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【発明の名称】 往復運動生成装置
【発明者】 【氏名】ハインツ・フォッケ

【氏名】ブルカルト・レスラー

【要約】 【課題】非常に早いサイクル速度でも確実に往復運動する装置を得たい。

【解決手段】特に往復運動中に、プッシャー、搬路に沿った部材、および類似のもの用の直線的な運動を生成するための装置すなわちギヤ機構である。プッシャー(24、25)または類似のものがギヤ機構(33)に接続されていて、使用の際に回転または循環部材として専有的に形成されている。各プッシャー(24、25)は、レバー(37)のプッシャー(24、25)への接続が直線的に囲まれた径路に専有的に移動されるように、ギヤ機構によって動かされるレバー(37)に接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 直線的部材の実質的に直線的な往復運動を生成するためのギヤ機構装置であり、搬路に沿った部材を駆動するための、たばこのかたまり(16、17)のような物体を折りたたみターレット(11)のパケット(12、13)内へ押すためのプッシャー(24、25)であって:a) プッシャー(24、25)のような直線的部材が駆動部材すなわちレバー(37)に回転可能な方法で接続されていて、b) レバー(37)とプッシャー(24、25)との間の接続の領域が、直線的な水平の運動経路直線(42)に沿って専有的に移動し、c) レバー(37)が、ギヤ機構内で回転し円弧状の経路すなわち中心のホイール(36)に沿って循環する駆動部材すなわちギヤホイールとの関係で固定され変更不可能な位置に接続されていることを特徴とする往復運動生成装置。
【請求項2】 中心のホイール(36)は、ギヤ機構(33)の歯付きリム(35)の内歯配置上を走行し、中心のシャフト(44)に接続された駆動本体部(45)による中心のシャフト(44)によって駆動可能であり、中心のホイール(36)が回転可能な方法で設けられていて中心のシャフトとの関係において偏倚していることを特徴とする請求項1記載の往復運動生成装置。
【請求項3】 中心のホイール(36)またはそれに接続されたレバー(37)の運動は、差動ギヤ機構(38)を介してプッシャー(24、25)に伝達でき、それは、特にレバー(37)との関係において回転の方向を逆転するため、または、プッシャー(24、25)に関する伝達比率を提供するための少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項1または2記載の往復運動生成装置。
【請求項4】 差動ギヤ機構(38)が中空本体部として構成されたレバー(37)内に設けられていて、それは好ましくは、第1のギヤホイール(48)がプッシャー(24、25)に接続されていて、第2のギヤホイール(50)が中心のホイール(36)または歯付きリム(51)に接続されていて、ギヤホイール(48および51)の間にレバー(37)内に回転可能な方法で設けられた中間ホイール(49)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の往復運動生成装置。
【請求項5】 作動されるべきプッシャー(24、25)は、横断して向けられた坦持ロッド(29)に接続されていて、坦持ロッド(29)はレバー(37)または差動ギヤ機構(38)の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする請求項1記載の往復運動生成装置。
【請求項6】 プッシャー(24、25)の直線的運動経路(31)からずれた戻り経路(32)を生成するための補助的ギヤ機構(52)は、差動ギヤ機構(38)を介してプッシャー(24、25)に作用し、中心のホイール(36)と集合的に走行し、一方において差動ギヤ機構のギヤホイール(50)に接続され、他方において補助的ギヤ機構(52)に接続された歯付きリム(51)を介して作用することを特徴とする請求項1記載の往復運動生成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線的部材、好ましくは、物体(たばこのかたまり)を折りたたみターレット(folded turret)のパケット(packet)内に押すための搬路に沿った部材、プッシャーまたは類似の、実質的に直線的な特に往復運動を生成するための装置(ギヤ機構)に関する。
【0002】
【従来の技術】直線的な運動を生成するためのギヤ機構の重要な応用分野は、包装物すなわちたばこのかたまりを折りたたみターレットのパケット内に、または、たばこ包装体の部分的に完成したブランク(blank)内に導くことである。既に知られたような装置(ドイツ特許(DE)24 62 686)において、たばこのかたまりは、折りたたみターレットと関連して径方向に向けられた運動径路に、角度をつけられたプッシャーによって後ろ側を把持され、また折りたたみターレットのパケット内または包装体内に押される。プッシャーは、固定された案内ロッドの摺動片と回動可能なレバーとして設けることができる。往復する駆動はクランクによって実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのようなギヤ機構は、往復運動のための非常に早いサイクル速度のために問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、装置すなわちギヤ機構を提供することであり、早いサイクル速度においても往復する直線的部材、すなわち搬路に沿った部材、プッシャーなどを連続的にまた滑らかに搬送物体に動かし、特にたばこのかたまりを折りたたみターレット内に押し、次いで、偏倚した戻り運動経路内を出発位置に戻す。
【0005】この目的を達成するために、本発明による装置は直線的部材(搬路に沿った部材、プッシャーあるいは類似のもの)は、回転運動を専有的に実行するギヤ機構部材によって移動することができるという特徴がある。
【0006】本発明によるギヤ機構は、駆動部材の回転運動が直線的部材の往復運動に変換されるように構成されている。全体としての運動シーケンスはこのようにして円い。
【0007】好ましい実施例において、ギヤ機構は、円の弧、すなわち特に循環するギヤホイールに沿って循環する駆動部材を有していて、その軸線の周りに回転し、経路に沿った部材、プッシャー、または類似のものに接続部材を介して特にレバーを介して接続されている。レバーは、駆動部材すなわちギヤ機構の固定位置に適合していて、搬路に沿った部材すなわち搬路に沿ったアームにロータリーベアリングを介して接続されている。
【0008】ギヤ機構の好ましい詳細な実施例において、駆動部材は、固定された内歯配置の歯付きリム上をギヤホイールとして走行する。ギヤホイールとの関係で固定された位置でギヤホイールと接続されたレバーは、直線的運動を搬路に沿った部材すなわちプッシャーに伝達するために、中間ギヤ機構すなわち噛み合いギヤ機構を介して、直線的部材すなわち搬送アームに接続されている。中間ギヤ機構すなわち噛み合いギヤ機構の部品は、直線的部材の戻り運動が偏倚した運動径路、特に直線的前進運動の上方で行われるような運動によって制御される。そのために、回動可能なカムレバーの運動は、回動運動中に溝になった湾曲部でカムローラを介して制御される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による更なる詳細と装置の態様を、例示した実施例と応用とを参照して以下詳細に述べる。
【0010】図面に示された好ましい応用例は、ヒンジ蓋箱(hinge−lid−box)のタイプのたばこ包装体10を製造するための包装機構に関する。図1は垂直軸線の周りに回転し、周囲に1対で配置されたパケット12、13を有する折りたたみターレット11の概略的平面図を示している。最初に、製造されるべきたばこ包装体10用のブランク14が前記パケット内に導入される。このブランクの部分的折り曲げに続いて、包装体の内容物は、押し込みステーション15の領域に正確に位置するように、径方向にパケット12、13内に、または部分的に折られたブランク内に押される。
【0011】パケット12、13内に挿入されるべき物品は、直方体のたばこのかたまり16、17である。これらは、包装体の内容物に対応し、紙または金属をラミネートした紙で形成された内包材によって包まれたそれぞれたばこのグループを有している。
【0012】この実施例において、物品すなわちたばこのかたまり16、17は、装置の経路操作を2倍にするために、1対になってかたまりの径路18に供給される。各場合においてチェーンコンベア19は搬路に沿った部材20によって1つまたは2つのたばこのかたまり16、17を把持し、そして、16、17を互いに径方向にある距離離間して折りたたみターレット11に搬送する。
【0013】ブロックコンベアすなわちチェーンコンベア19は、折りたたみターレット11からある距離離れて終っている。搬送運動の終わりの位相と、物品をパケット12、13内に押す操作とは押し込み装置21によって引き継がれるが、押し込み装置21は、いずれの場合も1つのたばこのかたまり16、17または、互いに隣接して位置する2つのたばこのかたまり16、17を把持し、それをパケット12、13の終端部までかたまりの径路18をさらに搬送する。
【0014】たばこのかたまり16、17が押し込み装置21によって引き継がれる直前に、分離ブランクすなわちカラー(collar)22がたばこのかたまり16、17に供給される。これらは、従来のヒンジ蓋箱の構成部品を形成する。カラー22は、かたまりの径路18を横断する上方のカラー通路を搬送される。各場合において、1つのカラー22がたばこのかたまり16、17の正しい位置に置かれ、折り返されたカラー側部タブによって包装体用の正しい位置にもたらされる。たばこのかたまり16、17とカラー22とで組み立てられた単体(unit)は、押し込み装置21によって把持されパケット12、13内に押される。この点において、本装置は、本質的にはドイツ特許(DE)24 62 686によるものに対応する。
【0015】押し込み装置21は、特別な方法で設計されている。これは、複数のプッシャー24、25を有していて、プッシャーは各かたまりの径路18すなわち各たばこのかたまり16、17に割り当てられていて、それぞれがプッシャーヘッド26を有していて、プッシャーヘッドは、搬送方向から見て後方に向けられたたばこのかたまり16、17の後部すなわち端面27を把持する。2つのプッシャーが、共通の作動部材すなわち横断して向けられた坦持ロッド29にプッシャーアーム28を介して設けられている。
【0016】プッシャー24、15は、プッシャーヘッド26が上方から物品すなわちたばこのかたまり16、17の移動経路内に入るように動かされる(図3の右側において)。プッシャーヘッド26は、この場合、最初に後方に向けられていた折りたたみタブ30がたばこのかたまり16、17の後部側すなわち端面27に対して折り返されるように移動される。次いでプッシャーヘッド26は、端部位置が折りたたみターレット11内にある限り正確になるように、たばこのかたまり16、17を直線で囲まれた移動経路に沿って移動する。その後、プッシャー24、25は最初の位置に戻り、この場合プッシャーヘッド26がアーチ状の戻り経路32に沿って動く。これは、運動経路31と反対の方向において引き続くたばこのかたまり16上の位置の上方へ走行する。プッシャーヘッド26は次いで、アーチ状の転回ループにおいて搬路に沿った位置内すなわち運動経路31内に戻る。
【0017】プッシャー24、25は、特別なギヤ機構33を介して運動を実行するために作動される。後者は、循環すなわち回転運動を専有的に実行する。
【0018】循環ギヤ機構部材用の固定された走行路が、ハウジング34内に設けられている。走行路は、内歯配置を持った歯付きリム35として構成されている。ギヤホイールすなわち中心のホイール36は、歯付きリム35すなわち歯部の配置を走行する。前記中心のホイールは、プッシャー24、25すなわち坦持ロッド29に駆動力を伝達する。
【0019】そのために、連結部材すなわちレバー37が中心のホイールの固定された位置に関連して連結されている。レバー37は、この場合において、中空の本体部として構成されていて、作動ギヤ機構38を収容している。
【0020】レバー37は、ハウジング34の外側に位置していて、中心のホイール36に対して固定するように、すなわち中心のホイールに関して位置の変更が不可能に連結された1つの端部領域を有している。この場合において、中心のホイール36はハウジング34の外方へ横方向に通過し、レバー37および外側レバーハウジング40のいずれか一方に連結されている中空のシャフト39を形成している。坦持ロッド29は、中空のシャフト39から離間して回転可能な方法でレバー37に連結されている。
【0021】中心のホイール36は、歯付きリム35上を自然に回転するように駆動される。これは、特別の運動学を達成するが、それは、坦持ロッド29のレバー37すなわち坦持ロッド29の軸線的中央への連結が、プッシャーヘッド26の運動経路31に対応する線状的な運動すなわち直線に沿った運動を専有的に実行することである。レバー37すなわち中空のシャフト39の軸線的中央の重要な点は、歯付きリム35と共に集合的に、円の弧上に手順に沿って走行することである。坦持ロッド29と中空のシャフト39との間の距離(中心間距離)が、中心のホイール36の外側運動経路の半径の半分に相当し、この外側運動経路が歯付きリム35によって規定されているような幾何学的関係を有すことが重要である。
【0022】図3に特に示されたように、矢印41に関連して、この場合においては坦持ロッド26であるレバー37の適切な固定点は、直線42上を走行する。他の固定点、すなわち中空のシャフト39の中心は、集中的円弧43上を走行する。駆動力は、中心のシャフト44を介してギヤ機構に伝達される。中心のシャフト44はハウジング34に入り、そのハウジング内で駆動本体部45に接続されている。この駆動本体部には切欠部46が設けられていて、その中に中心のホイール36が中心のシャフト44と偏倚した関係で回転可能な方法すなわち中空のシャフト39を介して設けられている。駆動本体部45は、ハウジング壁47に回転可能な方法で設けられている。
【0023】中心のホイール36の運動は、坦持ロッド29に伝達されるが、それは、レバー37から直接ではなく、むしろレバー37内の差動ギヤ機構38を介してである。差動ギヤ機構38は、3つの相互作用するギヤ、すなわち、坦持ロッド29の端部の第1のギヤホイール48と、回転可能に設けられた中間ホイール49と、中空のシャフト39内に設けられた伝達ロッド51の更なるギヤホイール50とを有する。一方において、このようにして形成された差動ギヤ機構38は、坦持ロッド29用の運動方向を逆転する仕事を有している結果、坦持ロッド29はレバー37と共にその軸線の周りに回転されることはない。さらに、差動ギヤ機構38は、伝達されるべき運動の結果の比率が1:2の伝達比率を提供する。プッシャー24、25は、中心のホイール36の完全な回転中に2つの運動サイクルを実行する。
【0024】戻り経路32に沿ったプッシャー24、25の特定の戻り運動は、ハウジング34内に配置された補助的ギヤ機構52によってもたらされる。この補助的ギヤ機構52は、ステアリングレバー53を有している。後者は、回転ベアリング54を介して駆動本体部45に接続されている。回転ベアリング54は中空のシャフト39と直径方向に向き合った領域に配置されている。ステアリングレバー53の他端は、関節のような方法で連結ロッド55に接続されていて、次いでカラー接続レバー56を介して伝達ロッド51の端部に接続されている。接続レバー56は伝達ロッド51に回転しない方法で、しかし、関節のような方法で連結ロッド55に接続されている。上述の運動経路(戻り経路32)は、ステアリングレバー53が湾曲溝59に入る接触ローラ57、58を介して案内されることによって可能となる。後者は、ハウジング34の後壁60に正確に固定する方法で設けられている。2つの互いに平行な接触ローラ57、58は、互いに接触することなく、湾曲溝59内を走行する。すなわち、一方が内方の湾曲径路61を走行し、他方が外方の湾曲径路62を走行する。
【0025】プッシャー24、25の駆動部材としての中心のシャフト44が次いで装置と共に駆動される。
【0026】図7、図8および図9は、ギヤ機構の重要な部品の種々の位置を概略的に示している。運動経路はここでは破線で示されている。図に示されたように、実線の円で示された中心のホイール36は、(内側の)歯付きリム35に沿って時計方向の回転運動を実行する。操作中において、中心のホイール36はその軸線の周りに、矢印63で示されたように反時計方向に回転する。後者は、次いで、伝達ロッド51によって正方形のように概略的に示される。そこから、集中的円弧43上を回転するレバー37は、中心のホイール36の外周まで、すなわち、プッシャーすなわちプッシャーアーム28用の接続点まで径方向へ導かれ、直線42上を専有的に前後へ移動する。この点は坦持ロッド29によって規定される。歯付きリム35の運動位相は図7から9に示されている。中心のホイール36は完全に一周し、上述した部材の対応する位置がこのようにして形成される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、早いサイクル速度においても往復する直線的部材、すなわち搬路に沿った部材、プッシャーなどを連続的にまた滑らかに搬送物体に動かし、特にたばこのかたまりを折りたたみターレット内に押し、次いで、偏倚した戻り運動経路内を出発位置に戻すことができる。
【出願人】 【識別番号】590003205
【氏名又は名称】フォッケ・ウント・コンパニー(ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー)
【氏名又は名称原語表記】FOCKE & COMPANY(GMBH & COMPANY)
【出願日】 平成11年10月15日(1999.10.15)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【公開番号】 特開2000−157244(P2000−157244A)
【公開日】 平成12年6月13日(2000.6.13)
【出願番号】 特願平11−294420