| 【発明の名称】 |
カードホルダー |
| 【発明者】 |
【氏名】佐野 守
【氏名】才木 昇
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| 【要約】 |
【課題】自動的に時刻を報知するカードホルダーを提供する。
【解決手段】本体部1と、本体部に取付けられた透明袋部2と、本体部に取付けられ、携帯者への装着を可能にするクリップ5を有する音声発生装置13が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体部と、本体部に取付けられ、挿入されたカードの表面を観視できる透明部を有する袋部と、本体部に取付けられ、携帯者への装着を可能にする装着手段と、本体部内部に設けられ、音声発生装置、発光装置、及び振動装置のうち、少なくとも一つを含む付加装置と、よりなるカードホルダー。 【請求項2】 付加装置は、該付加装置の作動を制御する操作部を含み、本体部における、操作部と相対する部分が可撓性で、操作部を操作できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項3】 本体部が可撓性を有する袋状の部材である請求項2に記載のカードホルダー。 【請求項4】 本体部の外表面は、付加装置の操作部と相対する位置に、操作部の位置を視認させるための操作表示部を備える請求項3に記載のカードホルダー。 【請求項5】 柔軟な第一の保護材が本体部内部に収納された請求項1から4のいずれかに記載のカードホルダー。 【請求項6】 保護材が、付加装置と本体部との相対的な位置を決定する位置決め手段を備える請求項5に記載のカードホルダー。 【請求項7】 位置決め手段が、保護材に形成された、付加装置を収納する凹部である請求項6に記載のカードホルダー。 【請求項8】 前記保護材と相対して配置される第二の保護材をさらに含み、第一第二の保護材の間に付加装置が配置される請求項5から7のいずれかに記載のカードホルダー。 【請求項9】 付加装置が付加装置を起動させるタイマー機能を含む請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項10】 発光装置は発光部を含み、本体部における、少なくとも発光部と相対する部分が、光を外方に透過させる透過手段を備える請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項11】 透過手段が、本体部が透明であることを特徴とする請求項10に記載のカードホルダー。 【請求項12】 透過手段が、本体部が光を外方に透過させる有色の被膜を備えることを特徴とする請求項10に記載のカードホルダー。 【請求項13】 時刻表示装置をさらに含む請求項1、あるいは9のいずれかに記載のカードホルダー。 【請求項14】 時刻表示装置の計時機能がタイマー機能を有する請求項13に記載のカードホルダー。 【請求項15】 付加装置がIC及びスピーカを含み、音声発生装置がメロディを奏するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項16】 発光装置がLEDであることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項17】 発光装置がエレクトロルミネッセンスであることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。 【請求項18】 振動装置がモータとモータの回転軸に取付けられた偏心錘とよりなることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊園地及びコンサートの入場券、スキー場のリフト券、交通機関の乗車券などのカード類を保持して、衣服に取付けできるカードホルダーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】本出願人は、特開平7−246110号において、本体内部に、時計を収納したカードホルダーを提案した。この時刻表示機能を付加したカードホルダーには、カード類を利用できる制限時間や団体行動の集合時間を、容易に確認できるという利点がある。特に、腕時計を忘れたとき、または施設に備えつけの時計が見つからないときに、効果がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カードホルダーに時刻表示機能を付加しただけでは、商品としての付加価値の大きさ及び面白みに欠けている。また、カードホルダーを胸に装着した場合、カードホルダーに表示される時刻を逆さに見ることになり、時刻が読みにくいと言う欠点がある。特に、夜間では、カードホルダーに表示される時刻が見えないこともある。さらに、カードホルダーを身に付けたまま転倒したり、カードホルダーを何物かにぶつけるなどすると、その衝撃により時計ムーブメントが故障したり、破損したりすることがある。 【0004】本発明の第一の目的は、商品としての付加価値に富み、面白みのあるカードホルダーを提供するにある。本発明の第二の目的は、容易に時刻が確認できるカードホルダーを提供するにある。本発明の第三の目的は、外部からの衝撃に耐えることのできるカードホルダーを提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、本体部と、本体部に取付けられ、挿入されたカード表面を観視できる透明部を有する袋部と、本体部に取付けられ、携帯者への装着を可能にする装着手段と、本体部内部に設けられ、音声発生装置、発光装置、及び振動装置のうち、少なくとも一つを含む付加装置とよりなることを特徴とする。この構成により商品としての付加価値に富み、面白みのあるカードホルダーを提供できる。 【0006】請求項2による発明は、付加装置は、該付加装置の作動を制御する操作部を含み、本体部における、操作部と相対する部分が可撓性で、操作部を操作できるようにしたことを特徴とする。指で本体部を撓ませて、内部の操作部を操作することができる。また操作部が露出しないので、カードホルダーの美観を損ねない。 【0007】請求項3による発明は、本体部が可撓性を有する袋状の部材であることを特徴とする。付加装置を簡単に収納できるので、カードホルダーを容易に組み立てることができる。また、本体部が携帯者の身体に接触しても、携帯者を傷つける恐れが無い。 【0008】請求項4による発明は、本体部の外表面は、付加装置の操作部と相対する位置に、操作部の位置を視認させるための操作表示部を備えることを特徴とする。操作部の位置を観取できるので、操作性が良くなる。 【0009】請求項5による発明は、柔軟な第一の保護材が本体部内部に収納されたことを特徴とする。外部からの衝撃を保護材が緩衝するので、付加装置を衝撃から保護することができる。また、携帯者の身体の動きに柔軟に追従できるので、装着感が向上する。 【0010】請求項6による発明は、保護材が、付加装置と本体部との相対的な位置を決定する位置決め手段を備えることを特徴とする。操作部と操作表示部とを確実に相対させることができるので、カードホルダーを容易に組み立てることができる。 【0011】請求項7による発明は、位置決め手段が、保護材に形成された、付加装置を収納する凹部であることを特徴とする。簡単に位置決めできるばかりか、衝撃が負荷されても付加装置が変位することがない。 【0012】請求項8による発明は、前記保護材と相対して配置される第二の保護材をさらに含み、第一第二の保護材の間に付加装置が配置されることを特徴とする。耐衝撃性がさらに向上する。 【0013】請求項9による発明は、付加装置が付加装置を起動させるタイマー機能を含むことを特徴とする。タイマー機能によって、所定の時刻に自動的に付加装置を作動させることができる。従って、携帯者は時計を見ることなく時刻を知ることができる。また、タイマー機能によって、作動した付加装置を、所定の時間経過後に、自動的に停止させるようにすれば、操作が簡便になる。 【0014】請求項10による発明は、発光装置は発光部を含み、本体部における、少なくとも発光部と相対する部分が、光を外方に透過させる透過手段を備えることを特徴とする。請求項11による発明は、透過手段が、本体部が透明であることを特徴とする。請求項12による発明は、透過手段が、本体部が光を外方に透過させる有色の被膜を備えることを特徴とする。 【0015】請求項13による発明は、時刻表示装置をさらに含むことを特徴とする。請求項14による発明は、時刻表示装置の計時機能がタイマー機能を有することを特徴とする。 【0016】 【発明の実施の形態】図1は本発明の第一実施形態によるカードホルダーの正面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII−III線断面図、図4は側面図、図5は背面図、図6は分解斜視図である。このカードホルダーは、図1に示すように、本体部1とカード保持の為の袋部2とよりなる。本体部1は、内部の装置が観取できないように、着色された合成樹脂より成る可撓性の袋体で図2に示すように表シート1aと裏シート1bよりなる。本体部1には上方に突出する装飾部3が形成され、ここに、本カードホルダーが販売される、テーマ・パークのキャラクターや図柄などが印刷されている。袋部2は透明なビニール製で、その上端において本体部1の裏シート1bに接着片6を介して接着され、図4に示すように接着部の下方に開口4が形成され、ここよりカードを挿入できるようになっている。 【0017】本体部1の背部には、図2に示すように、鰐口クリップ5が取付けられ、衣服のポケットに取付けられるようになっている。尚、この装着手段としては、他に安全ピン、腕に巻き付けるバンド等でもよい。本体部1内には、図2に示すように、合成樹脂製のスポンジ状前後保護板7、8が保持されており、後部保護板8には図6に示すように凹部10、11が形成され、その中に時刻表示装置12及び音声発生装置13が収納されている。時刻表示装置12には時刻表示部14と二個の押しボタン15、16が設けられている。押しボタン15は時刻合わせ用であり、ボタン16はアラームのセット用である。 【0018】音声発生装置13は図7に示すように前部合成樹脂製のハウジング17と基板18と裏板19とを有する。ハウジング17には多数の放音孔20と二個の押しボタン部21、22が形成されている。押しボタン部は柔軟で押しつぶされるようになっている。基板18上にはIC23、スピーカ24、バッテリ25、及び起動スイッチボタン26、停止スイッチボタン27が取付けられ、夫々配線28、29、30で接続されている。IC23は、メロディ、アラーム、合成音声などを発生させるプログラムを記録させた集積回路である。メロディとしては、テーマパーク及び遊園地などのフリーパスポート券を入れるカードホルダーであれば、テーマパークや遊園地などのテーマ曲などを演奏させることが好ましい。スピーカ24は圧電半導体より成る。また、バッテリ25は薄型水銀電池である。スイッチボタン26は、音声を発生させる起動ボタン、スイッチボタン27は、停止ボタンで、共に押圧型の可撓性のゴムスイッチである。 【0019】IC23に所定の時間だけスピーカを作動させた後、スピーカへの電力の供給を停止させるタイマー回路を組み込んでおくこともできる。また、所定のメロディを一回だけ鳴らすこともできる。このような場合には、停止ボタン27は排除できる。IC23を挟んでハウジング17と裏板19は、超音波溶着又は接着などで接合されている。組立てられた状態では、押しボタン部21、22の内側がスイッチボタン26、27の上面に当接するようになっている。時刻表示部14は、本体部1の透明な合成樹脂の薄板よりなる時刻表示用窓31の所に位置し、外部より見えるようになっている。 【0020】また、本体部1には、時刻表示装置12の押しボタン15、16に対向する位置に操作表示部32、33が表示されており、この部分を指で押すことにより押しボタン15、16を押すことができるようになっている。更に、押しボタン部21、22に対向して操作表示部34、35が表示されており、之を押すことにより、スイッチボタン26、27が押され音声の発生、停止を行うことができるようになっている。 【0021】以上のような構造であるから、例えば遊園地のフリーパスポートを袋部2内に入れ、パスポートの有効時刻又は同行の人との待合わせ時刻等を操作表示部33を押すことによりアラームをその時刻に作動させることができる。そして、このホルダーを衣服に取付け、園内を自由に楽しむことができる。また、操作表示部34を押すことにより、メロディを発生させ、雰囲気を高めることができる。内部の各装置は、前後の保護板7、8で保護されているので、ホルダーが異物に当たったり、使用者が転倒するようなことがあっても故障、破損したりすることはない。 【0022】図8は第一実施形態の変形例を示す断面図である。この例においては、本体部40は硬質な合成樹脂で作られ、押しボタン部41に対向する部分は、可撓性の柔軟な合成樹脂40aで作られている。硬質の合成樹脂と軟質の合成樹脂とは、異素材成形機を用いた射出成形、あるいはインサート成形により、一体に形成できる。他の部分は前記の実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。 【0023】図9は、更に他の変形例を示す分解斜視図である。この例においては、時刻表示装置12の時計ムーブメントの計時回路とIC23が配線42により接続されている。これにより所定の時間にスピーカ24を自動的に作動させることができる。例えば、テーマ・パークの閉園時間になると、スピーカからメロディが演奏されるようにしておけば、携帯者は、時計を見ることなく閉園時間を知ることができる。メロディに代えて、「もうすぐ閉園です」のようなメッセージを発生させることもできる。あるいは、所定の時間(例えば1時間)ごとにメロディを鳴らしても良い。この例においては、図10に示すように後部保護板8に配線42を入れる溝43が形成されている。 【0024】図11は本発明の第二実施形態を示す平面図、図12は要部の分解斜視図である。本形態においては、本体部45全体が透明な合成樹脂の袋で構成され、また保護板(図示せず)も透明な材料で作られている。基板46上にはスピーカ47の周囲に四個のLED48が設けられ、IC50には、LEDを起動する回路が設けられている。起動スイッチボタン52を押すと、電子音声が発生すると共に、LED48が発光する。特に夜間に発光させることにより、時刻表示が読み取りやすくなる。またIC50にLEDを点滅させるプログラムを記憶させておいても良い。また時刻表示装置53の計時回路とICとを接続し、所定の時間にスピーカとLEDを作動させるようにしてもよい。それにより、例えば、テーマ・パークなどでパレードなどの特定のイベントが開始される時間に音と光を発生させ、携帯者にイベントの開始を知らせることができる。 【0025】図13は第二実施形態の変形例を示す平面図である。この例では、透明な合成樹脂の袋よりなる本体部45にLEDを含む環状部54を除いて、不透明で有色の印刷層が施されている。また、図14に示す変形例では環状部54に光を透過できる有色の印刷層Aが施されている。更に、印刷層Aの色調を変えることにより、LED48の発光色を変えることができる。 【0026】図15及び図16に示す例では、LED48に隣接して、円盤状のEL(エレクトロルミネッセンス)56、57が設けられている。このようにELを備えることにより、本体部をLEDより広い面積で照明することができる。図17は本発明の第三実施形態を示す斜視図、図18はその平面図である。本実施形態では振動装置60が設けられている。その振動装置はモータ61とその回転軸に取付けられた偏心錘62とよりなる。この装置では、起動ボタン63を押すとモータが起動し偏心錘62が回転し、本体部が振動する。 【0027】尚、時刻表示装置64の計時機能を利用して、所定の時間に振動が発生するようにして、所定の時刻を知らせるようにしてもよい。尚、上記の例においては、時計ムーブメントの計時回路を利用したが、付加装置のICに計時回路とを接続する必要は無い。この場合、時刻表示装置を排除してもかまわない。上記各実施形態における付加装置の種類を相互に入れ替えたり、組み合わせたりすることができることは言うまでもない。 【0028】 【発明の効果】商品としての付加価値に富み、面白みのあるカードホルダーとすることができる。更に、本発明によるカードホルダーは、容易に時刻が確認でき、また外部からの衝撃に耐えることのできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001960 【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月28日(1999.4.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−308513(P2000−308513A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月7日(2000.11.7) |
| 【出願番号】 |
特願平11−122655 |
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