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【発明の名称】 装身具の製造方法
【発明者】 【氏名】濱 瞳

【要約】 【課題】2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具の製造方法を提供すること。

【解決手段】本発明では、ワックス型(14)の表面に模様を形成した後にロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具(1) を製造する装身具の製造方法において、予め用意した2個のワックス型(14)の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型(14)の表面に模様を同時に形成することとした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 2個の装身具(1) のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具(1) の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるべく構成したことを特徴とする装身具。
【請求項2】 2個の装身具(1) のうち一方の装身具(1) の当接面に係止凸部(27)を形成し、他方の装身具(1) の当接面に前記係止凸部(27)に係止する係止凹部(28)を形成したことを特徴とする請求項1記載の装身具。
【請求項3】 2個の装身具(1) の当接面に磁石(26)をそれぞれ埋設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の装身具。
【請求項4】 ワックス型(14)の表面に模様を形成した後にロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具(1) を製造する装身具の製造方法において、予め用意した2個のワックス型(14)の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型(14)の表面に模様を同時に形成することを特徴とする装身具の製造方法。
【請求項5】 2個のワックス型(14)の側面同士を当接させた状態で、2個のワックス型(14)の表面に、予め用意した模様を形成するための模様形成用ワックス型(17)を貼付し、その後、模様形成用ワックス型(17)を2個に分離することによって、2個のワックス型(14)の表面に模様を同時に形成することを特徴とする請求項4記載の装身具の製造方法。
【請求項6】 2個のワックス型(14)のうち一方のワックス型(14)の当接面に係止凸部(27)を形成し、他方のワックス型(14)の当接面に前記係止凸部(27)に係止する係止凹部(28)を形成したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の装身具の製造方法。
【請求項7】 2個のワックス型(14)の当接面に磁石(26)をそれぞれ埋設したことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の装身具の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装身具およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具の製造方法としては、以下に説明するロスト・ワックス・キャスティング法が広く知られている。
【0003】(1)まず、ワックス素材を用いて装身具の原型を形成する。その際に、原型の表面には予め模様を刻設しておく。
(2)2枚のシリコンゴムで原型を挟み、それをアルミ枠の中空部に充填する。
(3)ホット・プレス機でアルミ枠に充填したシリコンゴムを加圧・加熱して、シリコンゴムを固形化する。
(4)固形化されたシリコンゴムに切り込みを入れて、シリコンゴムの内部から原型を取り出し、シリコンゴムの内部に原型と同形状の中空部を形成する。
(5)ワックスポットを用いて、シリコンゴムの中空部に溶融したワックスを注入する。
(6)シリコンゴムの中空部でワックスを冷却して固形化することによって、原型と同形状のワックス型を形成する。
(7)上記(1)〜(6)の工程を複数回繰り返して、予め複数のワックス型を形成する。
(8)複数のワックス型をツリー状に連設してワックスツリーを形成する。
(9)中空容器の内部にワックスツリーを挿入し、さらに中空容器の内部に埋設剤を流し込む。
(10)電気炉によって、中空容器の内部のワックスツリーを溶融して脱ロウし、さらに、埋設剤を焼成する。これにより、固形化した埋設剤の内部にワックスツリーと同形状の中空部が形成される。
(11)埋設剤の中空部にバーナによって溶融させた金属を流し込む。
(12)金属を注入した埋設剤を冷却することによって、金属製のツリーが形成される。
(13)金属製のツリーから必要な部分を切断することによって、装身具を製造することができる。
【0004】そして、製造された装身具は、1個の装身具の外周面に1個の模様を現出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の装身具にあっては、1個の装身具の外周面に1個の模様を現出するものであったため、装身具の装飾的効果としては単調なものであった。
【0006】また、上記従来の装身具の製造方法にあっては、装身具の表面に模様を形成する場合に、ワックス素材からなる原型の表面に模様を形成し、その原型に基づいて装身具を製造していたため、上記(2)〜(6)の各工程における温度・圧力等の条件によって、ワックス型に製造誤差が生じてしまい、製造された装身具の形状にばらつきが生じるおそれがあった。
【0007】そのため、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具を製造する場合には、それぞれの装身具に形成した模様の形状にばらつきが生じて、2個の装身具の側面同士を当接させても、1個の模様をきれいに現出させることができなかった。
【0008】しかも、各原型に模様を刻設していたため、模様の形成に熟練を要するとともに、多大な労力や時間を要していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載の本発明では、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるべく構成することとした。
【0010】また、請求項2に記載の本発明では、2個の装身具のうち一方の装身具の当接面に係止凸部を形成し、他方の装身具の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成することとした。
【0011】また、請求項3に記載の本発明では、2個の装身具の当接面に磁石をそれぞれ埋設することとした。
【0012】また、請求項4に記載の本発明では、ワックス型の表面に模様を形成した後にロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具を製造する装身具の製造方法において、予め用意した2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模様を同時に形成することとした。
【0013】また、請求項5に記載の本発明では、2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワックス型を2個に分離することによって、2個のワックス型の表面に模様を同時に形成することとした。
【0014】また、請求項6に記載の本発明では、2個のワックス型のうち一方のワックス型の当接面に係止凸部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成することとした。
【0015】また、請求項7に記載の本発明では、2個のワックス型の当接面に磁石をそれぞれ埋設することとした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る装身具は、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるべく構成したものである。
【0017】これによって、装身具の装飾的効果を一層高めることができるものである。
【0018】特に、2個の装身具のうち一方の装身具の当接面に係止凸部を形成し、他方の装身具の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成することにより、一方の装身具の係止凸部と他方の装身具の係止凹部とを係止させた状態で2 個の装身具の側面同士を当接させて、1個の模様をずれることなく現出させることができ、装身具の装飾的効果をより一層高めることができるものである。
【0019】また、2個の装身具の当接面に磁石をそれぞれ埋設することにより、磁石の磁力を利用して、2個の装身具の側面同士を容易に当接させることができ、より一層装身具の装飾的効果を高めることができるものである。
【0020】また、本発明に係る装身具の製造方法は、ワックス型の表面に模様を形成した後にロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具を製造するものである。
【0021】しかも、外周面に予め模様を形成した原型を用いてワックス型を形成するのではなく、ワックス型の外周面に模様を形成するものである。
【0022】そのため、原型からワックス型を形成するまでの各工程における温度や圧力等の条件に依存せずに模様を付したワックス型を形成することができ、これを用いて装身具を鋳造することで、略同形状の装身具を大量に製造することができるものである。
【0023】しかも、予め用意した2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模様を同時に形成しているため、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具を容易に、かつ、精度良く製造することができるものである。
【0024】また、2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワックス型を2個に分離することによって、2個のワックス型の表面に模様を同時に形成することにより、模様を形成するために熟練を要することなく、誰でも容易に模様を付した装身具製造することができるものである。
【0025】また、2個のワックス型のうち一方のワックス殻の当接面に係止凸部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成することにより、一方のワックス型の係止凸部と他方のワックス型の係止凹部とを係止させた状態で2 個のワックス型の側面同士を当接させて、それぞれのワックス型が互いにずれてしまうのを防止することができ、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具をより一層容易に、かつ、精度良く製造することができるものである。
【0026】また、2個のワックス型同士を当接する面に磁石をそれぞれ埋設することにより、磁石の磁力によって2個のワックス型の側面を容易に、かつ、確実に当接させることができ、これによって、ワックス型の表面に容易に模様を形成することができるものである。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0028】図1〜図3は、本発明に係る装身具の製造方法を示した図である。
【0029】まず、ワックス素材を用いて装身具1の原型2を形成する。原型2は、環状の原型本体3と棒状の注入路形成体4とから構成している(図1(a) 参照) 。
【0030】次に、原型2を上下2枚のシリコンゴム5で挟み、それを矩形枠状のアルミ枠6の中空部7に充填する(図1(b) 参照)。
【0031】そして、アルミ枠6に充填したシリコンゴム5をホットプレス機8を用いて加圧・加熱して、シリコンゴム5を固形化する(図1(c) 参照)。
【0032】次に、固形化されたシリコンゴム5にナイフ9で切り込みを入れて、シリコンゴム5の内部から原型2を取り出し、シリコンゴム5の内部に原型2と略同形状の中空部10を形成する。中空部10は、原型本体3に対応する本体用中空部11と、注入路形成体4に対応する注入路用中空部12とから構成している(図1(d) 参照)。
【0033】そして、ワックスポット13を用いて、シリコンゴム5の注入路用中空部12から本体用中空部11へ溶融したワックスを注入して、シリコンゴム5の中空部10にワックスを充填する(図1(e) 参照)。
【0034】さらに、シリコンゴム5の中空部10に充填したワックスを冷却して固形化することによって、原型2と略同形状のワックス型14を形成し、シリコンゴム5を上下に分離して、シリコンゴム5の内部からワックス型14を取り出す。ワックス型14は、原型本体3に対応するワックス型本体15と、注入路形成体4に対応するワックス型注入路形成体16とから構成している(図1(f) 参照)。
【0035】以上の工程を複数回繰り返して、予め複数のワックス型14を形成しておく。
【0036】一方、上記工程と同様にして、模様を形成するための型となる模様形成用ワックス型17を形成しておく。
【0037】次に、図2に示すように、2個のワックス型14のワックス型本体15の側面同士を当接させた状態に保持し、その状態で2個のワックス型14のワックス型本体15の外周面に、予め用意した模様形成用ワックス型17を貼着する。貼着は、模様形成用ワックス型17の裏面をバーナで加熱した後、ワックス型本体15の外周面に模様形成用ワックス型17を張り付けることによって行う。
【0038】そして、カッターで模様形成用ワックス型17を切断して、2個のワックス型本体15に分離する。
【0039】尚、本実施例では、ワックス型14に模様形成用ワックス型17を貼着することにより模様を形成しているが、ワックス型14のワックス型本体15の外周面に直接模様を刻設してもよい。
【0040】次に、ワックス素材からなる支持体18に複数のワックス型14をツリー状に熱溶着してワックスツリー19を形成する(図3(a) 参照)。
【0041】そして、中空容器20の内部にワックスツリー19を挿入するとともに、中空容器20の内部に埋設剤21を流し込む(図3(b) 参照)。
【0042】さらに、電気炉22によって、中空容器20の内部の埋設剤21を焼成して、埋設剤21を固形化するとともに、中空容器20の内部のワックスツリー19を溶融して、固形化した埋設剤21からワックス素材からなるワックスツリー19を排出する(図3(c) 参照)。これによって、固形化した埋設剤21の内部にワックスツリー19と略同形状のツリー状中空部が形成される。
【0043】次に、遠心注入機23によって、埋設剤21のツリー状中空部にバーナ24で溶融した金属を流し込む(図3(d) 参照)。
【0044】そして、埋設剤21を冷却した後、中空容器20から埋設剤21を取り出し、さらに、埋設剤21を切断して、埋設剤21の内部から金属製のツリー25を取り出す(図3(e) 参照)。
【0045】次に、金属製のツリー25から必要な部分を切断することによって装身具1(指輪)を製造する(図3(f) 参照)。
【0046】このようにして製造された装身具1は、2個の装身具1の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させることができ、装身具1の装飾効果を高めることができる。
【0047】尚、本実施例では、ロスト・ワックス・キャスティング法を用いて装身具を製造しているが、他の製造方法を用いることもでき、装身具1の外周面に直接模様を刻設することもできる。
【0048】以上に説明したように、本実施例では、ロスト・ワックス・キャスティング法を用いた装身具の製造方法において、外周面に予め模様を形成した原型2を用いてワックス型14を形成するのではなく、ワックス型14の外周面に模様を形成しているため、原型2からワックス型14を形成するまでの各工程における温度や圧力等の条件に依存せずに模様を付したワックス型14を形成することができ、これを用いて装身具1を鋳造することで、略同形状の装身具1を大量に製造することができる。
【0049】しかも、予め用意した2個のワックス型14の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型14の表面に模様を同時に形成しているため、2個の装身具1のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具1の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具1を容易に、かつ、精度良く製造することができる。
【0050】また、2個のワックス型14の側面同士を当接させた状態で、2個のワックス型14の表面に、予め用意した模様を形成するための模様形成用ワックス型16を貼付し、その後、模様形成用ワックス型16を2個に分離することによって、2個のワックス型14の表面に模様を同時に形成しているため、模様を形成するために熟練を要することなく、誰でも容易に模様を付した装身具1を製造することができる。
【0051】図4は、他実施例としてのワックス型14を示した図であり、本実施例では、ワックス型14の側面に磁石26を間隔を開けて埋設している(図4(b) 参照)。
【0052】そして、磁石26の磁力を利用して、2個のワックス型14同士を当接させ、その状態で2個のワックス型14の表面に模様形成用ワックス型(図示省略)を貼着することにより、2個のワックス型14の表面に模様を同時に形成するようにしている(図4(a) 参照)。
【0053】このように、2個のワックス型14同士を当接する面に磁石26をそれぞれ埋設することにより、磁石26の磁力によって、2個のワックス型14の側面を容易に、かつ、確実に当接させることができ、これによって、ワックス型14の表面に容易に模様を形成することができる。
【0054】尚、本実施例ではワックス型14の側面に磁石26を埋設しているが、装身具1の側面にも磁石26を埋設してもよく、その場合には、2個の装身具1同士を容易に当接させることができ、2個の装身具によって1個の模様を簡単に現出させることができて、装身具1の装飾的効果をより一層高めることができる。
【0055】図5及び図6は、他実施例としてのワックス型14を示した図であり、本実施例では、一方(上方)のワックス型14の下端面に係止凸部27と係止凹部28とを形成し、他方(下方)のワックス型14の上端面に、前記係止凸部27と係止凹部28とにそれぞれ係止する係止凹部28と係止凸部27とを形成している。
【0056】そのため、一方のワックス型14の係止凸部27と他方のワックス型14の係止凹部28とを係止させた状態で2 個のワックス型14の側面同士を当接させることにより、それぞれのワックス型14が互いにずれてしまうのを防止することができ、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具1をより一層容易に、かつ、精度良く製造することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】(1)請求項1に記載の本発明では、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるべく構成しているため、装身具の装飾的効果を一層高めることができる。
【0059】(2)請求項2に記載の本発明では、2個の装身具のうち一方の装身具の当接面に係止凸部を形成し、他方の装身具の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成しているため、一方の装身具の係止凸部と他方の装身具の係止凹部とを係止させた状態で2 個の装身具の側面同士を当接させることにより、1個の模様をずれることなく現出させることができ、装身具の装飾的効果をより一層高めることができる。
【0060】(3)請求項3に記載の本発明では、2個の装身具の当接面に磁石をそれぞれ埋設しているため、磁石の磁力を利用して、2個の装身具の側面同士を容易に当接させることができ、より一層装身具の装飾的効果を高めることができる。
【0061】(4)請求項4に記載の本発明では、外周面に予め模様を形成した原型を用いてワックス型を形成するのではなく、ワックス型の外周面に模様を形成しているため、原型からワックス型を形成するまでの各工程における温度や圧力等の条件に依存せずに模様を付したワックス型を形成することができ、これを用いて装身具を鋳造することで、略同形状の装身具を大量に製造することができる。
【0062】しかも、予め用意した2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模様を同時に形成しているため、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具を容易に、かつ、精度良く製造することができる。
【0063】(5)請求項5に記載の本発明では、2個のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワックス型を2個に分離することによって、2個のワックス型の表面に模様を同時に形成しているため、模様を形成するために熟練を要することなく、誰でも容易に模様を付した装身具製造することができる。
【0064】(6)請求項6に記載の本発明では、2個のワックス型のうち一方のワックス殻の当接面に係止凸部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成しているため、一方のワックス型の係止凸部と他方のワックス型の係止凹部とを係止させた状態で2 個のワックス型の側面同士を当接させることにより、それぞれのワックス型が互いにずれてしまうのを防止することができ、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する装身具をより一層容易に、かつ、精度良く製造することができる。
【0065】(7)請求項7に記載の本発明では、2個のワックス型同士を当接する面に磁石をそれぞれ埋設しているため、磁石の磁力によって2個のワックス型の側面を容易に、かつ、確実に当接させることができ、これによって、ワックス型の表面に容易に模様を形成することができる。
【出願人】 【識別番号】599020911
【氏名又は名称】株式会社彩成
【出願日】 平成11年2月15日(1999.2.15)
【代理人】 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
【公開番号】 特開2000−232910(P2000−232910A)
【公開日】 平成12年8月29日(2000.8.29)
【出願番号】 特願平11−36033