| 【発明の名称】 |
即席焼きそばの調理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】原 信裕
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| 【要約】 |
【課題】良好な風味・食感を有する即席焼きそばの調理方法を提供する。
【解決手段】本発明の即席焼きそばの調理方法は、包袋に収容されたα化中華麺をマイクロ波加熱した後、麺を取り出し、調味することからなる。本発明によれば、インスタント性及び簡便性を維持したままで、本来の焼きそばと同様な風味・食感を有する即席焼きそばとすることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 包袋に収容されたα化中華麺をマイクロ波加熱した後、麺を取り出し、調味することからなる即席焼きそばの調理方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は即席焼きそばの調理方法に関する。より詳細には、良好な風味・食感を有する即席焼きそばの調理法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来から、焼きそばは簡便な食品として広く食されている。そして、近年においては、家庭内での簡便な麺類として、即席焼きそば(所謂、インスタント焼きそば)が利用されている。このような即席焼きそばにおいては、通常、麺は乾燥麺として提供され、その調理法としては、容器に麺(及び具)を入れ、熱湯を加え、所定時間放置した後、湯切りし、調味料(粉末又は液体ソース、からしマヨネーズ、青海苔等)で調味することにより調理される。しかし、このような即席焼きそばにおいては、麺が乾燥麺として提供されるので、本来の焼きそばの風味・食感を得ることは困難であった。また、調理・調味された焼きそばを冷凍又は冷蔵した即席焼きそばも知られており、このような即席焼きそばにおいては、電子レンジで加熱するか又はフライパンで炒めることにより食される。しかし、このような即席焼きそばにおいては、上記の加熱処理により調味料が変質又は劣化して風味が劣る問題がある。更に、調味料などの作用により、保存中に麺の老化が起こりやすく、コシのある焼きそばを得ることは困難であった。このように、従来の即席焼きそばは高い簡便性を有するが、焼きそば本来の風味・食感を有するものは得られていなかった。本発明は上記の課題を解決するものであり、本発明者は良好な風味・食感を有する即席焼きそばについて鋭意検討したところ、調理方法を改善することにより所期の目的を達成し得ることを見出して本発明を完成した。即ち、本発明は、簡便性を維持しながら、焼きそばの本来の風味・食感を有する即席焼きそばの調理方法を提供することを目的とする。 【0003】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明の要旨は、包袋に収容されたα化中華麺をマイクロ波加熱した後、麺を取り出し、調味することからなる即席焼きそばの調理方法である。 【0004】 【発明の実施の形態】本発明は上記の構成からなり、本発明の方法においていは、まず中華麺を調製する。中華麺の調製は常法に準じて行うことができ、通常、食塩、粉末かん水、その他の添加剤(例えば、グリシン等のアミノ酸、エタノール、色素等)を溶解した練り水に小麦粉を添加して混練して生地を調製し、この生地を麺帯成形して粗麺帯とする。次いで、粗麺帯を圧延して整麺した後、切断して線麺とすることにより中華麺が得られる。食塩、粉末かん水及び小麦粉の配合量は、所望する麺の性状により適宜調整することができる。この工程において、小麦粉としては、通常の小麦粉を使用することができるが、好適には小麦蛋白量が5〜15%、好ましくは7.6〜11%程度に調製され、またグルテン含量を増強した小麦粉を使用するのが好ましい。かくして得られた中華麺はα化処理することによりα化中華麺とする。α化処理は常法に準じて行うことができ、例えば、蒸気加熱処理、茹で処理などが例示できる。 【0005】上記の工程で得られたα化中華麺は適当な長さ(通常、1食分)に切断し、必要に応じて、油脂(好ましくは乳化した油脂)、加工野菜などと共に包袋に収容する。包袋としては食品分野で使用されているものであれば何れのものも使用できるが、後述のように蒸気滅菌やマイクロ波加熱処理がなされるので、耐熱性を有する包袋が好ましく、更に内部を透視できる点から透明性を有する包袋がより好ましく、通常はポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルムからなる包袋が使用される。包袋に収容されたα化中華麺は、保存性を高めるため、滅菌処理に付される。滅菌処理は常法に準じて行うことができ、一般的には蒸気加熱滅菌(90℃以上で15〜40分間程度)により行われる。加熱滅菌後は、品質の保持を図る上で直ちに冷却(10℃以下)するのが好ましい。 【0006】包袋に収容されたα化中華麺は、個別の容器に収容されたソース、からしマヨネーズ、かつお、青海苔などと共に包装容器に収容し、シュリンクフィルムなどで密封することにより製品化され、通常冷蔵保存される。かくして製品化された即席焼きそばを食するには、包装容器からソースなどを取り出し、包袋に収容されたα化中華麺の包袋に数個所の小穴をあけた後、マイクロ波加熱(通常は電子レンジ加熱)を行う。マイクロ波加熱時間は、出力などにより適宜調整することができるが、通常2〜5分間程度である。加熱終了後、包袋より麺を取り出して包装容器(又は適当な容器)にあけ、前述のソース、からしマヨネーズなどで調味することにより、焼きそばが得られる。 【0007】 【発明の効果】本発明によれば、麺だけをマイクロ波加熱するので、ソースなどの調味料の変質、劣化を防止することができ、良好な風味を有する焼きそばとすることができる。また、麺としてα化中華麺が使用されているので、本来の焼きそばの有する食感を得ることができる。更に、マイクロ波加熱だけで調理することができるので極めて簡便であるという特長を有する。 【0008】 【実施例】以下、具体的な例を挙げて本発明を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。 実施例1水34重量部(以下、部は重量部を意味する)に、粉末かん水0.5部及び食塩1部を添加して練り水を調製し、これに加工小麦粉(小麦蛋白量6.7〜11%)100部を加えて混練機(高速で6分間、低速で8分間)で混練して生地とし、それを粗麺帯にした。粗麺帯を2枚重ね、圧延機で適当な厚さになるまで圧延して整麺し、切断して線麺とした。この線麺を蒸気加熱処理に付してα化し、1食分(約180g)の長さに切断した後、油脂1部及び適量の加工野菜と共にポリプロピレンフィルム製包袋に収容し、密封した。ついで、連続式蒸気加熱装置により90℃以上で15〜40分間の滅菌処理を行った後、連続式冷却装置により60秒以内に冷却を開始し、10〜25分以内に10℃以下に冷却することにより、包袋に収容されたα化中華麺を得た。上記で得られた、包袋に収容されたα化中華麺を5℃で3日間保存した後、電子レンジで加熱し、包袋より取り出し、前述のソース、からしマヨネーズ、かつお及び青海苔で調味して食したところ、極めて良好な風味・食感を有しており、本来の焼きそばと比較しても遜色はなかった。 【0009】実施例2原料として、水34部、粉末かん水0.5部、食塩1部、グリシン1部、エタノール1部、加工小麦粉100部、油脂1部を使用する以外は実施例1と同様な方法により、包袋に収容されたα化中華麺を得た。実施例1に記載した方法と同様な方法で調理したところ、良好な風味・食感を有していた。 【0010】実施例3原料として、水36部、粉末かん水1部、食塩1部、グリシン1部、加工小麦粉100部、油脂1部を使用する以外は実施例1と同様な方法により、包袋に収容されたα化中華麺を得た。実施例1に記載した方法と同様な方法で調理したところ、良好な風味・食感を有していた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598133377 【氏名又は名称】株式会社大西食品
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| 【出願日】 |
平成10年9月11日(1998.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085486 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 孝美
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| 【公開番号】 |
特開2000−83613(P2000−83613A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−276598 |
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