| 【発明の名称】 |
腕時計用バンドの連結構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】木崎 信尚
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| 【要約】 |
【課題】伸縮可能な金属製バンドを提供する。
【解決手段】連結部としての凸部11及び凹部12を有する駒と駒とを連結部においてピン17で連結するバンドにおいて、駒とピンとの間に圧縮性を有する弾性部材15を配設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 連結部を有する駒と駒とを連結部において連結部材で連結するバンドにおいて、前記駒と前記連結部材との間に圧縮性を有する弾性部材を配設したことを特徴とする腕時計用バンドの連結構造。 【請求項2】 駒と駒との連結部を互いに係合することにより直接連結するとを特徴とする請求項1記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項3】 駒と駒を断面長円形を有する連結片により連結することを特徴とする請求項1記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項4】 連結部に孔が形成され、この孔に連結部材を挿入することにより駒と駒を連結することを特徴とする請求項1記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項5】 前記弾性部材を、ピン、バネ棒、ネジの何れかの連結部材に装着したことを特徴とする請求項1記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項6】 前記弾性部材を、前記連結片の内壁に装着したことを特徴とする請求項3記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項7】 前記弾性部材を、前記駒の孔内に配設したことを特徴とする請求項4記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項8】 前記駒の挿入孔が長孔であることを特徴とする請求項7記載の腕時計用バンドの連結構造。 【請求項9】 前記弾性部材がゴム、樹脂の中の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1記載の腕時計用バンドの連結構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計用のバンド、特に金属製バンドの連結構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】腕時計の金属製バンドは多数の駒をピンで連結して構成されている。バンドの形式としては、駒と駒を直接連結する形式のもの、例えば実開昭52−133666号公報、実開昭62−120806号に記載されたものがある。別の形式としては、実開昭49−124076号公報に記載されたもののように、駒と駒を駒より小形の連結片により連結したものがある。図9は実開昭49−124076号公報に開示されたバンドの一部を示す斜視図、図10は連結片の断面図である。このバンドはI字形状の駒1と、断面長円形の環状の連結片2と、両者を連結するピン3とよりなる。このバンドは不使用時においては、駒と駒の間の間隙の長さだけは伸縮できるが、バンドを腕に装着した状態では殆ど伸縮できない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】即ち、駒をピンで連結しなる金属製バンドは伸縮不能である。従って、このようなバンドを腕に装着した場合、例えば、手首を腕に対して曲げると、バンドによって腕が締め付けられたり、バンドが手首に食い込んだりして痛みを感じさせることがある。また、夕方になって、腕がむくんでくると腕を締め付けられ、苦痛を感ずることがある。更に、金属バンドの場合、バンドの長さ調節が駒を取り外して行われるため、バンド長さの微調節ができず、手首にフィットした装着感が得られないことがある。本発明の目的は、上記の様な問題点を解決し、簡単構造で伸縮ができ、装着感の良好な腕時計用バンドを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による腕時計用バンドは、連結部を有する駒と駒とを連結部において連部材で連結するバンドにおいて、前記駒と前記連結部材との間に圧縮性を有する弾性部材を配設したことを特徴とする。請求項2によるバンド連結構造は、駒と駒を連結部を互いに係合することにより直接連結することを特徴とする。請求項3によるバンド連結構造は、駒と駒を断面長円形を有する連結片により連結することを特徴とする。請求項4によるバンド連結構造は、連結部に孔が形成され、この孔に連結部材を挿入することにより駒と駒を連結することを特徴とする。 【0005】請求項5によるバンド連結構造は、前記弾性部材を、ピン、バネ棒、ネジの何れかの連結部材に装着したことを特徴とする。請求項6によるバンド連結構造は、前記弾性部材を、前記連結片の内壁に装着したことを特徴とする。請求項7によるバンド連結構造は、前記弾性部材を、前記駒の孔内に配設したことを特徴とする。請求項8によるバンド連結構造は、前記駒の挿入孔が長孔であることを特徴とする。請求項9によるバンド連結構造は、前記弾性部材がゴム、樹脂の中の少なくとも一つであることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は本発明による腕時計用バンドの連結構造の第一の実施形態を備えたバンドの一部で、駒を分離した状態を示す斜視図、図2は隣接する駒を連結した状態を示す切断平面図である。金属製又は硬質樹脂製の駒10は連結部としてバンド長手方向の一端に凸部11と他端に凹部12を有し、凸部11のバンド短手方向には長円形の長孔13が形成され、凹部12の一対の突出部には円形の孔14が形成されている。長孔13の外方端部内には、ゴム、樹脂等の圧縮性を有する弾性材よりなる円筒形又は円柱形の弾性部材15が係合され、その弾性部材15の内側に、C形割りパイプ16が嵌められている。 【0007】隣接する駒10を連結するには、一方の駒10の凸部11を他方の駒10aの凹部12に嵌め、連結部材としてのピン17を一方の円形孔14より割りパイプ16に通し、図2に示すようにピン17の先端を他方の円形孔14aに挿入して、両駒が連結される。このような構成であるから、バンドの装着時、手首を曲げる等によりバンドに引張力が作用すると、弾性部材15が圧縮して、バンドの径が増大し、腕を傷めたりすることがなく、装着感が良好となる。尚、連結部材として、ピンの他に、バネ棒、ネジ等でもよい。 【0008】図3は、本発明の第二の実施形態を示す斜視図である。この形態においては、駒18のバンド長手方向の一端の凸部20に、少し大径の断面円形の孔21が形成され、その外方端部内に断面三ケ月状の弾性部材22が係合され、その内側に割りパイプ23が係合されている。この形態においても、前例と同様、ピンを割りパイプ23内に挿入することにより駒と駒が連結される。本形態も前例と同じ効果を有するが、凸部20の突出長さが短くなり、外観の優れたバンドを形成することができる。また、断面が円形であるので長孔より孔の加工が容易である。 【0009】図4は、第三の実施形態を示す斜視図である。本形態ではバンド長手方向の一端の凸部24に円形孔25が形成され、その中に環状の弾性部材26が挿入され、更にその中に割りパイプ27が係合されている。この例は孔25を更に小径にすることができ、また製造、組立は、より簡単となる。 【0010】図5は第三の実施形態の変形例を示す斜視図で、連結ピン30の外周に環状の弾性部材31を直接嵌合したものである。この例では、割りパイプがないので、その分だけ弾性部材31の肉厚を大きくし、バンドの伸縮量を大きくすることができる。また部品点数が少なく、製造、組立をより容易とし、コストを下げることができる。 【0011】図6は図5の例における連結ピンをバネ棒30aで置き換えたものである。この例によれば、バネ棒を外すことにより、駒の増減による長さの調節を容易に行うことができる。 【0012】図7は第四の実施形態を示す斜視図、図8は連結片の断面図である。この実施形態は、図9、10に示した従来技術に本発明を適用したものである。即ち、駒32を連結する断面長円形の連結片33の両端部に断面三ケ月形の弾性部材34a、34bを係合し、その内側において、ピン35a、35bにより駒32を連結したものである。 【0013】この実施形態においては、断面三ケ月形の弾性部材を使用したが、第一の実施形態で使用した円筒形又は円柱形の弾性部材に置き換えることも可能である。また、ピンやバネ棒の外周に環状の弾性部材を直接嵌合したものを使用しても良い。(図5及び図6を参照のこと)更に、連結片の断面長円形の内面に、断面長円筒形の弾性部材を配設しても同様の効果が得られる。 【0014】尚、上記の実施携帯においては、2種類の駒形状で説明したが、他の駒形状にも実施できることは言うまでもなく、他の連結片又は他の形状の駒と組合わせることにより、デザインバリエーションを広げることができる。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、バンドが伸縮するので、手首、腕の向き等にバンドの径が順応し、腕を締めつけられたり痛めたりすることがなく、バンドの装着感が良い。更に、バンド長さの微調整が不要となる。調節駒の長さの長いものに特に有効である。また構造簡単で低コストで容易に製造組立ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001960 【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月18日(1998.6.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−4914(P2000−4914A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月11日(2000.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−170774 |
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