| 【発明の名称】 |
麺類の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】小矢島 聡
【氏名】若井田 敏子
【氏名】小俣 和宏
【氏名】鍛治尾 房樹
【氏名】本井 博文
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| 【要約】 |
【課題】α化処理後はもとより、これを更に加工保存麺として長期保存した後に於ても麺線のほぐれ性に優れると共に、麺線のちぢれが少なく、しかも茹であげ直後と同等の弾力性と硬さのバランスのとれた食感を簡単に復元することのできる麺類の提供。
【解決手段】小麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤を添加すると共に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵白、乳化剤及びガム類から選択される少なくとも一種を添加配合し、次いで水又は熱湯を加えて混練後、麺線成形することを特徴とする生麺及び該生麺を乾燥することを特徴とする乾麺の製造方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 小麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤を添加すると共に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵白、乳化剤及びガム類から選択される少なくとも一種を添加配合し、次いで水又は熱湯を加えて混練後、麺線成形することを特徴とする生麺の製造方法。 【請求項2】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、活性グルテン及び化工澱粉を添加配合し、次いで水を加えて混練後、麺線成形することを特徴とする請求項1記載の生麺の製造方法。 【請求項3】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、活性グルテン及び化工澱粉を添加配合し、次いで熱湯を加えて混練後、麺線成形することを特徴とする請求項1記載の生麺の製造方法。 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載の方法で得られた生麺を乾燥することを特徴とする乾麺の製造方法。 【請求項5】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、活性グルテン及び/又は卵白を添加配合し、次いで水を加えて混練後、麺線成形し得られた生麺を乾燥することを特徴とする請求項4記載の乾麺の製造方法。 【請求項6】 原料として更に化工澱粉を添加配合することを特徴とする請求項5記載の乾麺の製造方法。 【請求項7】 アルギン酸類とアルカリ剤に代えてアルギン酸プロピレングリコールエステルを添加配合することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の生麺又は乾麺の製造方法。 【請求項8】 請求項1〜6の何れか1項記載の方法で得られた生麺又は乾麺をα化した後、麺線のpHを3.8〜4.5に調整することを特徴とする茹麺の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は麺線を茹処理してα化した後に於ける麺線のほぐれ性が良く、かつ麺線のちぢれが少ない麺類の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】生、あるいは乾燥された麺類は、麺線をα化処理後、直ちに調理されて食される他、適宜包装や静菌処理等の加工をされて冷蔵や常温で保存された後に再調理されて食されたり、長期保存性を付与した包装茹麺として使用されたりしている。 【0003】然しながら、従来法によって得られた生あるいは乾麺は、α化処理後の麺線のほぐれ性が悪いと共に、麺線のちぢれが多いと云う難点があり、特に上記の如き加工処理保存麺とした場合には、澱粉の老化や茹のび等により再調理時の麺線のほぐれ性がより一層悪く、また麺線のちぢれが顕著となり、食感も茹あげ直後のものに比し、粘りに欠け、弾力性と硬さのバランスのとれたものが得られない、と云う問題があった。 【0004】斯かる問題の解消を目的として従来より種々の提案がなされており、例えば特公平7−79646号には小麦粉もしくは小麦粉と澱粉を主成分とする原料粉に、アルギン酸及び/又はアルギン酸一価塩とアルカリ剤を配合する技術が開示されているが、該方法によった場合にはアルギン酸特有のごりごりした硬さの食感が免れないと云う難点があり、麺線のちぢれも多い。また、麺線のほぐれ性を改善する方法としては油脂の添加が一般的であるが、ほぐれ性を良くするために油脂を多量に添加すると、油脂の酸化の問題があり、何れも未だ十分満足の行くものが得られていなかったのが実状であった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】斯かる実状に於て、本発明者はα化処理後はもとより加工処理保存後の再調理時に於て特に麺線のほぐれ性に優れると共に、麺線のちぢれが少なく、しかも茹あげ直後と同様の粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を復元することのできる麺類を提供することを目的として種々研究を重ねた結果、特定の配合原料を用いれば、極めて良い結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、小麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤を添加すると共に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵白、乳化剤及びガム類から選択される少なくとも一種を添加配合し、次いで水又は熱湯を加えて混練後、麺線成形することを特徴とする生麺の製造方法により上記目的を達成したものである。この発明に於て、混練用の水としては殊更加熱処理をしていない常温水であっても良いが、熱湯、特に90℃以上の熱湯を用いれば、熱湯混練により澱粉がα化されるため、アルギン酸によるボキボキした硬さを抑え、粘り及び滑らかさを付与し、硬さと弾力のバランスのとれた食感が得られ、特に有利である。 【0007】また、本発明は、上記で得られた生麺を乾燥することを特徴とする乾麺の製造方法により上記目的を達成したものである。この発明に於て特に重要なことは、上記生の麺線からいったん乾燥麺に加工することである。すなわち、この乾燥工程による熟成効果と各添加物の相乗効果により麺線表面がしっかりとし、べたつきが少なく、ほぐれ性の良い麺になり、強い粘弾性が生じ、加工工程における麺線変形も少なくなる。 【0008】また、本発明は、上記で得られた生麺又は乾麺をα化した後、麺線のpHを3.8〜4.5に調整することを特徴とする茹麺の製造方法により上記目的を達成したものである。この発明によれば、特に長期保存後に於ける再調理時の麺線のほぐれ性とちぢれ防止に良い結果が得られる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の生麺の製造方法に於ける配合原料としては、特に小麦粉、アルギン酸類、アルカリ剤、活性グルテン及び化工澱粉を用いるのが好ましいが、更にこれら原料に乳化剤及び/又はガム類を添加併用するのがより望ましい。また本発明の乾麺の製造方法に於ける配合原料としては、特に小麦粉、アルギン酸類、アルカリ剤、活性グルテン及び/又は卵白を用いるのが好ましいが、更にこれら原料に化工澱粉、特に該化工澱粉と共に乳化剤及び/又はガム類を添加併用するのがより望ましい。 【0010】生麺の製造方法並びに乾麺の製造方法に於て、化工澱粉を添加配合する場合、小麦粉と化工澱粉とは、両者の合計量中小麦粉が95〜60重量%、従って化工澱粉が5〜40重量%を占めるように配合するのが好ましいが、特に好ましくは小麦粉対化工澱粉の配合割合が80〜60:20〜40であり、更に90℃以上の熱湯を加えて混練する場合には、小麦粉と化工澱粉とは、両者の合計量中小麦粉が70〜30重量%、従って化工澱粉が30〜70重量%を占めるように配合するのが好ましい。因に、ここに小麦粉としては強力小麦粉、中力小麦粉、デュラム小麦粉等が好ましいものとして挙げられ、また化工澱粉としては化工タピオカ澱粉、化工馬鈴薯澱粉等が挙げられるが、特に常温水を加えて混練する場合には、アセチル化タピオカ澱粉やアセチル化リン酸架橋タピオカ澱粉等の化工タピオカ澱粉が好ましく、他方90℃以上の熱湯を加えて混練する場合には、リン酸架橋馬鈴薯澱粉等の化工馬鈴薯澱粉が好ましい。 【0011】生麺の製造方法に於ける、活性グルテンの配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の1〜15重量%とするのが好ましく、アルギン酸類の配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重量%とするのが好ましく、またアルカリ剤の配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重量%とするのが好ましい。因に、ここにアルギン酸類としてはアルギン酸やアルギン酸一価塩が挙げられ、これらは単独又は併用して用いられる。尚、アルギン酸一価塩としてはアルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム等食用に用いられるものでよく、またアルカリ剤としてはかんすい、リン酸ナトリウム、焼成カルシウム等が使用でき、特にかんすいが好ましいものとして挙げられる。 【0012】また、生麺の製造方法に於ては、アルギン酸類と、アルカリ剤とに代えて又はこれらに併せてアルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)を添加配合しても良く、アルギン酸プロピレングリコールエステル単独の場合の配合量は小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重量%とするのが好ましく、併用の場合は、その合計重量が、小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重量%とするのが好ましい。 【0013】乾麺の製造方法に於ける活性グルテン及び/又は卵白の配合量としては、小麦粉及び化工澱粉の合計量(化工澱粉を添加しない場合は小麦粉の量のみとなる:以下乾麺の製造方法に於ては同様)の1〜15重量%がよい。具体的には単独添加の時は、グルテンの場合は2〜15重量%、卵白の場合は1〜3重量%が好ましい。併用の時はグルテンが1〜14重量%、卵白が0.5〜3重量%が好ましい。アルギン酸類としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.5重量%、またアルカリ剤の配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.03〜0.5重量%とするのが好ましい。因に、ここにアルギン酸類やアルカリ剤としては前記と同様のものが用いられる。 【0014】また、乾麺の製造方法に於ても、アルギン酸類と、アルカリ剤とに代えて又はこれらに併せてアルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)を添加配合しても良く、アルギン酸プロピレングリコールエステル単独の場合の配合量は小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.5重量%とするのが好ましく、併用の場合は、その合計重量が、小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.5重量%とするのが好ましい。 【0015】生麺の製造方法に於て乳化剤を添加配合する場合には小麦粉及び化工澱粉の合計量に対するアルギン酸類の配合量を0.05〜0.8重量%とすると共に、乳化剤の配合量を小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.1〜1.0重量%とするのが望ましい。 【0016】乾麺の製造方法に於て乳化剤を添加配合する場合には小麦粉及び化工澱粉の合計量に対するアルギン酸類の配合量を0.05〜0.5重量%とすると共に、乳化剤の配合量を小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.1〜1.0重量%とするのが望ましい。 【0017】因に、本発明に用いる乳化剤としてはレシチン、グリセリン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられるが、特にレシチンが好ましい。レシチンを添加配合する場合は、アルギン酸類の配合量を0.3〜0.8重量%とすると共に、レシチンの配合量を0.1〜1.0重量%にするのが好ましい。レシチンの配合量がこれより少ないと麺に粘性を付与する効果がうすくなり易く、他方これより多いと食感が柔らかすぎたものとなり易い。 【0018】生麺の製造方法並びに乾麺の製造方法に於てガム類を添加配合する場合、ガム類の配合量は小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.5〜2.0重量%とするのが望ましい。因に、ここにガム類としてはタマリンドガム、グアガム、サイリウムシードガム、ローカストビーンガム、カラギーナン等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を適宜組み合せて使用される。 【0019】本発明の方法で得られた生麺又は乾麺を適宜時間茹てα化した茹麺は、例えば1食分毎に玉取りして常温放置した後の再調理時に於ても麺線が簡単にほぐれ、そのちぢれも少ないが、当該α化処理後、麺線のpHを3.8〜4.5に調整するのが特に好ましい。この範囲にpHを維持すると、茹麺に長期保存性を付与し得るとともに、長期保存後に於ても弾力性と硬さのバランスがとれた食感を有する麺が得られる。麺線のpHを3.8より低くとする麺の酸味が強くなり、4.5を越えると酸による静菌効果が十分でなく、麺が腐敗し易くなり好ましくない。 【0020】本発明に於ける麺としては、うどん、そば、中華麺、レーメン、焼ソバ、パスタ(スパゲティを含む)等何れであっても良く、またその麺線成形は麺帯押し出し、複合圧延後麺線切り出し、あるいは麺線押し出しでも良いが、特に麺線押し出しによるスパゲティでの実施が効果的である。 【0021】 【実施例】以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。 【0022】実施例1強力小麦粉80重量部、アセチル化タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティとした。これを5分間茹てα化し、180gを1食分として玉取りした後、常温で半日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして得たスパゲティを食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0023】実施例2強力小麦粉80重量部、アセチル化タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティとした。これを5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺のpHを4.3に調整し、歩留まり260%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個食包装した後、96℃蒸気雰囲気で45分間殺菌して包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温で3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0024】なお、本明細書でいう麺の茹歩留まりは、下記の数式■、■に基づいて求められるものをいう。 【0025】 【数1】生麺の場合:茹歩留まり(%)=(A/B)×100 ■式中、A=生麺100gを茹あげて水切りした後の茹麺の重量(g) B=茹上前の生麺100g中の麺類用穀粉原料の合計重量(g) 【0026】 【数2】乾麺の場合: 茹歩留まり(%)=乾麺100gを茹あげて水切りした後の重量(g)■【0027】実施例3実施例2と同様にして得られた生スパゲティを2分間茹てα化し、実施例2と同様にpH調整後、歩留まり210%の茹スパゲティを得た。次いで実施例2と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経過後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、湯切りして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0028】実施例4実施例2と同様にして得られた生スパゲティを8分間茹てα化し、実施例2と同様にpH調整後、歩留まり300%の茹スパゲティを得た。次いで実施例2と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経過後に流水でほぐした後、水切りして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた冷製麺の食感を呈するものであった。 【0029】試験例1小麦粉とアセチル化タピオカ澱粉の配合量を表1に記載のものに代えた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、3日経過後に実施例2と同様にフライパンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価基準に従い10名のパネラーで食感を評価した。その結果の平均値は表1の通りであった。 【0030】 【表1】
【0031】 【表2】
【0032】試験例2アセチル化タピオカ澱粉に代えて表3記載の澱粉を用いた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表3の通りであった。 【0033】 【表3】
【0034】試験例3活性グルテン粉末の配合量を表4記載のものに代えた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表4の通りであった。 【0035】 【表4】
【0036】試験例4アルギン酸の配合量を表5記載のものに代えると共に、かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたときのpHが9〜11になるように表5記載のように代えた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様に処理して試食し、表6記載の評価基準に従い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについても同様に10名のパネラーにて評価した。その結果の平均値は表5の通りであった。 【0037】 【表5】
【0038】 【表6】
【0039】実施例5原料中に、更に乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例2のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0040】試験例5乳化剤として表7記載のものを用いた以外は実施例5と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。また、実施例5で得られた包装スパゲティについても同様に食感を評価した。その結果の平均値は表7の通りであった。 【0041】 【表7】
【0042】実施例6原料中に、更にガム類としてタマリンドガム1.0重量部を配合したものを用いた以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た。得られた麺を3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例2のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0043】試験例6タマリンドガムの配合量を表8記載のものに代えた以外は実施例6と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表8の通りであった。 【0044】 【表8】
【0045】試験例7ガム類として表9記載のものを用いた以外は実施例6と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表9の通りであった。 【0046】 【表9】
【0047】実施例7原料中に、更にレシチン0.3重量部配合すると共に、アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、アルギン酸特有のコリコリした硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な食感を呈すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善され、麺の表面も滑らかであった。 【0048】試験例8アルギン酸とレシチンの配合量を表10記載のものに代えた以外は実施例7と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例4と同様にして食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについて評価した。その結果の平均値は表10の通りであった。 【0049】 【表10】
【0050】実施例8アルギン酸、かんすいに代えて、アルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)0.5重量部を使用した以外は実施例2と同様に処理して包装スパゲティを得、実施例2と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0051】試験例9PGAの添加量を表11記載の通りに代えた以外は実施例8と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表11の通りであった。 【0052】 【表11】
【0053】実施例9アルギン酸の添加量を0.1重量部、かんすいの添加量を0.1重量部とし、更にPGAを0.1重量部添加した以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得、実施例2と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0054】試験例10PGAとアルギン酸の添加量を表12の通りに代えた以外は実施例9と同様に処理して包装スパゲティを得(かんすい添加量は0.3重量部に固定)、試験例1と同様に処理して試食し、食感と共に試験例4と同様、ほぐれ性、ちぢれについても評価した。その結果の平均値は表12の通りであった。 【0055】 【表12】
【0056】実施例10中力小麦粉70重量部、アセチル化タピオカ澱粉30重量部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.5重量部を原料として食塩水加水混練し、次いで生地を複合圧延後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生うどんを得た。これを12分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり300%の茹うどんを得た。次いで対茹麺1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、汁うどんとして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、バランスの良い食感を呈するものであった。 【0057】実施例11準強力小麦粉90重量部、アセチル化タピオカ澱粉10重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3重量部、かんすい1.5重量部を原料として加水混練し次いで生地を複合圧延後、20番の角切り刃でウエーブを付けて麺線を切り出し、生中華麺を得た。これを2分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり240%の茹中華麺を得た。次いで茹中華麺に対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、焼そばとして粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0058】実施例12デュラム小麦のセモリナ80重量部、アセチル化リン酸架橋タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し、次いでスパゲティ用ダイを装着したパスタ製造機で麺線を押し出し、麺線直径1.8mmの生スパゲティを得た。これを3分30秒茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留250%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個分けし、蓋付きプラスチックトレーに入れて冷蔵庫で保存した。これを2日後に500Wの電子レンジで加熱後試食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0059】実施例13強力小麦粉50重量部、リン酸架橋馬鈴薯澱粉50重量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として100℃の熱湯を加えて混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、丸切刃で麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティとした。これを4.5分間茹てα化し、180gを1食分として玉取りした後、常温で半日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして得たスパゲティを食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかさのある硬さと弾力性のバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0060】実施例14強力小麦粉50重量部、リン酸架橋馬鈴薯澱粉50重量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として100℃の熱湯を加えて混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、丸切刃で麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティとした。これを4.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.3に調整し、歩留まり260%の茹スパゲティを得た。次いで、茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個食包装した後、96℃蒸気雰囲気で45分間殺菌して包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかさのある硬さと弾力性のバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0061】実施例15実施例14と同様にして得られた生スパゲティを2分間茹てα化し、実施例14と同様にpH調整後、歩留まり210%の茹スパゲティを得た。次いで実施例14と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経過後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、湯切りして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0062】実施例16実施例14と同様にして得られた生スパゲティを7.5分間茹てα化し、実施例14と同様にpH調整後、歩留まり300%の茹スパゲティを得た。次いで実施例14と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経過後に流水でほぐした後、水切りして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた冷製麺の食感を呈するものであった。 【0063】試験例11小麦粉とリン酸架橋馬鈴薯澱粉の配合量を表13に記載のものに代えた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た後、常温3日経過後に実施例14と同様にフライパンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価基準に従い10名のパネラーで食感を評価した。その結果の平均値は表13の通りであった。 【0064】 【表13】
【0065】試験例12リン酸架橋馬鈴薯澱粉に代えて表14記載の澱粉を用いた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表14の通りであった。 【0066】 【表14】
【0067】試験例13活性グルテン粉末の配合量を表15記載のものに代えた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表15の通りであった。 【0068】 【表15】
【0069】試験例14アルギン酸の配合量を表16記載のものに代えると共に、かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたときのpHが9〜11になるように表16記載のように代えた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様に処理して試食し、表6記載の評価基準に従い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについても同様に10名のパネラーにて評価した。その結果の平均値は表16の通りであった。 【0070】 【表16】
【0071】実施例17原料中に、更に乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例14のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0072】試験例15乳化剤として表17記載のものを用いた以外は実施例17と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。また、実施例17で得られた包装スパゲティについても同様に食感を評価した。その結果の平均値は表17の通りであった。 【0073】 【表17】
【0074】実施例18原料中に、更にガム類としてタマリンドガム1.0重量部を配合したものを用いた以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温で3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例14のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0075】試験例16タマリンドガムの配合量を表18記載のものに代えた以外は実施例18と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表18の通りであった。 【0076】 【表18】
【0077】試験例17ガム類として表19記載のものを用いた以外は実施例18と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表19の通りであった。 【0078】 【表19】
【0079】実施例19原料中に、更にレシチン0.3重量部配合すると共に、アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、アルギン酸が多めに配合されているにも拘らずアルギン酸特有のコリコリした硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な食感を呈すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善され、麺の表面も滑らかであった。 【0080】試験例18アルギン酸とレシチンの配合量を表20記載のものに代えた以外は実施例19と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例14と同様にして食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについて評価した。その結果の平均値は表20の通りであった。 【0081】 【表20】
【0082】実施例20アルギン酸、かんすいに代えて、アルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)0.5重量部を使用した以外は実施例14と同様に処理して包装スパゲティを得、実施例14と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0083】試験例19PGAの添加量を表21記載の通りに代えた以外は実施例20と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表21の通りであった。 【0084】 【表21】
【0085】実施例21アルギン酸の添加量を0.1重量部、かんすいの添加量を0.1重量部とし、更にPGAを0.1重量部添加した以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得、実施例14と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0086】試験例20PGAとアルギン酸の添加量を表22の通り代えた以外は実施例21と同様に処理して包装スパゲティを得(かんすい添加量は0.3重量部に固定)、試験例11と同様に処理して試食し、食感と共に試験例14と同様、ほぐれ性、ちぢれについても評価した。その結果の平均値は表22の通りであった。 【0087】 【表22】
【0088】実施例22中力小麦粉60重量部、リン酸架橋馬鈴薯澱粉40重量部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.5重量部を原料として96℃の食塩水で加水混練し、次いで生地を複合圧延後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生うどんを得た。これを11分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり300%の茹うどんを得た。次いで茹うどんに対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、汁うどんとして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、バランスの良い食感を呈するものであった。 【0089】実施例23準強力小麦粉70重量部、リン酸架橋馬鈴薯澱粉30重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3重量部、かんすい1.5重量部を原料として98℃の熱湯で加水混練し、次いで生地を複合圧延後、20番の角切り刃でウエーブを付けて麺線を切り出し、生中華麺を得た。これを1.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり240%の茹中華麺を得た。次いで茹中華麺に対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、焼そばとして粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0090】実施例24デュラム小麦のセモリナ60重量部、リン酸架橋馬鈴薯澱粉40重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として98℃の熱湯で加水混練し、次いでスパゲティ用ダイを装着したパスタ製造機で麺線を押し出し、麺線直径1.8mmの生スパゲティを得た。これを3分茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり250%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個分けし、蓋付きプラスチックトレーに入れて冷蔵庫で保存した。これを2日後に500Wの電子レンジで加熱後試食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0091】実施例25デュラム小麦のセモリナ80重量部、アセチル化タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末5重量部、卵白1重量部、アルギン酸0.1重量部、かんすい0.1重量部を原料に用い、これらを加水混練して麺生地とし、次いでスパゲティ用ダイ(乾物製品径1.6mm用)を装着したパスタ製造機を用いて麺線押し出し生スパゲティを得た。これを温度68℃、湿度82%条件の乾燥機で12時間乾燥して含水率13%の乾燥スパゲティとした。これを8分間茹てα化し、180gを1食分として玉取りした後、常温で半日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、乾燥せずに茹てα化した場合に比し、より簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0092】実施例26デュラム小麦のセモリナ80重量部、アセチル化タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末5重量部、卵白1重量部、アルギン酸0.1重量部、かんすい0.1重量部を原料に用い、これらを加水混練して麺生地とし、次いでスパゲティ用ダイ(乾物製品径1.6mm用)を装着したパスタ製造機を用いて麺線押し出し生スパゲティを得た。これを温度68℃、湿度82%条件の乾燥機で12時間乾燥して含水率13%の乾燥スパゲティとした。これを8分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺のpHを4.3に調整し、茹歩留まり260%の茹スパゲティを得た。次いで、茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個食包装した後、96℃蒸気雰囲気で45分間殺菌して包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0093】実施例27実施例26と同様にして得られた乾燥麺線を5分間茹てα化し、実施例26と同様にpH調整後、歩留まり210%の茹スパゲティを得た。次いで実施例26と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを3日間経過後に熱湯中で30秒間ほぐした後、湯切りして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0094】実施例28実施例26と同様にして得られた乾燥麺線を12分間茹てα化し、実施例26と同様にpH調整後、歩留まり300%の茹スパゲティを得た。次いで実施例26と同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを3日経過後に流水でほぐした後、水切りして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力性と硬さのバランスのとれた冷製麺の食感を呈するものであった。 【0095】試験例21小麦粉とアセチル化タピオカ澱粉の配合量を表23に記載のものに代えた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た後、常温3日経過後に実施例26と同様にフライパンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価基準に従い10名のパネラーで食感を評価した。その結果の平均値は表23の通りであった。 【0096】 【表23】
【0097】試験例22アセチル化タピオカ澱粉に代えて表24記載の澱粉を用いた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表24の通りであった。 【0098】 【表24】
【0099】試験例23活性グルテン粉末及び卵白の配合量を表25記載のものに代えた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表25の通りであった。 【0100】 【表25】
【0101】試験例24アルギン酸の配合量を表26記載のものに代えると共に、かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたときのpHが9〜11になるように表26記載のように代えた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様に処理して試食し、表6記載の評価基準に従い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについても同様に10名のパネラーにて評価した。その結果の平均値は表26の通りであった。 【0102】 【表26】
【0103】実施例29原料中に、更に乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例26のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0104】試験例25乳化剤として表27記載のものを用いた以外は実施例29と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。また実施例29で得られた包装スパゲティについても同様に食感を評価した。その結果の平均値は表27の通りであった。 【0105】 【表27】
【0106】実施例30原料中に、更にガム類としてタマリンドガム0.8重量部を配合したものを用いた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、実施例26のものに比して更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するものであった。 【0107】試験例26タマリンドガムの配合量を表28記載のものに代えた以外は実施例30と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表28の通りであった。 【0108】 【表28】
【0109】試験例27ガム類として表29記載のものを用いた以外は実施例30と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表29の通りであった。 【0110】 【表29】
【0111】実施例31原料中に、更にレシチン0.3重量部配合すると共に、アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、アルギン酸特有のコリコリした硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な食感を呈すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善され、麺の表面も滑らかであった。 【0112】実施例32デュラム小麦のセモリナ100重量部、卵白3重量部、アルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)0.2重量部を原料として加水混練し、次いで麺帯脱気押し出し後、圧延、丸切り刃で麺線切り出しして直径1.80mmの生スパゲティとした。この生スパゲティを温度48℃、湿度76%条件の乾燥機で22時間乾燥した後、8分間茹て実施例26と同様に処理して、歩留まり260%の包装スパゲティを得、実施例26と同様にして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力性と硬さのバランスの取れた食感を呈するものであった。 【0113】試験例28PGAの添加量を表30記載の通りに代えた以外は実施例32と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表30の通りであった。 【0114】 【表30】
【0115】実施例33デュラム小麦のセモリナ90重量部、アセチル化リン酸架橋タピオカ澱粉10重量部、活性グルテン粉末4重量部、卵白1.5重量部、PGA0.1重量部、アルギン酸0.1重量部、かんすい0.1重量部を原料として加水混練し、次いで実施例26と同様にして歩留まり260%の包装スパゲティを得、実施例26と同様にして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0116】試験例29PGAとアルギン酸の添加量を表31の通りに代えた以外は実施例33と同様に処理して包装スパゲティを得(かんすい添加量は0.3%重量部に固定)、試験例21と同様に処理して試食し、食感と共に試験例25と同様、ほぐれ性、ちぢれについても評価した。その結果の平均値は表31の通りであった。 【0117】 【表31】
【0118】実施例34中力小麦粉70重量部、アセチル化タピオカ澱粉30重量部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.2重量部を原料として食塩水加水混練し、次いで生地を複合圧延後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生うどん麺線を得た。この生うどんを温度40℃、湿度72%で12時間乾燥して乾燥うどんとした。これを18分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり300%の茹うどんを得た。次いで茹うどんに対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後に熱湯中で30秒間ほぐした後、汁うどんとして食したところ、乾燥しない場合比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、バランスの良い食感を呈するものであった。 【0119】実施例35準強力小麦粉90重量部、アセチル化タピオカ澱粉10重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3重量部、かんすい1.5重量部を原料として加水混練し次いで生地を複合圧延後、20番の角切り刃で麺線を切り出し、生中華麺を得た。この生中華麺を温度40℃、湿度72%で8時間乾燥して乾燥中華麺とした。これを4分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり240%の茹中華麺を得た。次いで茹中華麺に対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2日後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、また焼きそばとして粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0120】実施例36デュラム小麦のセモリナ80重量部、アセチル化リン酸架橋タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し次いでスパゲティ用ダイ(乾物製品径1.6mm用)を装着したパスタ製造機で麺線を押し出し、生スパゲティを得、これを温度70℃、湿度83%条件の乾燥機で11時間乾燥して乾燥スパゲティとした。これを7.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり250%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個分けし、蓋付きプラスチックトレーに入れて冷蔵庫で保存した。これを2日後に500Wの電子レンジで加熱後食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。 【0121】 【発明の効果】本発明によって得られた麺類はα化処理後はもとより、これを更に加工保存麺として長期保存した後の再調理時に於て特に麺線のほぐれ性に優れると共に、麺線のちぢれが少なく、しかも茹あげ直後と同等の粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を湯戻しやフライパンを用いたソテー又は電子レンジにより簡単に復元することができる。而して、本発明は麺線が圧迫されて加熱殺菌を受ける包装茹麺に於て、特に有利に実施することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000226998 【氏名又は名称】日清製粉株式会社 【識別番号】000113539 【氏名又は名称】マ・マーマカロニ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月11日(1998.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−83610(P2000−83610A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−258494 |
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