| 【発明の名称】 |
装飾ボタンおよびそれを用いた装飾製品 |
| 【発明者】 |
【氏名】倉永 郁男
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭部に係合突起を設けた差し込み部材と、該係合突起を係止する係合孔を設けた受け部材とからなるボタンにおいて、前記差し込み部材の頭部の表面に文字、記号、図形または模様を有する軟質の樹脂からなる装飾部材を固着してなることを特徴とする装飾ボタン。 【請求項2】 前記係合突起に雄ネジが形成され、係合孔に雌ネジが形成され、両者が螺着により係止される請求項1記載の装飾ボタン。 【請求項3】 前記装飾部材が文字、記号、図形または模様を有する軟質の着色塩化ビニル樹脂からなる請求項1または2記載の装飾ボタン。 【請求項4】 基材に孔を設け、該孔に請求項1記載の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾製品。 【請求項5】 前記基材がバッグ、ノート、手帳、ブレスレット、書類留め、ペンケース、ネームホルダーである請求項4記載の装飾製品。 【請求項6】 携帯電話のストラップに孔を設け、該孔に請求項1記載の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾ストラップ。 【請求項7】 チケットケースに孔を設け、該孔に請求項1記載の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾チケットケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、装飾ボタンおよびそれを用いた装飾製品に関し、特に文字、記号、図形または模様を有する装飾ボタンおよびその装飾ボタンを携帯電話のストラップ、チケットケース、バッグ等に装着した装飾製品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ボタンやホックは洋服の留具として用いられている。ボタンやホックには、金属製のものや、硬質の樹脂材料からなる着色ボタン等が使用されている。そして、ボタンやホックは、頭部に突起を設けた押し部材と、該突起を係止する孔を設けた止め部材とから形成されている。 【0003】一方、携帯電話のストラップ、チケットケース、バッグ等は携帯して持ち歩き、人目に付き易い製品であり、見た目がよく、他人の製品との区別がつき、見て楽しい気持ちになる様なものが求められている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な従来の問題点に鑑みてなされたものであり、表面に文字、記号、図形または模様を有し、装飾効果に優れた装飾ボタン、および装飾ボタンを装着した、見た目がよく、他人の製品との区別がつき、装飾が良好な携帯電話のストラップ、チケットケース、バッグ等の装飾製品を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、頭部に係合突起を設けた差し込み部材と、該係合突起を係止する係合孔を設けた受け部材とからなるボタンにおいて、前記差し込み部材の頭部の表面に文字、記号、図形または模様を有する軟質の樹脂からなる装飾部材を固着してなることを特徴とする装飾ボタンである。 【0006】前記係合突起に雄ネジが形成され、係合孔に雌ネジが形成され、両者が螺着により係止されるのが好ましい。前記装飾部材が文字、記号、図形または模様を有する軟質の着色塩化ビニル樹脂からなるものが好ましい。 【0007】また、本発明は、基材に孔を設け、該孔に上記の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾製品である。前記基材がバッグ、ノート、手帳、ブレスレット、書類留め、ペンケース、ネームホルダーであるのが好ましい。 【0008】さらに、本発明は、携帯電話のストラップに孔を設け、該孔に上記の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾ストラップである。 【0009】また、本発明は、チケットケースに孔を設け、該孔に上記の装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着してなることを特徴とする装飾チケットケースである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の装飾ボタンの一実施態様を示す概略図である。同図1において、本発明の装飾ボタン21は、差し込み部材Aと受け部材Bから構成される。図1(a)は差し込み部材Aの正面図を示す。差し込み部材Aは、頭部1の表面に文字、記号、図形または模様(以下、模様等と記す)3を有する軟質の樹脂2からなる装飾部材11を接着剤で接着して固着し、頭部1の裏側には先端に突出部4を有する係合突起5を設けてなるものである。 【0011】図1(b)は受け部材Bの断面図を示す。受け部材Bは、係合突起5を係止して差し込み部材Aを固定するものである。受け部材Bには、係合孔6および係合孔6の入り口に設けられ内側に突出した係止部7が設けられている。 【0012】図1(c)は装飾ボタン21の平面図を示す。差し込み部材Aの頭部1の表面には、模様等3が形成された軟質の樹脂2からなる装飾部材11を接着剤で接着してあるために、上から見ると模様等3が表れて、装飾効果に優れている。 【0013】図2は図1の装飾ボタン21を基材8に装着した状態を示す断面図である。基材8に装飾ボタン21の受け部材Bの側面10の径Eとほぼ同じ径の孔9を設け、該孔9に受け部材Bを挿入し、該受け部材Bの係合孔6に差し込み部材Aの係合突起5を挿入すると、係合突起5の突出部4が係合孔6の入り口に設けられた係止部7に嵌合して差し込み部材Aが受け部材Bに係止されて固定され、装飾ボタン21を基材8に装着することができる。 【0014】本発明において、装飾部材11の軟質の樹脂2は、樹脂の種類は特に制限はないが、着色樹脂を用いるのが好ましく、特に軟質の着色塩化ビニル樹脂を用いるのが好ましい。色彩は赤,青,緑,茶,白,黒等の原色、ピンク,青,黄,緑等の半透明の各種に着色したもの、あるいは透明のものを用いることができる。 【0015】装飾部材11を作製する方法を示すと、例えば、押し出しチューブに収納された液状(ゾル状)の着色塩化ビニル樹脂を160〜170℃の加熱板上に押し出しチューブから押し出して液滴を滴下する。滴下された液状の樹脂は周りに広がり円形になり、加熱により液滴の表面が乾燥する。更に加熱板により高温の約200℃で加熱して固化(ゲル状)させ、その後冷却させる。冷却した表面にシルク印刷により印刷を行い、乾燥することにより装飾部材を得ることができる。 【0016】印刷は、UVインク、自然乾燥インク、着色塩化ビニル樹脂等で行うことができる。 【0017】装飾ボタンの差し込み部材Aと受け部材Bからなるボタンの材質は特に制限はないが、成型性や取り扱い易さ等の点から樹脂が好ましい。 【0018】装飾ボタンを装着する基材8は、孔を開けることができ装飾ボタンを容易に取り付けることができれば良く、厚さ約1〜4mmのシートが好ましい。材質としては、樹脂、紙、布、皮革、金属等が挙げられる。 【0019】図3は本発明の装飾ボタンの他の実施態様を示す概略図である。同図3において、装飾ボタンの差し込み部材Aと受け部材Bにはねじが形成され、両者は螺着により固定される構成からなる。図3(a)は差し込み部材Aの正面図を示し、差し込み部材Aは、頭部1の表面には模様等3を有する軟質の樹脂2からなる装飾部材11を接着剤で接着して固着し、裏側には雄ねじ12を形成した係合突起5を設けてなるものである。 【0020】図3(b)は受け部材Bの断面図を示す。受け部材Bには、係合孔6が設けられ、該係合孔6の内面には雌ねじ13が形成されている。 【0021】図4は図3の装飾ボタン21を基材8に装着した状態を示す断面図である。基材8に設けた孔9に受け部材Bを挿入し、差し込み部材Aの係合突起5を受け部材Bの係合孔6に挿入すると、係合突起5と係合孔6のねじにより螺着により固定され、装飾ボタン21を基材8に装着することができる。 【0022】本発明の装飾ボタンを装着する基材を用いた装飾製品の具体例としては、バッグ、ノート、手帳、ブレスレット、書類留め、ペンケース、ネームホルダー等を挙げることができる。 【0023】その他の装飾製品として、携帯電話のストラップやチケットケースに孔を設け、該孔に装飾ボタンの差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着した装飾ストラップや装飾チケットケースが挙げられる。 【0024】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。 【0025】実施例1図1に示す装飾ボタンを作製した。差し込み部材の頭部の直径10mm、受け部材の直径10mm(D)、受け部材の側面の高さ2mm(H)の大きさからなる図1に示すプラスチック製ボタンを用意した。このプラスチック製ボタンには、例えば株式会社丸昌製、商品名「プラスチック フィティング アクセサリーNo.703 パチット」等を用いることができる。 【0026】一方、160℃に加熱したホットプレート上にアルミ板を載置し、1分間加熱した後、押し出しチューブから液状の黄色の着色塩化ビニル樹脂の液滴を滴下した。約10秒間経過し、液滴の表面が乾燥した後、温度を200℃に上げて約3分間加熱し、樹脂の表面に艶が出るまで焼成し、冷却した後、表面にシルク印刷により白色の文字「あ」を印刷した。印刷が乾燥した後、アルミ板から剥離して直径約12mmの山形の円形の軟質の樹脂製装飾部材を得た。上記の軟質の樹脂製装飾部材の裏面をプラスチック製ボタンの頭部に接着剤で接着して装飾ボタンを得た。 【0027】装飾ボタンには、文字の他に記号、図形または模様を表わすことができ、組み合わせて所有者の名前を表示することや模様等の装飾を表示することができる。また、装飾ボタンは、簡易な留め具として利用することができる。 【0028】実施例2図3に示す装飾ボタンを作製した。差し込み部材の頭部の直径10mm、受け部材の直径10mm(d)、受け部材の側面の高さ4mm(h)の大きさからなる図3に示すねじ留めプラスチック製ボタンを用意した。このプラスチック製ボタンには、例えば株式会社丸昌製、商品名「プラスチック フィティング アクセサリーNo.703 プラネジ」等を用いることができる。 【0029】一方、実施例1と同様の方法で黄色の軟質の着色塩化ビニル樹脂に白色の着色塩化ビニル樹脂で「い」の文字をシルク印刷した直径約12mmの山形の円形の軟質の樹脂製装飾部材を得た。上記の軟質の樹脂製装飾部材の裏面をプラスチック製ボタンの頭部に接着剤で接着して装飾ボタンを得た。 【0030】実施例3図5は携帯電話の装飾ストラップの部品を示す説明図、図6は携帯電話の装飾ストラップを示す説明図である。 【0031】図5(a)はストラップ22を示し、該ストラップ22は軟質の樹脂、例えば軟質の着色塩化ビニル樹脂からなり、装飾ボタン21を装着する孔9が設けられている。また、端部の孔26には携帯電話に結ぶひも23が設けられている。 【0032】図5(b)は装飾ボタン21を示し、黄色の軟質の樹脂製装飾部材の表面には、「あ」、「い」、「こ」の白色の文字が描かれている。装飾ボタンには、実施例1および2のいずれのものも用いることができる。 【0033】図5(c)はストラップ22とひも23の結合部分に設けられる結合部材24を示す。図5(d)は図5(c)のXX線断面図である。結合部材24の裏側には、ストラップ22の端部27、即ち孔26の部分が嵌合する隙間25が設けられている。 【0034】次に、上記の各部品を組み合わせて図6に示す携帯電話の装飾ストラップを作製する。図6(a)は装飾ストラップの正面図、図6(b)は側面図を示す。 【0035】携帯電話のストラップ22に設けた孔9に、装飾ボタン21の差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着する。次に、ストラップ22を丸めて端部の孔26と26aを合わせ、該孔26、26aにひも23を通してひも23の端部を結ぶ。次に、結んだひも23の結び目を孔26の位置に移して、ひも23を結合部材24の隙間25を通し、該隙間25にストラップ22の端部27、27aを挿入して嵌合し固定することにより装飾ストラップを得ることができる。 【0036】上記の様に装飾ストラップに、文字を表わした装飾ボタンを装着することにより、所有者の名前を表示することができ、また記号、図形または模様を表わした装飾ボタンを用いるとアクセサリーとしての装飾を楽しむことができる。また、装飾ボタンおよびストラップの素材が軟質の樹脂からなるために、携帯電話に傷が付きにくい利点がある。 【0037】実施例4図7は装飾チケットケースを示す説明図である。軟質の樹脂からなるチケットケース31の余白部分に孔9を開け、装飾ボタン21の差し込み部材の係合突起を挿入し、該係合突起を受け部材で係止して装飾ボタンを装着する。装飾ボタンには、実施例1および2のいずれのものも用いることができる。 【0038】チケットケース31の上部には、裏側にクリップ等のホルダー32を取り付け、表側にかざり34を設ける。チケットケース31は、裏側のチケット収容口35からチケット33を差し入れて使用する。 【0039】上記の様に、装飾チケットケースには、文字を表わした装飾ボタンを装着することにより、所有者の名前を表示することができ、また記号、図形または模様を表わした装飾ボタンを用いるとアクセサリーとしての装飾を楽しむことができる。 【0040】実施例5装飾部材を下記の方法で作製した。図8に示す様に、160℃に加熱したホットプレート上に、予めシリコーン樹脂でシリコーン樹脂枠41の絵を描いたアルミ板42を載置し、1分間加熱した後、押し出しチューブから液状の赤色の着色塩化ビニル樹脂43の液滴を滴下した。液滴の形状は、シリコーン樹脂で絵を描いた枠の形状を形成し、例えば四角形、六角形、星形、ハート形、動物の形などを形成できる。 【0041】約10秒間経過し、液滴の表面が乾燥した後、温度を200℃に上げて約3分間加熱し、樹脂の表面に艶が出るまで焼成し、冷却した後、表面にシルク印刷により文字や図形、模様を印刷し、印刷が乾燥した後、シリコーン樹脂枠から取り出し軟質の樹脂製装飾部材を得た。 【0042】次に、実施例1と同様の方法で、上記の軟質の樹脂製装飾部材の裏面をプラスチック製ボタンの頭部に接着剤で接着して装飾ボタンを得た。 【0043】実施例6装飾部材を下記の方法で作製した。図9に示す様に、160℃に加熱したホットプレート上に、プレスで絞り模様を付けたアルミ板の型51を載置し、1分間加熱した後、押し出しチューブから液状の青色の着色塩化ビニル樹脂52の液滴を滴下した。液滴の形状は、アルミ板の型の模様の形状を形成し、例えば四角形、六角形、星形、ハート形などを形成できる。 【0044】約10秒間経過し、液滴の表面が乾燥した後、温度を200℃に上げて約3分間加熱し、樹脂の表面に艶が出るまで焼成し、冷却した後、表面にシルク印刷により文字や図形、模様を印刷し、印刷が乾燥した後、型から取り出し軟質の樹脂製装飾部材を得た。 【0045】次に、実施例1と同様の方法で、上記の軟質の樹脂製装飾部材の裏面をプラスチック製ボタンの頭部に接着剤で接着して装飾ボタンを得た。 【0046】 【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、表面に文字、記号、図形または模様を有し、装飾効果に優れた装飾ボタン、および装飾ボタンを装着したバッグ、ノート、手帳、ブレスレット、書類留め、ペンケース、ネームホルダー等の装飾製品を提供することができる。また、本発明の装飾ボタンは、表面の装飾部材が軟質の樹脂で形成されているので、他の物品と接触しても互に傷が付きにくい利点がある。 【0047】また、本発明の装飾ストラップは、文字を表わした装飾ボタンを装着することにより、所有者の名前を表示することができ、また記号、図形または模様を表わした装飾ボタンを用いるとアクセサリーとしての装飾を楽しむことができ、装飾ボタンおよびストラップの素材が軟質の樹脂からなるために、携帯電話に傷が付きにくい利点がある。 【0048】また、本発明の装飾チケットケースは、文字を表わした装飾ボタンを装着することにより、所有者の名前を表示することができ、また記号、図形または模様を表わした装飾ボタンを用いるとアクセサリーとしての装飾を楽しむことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000139528 【氏名又は名称】株式会社愛光
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069017 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 徳廣
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| 【公開番号】 |
特開2000−189215(P2000−189215A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−369127 |
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