| 【発明の名称】 |
ステッキ |
| 【発明者】 |
【氏名】柴田 茂樹
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポール部が取り付けられる固定側ハンドル部と、この固定側ハンドル部に回動可能に連結される可動側ハンドル部と、この可動側ハンドル部に回動中心からずれた位置に回動可能に取り付けられるピン部材と、このピン部材に開設された雌ネジ部に螺合される調整ボルトとを具備しており、前記調整ボルトは固定側ハンドル部の貫通孔を介して前記ピン部材の雌ネジ部に螺合されており、この調整ボルトの雌ネジ部への螺合状態を変化させると、可動側ハンドル部が固定側ハンドル部に対して回動することを特徴とするステッキ。 【請求項2】 前記固定側ハンドル部の貫通孔に連通する固定用穴部と、この固定用穴部に嵌め込まれて、貫通孔に位置する調整ボルトの脚部に嵌まり込み、調整ボルトを固定する固定部材とを具備したことを特徴とする請求項1記載のステッキ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば登山やハイキング等に用いられるステッキに関する。 【0002】 【従来の技術】登山やハイキング等に用いられるステッキは、図3に示すように、手で把持するハンドル部700と、このハンドル部700に取り付けられるポール部750とを有している。前記ハンドル部700は、水平部710と、この水平部710の略中央から垂下された垂直部720とが一体に形成されて略T字形状を呈している。この略T字形状のハンドル部700は、水平部710と垂直部720とを好みに応じて又は時と場合とによって握り変えることができるので、大変便利である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種のハンドル部は、水平部と垂直部とが一体形成されているため、次のような使い勝手の悪さがある。すなわち、水平部と垂直部との取付角度は、平均的な体格の使用者にあわせて形成されているため、万人にとって使い易いものとは言い難いのである。 【0004】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、ハンドル部の角度を変えることによって万人にとって使い易くなったステッキを提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係るステッキは、ポール部が取り付けられる固定側ハンドル部と、この固定側ハンドル部に回動可能に連結される可動側ハンドル部と、この可動側ハンドル部に回動中心からずれた位置に回動可能に取り付けられるピン部材と、このピン部材に開設された雌ネジ部に螺合される調整ボルトとを備えており、前記調整ボルトは固定側ハンドル部の貫通孔を介して前記ピン部材の雌ネジ部に螺合されており、この調整ボルトの雌ネジ部への螺合状態を変化させると、可動側ハンドル部が固定側ハンドル部に対して回動するように構成されている。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係るステッキの要部の概略的断面図、図2は本発明の実施の形態に係るステッキの要部の概略的分解斜視図である。 【0007】本発明の実施の形態に係るステッキは、ポール部300が取り付けられる固定側ハンドル部100と、この固定側ハンドル部100に回動可能に連結される可動側ハンドル部200と、この可動側ハンドル部200に回動中心からずれた位置に回動可能に取り付けられるピン部材400と、このピン部材400に開設された雌ネジ部410に螺合される調整ボルト500とを備えており、前記調整ボルト500は固定側ハンドル部100の貫通孔110を介して前記ピン部材400の雌ネジ部410に螺合されており、この調整ボルト500の雌ネジ部410への螺合状態を変化させると、可動側ハンドル部200が固定側ハンドル部100に対して回動するように構成されている。 【0008】まず、前記ポール部300は、例えばジュラルミン等の軽合金から構成された多段式になっており、使用者の好みに応じてその長さを変化させることができるようになっている。 【0009】前記固定側ハンドル部100は、従来の一体型のT字形状のハンドル部700(図3参照)における垂直部720にほぼ相当する。すなわち、この固定側ハンドル部100には、ポール部300を取り付けるための孔部 (図示省略) が下向きに開設されているのである。また、この固定側ハンドル部100は、可動側ハンドル部200が取り付けられる二股部120を有している。この二股部120は、後述する可動側ハンドル部200の第1舌片部210が嵌まり込む部分であって、可動側ハンドル部200の回動中心となる回動中心部材600が嵌まり込む固定側開口121が開設されている。 【0010】この固定側ハンドル部100には、前記二股部120の反対側に突出部150が形成されている。この突出部150は、従来の一体型のT字形状のハンドル部700(図3参照)における水平部710の一部に相当する。 【0011】また、この固定側ハンドル部100には、突出部150から二股部120にかけて貫通した貫通孔110が開設されている。この貫通孔110は、調整ボルト500の脚部522が貫通する部分である。さらに、この固定側ハンドル部100には、貫通孔110に直交する方向から貫通孔110へと固定用穴部130が開設されている。この固定用穴部130は、調整ボルト500を固定するための固定部材140が嵌まり込む部分である。 【0012】さらに、この固定側ハンドル部100には、二股部120に連なって二股部120より奥側の凹部160が形成されている。この凹部160は、後述する第2舌片部160が嵌まり込む部分である。 【0013】一方、前記可動ハンドル部200は、従来の一体型のT字形状のハンドル部700(図3参照)における水平部710の大部分を構成する。かかる可動側ハンドル部200は、前記二股部120に嵌まり込む第1舌片部210を有している。この第1舌片部210には、第1舌片部210を二股部120に嵌め込んだ際に、前記固定側開口121と一致する可動側開口211が開設されている。 【0014】さらに、前記第1舌片部210には、第2舌片部220が連設されている。この第2舌片部220は、後述するピン部材400が回動可能に嵌まり込む開口221が開設されている。なお、この開口221は、可動側ハンドル部200の回動中心である可動側開口211から外れた位置に開設されている。 【0015】また、調整ボルト500は、可動側ハンドル部200の角度を変える際に、回動させられるツマミ部510と、このツマミ部510に頭部521を埋め込み、脚部522を突出させたボルト部520とを有している。前記ツマミ部510は、貫通孔110にボルト部520の脚部522を嵌め込むと、固定側ハンドル部100の突出部150の外面と連なりをもつような形状に形成されている。具体的には、図1や図2に示すように、頂部が丸く形成された略円錐形状に形成されている。 【0016】前記ピン部材400は、円柱形状に形成されており、その周面には調整ボルト500の脚部522が螺合可能な雌ネジ部410が貫通している。このピン部材400の厚さ寸法は、前記第2舌片部220の厚さ寸法より大きく、前記開口221に嵌め込んだ状態で、雌ネジ部410が第2舌片部220に隠されることがなく、しかも前記凹部160に嵌め込み可能に設定されている。 【0017】また、前記回動中心部材600は、2つの同形の部材からなる。この回動中心部材600は、固定側開口121より径大のフランジ部610と、このフランジ部610から連設された脚部620とが一体に形成されたものである。前記脚部610には、図示しないストラップを通すための開口が開設されている。また、前記脚部620は二股状になっており、もう一方の回動中心部材600の脚部620を組み合わせられることによって、連結される。 【0018】また、前記固定部材140は、先端が略半円状の凹部141として形成されている。この凹部141は、調整ボルト500の脚部522にスナップアクションで嵌まり込むようになっている。従って、固定部材140の凹部141が脚部522に嵌まり込むと、調整ボルト500は回動できないようになる。 【0019】このステッキは、次のようにして組み立てられる。まず、開口221にピン部材410を嵌め込んだ状態で可動側ハンドル部200の第1舌片部210及び第2舌片部220を固定側ハンドル部100の二股部120及び凹部160にそれぞれ嵌め込む。 【0020】また、固定側開口121と可動側開口211とを介して1組の回動中心部材600を組み合わせる。これによって、可動側ハンドル部200は固定側ハンドル部100に対して回動可能な状態で連結されたことになる。 【0021】次に、調整ボルト500の脚部522を貫通孔110に貫通させる。すると、脚部522は、ピン部材4400の雌ネジ部410に螺合される。なお、調整ボルト500の回動をスムーズに行うために、ツマミ部510と突出部150との間にワッシャ530を介在させる。 【0022】さらに、固定用穴部130に固定部材140を嵌め込む。すると、固定部材140の凹部141が調整ボルト500の脚部522に嵌まり込むので、調整ボルト500は回動しなくなる。 【0023】可動側ハンドル部200の角度を変える場合は以下のようにする。まず、固定部材140を取り外す。これにより、調整ボルト500は回動するようになる。次に、調整ボルト500を回動させる。すると、調整ボルト500の脚部522と、ピン部材400の雌ネジ部410との螺合が変化する。すなわち、調整ボルト500を螺進させると、可動側ハンドル部200は、回動中心である回動中心部材600を中心として回動して(図1では矢印A方向)、上向きになる。また、逆に、調整ボルト500を螺退させると、可動側ハンドル部200は、回動中心である回動中心部材600を中心として回動して(図1では矢印B方向)、下向きになる。このようにして可動側ハンドル部200の角度を変化させるのである。 【0024】 【発明の効果】本発明に係るステッキは、ポール部が取り付けられる固定側ハンドル部と、この固定側ハンドル部に回動可能に連結される可動側ハンドル部と、この可動側ハンドル部に回動中心からずれた位置に回動可能に取り付けられるピン部材と、このピン部材に開設された雌ネジ部に螺合される調整ボルトとを備えており、前記調整ボルトは固定側ハンドル部の貫通孔を介して前記ピン部材の雌ネジ部に螺合されており、この調整ボルトの雌ネジ部への螺合状態を変化させると、可動側ハンドル部が固定側ハンドル部に対して回動するように構成されている。 【0025】すなわち、このステッキは、調整ボルトのピン部材の雌ネジ部への螺合状態を変えることによって、可動側ハンドル部の固定側ハンドル部に対する角度を変化させることができるので、使用者の体格に合わせたハンドル部とすることができる。すなわち、万人にとって使い易いステッキとすることができるのである。 【0026】また、前記固定側ハンドル部の貫通孔に連通する固定用穴部と、この固定用穴部に嵌め込まれて、貫通孔に位置する調整ボルトの脚部に嵌まり込み、調整ボルトを固定する固定部材とを有していると、不用意に調整ボルトを回動させることがないので、可動側ハンドル部の固定側ハンドル部に対する角度が変化せず使い易い。その上、可動側ハンドル部の角度を変える場合には、固定部材を外せばよいので便利である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391036404 【氏名又は名称】株式会社ロゴスコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成10年9月1日(1998.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085936 【弁理士】 【氏名又は名称】大西 孝治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−70021(P2000−70021A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月7日(2000.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−264019 |
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