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【発明の名称】 吸汗性帽体および帽子
【発明者】 【氏名】外池 芳信

【氏名】今枝 直樹

【要約】 【課題】本発明は、汗の蒸散放出性に注目し、通気性および吸汗性に優れた吸汗性帽体を提供せんとするものである。

【解決手段】本発明の吸汗性帽体は、帽体内部に取り付けられる内装材の構成材料が、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物と、気孔率が50%以上である通気性材料とで構成されることを特徴とするものである。また、本発明の帽子は、かかる吸汗性帽体を取り付けてなることを特徴とするものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】帽体内部に取り付けられる内装材の構成材料が、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物と、気孔率が50%以上である通気性材料とで構成されることを特徴とする吸汗性帽体。
【請求項2】該通気性材料が、ダブルラッセル編み物、織物状物、不織布状物、ネット状物および連続気泡の発泡体状物から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の吸汗性帽体。
【請求項3】該内装材の構成材料が、合成繊維および樹脂から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2記載の吸汗性帽体。
【請求項4】該内装材の頭帯部分の構成材料が、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物と、気孔率が50%以上である通気性材料とで構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の吸汗性帽体。
【請求項5】該内装材の構造が、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物を最内側に取り付けたものである請求項1〜4のいずれかに記載の吸汗性帽体。
【請求項6】該内装材の構造が、頭部と接する汗取り部分と帽体本体とが、気孔率が50%以上である通気性材料とで離別されているものである請求項1〜5のいずれかに記載の吸汗性帽体。
【請求項7】該内装材の構造が、ハンモック状の構成を有するものである請求項1〜6のいずれかに記載の吸汗性帽体。
【請求項8】該吸汗性帽体周縁部の全部または一部に、日除け用布帛状物が取り付けられたものである請求項1〜7のいずれかに記載の吸汗性帽体。
【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載の吸汗性帽体を取り付けてなることを特徴とする帽子。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱、蒸気の放出性に優れた吸汗性帽体および帽子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の帽体および帽子は、特に発汗による不快感を感じる頭帯部分の構成材料には、単に合成皮革の帯状物を内周に取り付けた構造がほとんどである。このような帽体では、合成皮革が吸汗しないため、汗は頭帯部分で滞留するか、滴り落ちる状態になり、当然のことながら、不快感は言うに及ばず、作業能率も低下するが、対策手段がなく現在に至っているのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夏場の屋外での着帽時には、想像以上に発汗が激しく、このため汗を絶え間なく拭く動作が必要となるばかりか、落下する汗のため、書類や作業用道具等を汚してしまい、作業能率が極端に低下してしまう恐れがあった。
【0004】このような現象を防止するためには、冷却装置を付帯すればよいのではあるが、現在利用出来る冷却装置は大きかったり、重すぎて、とても個人が利用するにはあまりにも実用的でなかった。
【0005】かかる現状に鑑み、実際着用する帽体の頭部と接する部分となる頭帯の部分について、持続性のある吸汗性、通気性のよい材料の適用が要求されていたものものである。
【0006】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、汗の蒸散放出性に注目し、通気性および吸汗性に優れた吸汗性帽体および帽子を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の吸汗性帽体は、帽体内部に取り付けられる内装材の構成材料が、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物と、気孔率が50%以上である通気性材料とで構成されることを特徴とするものである。また、本発明の帽子は、かかる吸汗性帽体を取り付けてなることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、とりわけ頭部より激しく発汗する液状の汗を処理するため、吸汗・蒸散・放出が効率よく実施されることが極めて重要であり、特にこの点に着目し鋭意研究した結果、特定な内装材を介在させてみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
【0009】本発明の内装材は、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛状物と気孔率が50%以上である通気性材料とで構成される。前者の吸水性布帛状物は、例えば図1に示すごとき編み組織からなるものが好ましく、かかる布帛層となる編み組織を構成する糸1および反対面の網組織を構成する糸2より繊維状物がループ状に起立しているかかり糸2が、該布帛状物の片面、あるいは、両面に存在するものがさらに好ましく使用される。
【0010】また、後者の気孔率が50%以上である通気性材料の代表的なものとしては、図2に示されるようなハニカム構造を有するダブルラッセル編み地が好ましく使用される。
【0011】以下、本発明を図面を用いて説明する。
【0012】本発明の吸汗性帽体を取り付けてなる夏期用帽子の全体図を図3に示す。また、そのA−A断面図を図4に示す。
【0013】ここで、3は、天上部分である薄地編み物であり、4は、該織物を汗で汚すことを防止するための遮水シートである。5は、側面部分のメッシュ状編み物であり、6は、頭帯部分の外周材であり、6は、頭帯である吸水性布帛物である。また、8は、吸水性布帛物が吸汗した汗を蒸散させるために必要な空間層として機能する、気孔率が50%以上である通気性材料である。9は、側面部分の立ち上げ用骨材である合成樹脂性ネットである。
【0014】一方、現在使用されている代表的な帽子は、図5に示すように、頭帯の部分には吸水性の全くない合成皮革を用い、立ち上げ用骨材にはφ3穴が穴間ピッチ30mmの樹脂板が用いられている。この帽子では、当然のことながら、頭部より激しく吹き出る汗を吸収する機能はないし、蒸気も十分排出する能力が保有されているとは言えないものである。
【0015】かかる従来帽子に対して、本発明の吸汗性帽体は、夏期であっても汗が滴り落ちることもなく、また蒸気の排出についても改善された、快適に着帽できる帽体である。つまり、連続的に吹き出てくる汗の処理については、頭帯部分の材料構成が重要であるが、従来のように単に吸収パッドを設置するだけでは直ぐにそれ自身が飽和してしまい、その後はベトベト感はむしろ助長するばかりである。
【0016】そこで、頭帯の頭部と接する部分には、図1に示すような吸汗性に優れた、さらにはその吸収された汗である液体が吸収面とは反対の面に移動し、大きな面として拡散する作用のある材料が好ましく、かかる材料として、透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上を呈する吸水性布帛状物が使用される。
【0017】ここで、本発明でいう透水、拡散能テストとは、次の方法で測定、算出したものである。すなわち、ガラス板に市販のインクを2.0倍の水で希釈したインク液を0.1cc滴下し、その上に、各サンプルである編み地の裏(肌と接する非拡散面側)を下に、すなわちインク液に接する側にしてのせて、60秒経過後、今度は、別のガラス板上に該編み地を移動し、ここでも3分間放置する。このようにして得られたサンプル編み地表裏面のインクの染みから、拡散面積を測定し、次式により算出して、透水、拡散能テスト表裏面積比を求めた。
【0018】透水、拡散能テスト表裏面積比=表面の拡散面積/裏面の拡散面積かかる吸水性布帛状物は、発汗の激しい時には、肌面より吸収した汗を、即座に蒸散してしまわないと、間断なく吹き出てくる汗によって、該布帛自身が飽和に達してしまうことになる。そこで、該吸水性布帛状物には、常時吸汗能力を維持させる性能を付加する必要がある。それを実用的に実現させるために、該布帛状物の裏面側に、大きな空気層を持った、気孔率が50%以上である通気性材料を抱き合わせるのである。かかる構成を採用することにより、汗の蒸散量を大きく拡大させうるのである。かくすることにより、該吸水性布帛状物は、汗による飽和状態になることもなく、いつも新たな汗を吸汗することができる状態を維持することができるものである。したがって、本発明の吸汗性帽体は、接触している肌が、発汗と同時に吸収されるので、汗に滲むことがなく、きわめて爽快感を保持することができるものである。
【0019】本発明は、このような今までの技術では達し得なかった、連続的な吸汗・蒸散サイクルによりに、常時吸汗能力を維持することができることによる爽快感を持続性させることができる点に特徴を有するものである。
【0020】かかる吸水性布帛状物の素材については、疎水性材料であるポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアラミド、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリテトラ弗化エチレンなどの合成繊維の延伸糸、捲縮加工糸、紡績糸が好ましいが、合成樹脂状物、無機質状物であってもかまわない。
【0021】該吸水性布帛状物の取り付け方としては、該吸水性布帛状物それ自身単体で、頭体として構成してもよく、または、気孔率が50%以上である通気性材料10を芯材として、これに抱き合わせて取り付けてもかまわない。また、それらを頭帯状にするため、帯状に縫合、または、熱融着、超音波、高周波等による溶着によって接着して取り付けてもかまわない。
【0022】本発明でいう、気孔率が50%以上である通気性材料の気孔率算出方法とは、多孔質であるサンプルのまず単位面積をとり、かつ、該サンプルの上面下面の各端面間を厚みとする、気孔率とは、これらで囲われた基準体積中に占める空気の体積比率であり、次式により算出した。
【0023】気孔率(%)=(基準体積中に占める空気の体積/基準体積)×100かかる通気性材料としては、通気性の優位性からは、目の荒い編脚の比較的太いメッシュが好ましく使用される。しかしながら、目の荒いメッシュ材料は、取り付け手段が困難であり、これを改善するために、縫製手段が可能となるように、帯状の部分を設けたものが、より好ましく使用される。また、比較的目の細かい平面上のメッシュ材料の場合には、メッシュ材料自身に凹凸が付与された厚みのある、つまり比較的大きな空気層を有するものが、好ましく採用される。かかる凹凸を付与する手段としては、プリーツ加工、コルゲート加工、球状凹凸成型加工などの方法を採用することができる。かかる通気性材料の特に好ましい材料としては、立体構造を持つダブルラッセル編み物またはシングルメッシュ編み物が使用される。また、さらに不織布構造物や連続気泡の発泡体であっても好ましく使用される。さらにプリーツ加工やコルゲート加工したものは、形態安定性を付与するため、その頂部のそれぞれを平面の布帛物で接着連結するようにしたものも好ましく使用される。あるいは、目は細かくはないが、網脚の太いメッシュ材料であれば、編脚の交差点では、厚みが編脚2本分となり、そり分、間隙が形成されるため、それ自身単体でも使用することができる。なお、前記したダブルラッセル編み物は、表裏面がハニカム状のもので、かつ、その表裏面を接結糸で連結された、断面方向に厚みを有する形状のものが好ましく使用される。かかるハニカム状の孔の大きさは、特別限定されるものではなく、また必ずしもハニカム状でなくても、他の形状、例えば他の多角形であっても差し支えない。この場合、表裏の孔の位置関係は、表裏でズレた位置にあってもさしつかえないが、実際の着用面での通気性を考えると、対象の位置にある方が好ましい。
【0024】また、不織布で構成された通気性材料の場合は、ニードルパンチ法、水流交絡法、バインダー法等のいずれの形成方法によるものであってもかまわない。さらに発泡体状物の場合は、連続気泡になっていることが必要となることから、ウレタンフォーム等のように発泡成型時に連続気泡になっているものは、表皮部分さえ取り除けばそのまま使用することができるが、発泡成型時に独立気泡になっているものは、後加工で針で突いたり、穴を開けたりして、通気性を確保すれば同様に使用することができる。
【0025】一方、骨材は、前記芯材と同様の材料を適用することが可能ではあるが好ましくは芯材より剛性のあるものが好ましく使用される。これは、骨材に必要となる機能が帽体の自立性を持たせることにあるから剛直性が必要となるためである。該頭帯は、骨材に取り付けるためには、骨材と直接縫合してもよいし、または脱着可能とするためには、該頭帯の外側にマジックテープの一方を取り付け他方を骨材に取り付ける方法も使用することができる。この場合の特徴としては、脱着が可能であるため、頭帯の汚れ状況に応じて、適宜洗濯が可能であり、清潔で快適に使用することができる効果がある。もちろん内装材がハンモック形状であれば、頭帯はハンモック状に取り付けても同様の効果がある。
【0026】頭帯部分の外周材の材質は、外観上特に帽子等においては規制されることが多いができうる限り、通気性のよい材料を使用するのが好ましい。
【0027】側面部分の材料は、従来よりメッシュ材料が使用されているが、ある程度の通気性は確保されているものの、頭部より発散する蒸気は、従来の構造では、骨材に開けた穴を通してしか排出されないため極めて効率が悪い。したがって、該メッシュ材料は、そのままでよいとしても、骨材については、前記したように気孔率が50%以上である通気性材料を使用するのが効果的である。
【0028】また、天上部分についても、前記外周材と同様に、外観上の問題から規制があるものの、できうる限り通気性のよい材料を使用するのが好ましい。
【0029】天上部分の遮水シートである従来の材料は、ビニルシートのラミネート織物であり通気性は全くない。この部分の材料についても、前記した透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上である吸水性布帛を用いるのがよいが、注意すべきことは、使用面を逆にして用いることが重要である。つまり、拡散面積が大きい面を頭部に接触する側に設置することで、該布帛が吸汗しても、反対面にはほとんど湿潤感はなく、天上の布帛を汚すことがない。また、かかる通気性材料であれば、蒸気についても、ビニールシートと比べ通気性があるので、従来品より格段に優れた快適性を得られるものを提供することができる。
【0030】本発明の吸汗性帽体は、危険から保護したり、日光から保護したりするために、頭部を覆う被覆構造物を意味するものであり、たとえば、通常の帽子のみならず、スポーツ用、レジャー用の帽体、自衛隊員や警察官が訓練や出動作業で着用するヘルメット、郵便配達員の着用するヘルメットや運送会社の乗務員、引っ越しセンターの作業員が着用するヘルメット、また、飛来、落下用の一般産業用ヘルメット。オートバイ、自動車などの乗用車用ヘルメット等、夏期や暑い環境下で継続して着用する帽体等多方面で使用される被覆構造物として、好適に使用されるものである。
【0031】また、本発明の帽体を直射日光下で着用する場合、日除け用布帛を帽体周縁部より下方に垂れ下げる構成にするとさらに好ましい。さらには、この日除け用布帛の材質として、吸水性を保有する布帛を用いれば、発汗した汗を拭き取ることもできるので好ましい。
【0032】
【実施例】以下、実施例により、さらに本発明を詳細に説明する。
【0033】実施例1頭帯の肌と接する部分に用いる透水、拡散能テスト表裏面積比が1.0以上の吸水性布帛物は次のようにして製造した。
【0034】すなわち、両面丸編み機22Gを用い、図1に示す編み糸1として、ポリエステルフィラメント(100d−96f)を用い、編み糸2として、編み糸1より太い、ポリエステルフィラメント(100d−18f)を用い、両面編み地を製編した。得られた両面編み地の生機を通常の精練、乾熱ヒートセットを行い仕上げた。
【0035】また、頭帯の芯材に用いたダブルラッセル編み地は以下の条件にて作成した。すなわち、表裏の編み地の糸として、ポリエステルフィラメント(150d/48f)、接結糸には、ナイロンフィラメント(180d/1f)を用い、カールマイヤー社製タテ編みラッセル機にて、コースの打ち込み密度22目/インチ、接結糸も同様密度であるが、長さを4mmとして、ハニカム状のメッシュ形状に作成した。この編み地を、乾熱180℃×30秒で展張セットしハニカム構造を発現させた。その後、連続プレウェッター機にて油剤落としの精錬加工を行い製品となる編み地を得た。
【0036】この編み地と、前記吸水性布帛とを、ポリエステル縫い糸を使用し、本縫いで縫製により接合した。
【0037】なお、帽体側面部分の立ち上げ用骨材としては、日本ネトロン社製品番NSK6のネットに同材質の幅30mm、厚み0.5mmの帯状に同着したものを使用し、帯を頭周方向となるように、幅50mmにカットしたものを用い、帽体との取り付けは、帯状部分を縫製で行った。なお、側面部分、天上部分の材質には、市販のポリエステル製細目メッシュ編み物を使用した。
【0038】つぎに遮水シートとしては、芯材に用いたダブルラッセルと同様品を用い拡散面を天上基材側にして設置した。
【0039】かくして得られた帽体を着帽し、気温32℃、湿度65%RHの環境下で歩行による負荷をかけた。使用したm/cは、ミズノ社製自走式ジョギングエクササイザー28TT-8018 で、時速4kmの速度で20分間自走した。1時間経過後の各部分の得られた測定値の結果を、表1に示した。
【0040】実施例2芯材として、日石シートパレット社製品番OV7100を用い厚み3mmとなるようコルゲート加工を行い、ただし片面のみ同材料を同着したものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして帽体を作成した。
【0041】かくして得られた帽体を着帽し、実施例1と同様の歩行テストをした。その結果を表1に示した。
【0042】比較例1実施例1において、頭帯部分の汗取り布帛と、芯材の両材料を、ポリウレタン皮膜の合成皮革(第一レース株式会社製”クムス”)を用いた。
【0043】また、骨材には厚み3mmのポリエチレン製10倍発泡体を幅50mmとし、縫製により帽体と頭体とを同時に取り付けた。
【0044】天上材には、警察夏制服用織物とし、遮水シートは厚み0.5mmの塩ビ発泡体を用いて、ほぼ従来の帽子と同等のものを作成した。
【0045】かくして得られた帽体を着帽し、実施例1と同様の歩行テストをした。その結果を表1に示した。
【0046】
【表1】

表1から明らかなように、実施例1、2のものは、実験中、頭部の頭帯部分の湿潤感は全く感じられなかったし、また、頭帯の内側を観察したところ、湿潤状態にはなっていなかった。
【0047】これに対して、比較例1のものは、着帽1時間経過後、頭部の頭体部分には汗が滲んで滴り落ちる状態となった。また、着用感としては、帽子内部の蒸れによる不快感もさることながら汗が流れ落ちて目に、口に入り耐え難い苦痛を感じた。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、密着している肌より常時発汗している汗は、吸汗と同時に一方で蒸散させることが連続的に実施でき、さらに長時間の着帽にも従来のように汗ばんだり蒸れ感もなく不快感を生じることのない帽体を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000003159
【氏名又は名称】東レ株式会社
【出願日】 平成11年1月19日(1999.1.19)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−212820(P2000−212820A)
【公開日】 平成12年8月2日(2000.8.2)
【出願番号】 特願平11−10295