み立てられるヒンジ部54aが成形され、上部内側にはピン溝54bが設けられる。このピン溝54bには、前記レバー55のピン55bが回動可能に連結される。
【0024】一方、前記電池1、前記ヒーター32、電源スイッチ60及び標示ランプ70は、制御回路を通じて相互電気的に連結されるもので、前記電源スイッチ60をオンさせると、前記標示ランプ70は特定色として赤色を示し、使用適正温度である60〜80℃に達すると、前記標示ランプ70は特定色である赤色とは異なる色、ここでは緑色、に変わる。
【0025】尚、前記本体10の前記取手11には充電器3と通電されて前記電池1を充電させる充電端子13が設置され、前記取手11には前記電池1を脱着可能に内蔵することができるように電池カバー(図示省略)が備えられ、更に前記取手11の内部には前記電池1を通電可能に支持する通常の電池ホルダー14が設置されている。本発明においては、電源を一般電池を用いた一次電池と充電用電池を用いた二次電池のどちらを用いることも可能であるが、充電作業によって電池を充電する場合には、必ず二次電池を使用しなければならない。
【0026】このように構成された本発明に係る睫毛成形器の操作する際には、先ず、電源スイッチ60をオンにする。暫らくすると、ヒーター32が成形に適正な60〜80℃に加熱された状態に至り、前記標示ランプ70は緑色を示す。従って、使用者が容易に前記睫毛成形器の作動状態を確認することが出来る。その後、図2(a)に示すように、加圧部材40が下がった状態で、前記取手11をつかみ成形部材20を睫毛上部に位置するまぶたに当ててそっと密着させると、前記睫毛は成形空間12aを通じて前記成形部材20の底部に位置するようになる。そして、図2(b)に示すように、前記昇降部材50の前記押しボタン54を親指で押すと、前記ヒンジ部54aを中心として前記押しボタン54の上部が回動し、これと同時に前記レバー55が、前記スライダー53を上方に押し上げるようになる。すると、前記スライダー53は前記スプリング52を圧縮しながら前記レール51に沿って垂直に上昇し、これにより、前記加圧部材40が上昇して、前記加圧部材の前記加圧部41上面に付着された前記シリコン2は前記成形部材20の底部に緊密に密着されながらこの間に位置する前記睫毛を加圧成形することとなる。従って、本発明においては前記成形部材20の底部に内蔵された前記加熱部材30の前記ヒーター32が予め適正温度に加熱され、更に前記成形部材30と前記シリコン2は相互対応する湾曲面で成形されているため、熱と加圧により前記睫毛が湾曲形に整然と成形される。
【0027】この状態で、押していた前記押しボタン54を放すと、前記スプリング52の復元力により前記スライダー53、前記レバー55、前記押しボタン54は前記の逆動作で作動しながら、図2(a)の通り、加圧が解除された状態に戻り成形作業が完了するので、前記電源スイッチ60をオフにすれば良い。
【0028】更に、本発明に係る睫毛成形器の前記標示ランプ70の表示を制御する使用時期及び充電状態表示装置について、図7及び図8を参照して説明する。
【0029】前記使用時期及び充電状態表示装置は、電源供給手段である前記電池1から出力される電源(+2.4V)で前記ヒーター32を加熱し、そのヒーター32の熱源が一定に維持されるように前記ヒーター32に流れる電流量を制御する温度制御部100と、前記電池1の充電量を感知する電池状態感知部200と、前記温度制御部100と前記電池状態感知部200から夫々出力される信号を論理演算し、その結果値で使用時期及び電池充電状態を視覚的に表示する使用時期及び充電状態表示部300で構成される。
【0030】前記温度制御部100は、前記電池1から出力される電源をスイッチングする第1トランジスターQ1と、前記第1トランジスターQ1のエミッター端子出力によりヒーター32に流れる電流量を調節する第2トランジスターQ2と、前記ヒーター32の発熱温度に従って内部抵抗値が変化されて前記第1トランジスターQ1のベース電圧を調節するサーミスター120で構成される。前記電池状態感知部200は、前記電池1の放電電圧を分圧する第1及び第2抵抗R3、R5と、前記第1及び第2抵抗R3、R5に分圧された電圧によりスイッチング作用をするトランジスターQ3と、前記トランジスターQ3の出力信号及び自身の演算結果の出力を入力信号として否定論理積演算する否定論理積素子210で構成される。そして、前記使用時期及び充電状態表示部300は、前記温度制御部100の出力と前記電池状態感知部200から出力される信号を否定論理積演算してその結果値をヒーター32の発熱状態及び電池充電状態表示制御信号で出力する第1否定論理積素子310と、前記第1否定論理積素子310出力信号で発光が制御されて前記ヒーター32の発熱状態及び前記電池の充電状態を表示する赤色発光ダイオード340と、前記温度制御部100の出力と前記電池状態感知部200から出力される信号を否定論理積演算してその結果値を出力する第2否定論理積素子320と、前記第2否定論理積素子320の出力を両入力端に同時に入力受けて否定論理積演算し、その結果値を出力する第3否定論理積素子330と、前記第3否定論理積素子330の出力に従って発光して、睫毛成形器の使用時期を視覚的に表示する緑色発光ダイオード350で構成される。尚、前記赤色発光ダイオード340と前記緑色発光ダイオード350は、前記標示ランプ70内に設置されている。
【0031】このように構成された本発明による睫毛成形器の使用時期及び充電状態表示装置では、先ず、図7に示すように、前記電池1が装着された状態で使用者が前記電源スイッチ60をオンにすると、前記電池状態感知部200内の前記第1及び第2抵抗R3、R5が、これを分圧して前記トランジスターQ3のベース端に印加する。すると、前記トランジスターQ3はそのベース端に印加される電源によりオン又はオフに動作するようになるが、ここで前記電池1が充電された状態であれば、前記トランジスターQ3はターン−オンされてコレクター端の出力はロー状態になる。併せて、前記電源スイッチ60がオンされると、前記温度制御部100内の前記第1トランジスターQ1がターン−オンされ、前記第1トランジスターQ1のターン−オンによりそのエミッター端に連結された前記第2トランジスターQ2もターン−オンされてヒーター32に発熱電源を供給する。更に、前記第1トランジスターQ1がターン−オンされると、そのコレクター端子の出力はロー状態になる。このような状態で前記使用時期及び充電状態表示部300の前記第1否定論理積素子310は前記電池1が充電された状態であり、前記温度制御部100の出力がロー状態であるため、その出力がハイになって前記赤色発光ダイオード340を発光させるようになる。
【0032】このようにして、前記赤色発光ダイオード340が発光すると、使用者は、前記電池1の電源は十分であるが、未だ前記ヒーター32を使用することができる程度に発熱されていないものと認知するようになる。
【0033】引き続いて、外部温度の変化に従って内部抵抗器の抵抗値が変化する前記サーミスター120が、前記ヒーター32の発熱温度の変化をチェックして、前記ヒーター32が時間経過に従って漸次加熱されてその温度が使用可能な温度(60〜80℃)になると、前記内部抵抗器の抵抗値が増加して前記第1トランジスターQ1のターン−オン量が非常に少なくなる。又、前記第1トランジスターQ1のターン−オン量が非常に少なくなると、相対的に前記第2トランジスターQ2のターン−オン量も非常に少なくなって、前記ヒーター32に流れる電流量も非常に少なくなる。このとき、前記第1トランジスターQ1の出力はハイ状態になっており、前記使用時期及び充電状態表示部300の前記第1否定論理積素子310の出力はローになって前記赤色発光ダイオード340はオフされる。そして、前記使用時期及び充電状態表示部300の前記第2否定論理積素子320の出力は、両入力端が全てハイ状態であるため、ロー状態に遷移し、前記第2否定論理積素子320から出力されるロー信号により前記第3否定論理積素子330の出力はハイ信号になる。
【0034】このようなハイ信号により前記緑色発光ダイオード350が発光して使用者に前記ヒーター32が使用可能な温度にまで発熱したことを知らせる。すると、使用者はこれを見て、前記睫毛成形器を使用するようになる。
【0035】一方、使用者が前記緑色発光ダイオード350の発光したことを確めて前記睫毛成形器を使用している最中に、前記電池1が放電されて設定電圧(1.1V)以下になると、前記電池状態感知部200内の前記トランジスターQ3はオフになる。これに従って、前記否定論理積素子210の出力がローになり、前記ロー信号により前記使用時期及び充電状態表示部300の前記第1否定論理積素子310の出力がハイになって前記赤色発光ダイオード340が発光するようになる。この際、前記電池状態感知部200内の前記否定論理積素子210は、自身の出力値を戻し、更に入力として使用するため、その出力はローとハイ信号を早く繰り返すようになる。従って、前記使用時期及び充電状態表示部300の前記第1否定論理積素子310の出力もそれに対応して早い速度でハイとローを繰り返すようになる。
【0036】このようにして、前記赤色発光ダイオード及び前記緑色発光ダイオードが早い速度でオンーオフを繰り返し、即ち、点滅することにより使用者に前記電池1の充電状態がローであることを知らせる。すると、使用者はこれを確認して前記電池1を取り替えるようになる。
【0037】ここで、前記電池1が一般電池である場合、前記電池1を取り替えると直ちに使用可能になるが、前記電池1が充電池である場合には、図6、図8のような充電器3を利用して前記電池1を充電する必要がある。以下、図8を参照にして、前記充電器3についてより詳細に説明する。
【0038】図示の通り、前記充電器3は、充電部500を備えており、該充電部500は、入力される常用交流電源(AC120V又はAC220V)に瞬間的に過電流が流れると後端回路の保護のために断線されて電源入力を遮断し又安全規格上トランス510の温度が120℃以上になれば断線されるヒューズ540と、前記ヒューズ540を通じた入力交流電源を所定レベルに減圧させるトランス510と、前記トランス510の2次側から出力される+半周期間の交流電源を半波整流する第1整流ダイオードD1と、前記トランス510の2次側から出力される一半周期間の交流電源を半波整流する第2整流ダイオードD2と、前記第1及び第2整流ダイオードD1、D2を通じた直流電源を平滑化させる平滑コンデンサーC4と、前記平滑コンデンサーC4を通じた電源により発光して、充電が進行中であることを表示する発光ダイオード520と、前記平滑コンデンサーC4を通じた直流電源を定電圧に作って前記電池1に充電電圧で供給する定電圧器530と、前記電池1の充電状態を検出して前記定電圧器530に伝達する多数個の抵抗R11〜R13及びトランジスターQ4で構成される。
【0039】このように構成された本発明による充電部500は、先ず、前記トランス510から入力される常用交流電源を減圧させて2次側を通じて出力させるようになり、前記第1及び第2整流ダイオードD1、D2は前記トランス510の2次側から出力される交流電源の+半周期及び−半周期間の交流電圧を夫々半波整流して直流電圧に作る。そして、前記平滑コンデンサーC4は、前記第1及び第2整流ダイオードD1、D2から夫々出力される直流電圧を平滑させるようになり、前記発光ダイオード520は前記平滑コンデンサーC4で平滑された電圧により発光して充電が進行中であることを外部に知らせるようになる。一方、前記定電圧器530は、前記平滑コンデンサーC4を通じた電源を所定レベルで定電圧、定電流に作って前記電池1を充電させるようになる。ここで、前記多数個の抵抗R11〜R13及び前記トランジスターQ4は、前記電池1の満充電か否かを検出する役割をする。
【0040】尚、前記特定色の発光ダイオード340として赤色発光ダイオードを、又、前記特定色と異なる色の発光ダイオード350として緑色発光ダイオードを例示したが、前記睫毛成形器の作動状態及び前記電池の充電状態を容易に認知することが出来る色の組み合わせであれば、上記の組み合わせに限られるものではない。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
【出願人】 【識別番号】599034620
【氏名又は名称】チョウ,ヨン‐フーン
【氏名又は名称原語表記】CHO, YONG‐HOON
【住所又は居所原語表記】7342 ORANGETHORPE AVE., SUITE A‐103, BUENA PARK, CALIFORNIA 90621, UNITED STATES OF AMERICA
【出願日】 平成11年3月12日(1999.3.12)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2000−93226(P2000−93226A)
【公開日】 平成12年4月4日(2000.4.4)
【出願番号】 特願平11−65822