| 【発明の名称】 |
生物体に含まれる重金属の除去装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮森 護
【氏名】丸山 敏彦
【氏名】樋口 雅夫
【氏名】斎藤 弘
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| 【要約】 |
【課題】電解液に分散した油脂を電解槽に送出する前に予め除去することにより、電解槽にて重金属の陽イオンを効率良く陰極に析出できる。
【解決手段】生体11f内に重金属及び油脂が含まれる生物体又はこの生体と重金属を溶解してイオン化する電解液13とが浸漬槽14に貯留される。浸漬槽から送出された電解液が油脂分離槽16に貯留され、この油脂分離槽の下部に電解液に超音波振動を与える油脂凝集用振動子42が設けられる。電解液面に浮上した油脂12が油脂排出手段17により油脂分離槽から排出される。油脂分離槽から送出された電解液が電解槽18に貯留され、この電解槽に陽極51及び陰極52が配設される。陽極及び陰極に接続された直流電源53が陽極及び陰極間に所定の電圧を印加して電解液中に溶出した重金属の陽イオンを陰極に析出させ、電解槽の電解液は循環手段56により浸漬槽に戻される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生体(11f)内に重金属及び油脂(12)が含まれる生物体(11)又は前記生体(11f)と前記重金属を溶解してイオン化する硫酸溶液、塩酸溶液、水酸化ナトリウム溶液又は塩化ナトリウム溶液からなる電解液(13)とが貯留された浸漬槽(14,74)と、前記浸漬槽(14,74)から送出された電解液(13)が貯留されかつ前記生物体(11)又は前記生体(11f)から離脱して分散する油脂(12)を含む前記電解液(13)に超音波振動を与える油脂凝集用振動子(42)が底部に設けられた油脂分離槽(16)と、前記油脂分離槽(16)の上部に設けられ前記油脂凝集用振動子(42)により前記電解液(13)面に浮上した油脂(12)を前記油脂分離槽(16)から排出する油脂排出手段(17)と、前記油脂分離槽(16)から送出された電解液(13)が貯留されかつ陽極(51,81)及び陰極(52,82)が所定の間隔をあけて配設された電解槽(14,74)と、前記陽極(51,81)及び前記陰極(52,82)に電気的に接続され前記陽極(51,81)及び陰極(52,82)間に所定の電圧を印加して前記電解液(13)中に溶出した重金属の陽イオンを前記陰極(52,82)に析出させる直流電源(53)と、前記浸漬槽(14,74)の電解液(13)を前記油脂分離槽(16)を介して前記電解槽(18)に送出し前記電解槽(18)の電解液(13)を前記浸漬槽(14,74)に戻す循環手段(56)とを備えた生物体に含まれる重金属の除去装置。 【請求項2】 浸漬槽(14,74)の底部に生物体(11)又は生体(11f)に超音波振動を与える浸透用振動子(32)が設けられた請求項1記載の生物体に含まれる重金属の除去装置。 【請求項3】 電解槽(18)の底部又は陰極(82)の下面に前記陰極(52,82)に超音波振動を与える電極洗浄用振動子(54,94)が設けられた請求項1又は2記載の生物体に含まれる重金属の除去装置。 【請求項4】 浸漬槽(14)が生物体(11)又は生体(11f)の搬送方向に沿って延びて形成され、前記生物体(11)又は前記生体(11f)が複数のバケット(25)に収容され、前記複数のバケット(25)が搬送手段(26)により所定の間隔をあけて前記生物体(11)又は前記生体(11f)の搬送方向に沿って搬送され、前記複数のバケット(25)の搬送時に前記複数のバケット(25)内の生物体(11)又は生体(11f)が前記浸漬槽(14)の電解液(13)に浸漬されるように構成された請求項1ないし3いずれか記載の生物体に含まれる重金属の除去装置。 【請求項5】 生物体又は生体(11f)がバケット(75)に収容され、前記バケット(75)がバケット昇降手段(71)により浸漬槽(74)に挿入されかつ引上げられ、前記バケット(75)の前記浸漬槽(74)への挿入時に前記バケット(75)内の生物体又は生体(11f)が前記浸漬槽(74)の電解液(13)に浸漬されるように構成された請求項1ないし3いずれか記載の生物体に含まれる重金属の除去装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水産物、農産物等の生物体の生体内に含まれる重金属を生物体から除去する装置に関する。更に詳しくは産業廃棄物として埋立て処分されているホタテガイの生体に含まれるカドミウムや鉛等の重金属を除去するのに適する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の装置として、生体内に重金属が含まれる生物体と電解液とが浸漬槽に貯留され、陽極と陰極とが電解槽に所定の間隔をあけて配設され、循環手段が浸漬槽の電解液を電解槽に送出しかつ電解槽の電解液を浸漬槽に戻し、更に陽極と陰極とに電気的に接続された直流電源が陽極及び陰極間に電圧を印加するように構成された、生物体に含まれる重金属を除去する装置が開示されている(特開平9−47257号)。 【0003】このように構成された重金属を除去する装置では、生物体の生体内に含まれる重金属は浸漬槽の電解液に浸漬することにより徐々に電解液中に溶出して陽イオンとなり、この陽イオンが溶出した電解液は循環手段を介して電解槽に送出される。電解槽の陽極と陰極に直流電圧を印加すると、陽イオンとなった重金属が陰極に析出し、電解槽中の電解液から陽イオンとなった重金属が除去されて循環手段を介して浸漬槽に戻される。この結果、生物体からの重金属の除去率が極めて高くなり、処理後の生物体の水洗は短時間で済み、また生物体の処理量の増大に伴う操作を簡単に行うことができるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特開平9−47257号公報に示された生物体に含まれる重金属を除去する装置では、浸漬槽において電解液に重金属の陽イオンが溶出するとともに、生物体の生体内に含まれる油脂が生物体から離脱して電解液に分散し、この油脂が電解槽の陽極及び陰極表面に付着する場合があった。この結果、電解に寄与する陽極及び陰極の表面積が減少し、電解液中の電流密度が低下するため、重金属の陽イオンの陰極への析出量が低下する問題点があった。本発明の目的は、電解液に分散した油脂を電解槽に送出する前に予め除去することにより、電解槽にて重金属の陽イオンを効率良く陰極に析出できる、生物体に含まれる重金属の除去装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、図1及び図3に示すように、生体11f内に重金属及び油脂12が含まれる生物体11又は上記生体11fと重金属を溶解してイオン化する硫酸溶液、塩酸溶液、水酸化ナトリウム溶液又は塩化ナトリウム溶液からなる電解液13とが貯留された浸漬槽14と、浸漬槽14から送出された電解液13が貯留されかつ生物体11又は生体11fから離脱して分散する油脂12を含む電解液13に超音波振動を与える油脂凝集用振動子42が底部に設けられた油脂分離槽16と、油脂分離槽16の上部に設けられ油脂凝集用振動子42により電解液13面に浮上した油脂12を油脂分離槽16から排出する油脂排出手段17と、油脂分離槽16から送出された電解液13が貯留されかつ陽極51及び陰極52が所定の間隔をあけて配設された電解槽18と、陽極51及び陰極52に電気的に接続され陽極51及び陰極52間に所定の電圧を印加して電解液13中に溶出した重金属の陽イオンを陰極52に析出させる直流電源53と、浸漬槽14の電解液13を油脂分離槽16を介して電解槽18に送出し電解槽18の電解液13を浸漬槽14に戻す循環手段56とを備えた生物体に含まれる重金属の除去装置である。 【0006】この請求項1に記載された重金属の除去装置では、生体11f内に含まれる重金属は浸漬槽14の電解液13に浸漬することにより徐々に電解液13中に溶出して陽イオンとなり、また生体11f内に含まれる油脂12は電解液13に分散し、この陽イオンが溶出しかつ油脂が分散した電解液13は循環手段56により油脂分離槽16に送出される。この電解液13には油脂凝集用振動子42により超音波振動が与えられ、電解液13中の油脂12が凝集して電解液13表面に浮上する。電解液13表面に浮上した油脂12は油脂排出手段17により油脂分離槽16から排出され、油脂12が除去された電解液13は電解槽18に送出される。電解槽18では直流電源53により陽極51及び陰極52間に所定の電圧が印加され、電解液13中の重金属の陽イオンが陰極52に析出して除去される。この電解液13は循環手段56により浸漬槽14に戻される。 【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1及び図3に示すように、浸漬槽14の底部に生物体11又は生体11fに超音波振動を与える浸透用振動子32が設けられたことを特徴とする。この請求項2に記載された重金属の除去装置では、浸透用振動子32により浸漬槽14内の生物体11又は生体11fに超音波振動が与えられるので、電解液13が生物体11又は生体11fに速やかに浸透し、生物体11又は生体11f内に含まれる重金属が陽イオンとなって速やかに電解液13に溶出し、更に生物体11又は生体11f内の油脂12が生体11fから離脱して電解液13に分散する。 【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、更に図1又は図9に示すように、電解槽18の底部又は陰極82の下面に陰極52又は82に超音波振動を与える電極洗浄用振動子54又は94が設けられたことを特徴とする。この請求項3に記載された重金属の除去装置では、電極洗浄用振動子54又は94により陽極51及び陰極52又は陰極82に超音波振動が与えられるので、陽極51及び陰極52表面又は陰極82表面に付着した油脂12や水素の気泡が速やかに陽極51及び陰極52又は陰極82から離脱し、陽極51及び陰極52又は陰極82の表面は常に清浄な状態に保たれる。 【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれか記載の発明であって、更に図1〜図3に示すように、浸漬槽14が生物体11又は生体11fの搬送方向に沿って延びて形成され、生物体11又は生体11fが複数のバケット25に収容され、複数のバケット25が搬送手段26により所定の間隔をあけて生物体11又は生体11fの搬送方向に沿って搬送され、複数のバケット25の搬送時に複数のバケット25内の生物体11又は生体11fが浸漬槽14の電解液13に浸漬されるように構成されたことを特徴とする。この請求項4に記載された重金属の除去装置では、生物体11又は生体11fからの重金属除去処理や、生物体11又は生体11fの脱脂処理を連続的にかつ自動的に行うことができ、大量の生物体11又は生体11fを処理するのに適する。 【0010】請求項5に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、更に図7に示すように、生物体又は生体11fがバケット75に収容され、バケット75がバケット昇降手段71により浸漬槽74に挿入されかつ引上げられ、バケット75の浸漬槽74への挿入時にバケット75内の生物体又は生体11fが浸漬槽74の電解液13に浸漬されるように構成されたことを特徴とする。この請求項5に記載された重金属の除去装置では、生物体又は生体11fからの重金属除去処理や、生物体又は生体11fの脱脂処理を少ない量の電解液13で行うことができ、少量の生物体又は生体11fを処理するのに適する。 【0011】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。生体内に重金属を含む生物体としてはホタテガイ、イカ等の魚貝類(水産物)や、動物、農産物又は植物等の生物体を挙げることができ、重金属としてはカドミウム、鉛、ヒ素、水銀、銅、亜鉛、ニッケル、クロム、マンガン、コバルト等の重金属を挙げることができる。また重金属を含む生体としては、ホタテガイやイカの魚貝類等の臓物、例えば図3に示すホタテガイ11の生体11fとしては、ウロと呼ばれる中腸腺11cや貝柱11a側面に付着する腎臓11e等を挙げることができる。なお、図3の符号11bは靱帯であり、符号11dはヒモと呼ばれる外套膜である。図1に示すように、重金属の除去装置10は重金属及び油脂12が含まれる生体11fと重金属を溶解してイオン化する電解液13とが貯留された浸漬槽14と、浸漬槽14から送出された電解液13が貯留された油脂分離槽16と、油脂分離槽16の上部に設けられた油脂排出手段17と、油脂分離槽16から送出された電解液13が貯留された電解槽18とを備える。 【0012】浸漬槽14は生体11fの搬送方向に沿って延びて形成され、浸漬槽14のバケット出口14aには第1水切り板21を介して浸漬槽14と略同一形状に形成された洗浄槽19のバケット入口19aが接続される(図2)。洗浄槽19には水23又は中和剤が貯留され、洗浄槽19のバケット出口19bには第2水切り板22が設けられる。生体11fは複数のバケット25に収容され(図1及び図2)、これらのバケット25は電解液13及び水23又は中和剤が通過可能にかつ生体11fが通過不能に網状又は格子状に形成された籠であり、底網25aが開閉可能に構成される。また浸漬槽14の上方にはこの浸漬槽14の長手方向に沿ってバケット25を所定の間隔をあけて搬送可能な搬送手段26が設けられる。搬送手段26はこの実施の形態ではリフト式コンベヤであり、生体11fの搬送方向に沿って設けられた伏せC字状のレール27と、このレール27内を転動可能な複数の軸付ローラ28と、これらの軸付ローラ28の軸部28aから垂下されたフック29と、複数の軸部28aを所定の間隔をあけて連結するチェーン31とを有する。 【0013】レール27は長円状に形成され、浸漬槽14及び洗浄槽19の上方に設けられた往路部27a(図2)と、浸漬槽14及び洗浄槽19の上方から外れた位置に往路部27aとほぼ平行に設けられた復路部(図示せず)と、往路部27a及び復路部の両端を連結する一対の連結部(図示せず)とからなる。往路部27aには浸漬槽14及び洗浄槽19のバケット入口14a,19aに対向して第1及び第2下り傾斜部27b,27cがそれぞれ形成され、浸漬槽14及び洗浄槽19のバケット出口14b,19bに対向して第1及び第2登り傾斜部27d,27eがそれぞれ形成される。また第1下り傾斜部27bと第1登り傾斜部27dとの間には第1ロア水平部27fが形成され、第2下り傾斜部27cと第2登り傾斜部27eとの間には第2ロア水平部27gが形成される。図2の符号27h,27i及び27jは第1、第2及び第3アッパ水平部である。また複数のフック29には複数のバケット25がそれぞれ吊下げられ、チェーン31は図示しないが駆動スプロケットを介して減速機付モータにより駆動される。これにより軸付ローラ28がレール27の内面を転動し、フック29に吊下げられたバケット25が所定の間隔をあけかつ所定の速度で生体11fの搬送方向に沿って搬送されるように構成される。なお、上記搬送速度はバケット25内の生体11fの電解液13への浸漬時間が4〜24時間になるように設定される。 【0014】浸漬槽14の底部には生体11fに超音波振動を与える複数の浸透用振動子32が所定の間隔をあけて設けられる。これらの浸透用振動子32は図5に詳しく示すように、一対の腕部32a,32aを有し、磁歪型又はπ型と呼ばれる略逆U字状のフェライト振動子である。この振動子32の上面にはエキスポーネンシャルホーン33が貼着され、このホーン33の先端が振動板34に接触するように構成される。また振動子32の一対の腕部32a,32aにはコイル36が巻回され、一対の腕部32a,32a間にはバイアス用磁石37が挿入される。コイル36は超音波用電源38に接続される、即ち整合回路38a、出力回路38b、超音波発振回路38c及び電源回路38dを介して交流電源に接続される。上記超音波発振回路38c及び出力回路38bにてコイル36への発振周波数及び出力がそれぞれ調整可能に構成される。発振周波数及び出力が調整された電流がコイル36に流れると、振動子32に上記電流に応じた交番磁界が発生し、振動板34を介して電解液13中の生体11fに所定の周波数及び所定の振幅で超音波振動を与えるように構成される。なお、超音波振動の周波数は18kHz〜60kHzの範囲に設定され、その電力は0.5〜4kW/cm2の範囲に設定されることが好ましい。 【0015】一方、洗浄槽19の底部にも生体11fに超音波振動を与える生体洗浄用振動子39が所定の間隔をあけて設けられる(図2)。生体洗浄用振動子39は上記浸透用振動子32と同一に構成され、上記と同様に超音波用電源38に接続される(図5)。また洗浄槽19のバケット出口19b近傍にはスクリューコンベヤ41が設けられる。このコンベヤ41はバケット25から落下した生体11fを受けるホッパ部41aと、ホッパ部41aに連設され水平に延びるガイド筒41bと、ガイド筒41bに回転可能に挿入された軸部41cと、軸部41cの外周面に螺旋状に固着された羽根部41dと、軸部41cを駆動するモータ部41eとを有する。 【0016】電解液13としては硫酸溶液、水酸化ナトリウム溶液、塩化ナトリウム溶液、塩酸溶液又は硝酸溶液等を挙げることができる。電解液13として硫酸溶液を用いた場合、この硫酸溶液の濃度は0.5〜20容量%、好ましくは1〜3容量%の範囲内に設定される。濃度を0.5〜20容量%としたのは、濃度が0.5容量%未満では生体11f内に含まれる重金属を効率的に陰極52(図1)に析出できず、また濃度が20容量%を越えると上記生体11fが変質したり、重金属を除去した後の生体11fの中和処理に多くの時間を要する不具合があるからである。なお、電解液13の温度は常温〜40℃の範囲に設定されることが好ましい。40℃を越えると生体11fが煮えてしまうためである。また洗浄槽19に水23ではなく中和剤を貯留する場合には、酸性の電解液に対してはアルカリ性の中和剤が用いられ、アルカリ性の電解液に対しては酸性の中和剤が用いられる。 【0017】油脂分離槽16の下部には生体11fから離脱して分散する油脂12を含む電解液13に超音波振動を与える油脂凝集用振動子42が設けられる(図1)。この振動子42は上記浸透用振動子32と略同一に構成され、上記と同様に超音波用電源38に接続される(図5)。この振動子42により油脂分離槽16内の電解液13に所定の周波数及び所定の振幅で超音波振動が与えられ、電解液13中に分散している油脂12を凝集するように構成される。図1の符号43は油脂分離槽16内に設けられ超音波振動を効率良く電解液13に伝搬させる反射板である。 【0018】油脂排出手段17は下端が油脂分離槽16の電解液13の液面に接し上端が油脂回収槽44に臨むように傾斜して設けられたベルトコンベヤ46と、このコンベヤ46のベルト46c外周面に所定の間隔をあけて突設された多数のスキーマ47と、上記コンベヤ46と同一角度で傾斜し油脂分離槽16の略中央から油脂回収槽44の上方に延びるガイド板48とを有する(図1)。ベルトコンベヤ46は油脂回収槽16の上方に設けられ減速機付モータ(図示せず)により駆動される駆動プーリ46aと、油脂分離槽16の電解液13面に接するように設けられた従動プーリ46bと、これらのプーリ46a,46bに掛け渡された無端のベルト46cとからなる。 【0019】電解槽18には陽極51及び陰極52が所定の間隔をあけかつ交互に配設され、陽極51及び陰極52はこの実施の形態では板状に形成される(図1及び図4)。隣接する陽極51及び陰極52間には電気絶縁性の間隔保持具(図示せず)が介装され、この間隔保持具により隣接する陽極51及び陰極52が接触せず上記所定の間隔が保持されるように構成される。陽極51及び陰極52は、グラファイト、導電性フェライト、プラチナ、金、チタン、カーボン、ステンレススチール、カドミウム、銅、亜鉛、アルミニウム、これらの金属の合金、金薄膜が表面に形成されたチタン、不溶性金属である白金薄膜が表面に形成されたチタン、グラファイト薄膜が表面に形成されたチタン、カドミウムが表面に形成された銅等により形成される。更に浸漬槽14、洗浄槽19、油脂分離槽16及び電解槽18はガラス、塩化ビニール樹脂、ポリスチロール樹脂、ポリエチレン樹脂、FRP又はアクリル樹脂によりそれぞれ形成される。 【0020】陽極51は直流電源53のプラス端子に接続され、陰極52はマイナス端子に接続される(図1)。この直流電源53により陽極51及び陰極52間に所定の電圧が印加され、電解液13中に溶出した重金属の陽イオンを陰極52に析出させるように構成される。陽極51及び陰極52間には−V1の電圧が印加される、即ち図6(a)に示すように陽極51が接地され、かつ陰極52に−V1の直流電圧が印加される。V1は1.5〜28V、更に1.5〜12Vに設定されることが好ましく、このときの電流は200〜20000A、更に1000〜2000Aに設定されることが好ましい。この電流は生体11f内の重金属の含有量及び生体11fの処理量により適宜変えられる。また2000Aを越える電流を流すと、電解液13の温度が上昇し生体11fが煮えてしまうおそれがある。電解槽18の底部に陽極51及び陰極52に超音波振動を与える電極洗浄用振動子54が設けられる。この振動子54は上記浸透用振動子32と略同一に構成され、上記と同様に超音波用電源38に接続される(図5)。この振動子54により電解槽18内の電解液13を介して陽極51及び陰極52に所定の周波数及び所定の振幅で超音波振動が与えられ、陽極51及び陰極52の表面に付着した油脂12や陰極52の表面に付着した水素の気泡(図示せず)を離脱させるように構成される。 【0021】浸漬槽14と油脂分離槽16と電解槽18とは循環手段56により連通接続される(図1)。これらの槽14,16,18の上部側面には電解液13の液出口14d,16b,18bがそれぞれ形成され、下部側面には電解液13の液入口14c,16a,18aがそれぞれ形成される。浸漬槽14の液出口14dは第1オーバフローパイプ57aを介して第1ポンプ58aの吸入口に接続され、第1ポンプ58aの吐出口は第1供給パイプ59aを介して油脂分離槽16の液入口16aに接続される。また油脂分離槽16の液出口16bは第2オーバフローパイプ57bを介して第2ポンプ58bの吸入口に接続され、第2ポンプ58bの吐出口は第2供給パイプ59bを介して電解槽18の液入口18aに接続される。更に電解槽18の液出口18bは第3オーバフローパイプ57cを介して第3ポンプ58cの吸入口に接続され、第3ポンプ58cの吐出口は第3供給パイプ59cを介して浸漬槽14の液入口14cに接続される。上記第1〜第3ポンプ58a〜58cは図示しない電動機により駆動される。浸漬槽14に貯留された電解液13は循環手段56の第1ポンプ58aにより油脂分離槽16に送出され、油脂分離槽16に貯留された電解液13は第2ポンプ58bにより電解槽18に送出され、更に電解槽18に貯留された電解液13は第3ポンプ58cにより浸漬槽14に戻されるように構成される。図1及び図2の符号60は浸漬槽14、油脂分離槽16、電解槽18及び洗浄槽19の上方に設けられ電解液13から蒸発したガスを受けるフードであり、符号60aは上記ガスを排出するダクトである。 【0022】なお、この実施の形態では、バケットに重金属を含む生体を収容したが、バケットに生体内に重金属を含む生物体自体を収容してもよい。また、この実施の形態では、搬送手段としてリフト式コンベヤを挙げたが、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ又はその他の搬送手段を用いてもよい。また、この実施の形態では、磁歪型又はπ型の振動子を挙げたが、圧電セラミック等の電歪型の振動子を用いてもよい。また、この実施の形態では、振動子にエキスポーネンシャルホーンを貼着したが、コニカルホーン又はその他のホーンを貼着してもよく、これらのホーンを貼着せずに振動子を直接振動板に貼着してもよい。また振動板を用いずに振動子を浸漬槽等の底壁下面に上記ホーンを介して或いは直接貼着してもよい。更に、陽極及び陰極間には図6(b)又は(c)に示すように電圧を印加してもよい。図6(b)に示す場合は、陽極に+V2のバイアス電圧が印加され、かつ陰極に−V1の直流電圧が印加される。図6(c)に示す場合は、陽極に0〜+V2のバイアス電圧が印加され、かつ陰極に0〜−V1の電圧が印加され、これらの電圧の繰返し周波数は5〜1000Hzに設定されることが好ましい。上記V2は0〜1.5V、V1は1.5〜28Vの範囲に設定されることが好ましい。 【0023】このように構成された重金属の除去装置の動作を説明する。予め浸漬槽14、油脂分離槽16及び電解槽18に電解液13を貯留し、循環手段56の第1〜第3ポンプ58a〜58cを作動して上記電解液13を循環させ、搬送手段26を所定の速度で作動させておく。この状態で生物体11(図3)から取出された生体11f(図1〜図3)をバケット25に収容し、このバケット25を搬送手段26のフック29に吊下げる(図1及び図2)。このバケット25は搬送手段26により搬送され、浸漬槽14のバケット入口14aで徐々に下降してバケット25内の生体11fは浸漬槽14の電解液13に浸漬される。このときバケット25内の生体11fには浸透用振動子32により超音波振動が与えられ、またバケット25は生体11fとともに所定の速度で電解液13中を移動するので、電解液13が生体11fに速やかに浸透し、生体11f内に含まれる重金属が陽イオンとなって速やかに電解液13に溶出し、更に生体11f内の油脂12が生体11fから離脱して電解液13に分散する。このように浸透用振動子32を用いることにより、電解液13の濃度を極めて薄くできるので、生体11fの洗浄時間を短縮できる。。 【0024】浸漬槽14の電解液13は第1ポンプ58aにより第1オーバフローパイプ57a及び第1供給パイプ59aを介して油脂分離槽16に送出される。油脂分離槽16内の電解液13には油脂凝集用振動子42の発生した超音波振動が反射板43により効率良く与えられるので、電解液13中に分散した油脂12は凝集して電解液13面に速やかに浮上する。電解液13面に浮上した油脂12はスキーマ47により掻き取られ、ガイド板48上を通って油脂回収槽44に回収される。油脂12が除去された電解液13は第2ポンプ58bにより第2オーバフローパイプ57b及び第2供給パイプ59bを介して電解槽18に送出される。この電解液13は下部から電解槽18に流入し、この電解液13には上昇流が発生するので、陽極51及び陰極52間に所定の電圧を印加すると、電解液13が電解槽18中を上昇しながら電解液13中の陽イオンが陰極52に析出する。この結果、電解槽18の底の電解液13に含まれる陽イオン濃度が最も高く、電解槽18を上昇するに従って陽イオン濃度が低くなり、陽イオン濃度の低くなった電解液13が電解槽18の上部の液出口18bから排出される。この排出された電解液13は第3ポンプ58cにより第3オーバフローパイプ57c及び第3供給パイプ59cを介して浸漬槽14に戻される。 【0025】また電解槽18中の電解液13には僅かに油脂12が分散している場合があり、この油脂12が陽極51及び陰極52表面に付着する場合がある。また陰極52表面には水素の気泡が付着する場合がある。しかし電極洗浄用振動子54により陽極51及び陰極52に超音波振動が与えられるので、上記油脂12や水素の気泡が速やかに陽極51及び陰極52から離脱し、陽極51及び陰極52の表面は常に清浄な状態に保たれる。この結果、電解液13を流れる電流密度の低下を防止できるので、重金属の陽イオンの陰極52への析出効率が低下することはない。 【0026】一方、浸漬槽14に浸漬されたバケット25は浸漬槽14のバケット出口14b近傍で徐々に上昇し、第1水切り板21の上方に至る。この第1水切り板21の上方でバケット25内の生体11fに付着した余分な電解液13が落下して除去される。次いでバケット25は洗浄槽19のバケット入口19a近傍で徐々に下降し、バケット25内の生体11fは洗浄槽19の水23又は中和剤に浸漬される。このときバケット25内の生体11fには生体洗浄用振動子39により超音波振動が与えられるので、生体11f内の電解液13が速やかに生体11f内から排出される。この結果、生体11fの洗浄を更に短時間で行うことができる。なお、生体11fを洗浄した後の水23等は排水処理装置(図示せず)により所定の水質基準値内になるように処理された後に、河川等に排出される。 【0027】洗浄槽19のバケット出口19b近傍に達したバケット25は徐々に上昇し、第2水切り板22の上方で生体11fから余分の水23等が除去される。このバケット25がスクリューコンベヤ41の上方に到来すると、底網25aが自動的に又は手動で開いてバケット25内の生体11fがホッパ部41aに落下する。このホッパ41a内の生体11fはスクリューコンベヤ41にて搬送され、箱付台車(図示せず)等に収容される。なお、洗浄された生体11fは農産物の肥料や家畜の飼料等として用いられる。またこの実施の形態の装置では、生体11fからの重金属除去処理及び生体の脱脂処理を連続的にかつ自動的に行うことができるので、大量の生体11fを処理するのに適する。 【0028】図7は本発明の第2の実施の形態を示す。図7において図2と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、生体11fがバケット75に収容され、バケット75がバケット昇降手段71により浸漬槽74に挿入されかつ引上げられ、更にバケット75の浸漬槽74への挿入時にバケット75内の生体11fが浸漬槽74の電解液13に浸漬されるように構成される。バケット75は上記第1の実施の形態のバケットと略同一に形成され、浸漬槽74はバケット75より一回り大きく形成される。バケット昇降手段71は第1車輪71aを有する第1昇降レール71bと、このレール71bに沿って昇降しかつバケット75を係止可能な第1アーム71cとを有する。第1アーム71cは手動又は電動により第1昇降レール71bに沿って昇降するように構成される。浸漬槽74の底部には第1の実施の形態と同様に浸透用振動子32が設けられる。 【0029】また浸漬槽74には撹拌機73が挿入され、この撹拌機73は撹拌機昇降手段72により浸漬槽74に挿入されかつ引上げられるように構成される。撹拌機昇降手段72は上記バケット昇降手段71と略同様に構成され、第2車輪72aを有する第2昇降レール72bと、このレール72bに沿って昇降しかつ先端に撹拌機73が固定される第2アーム72cとを有する。更に浸漬槽74は図示しないが第1の実施の形態と同様に、循環手段により油脂分離槽及び電解槽に連通接続され、浸漬槽で重金属除去処理及び脱脂処理された生体11fは図示しないが第1の実施の形態と同様の洗浄槽又はこの実施の形態の浸漬槽と略同一の形状の洗浄槽に浸漬されて洗浄されるように構成される。 【0030】このように構成された重金属の除去装置の動作を説明する。先ず生体11fを収容したバケット75をバケット昇降手段71の第1アーム71cに係止した状態で、昇降手段71を浸漬槽74近傍まで搬送し、第1アーム74cをバケット75ともに所定の高さまで上昇させる。この昇降手段71を更に浸漬槽74に近付けてバケット75を浸漬槽74の上方に位置させ、第1アーム71cを下降させると、バケット75が生体11fとともに浸漬槽74の電解液13に浸漬される。次いで撹拌機昇降手段72を浸漬槽74近傍まで搬送し、第2アーム72cを撹拌機73とともに所定の高さまで上昇させる。この昇降手段72を更に浸漬槽74に近付けて撹拌機73を浸漬槽74の上方に位置させ、第2アーム72cを下降させると、撹拌機73の羽根73aが浸漬槽74の電解液13に浸漬される。この状態で浸透用振動子32により生体11fに超音波振動を与えるとともに、撹拌機73により電解液13を撹拌する。この結果、電解液13が生体11fに速やかに浸透し、生体11f内に含まれる重金属が陽イオンとなって速やかに電解液13に溶出し、更に生体11f内の油脂が生体11fから離脱して電解液13に分散する。 【0031】重金属が溶出しかつ油脂が分散した電解液13は図示しないが第1の実施の形態と同様に、油脂分離槽に送出されて油脂が分離された後、電解槽に送出されて電解液中の重金属の陽イオンが陰極に析出し、更に浸漬槽74に戻される。所定時間経過後、撹拌機73を浸漬槽74から引上げた後、生体11fが収容されたバケット75を引上げ、このバケット75は生体11fとともにて洗浄槽に浸漬し、バケット75内の生体を洗浄する。この実施の形態の装置は生体11fからの重金属除去処理や生体11fの脱脂処理を少ない量の電解液13で行うことができ、少量の生体11fを処理するのに適する。 【0032】図8は本発明の第3の実施の形態を示す。図8において図4と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、陽極81及び陰極82が丸棒状に形成され、所定の間隔をあけかつ交互に電解槽18に配設される。例えば陽極81が縦に3本ずつ所定の間隔をあけて2列配設され、陰極82が上記2列の陽極81の両側及び間に4本ずつ所定の間隔をあけて3列配設される。陽極81及び陰極82の直径は20〜45mmの範囲に形成されることが好ましい。陽極81は直流電源53のプラス端子に接続され、陰極82はマイナス端子に接続される。また陽極81及び陰極82の材質は第1の実施の形態の陽極及び陰極と同一である。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。このように構成された重金属の除去装置では、陽極及び陰極の点検・交換時に全ての陽極及び陰極を取出さなければならない上記第1の実施の形態と比較して、この実施の形態では陽極81及び陰極82を列毎に取出せるので、陽極81及び陰極82の点検・交換を容易に行うことができる。上記以外の動作は第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。 【0033】図9は本発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態では、電極洗浄用振動子94が電解槽の底部ではなく、複数の陰極82の下面にそれぞれ貼着される。上記以外は第3の実施の形態と同一に構成される。このように構成された重金属の除去装置では、電解槽中の電解液に僅かに分散している油脂が陰極82表面に付着したり、或いは陰極82表面に水素の気泡が付着したりしても、電極洗浄用振動子94により陰極82に超音波振動が直接与えられるので、上記油脂や水素の気泡が速やかに陰極82から離脱し、陰極82の表面は常に清浄な状態に保たれる。この結果、電解液を流れる電流密度の低下を防止できるので、重金属の陽イオンの陰極82への析出効率が低下することはなく、重金属の陽イオンを効率良く陰極82に析出させることができる。なお、陽極表面にも油脂が付着する場合には、電極洗浄用振動子を陰極のみならず、陽極の下面に貼着してもよい。これにより陽極の表面も常に清浄な状態に保つことができる。 【0034】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、生体内に重金属及び油脂が含まれる生物体又は生体と重金属を溶解してイオン化する電解液とを浸漬槽に貯留し、油脂分離槽の下部に電解液に超音波振動を与える油脂凝集用振動子を設け、油脂分離槽の電解液面に浮上した油脂を油脂排出手段が排出し、直流電源が電解槽内の陽極及び陰極間に所定の電圧を印加して電解液中に溶出した重金属の陽イオンを陰極に析出させ、更に循環手段が電解槽の電解液を浸漬槽に戻すように構成したので、先ず生体内に含まれる重金属は浸漬槽の電解液中に溶出して陽イオンとなり、生体内に含まれる油脂は電解液に分散し、この電解液は油脂分離槽に送出される。次に油脂凝集用振動子により油脂分離層内の電解液に超音波振動が与えられるので、電解液中の油脂が凝集して電解液面に浮上した後、油脂排出手段により油脂分離槽から排出される。更に油脂が除去された電解液は電解槽に送出され、陽極及び陰極間に所定の電圧が印加されることにより、重金属の陽イオンが陰極に析出し、電解槽中の電解液から上記陽イオンが除去されて浸漬槽に戻される。この結果、陰極及び陽極に油脂が殆ど付着しないで、電解液を流れる電流密度が低下せず、電解液からの重金属の陽イオンの析出効率が低下することはない。 【0035】また浸漬槽の底部に生物体等に超音波振動を与える浸透用振動子を設ければ、浸透用振動子により発生する超音波振動により、電解液が生物体又は生体に速やかに浸透し、生体内に含まれる重金属が陽イオンとなって速やかに電解液に溶出し、更に生体内に含まれる油脂が生物体等から離脱して電解液に分散する。この結果、生物体等内の重金属の電解液への溶出速度を高めることができるとともに、生物体等の脱脂を速やかに行うことができる。また電解槽の底部又は陰極の下面に陰極に超音波振動を与える電極洗浄用振動子を設ければ、陽極及び陰極又は陰極の表面を常に清浄な状態に保つことができ、電解液を流れる電流密度の低下を防止できるので、重金属の陽イオンの陰極への析出効率は低下しない。 【0036】また浸漬槽を生物体等の搬送方向に沿って延びて形成し、生物体等が収容されたバケットを搬送手段が生物体等の搬送方向に搬送し、更にバケットの搬送時にバケット内の生物体等を浸漬槽の電解液に浸漬するように構成すれば、生物体等からの重金属除去処理や生物体等の脱脂処理を連続的にかつ自動的に行うことができるので、大量の生物体等を処理する場合に適する。更に生物体等が収容されたバケットをバケット昇降手段が浸漬槽に挿入しかつ引上げ、バケットの浸漬槽への挿入時にバケット内の生物体等を浸漬槽の電解液に浸漬するように構成すれば、生物体等からの重金属除去処理や生物体等の脱脂処理を少ない量の電解液で行うことができ、少量の生物体等を処理する場合に適する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398050010 【氏名又は名称】ユニレックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月11日(1998.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085372 【弁理士】 【氏名又は名称】須田 正義
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| 【公開番号】 |
特開2000−83603(P2000−83603A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−257766 |
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