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【発明の名称】 食材及びその製造方法
【発明者】 【氏名】樋口 國雄

【要約】 【課題】健康に良いとされている白舞茸を原材料にして、摂取しやすい新規な食材及びその製造方法を提供する。

【解決手段】乾燥した白舞茸の小片1、1を製粉機2にかけて白舞茸の粉末3とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 白舞茸を粉末にした食材。
【請求項2】 白舞茸を小片に分割する工程と、分割された白舞茸を乾燥する工程と、乾燥した白舞茸の小片を粉末にする工程とを有することを特徴とする食材の製造方法。
【請求項3】 白舞茸を冷凍する工程と、凍結した白舞茸を破砕して粉末にする工程とを有することを特徴とする食材の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白舞茸を原材料とする新規な食材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】舞茸は、漢方薬として用いられている霊芝(れいし)、茯苓(ぶくりょう)等と同じサルノコシカケ科に属する茸で、後述するように癌抑制効果、血圧下降効果、等種々の薬効を有する健康食品である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、舞茸は食品として鍋ものに入れたり、炒めたりして摂取されているが、食材の常として毎日同じものを食べていると飽きてしまう。
【0004】また、通常の褐色をした舞茸は独特の灰汁(アク:エグ味)があり、その為舞茸を食べにくいと言う人も居る。
【0005】この発明は、飽きることが無く毎日でも摂取でき、また灰汁が少なくて食べやすい食材及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、白舞茸を粉末にした食材にしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の食材の製造方法は、白舞茸を小片に分割する工程と、分割された白舞茸を乾燥する工程と、乾燥した白舞茸の小片を粉末にする工程とを有することを特徴とする。
【0008】更にまた、請求項3に記載の食材の製造方法は、白舞茸を冷凍する工程と、凍結した白舞茸を破砕して粉末にする工程とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を説明する。図1において符号1は白舞茸の乾燥した小片を示し、この小片1は、白舞茸の株(図示せず)を適当な大きさに裂き、又は適当な厚みに切り分けたた後乾燥したものである。
【0010】白舞茸は、例えば直径が数十センチメートルの株に成長するが、その儘では乾燥し難いので、例えば横幅を高さ程度の小片1、1に裂き、又は切り分ける。
【0011】未だ生の小片1、1を乾燥させるには、例えば網や笊等に広げて天日では1〜数日かけて乾燥する。
【0012】乾燥機を使用して乾燥する場合には白舞茸の変色を避けるために厳重な温度管理が必要で、例えば初期設定温度を35℃以上にしてはならず、また、乾燥が終了するまで50℃以上に温度を上げてはならない。
【0013】上記のようにして乾燥された白舞茸の小片1、1は、図1に示すように、製粉機2によって白舞茸の粉末3にする。なお、図1において製粉機2は概念的に描かれている。
【0014】また、粉末としての白舞茸の粒度或いは大きさは、例えば小麦粉程度の細かいものから、グラニュー糖等の少しザラザラした粒度のものも含むものとする。
【0015】白舞茸を粉末にするには、所謂凍結破砕によってもよい。周知のように、物質を凍結すると粘弾性が小さくなり、脆くなる。
【0016】そこで、例えばLPGガスの冷熱を利用し、或いは液体窒素中に白舞茸の株を浸漬して、白舞茸をLPGガス或いは液体窒素の沸点近くまで冷凍する。
【0017】すると白舞茸は凍結してきわめて脆くなるから、これを例えばミキサー等の破砕機、或いは製粉機にかけて粉末にする。
【0018】凍結破砕の利点は破砕の際発熱しないこと、及び白舞茸の酸化が起きにくいことである。
【0019】上記のようにして製造された食材としての白舞茸の粉末は、例えば図2に示すように、朝夕の味噌汁や吸い物にスプーン2杯位(2〜3グラム)入れて飲む。
【0020】或いは、緑茶や牛乳に上記したと同じスプーン2杯位の白舞茸の粉末を入れて飲んでも良い。
【0021】又は、図3に示すように、ハンバーグステーキ4の中に調味料又は増量材として混入させ、その儘食べて摂取する。
【0022】何れの場合にも白舞茸の粉末は普通の舞茸のように灰汁がなく、また良い香がする上味も良いので、飽きることなく毎日摂取できて健康の維持及び増進に大いに資する。
【0023】ちなみに、舞茸の成分の一つであるMDフラクションという成分は、癌の増殖抑制効果があると実験的に認められており、また、免疫増強作用と抗腫瘍作用もある。
【0024】また、舞茸に含まれる脂質成分の一つであるESフラクションは血圧降下作用を発揮すると共に、血糖値を下げ肥満を改善するばかりでなく、糖尿病の予防及び治療に効果がある。
【0025】更にまた、舞茸を常食すると、脂質代謝、すなわち体内での脂肪の変化の改善に役立ち、コレステロールの再吸収を阻害するので、動脈硬化や脂肪肝の予防にも役立つ。
【0026】加えて、この発明による白舞茸の粉末は食物繊維を多く含むから、便秘の解消にも大いに資する。
【0027】ちなみに、上記した舞茸の薬効を保証できるのは舞茸を常食した場合で、生の舞茸で一日に30グラム、乾燥させたもので3グラムが目安になるが、本発明による食材はこの舞茸の常食を可能にする。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発明による食材は、元々灰汁が非常に少ない白舞茸を粉末にしたので、別の食品に混ぜて必要量を常食することが可能になり、健康の維持、増進に資することができる。
【0029】また、白舞茸を粉末にしたので、各種の薬効成分の吸収が速やかに行われ、健康食品としての摂取の効率が良い、等種々の効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】596148940
【氏名又は名称】樋口 國雄
【出願日】 平成10年9月28日(1998.9.28)
【代理人】 【識別番号】100078097
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 岳雄
【公開番号】 特開2000−93112(P2000−93112A)
【公開日】 平成12年4月4日(2000.4.4)
【出願番号】 特願平10−290038