トップ :: A 生活必需品 :: A45 手持品または旅行用品




【発明の名称】 伸縮自在な軸柄を備えた多段折畳み式傘
【発明者】 【氏名】林 俊 光

【氏名】張 榮 仁

【要約】 【課題】折畳時の傘の長さと体積を少なくしつつバネ受けを効果的に配置し、骨アセンブリの強度および安定性を確保しつつ滑らかに傘の開閉を行う。

【解決手段】最小の直径を有すると共に長手軸100に向けて半径方向内方にへこんだ複数の四分円弧で形成された横断面を有し、少なくとも2つの隣接する凹状四分円弧が集まって尾根部とバネ受け15を収容するための2つの隣接する凹状四分円弧間に定義されるソケットとを形成した、上管11を備える、相互に伸縮自在な複数の管からなり、管が漸次的に凹状四分円弧から半径方向外方に曲げられてスムーズに持つための円形横断面を有する下管14を形成してなる中央軸柄1と、相互に回動可能に連結され上ノッチと中央軸柄上のランナーとに連結される、トップ骨、拡張骨、中間骨、外連結骨、および内連結骨を有し、内連結骨が、内連結骨の長手方向に形成された細長い補強突起を有する細い連結プレートとして形成された、骨アセンブリ2と、を含む多段折畳み式傘である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に弾性的に保持されるバネ受けを有する上管と、上管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに上管の下に位置される第1中間管と、第1中間管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第1中間管の下に位置される第2中間管と、第2中間管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第2中間管の下に位置される下管と、を含む中央軸柄と、上管の頂部に固定される上ノッチに回動可能に取り付けられるトップ骨と、中央軸柄に摺動可能に保持されるランナーに回動可能に連結され、トップ骨に回動可能に連結される拡張骨と、トップ骨に回動可能に連結される中間骨と、拡張骨に回動可能に連結され、中間骨に回動可能に連結される内連結骨と、中間骨に回動可能に連結され、プラスチックジョイントを通してテール骨に回動可能に連結される外連結骨と、トップ骨に回動可能に連結され、外連結骨に回動可能に連結されるスプリングロッドと、を含む骨アセンブリと、を備えた多段折畳み式傘であって、前記上管は、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ3つの凹状四分円弧と、長手軸から半径方向外方にふくらんだ凸状四分円弧とからなる横断面を有し、2つの隣接する凹状四分円弧は2つの隣接する凹状四分円弧の間に尾根部を形成しており、傘を閉じるときにバネ受けを上管11の内側の範囲内で中に収容するための、尾根部の中に定義されると共に2つの隣接する凹状四分円弧の間に限定されるソケットを有し、バネ受けは、傘を開くとき、骨アセンブリのランナをロックするために、上管に切り込まれたスロットを通過して外方に突出し、前記第1中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて径の反対方向内方にへこんだ2つの凹状四分円弧と、第1中間管の内部で上管に伸縮自在に係合するように長手軸から径の反対方向外方にふくらんだ2つの凸状四分円弧とからなる横断面を有し、前記第2中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ1つの凹状四分円弧と、第2中間管の内部で第1中間管に伸縮自在に係合するように半径方向外方にふくらんで周囲に部分円形状を形成する3つの凸状四分円弧とからなる横断面を有し、前記下管は、円形状の横断面を有しており、第2中間管と伸縮自在に係合してなる多段折畳み式傘。
【請求項2】 前記内連結骨は、それ自身の強さを補強するために内連結骨の長手方向に形成された細長い補強のための突起を有する細い連結プレートであり、該内連結骨は、トップ骨の下方に並置され、スムーズに骨アセンブリを拡げるために、トップ骨、拡張骨材、内連結骨、および中間骨で、平行四辺形のリンク機構を効果的に形成しており、該内連結骨は、折り畳んだ傘の折り重ね体積を最小化するために、拡張骨材において凹状にされたU字形の溝と、トップ骨において凹状にされたU字形の溝とにぴったりと受け入れられてなる請求項1記載の多段折畳み式傘。
【請求項3】 前記プラスチックジョイントは、外連結骨の外方部に固着される内アダプタと、テール骨の内ピボット部に回動可能に連結するために該ジョイントの中間部に形成された一対のラグと、傘を開いてテール骨が水平に伸ばされるとき内部にテール骨を寄り掛からせるために該ジョイントの中間部において凹状にされたU字形の溝と、を含んでなる請求項1記載の多段折畳み式傘。
【請求項4】 前記第1中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて径の反対方向内方にへこんだ2つの凹状四分円弧と、長手軸から径の反対方向外方にふくらんだ2つの凸状四分円弧と、からなる横断面を有して、上管の下方拡大部に伸縮自在に係合しており、該下方拡大部は、それぞれ径の反対方向の周囲に2つの凹状四分円弧と2つの凸状四分円弧とを備えて上管の下方拡大部を形成してなる請求項1記載の多段折畳み式傘。
【請求項5】 前記第1中間管は、該第1中間管からわずかに収縮され、内部で上管と伸縮自在に係合するように上管の横断面に対応した形状に形成された横断面を有する上方収縮部と、該第1中間管の下端部からわずかに拡大され、第2中間管の内部で伸縮自在に係合される下方拡大部と、を有してなる請求項1記載の多段折畳み式傘。
【請求項6】 前記第2中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ1つの凹状四分円弧と、第1中間管の下方拡大部に伸縮自在に係合するように半径方向外方にふくらんで周囲に部分円形状を形成する3つの凸状四分円弧と、からなる横断面を有し、前記第1中間管の下方拡大部は、第2中間管の横断面に対応する形状に形成された横断面を有してなる請求項5記載の多段折畳み式傘。
【請求項7】 前記第2中間管は、該第2中間管からわずかに収縮され、内部で第1中間管と伸縮自在に係合するように第1中間管の形状に対応した形状に形成された上方収縮部と、該第2中間管からわずかに拡大され、下管の内部で伸縮自在に係合される下方拡大部と、を有してなる請求項6記載の多段折畳み式傘。
【請求項8】 前記下管は、円形状の横断面を有すると共に、第2中間管の円形状の横断面を有する下方拡大部と伸縮自在に係合する下管の上方部を有し、該下管は、該下管の上方部からわずかに収縮され、内部で第2中間管と伸縮自在に係合するように第2中間管の横断面に対応した形状に形成された上方収縮部を有してなる請求項7記載の多段折畳み式傘。
【請求項9】 内部に弾性的に保持されるバネ受けを有する最上位管と、最上位管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに最上位管の下に位置される上管と、上管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに上管の下に位置される第1中間管と、第1中間管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第1中間管の下に位置される第2中間管と、第2中間管の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第2中間管の下に位置される下管と、を含み、各々2つの隣接する管は、それらの分離を防ぐための該2つの隣接する管にそれぞれ形成される2つのストッパを備える中央軸柄と、少なくとも、最上位管の頂部に固定される上ノッチに回動可能に取り付けられるトップ骨と、中央軸柄に摺動可能に保持されるランナーに回動可能に連結され、トップ骨に回動可能に連結される拡張骨と、を含む骨アセンブリと、を備えた多段折畳み式傘であって、前記最上位管は、上管内で伸縮自在に係合可能であり、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ4つの凹状四分円弧からなる横断面を有しており、各々の2つの隣接する凹状四分円弧は尾根部を形成しており、この尾根部は、傘を開くときランナーをロックするために最上位管から外方に突出するバネ受けを中に収容するための尾根部内に形成されるソケットを有し、前記上管は、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ3つの凹状四分円弧と、長手軸から半径方向外方にふくらんだ凸状四分円弧とからなる横断面を有し、前記第1中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて径の反対方向内方にへこんだ2つの凹状四分円弧と、第1中間管の内部で上管に伸縮自在に係合するように長手軸から径の反対方向外方にふくらんだ2つの凸状四分円弧とからなる横断面を有し、前記第2中間管は、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ1つの凹状四分円弧と、第2中間管の内部で第1中間管に伸縮自在に係合するように半径方向外方にふくらんで周囲に部分円形状を形成する3つの凸状四分円弧とからなる横断面を有し、前記下管は、円形状の横断面を有しており、第2中間管と伸縮自在に係合してなる多段折畳み式傘。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段折畳み式傘に関し、特に、小型軽量で良好に開閉操作が行える多段折畳み式傘に関する。
【0002】
【従来の技術】持ち運びや保管を便利にすべく折畳まれたときの傘の長さおよび体積を少なくするために、骨アセンブリの骨は多段折畳みとして作られ、中央軸柄は相互に伸縮自在に係合可能な複数の管からなるものとして作られる。
【0003】バネ受けは、傘が開いているときバネ受けの上にランナーを固定するために中央軸柄に配置されなければならず、管を引っ込めて傘を閉じるときは中央軸柄の中に押し込まれる。伸縮自在な中央軸柄の頂部の管は、例えば4段折畳みや5段折畳みなどの多段折畳み式傘のために、最小の直径または幅を有しなければならず、これにより、この種の中央軸柄の小さい頂部の管内にバネ受けを挿入するための、大きな困難を引き起こしている。
【0004】特公平4−74008号公報は、第2の連結リンク(14)に摺動可能に係合することができる第3の連結リンク(15)を含む多段折畳み式傘の折り畳むことができる骨アセンブリを開示した。このリンク(15)はリンク(14)に摺動可能に保持され、このことにより、骨アセンブリの強度と安定性とが弱められる。一方、傘の開閉を行うとき、骨の伸長または折り畳みによる収納は、第3のリンク(15)の外端部が間に何らのリンク機構連結を有しない第2のリンク(14)の中で自由に移動されるので、第3のリンク(15)の援助なしで、単に内側リンク(16)および主リンク(17)のみによって始められる。したがって、このような従来の多段折畳み式傘の骨アセンブリを、あまりスムーズには開閉することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の多段折畳み式傘の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、折畳み時の傘の長さと体積を少なくしつつバネ受けを効果的に配置することができ、骨アセンブリの強度および安定性を確保しつつ滑らかに傘の開閉を行うことができる多段折畳み式傘を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、最も小さい直径ないし幅を有すると共に、中央軸柄の長手軸に向けて半径方向内方にへこんだ複数の四分円弧で形成された横断面を有し、少なくとも2つの隣接する凹状四分円弧が集まって尾根部と内部にバネ受けを収容するための2つの隣接する凹状四分円弧間に定義されるソケットとを形成した、上ないし最上位管を備えた、相互に伸縮自在に係合可能な複数の管からなり、これらの管が漸次的に、凹状四分円弧から半径方向外方に曲げられて、傘のユーザーがスムーズに持つための円形状の横断面を有する最下位ないし最外位管を形成してなる中央軸柄と、相互に回動可能に連結され上ノッチと中央軸柄上のランナーとに連結される、少なくともトップ骨、拡張骨、中間骨、外連結骨、および内連結骨を有し、内連結骨が、補強するために内連結骨の長手方向に形成された細長い補強突起を有する細い連結プレートとして形成されてなる骨アセンブリと、を含む多段折畳み式傘を提供することによって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図15に示すように、本発明の傘は、中央軸柄1と、この中央軸柄1に回動可能に設けられる骨アセンブリ2と、を有しており、骨アセンブリ2の上に傘布(図示せず)を固定するようになっている。なお、本明細書中では、中央軸柄1の長手軸に沿う方向においては図示しないグリップ側を「下」、その反対側を「上」、中央軸柄1の長手軸に垂直な方向においては中央軸柄1に近い側を「内」、遠い側を「外」として説明を行う。
【0008】中央軸柄1は、内部に弾性的に保持されるバネ受け15を有する上(ないし内)管11と、上管11の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに上管11の下に位置される第1中間管12と、第1中間管12の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第1中間管12の下に位置される第2中間管13と、第2中間管13の外側に入れ子式に配置されると共に傘を開くときに第2中間管13の下に位置される下ないし外管14と、を含んでおり、また、傘のユーザによって握られるべく下管14に固着されたグリップ(図示せず)を有している。
【0009】本発明は、例えばアルミニウム若しくはチタン合金、強化プラスチック材料、または他の適切な金属材料などの軽い材料から作るようにしてもよい。
【0010】上(ないし内)管11は、その上端部111が骨アセンブリ2の上ノッチ20に取り付けられ、下方拡大部112が上管11の下端部からわずかに拡大され、そして、第1中間管12と入れ子式に伸縮可能に係合する。
【0011】上管11は、図4に示すように、中央軸柄1の長手軸100に向けて半径方向内方にへこんだ3つの凹状四分円弧Vと、長手軸100から半径方向外方にふくらんだ凸状四分円弧Xとからなる横断面を有し、2つの隣接する凹状四分円弧Vは2つの隣接する凹状四分円弧Vの間に尾根部Rを形成しており、尾根部Rの中に定義されると共に2つの隣接する凹状四分円弧Vの間に限定されたソケットKを有し、傘を閉じるときにバネ受け15をソケットKの中に上管11の内側の範囲内で収容するようになっている。そして、バネ受け15は、図1で示すように傘を開くとき、骨アセンブリ2のランナ23をロックするために、上管11に切り込まれたスロット113を通過して外方に突出する。
【0012】第1中間管12は、図6に示すように、中央軸柄1の長手軸100に向けて径の反対方向内方にへこんだ2つの凹状四分円弧Vと、長手軸100から径の反対方向外方にふくらんだ2つの凸状四分円弧Xとからなる横断面を有して、第1中間管12の内部で上管11の下方拡大部112に摺動可能ないし伸縮自在に係合するようになっており、下方拡大部112はまた、それぞれ径の反対方向の周囲に2つの凹状四分円弧Vと2つの凸状四分円弧Xとを備えて上管11の下方拡大部112を形成している。
【0013】第1中間管12は、図3および図5に示すように、第1中間管からわずかに収縮された上方収縮部121を有しており、上方収縮部121の内部で上管11と伸縮自在に係合するように、上管11の横断面に対応した形状に形成された横断面を有している。そして、図9に示すように、第1中間管12は、第1中間管12の下端部からわずかに拡大された下方拡大部122を有しており、第2中間管13の内部で伸縮自在に係合するようになっている。
【0014】第2中間管13は、図10に示すように、中央軸柄1の長手軸100に向けて半径方向内方にへこんだ1つの凹状四分円弧Vと、第1中間管12の下方拡大部122に伸縮自在に係合するように半径方向外方にふくらんで周囲に部分円形状を形成する3つの凸状四分円弧Xとからなる横断面を有し、第1中間管12の下方拡大部122は、図9に示すように、第2中間管13の横断面に対応する形状に形成された横断面を有している。
【0015】第2中間管13は、第2中間管13からわずかに収縮された上方収縮部131を有しており、上方収縮部131の内部で第1中間管12と伸縮自在に係合するように、第1中間管12の形状に対応した形状に形成されている(図8)。そして、図12に示すように、第2中間管13は、第2中間管13からわずかに拡大された下方拡大部132を有しており、下(ないし外)管14の内部で伸縮自在に係合するようになっている。
【0016】下(ないし外)管14は、円形状(図13に示すように、周囲に円を形成する4つの凸状四分円弧Xを有する)の横断面を有しており、図12に示すように、第2中間管13の円形状の横断面を有する下方拡大部132と伸縮自在に係合する下管14の上方部を有しており、そして、図11に示すように、下管14は、下管14の上方部からわずかに収縮された上方収縮部141を有しており、下管14の上方収縮部141の内部で第2中間管13と伸縮自在に係合するように、第2中間管13の横断面に対応した形状に形成されている。
【0017】(3つの凹状四分円弧Vを有する)上(内)管11から(4つの凸状四分円弧Xを有する)下(外)管14の方へ、凹状四分円弧Vが漸次的に徐々に外方へ曲げられているため、全ての管11〜14は、傘の管を畳んだり伸ばしたりする間の捩じれや振動を防止するための管の凹状ないし凸状の周囲面によって、相互に伸縮自在に係合される(図15参照)。内管11には、バネ受け15を収容するためのソケットKが設けられており、まさしくその内径は十分に小さい。それは、内管11内の内部の「空間」の効果的な用途を示し、そこにおいてバネ受け15が保持される。管の周囲面を漸次的に徐々に曲げた後、傘の信頼できる開閉操作を保証する中央軸柄1の管11〜14のスムーズな摺動ないし伸縮動作を行うために、外管14は、ランナ23内の円形穴231にスムーズに係合する円形表面になる。一方では、外管14の円形表面は、短くされて折り畳まれた後に(図14)、傘のユーザによる中央軸柄表面の滑らかで心地よいタッチのフィーリングを高めるであろう。
【0018】骨アセンブリ2および中央軸柄1の管11〜14は、図1〜図14で示すような四つ折りの傘ないし多数折りの傘に提供される。問題とされる管の拡張部112,122,132および収縮部121,131,141は、傘を開くために管を伸長するときに、これを制限するためのストッパーを提供する。
【0019】図1、図2および図14に示すように、骨アセンブリ2は、上管11の頂部固定される上ノッチ20に回動可能に取り付けられる内方部211を有するトップ骨21と、中央軸柄1に摺動可能に保持されるランナーないし下ランナー23に回動可能に連結される内方部221を有し、トップ骨21の中間部に回動可能に連結される最外端部222を有する拡張骨22と、トップ骨21の最外端部212に回動可能に連結される内方部241を有する中間骨24と、拡張骨22の外方部223に回動可能に連結される内方部251を有し、中間骨24の最内端部242に回動可能に連結される外方部252を有する内連結骨25と、中間骨24の外方部243に回動可能に連結される内方部261を有し、プラスチックジョイント29を介してテール骨28に回動可能に連結される外方部263を有する外連結骨26と、トップ骨21の外方部213に回動可能に連結される内スプリング端271を有し、外連結骨26の最内端部262に回動可能に連結される外スプリング端272を有し、中間骨24の中間部に形成されるカラー244に摺動可能に保持される中間スプリング部273を備えたスプリングロッド27と、を含んでいる。全ての骨は、アルミニウム合金または他の軽量な材料から作ることができる。
【0020】内連結骨25は、それ自身の強さを補強するために内連結骨25の長手方向に形成された細長い補強のための突起250を有する細い連結プレートである。
【0021】内連結骨25は、トップ骨21の下方に並置され、傘を開閉するべくスムーズに骨アセンブリ2を拡げたり引っ込めたりするために、トップ骨21、拡張骨材22、内連結骨25、および中間骨24で、平行四辺形のリンク機構を形成している。
【0022】細い連結プレートとして形成されるような内連結骨25は、図14に示すように折り畳まれた傘の折り重ね体積を最小化するために、図14に示すように、拡張骨材22において凹状にされたU字形の溝220と、トップ骨21において凹状にされたU字形の溝210とにぴったりと受け入れられる。
【0023】図2および図1に示すように、プラスチックジョイント29は、リベット292によって外連結骨26の外方部263に固着される内アダプタ291と、テール骨28の内ピボット部281を貫通して形成されるピボット穴282に挿通するピボット294によりテール骨28の内ピボット部281に回動可能に連結するためにジョイント29の中間部に形成された一対のラグ293と、傘を開いてテール骨28が水平に伸ばされるとき内部にテール骨28を寄り掛からせるためにジョイント29の中間部において凹状にされたU字形の溝295と、を含んでいる。
【0024】図14に示すように傘が閉じられるとき、傘の折り重ね容積を最小化するため、また、きちんと折り畳まれた傘を作るべく骨28,26間に傘布(図示せず)の外方部を折り畳む、ないし「挟持」するために、テール骨28は、外連結骨26に接近するように上方に向けられる。
【0025】テール骨28の内ピボット部281の強度をより良好にするために、内ピボット部281は、鉄鋼材料から作り、テール骨28の最内端で連結するようにするとよい。
【0026】本発明の骨アセンブリ2は、特公平4−74008号公報に開示されているような不安定に摺動可能な入れ子式の骨の接続がゆるむことを克服するように、相互に回動可能に連結された複数の骨21,22,24,25,26,27,28の結合で形成されているので、骨アセンブリ2は、より良好な強度およびより長い寿命を備え、安定的で、信頼でき、そしてスムーズであり、滑らかに傘の開閉を行うことができる。
【0027】図16〜図23に示すように、上述した上管11より小さい直径ないし幅を有する最上位管10は、上管11内で伸縮自在に係合可能であり、中央軸柄1の長手軸100に向けて半径方向内方にへこんだ4つの凹状四分円弧Vからなる横断面を有しており、各々の2つの隣接する凹状四分円弧Vは尾根部Rを形成しており、この尾根部Rは、中にバネ受け15を収容するための尾根部R内に形成されるソケットKを有している(図17)。バネ受け15は、傘を開くとき、ランナー23をロックするために、管10に切り込まれたスロット103を通過して外方に突出される。
【0028】最上位(ないし頂部)管10は、骨アセンブリ2の上ノッチ20が取り付けられる上方部101と、上管11と入れ子式に係合可能な下方部102とを有している。
【0029】2つの隣接する伸縮自在な管の分離を防ぐため、スプリングロックLは、図20に示すように2つの管の連結部で弾性的に保持されており、各スプリングロックLは一対のボールBを付勢し、各ボールBは、相互に入れ子式に係合する2つの対応する管のそれぞれに形成された2つのボール孔に結合する。あるいは、スプリングロックLは、図21に示すように、例えば管10,11等の2つの隣接する入れ子式の管を弾性的に結合するための、2つのフック部Hが形成されていてもよい。
【0030】図23に示すように、管10、11、12、13、14を引っ込ませることによって傘を折り畳んだ後、外管14の外円形状が、中央軸柄1の滑らかな外観として表される。
【0031】図24に示されるように、内管Iおよび外管Oのような2つの伸縮自在な管を結合するために、各管には、ストッパS1又はS2が固定されており、一方の管が他の管から脱落(分離)するのを防止するようになっている。
【0032】なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではなく、本発明は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々変更することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の多段折畳み式傘によれば、折畳み時の傘の長さと体積を少なくしつつバネ受けを効果的に配置することができる。また、骨アセンブリの強度および安定的を確保しつつ滑らかに傘の開閉を行うことが可能となる。
【出願人】 【識別番号】591044049
【氏名又は名称】福太洋傘工廠股ふん有限公司
【出願日】 平成11年5月20日(1999.5.20)
【代理人】 【識別番号】100072349
【弁理士】
【氏名又は名称】八田 幹雄 (外3名)
【公開番号】 特開2000−102407(P2000−102407A)
【公開日】 平成12年4月11日(2000.4.11)
【出願番号】 特願平11−140615