| 【発明の名称】 |
加工肉の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】本田 将大
【氏名】戸澤 孝大
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 畜肉を炭酸塩溶液及び/または炭酸水素塩溶液に一定時間接触させ、当該溶液を肉中に浸透させて、水中でボイル、あるいは蒸し、またはソテーした後、加圧加熱殺菌する事を特徴とする、レトルト肉の食感改善方法【請求項2】 炭酸塩及び/または炭酸水素塩の0.1〜5.0重量%溶液に3時間以上浸漬することを特徴とする請求項1に記載のレトルト肉の食感改善方法【請求項3】 沸騰した炭酸塩及び/または炭酸水素塩の0.1〜5.0重量%溶液で畜肉をボイルした後、加圧加熱殺菌する事を特徴とする、レトルト肉の食感改善方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は畜肉の軟化処理方法に関わるものである。本発明による処理剤は、水溶液の形で使用され、ボイル等の加熱処理時あるいは加圧加熱殺菌時の肉の収縮を抑制して、肉汁性が良くなるので、食肉の加工に利用される。 【0002】 【従来の技術】 近年、加工食品に対する品質の向上が望まれており、肉類についても、焼く、炒める、揚げるなどの調理方法に拘らず、適度な軟らかさを有し、肉汁に富んだ状態で食べられることが要求されている。しかしながら、畜肉はボイル等の加熱処理をすると、収縮して硬化するとともに、肉汁性の乏しいものになってしまい、さらに、加圧加熱殺菌処理をすると、より肉汁性が乏しくパサパサになってしまうという問題点があった。従来から、肉を軟らかくする方法には、様々な方法が知られている。例えば、有機酸モノグリセリドを使用する方法(特開昭49−20353号公報)、レシチンを添加した植物性液状油脂に肉を漬け込む方法(特開昭54−62356号公報)、カルシウム塩に重炭酸ナトリウムと、HLB10以上の乳化剤との少なくとも一方を加えた軟化剤を使用する方法(特開平4−148663号公報)、塩類等を使用する方法(特開昭61−239862号、および特開平4−36167号公報)、蛋白質分解酵素を使用する方法(特開昭59−151839号、特開平4−278063号、特開平5−7476号、特開平5−252911号各公報)、炭素数6以上のカルボン酸またはその塩と蛋白質分解酵素を併用する方法(特開平9−262067号公報)、炭酸ナトリウムに有機酸、食塩、卵白エキス、白子蛋白エキス等を配合する方法(特開平9−209号公報)、軟化剤として、クエン酸ナトリウムを使用する方法(特開平9−2675497号公報)などがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、本発明者の検討では、有機酸モノグリセリドを使用する方法、レシチンを添加した植物性液状油脂に肉を漬け込む方法、カルシウム塩に重炭酸ナトリウムと、HLB10以上の乳化剤との少なくとも一方を加えた軟化剤を使用する方法、塩類等を使用する方法は、加熱加圧殺菌処理後はもとより、加熱処理後においても軟化能力が低く、また、蛋白質分解酵素を使用する方法、炭素数6以上のカルボン酸またはその塩と蛋白質分解酵素を併用する方法は、肉組織表面は軟化するものの、肉組織内部への浸透性がさほど良好ではないため、ボイル等の加熱処理後の軟化能力は幾分高くなるものの、加熱加圧殺菌処理においては十分満足できる食感のものが得られない。軟化剤としてクエン酸ナトリウムを使用する方法は、ボイル後の軟化能力は更に高くなるが、加圧加熱殺菌後の食感はさほど良好ではない。また、炭酸ナトリウムに有機酸、食塩、卵白エキス、白子蛋白エキス等を配合する方法はボイル等の加熱処理後の軟化能力も高く、加圧加熱殺菌後の食感も改善されるが、処理剤の調製が煩雑な上、卵白エキスや白子蛋白エキスのような高分子成分を肉組織中に浸透させるため、タンブリング等の操作を必要とし、軟化処理に手間がかかる。また、白子蛋白エキスを使用するためコストも高くなる。本発明の目的は、加熱処理、加圧加熱殺菌処理した後も肉質が軟らかく、肉汁性の良い畜肉を簡便な処理で、安価に提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は、畜肉を炭酸塩溶液及び/または炭酸水素塩溶液に浸漬し、常法により加熱処理をすると肉質の硬化を抑制し、更に加圧加熱殺菌処理を施しても効果を保つという知見に基づいてなされたものである。 【0005】即ち本発明は、畜肉を炭酸ナトリウムをはじめとする炭酸塩及び/または炭酸水素塩と一定時間接触させ、当該試薬を肉中に浸透させ加熱処理する事を特徴とする加熱処理肉の食感改善方法、更に、加圧加熱殺菌することを特徴とするレトルト肉の食感改善方法である。 【0006】本発明における畜肉とは、鶏肉、豚肉、牛肉などの生の畜肉を指す。また、冷凍肉の場合にはそのまま使用しても、あるいは解凍、半解凍してから使用してもかまわない。畜肉を加熱処理等加熱処理する場合には熱が通りやすくするために、適当な大きさにカットして行うのがよく、できうれば加熱調理で使用する大きさにカットしておくのが望ましい。 【0007】本願において炭酸塩及び/または炭酸水素塩とは、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等の炭酸塩及び/または炭酸水素塩をいう。 【0008】本発明においては、上記畜肉をまず、炭酸塩溶液及び/または炭酸水素塩溶液と一定時間接触させ、当該試薬を肉中に浸透させるのであるが、炭酸塩及び/または炭酸水素塩の濃度としては、0.1〜5.0%、好ましくは0.5〜2.0%がよい。0.1%を下回ると効果が弱く、逆に5.0%を上回ると、肉表面がゲル化しやすくなり、商品としての価値が減ずるからである。温度条件は、0℃〜40℃がよく、更に好ましくは衛生上から0℃〜5℃がよい。また接触時間としては、3時間以上、好ましくは14時間以上が良い。 【0009】本発明においては、炭酸塩及び/または炭酸水素塩を肉中に浸透させた後、ボイル、スチームまたはソテー(本願においてはこれらを加熱処理という)し、加圧加熱殺菌すれば良いのであって、その具体的な方法は特に限定されるものではないが、(a)畜肉を炭酸塩溶液及び/または炭酸水素塩溶液に一定時間浸漬した後、別の処理槽に移し沸騰水でボイルした後、加圧加熱殺菌するする方法、あるいは、(b)畜肉を沸騰した炭酸塩溶液及び/または炭酸水素塩溶液に入れ、そのまま加熱処理した後、加圧加熱殺菌する方法が好ましい。 【0010】 【実施例】 以下、実施例に基づき、本発明を具体的に説明する。 (実施例1)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸ナトリウムを水に溶解して1.0%水溶液を作製し、処理液とした。上記のカットした肉をポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(1Kg)の、処理液を導入し、袋口をシールした。これを4℃の冷蔵庫で15時間浸漬して、処理液を鶏肉にしみ込ませた。ついで、袋を開封し、肉塊を充分に液切りした。この処理済み肉を沸騰水5Kgに入れ、10分間のボイル処理を行った。ボイル後水冷し、水切りを十分行った後、重量測定を行った。さらに、このボイル肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0011】(実施例2)実施例1と同様にして、鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.0%炭酸ナトリウム水溶液5Kg中に入れ、10分間のボイル処理を行った。ボイル後水洗し、水切りを十分行った後、重量測定を行った。さらに、このボイル肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、実施例1と同様に、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0012】(実施例3)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸水素ナトリウムを水に溶解して1.5%溶液を作製し、実施例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0013】(実施例4)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.5%炭酸水素ナトリウム溶液5Kgの中に入れ、実施例2と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0014】(実施例5)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸アンモニウムを水に溶解して1.0%溶液を作製し、実施例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0015】(実施例6)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.0%炭酸アンモニウム溶液5Kgの中に入れ、実施例2と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0016】(実施例7)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸水素アンモニウムを水に溶解して1.5%溶液を作製し、実施例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0017】(実施例8)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.5%炭酸水素アンモニウム溶液5Kgの中に入れ、実施例2と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0018】(実施例9)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸カリウムを水に溶解して1.0%溶液を作製し、実施例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0019】(実施例10)鶏の胸肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.0%炭酸カリウム溶液5Kgの中に入れ、実施例2と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0020】(比較例1)実施例1と同様にして、鶏の胸肉1Kgを一口大にカットし、ポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(1Kg)の水を導入し、袋口をシールした。これを実施例1と同様に、4℃の冷蔵庫で15時間浸漬した後、袋を開封し、肉塊を充分に水切りした。これを実施例1と同様に沸騰水5Kgに入れ、10分間のボイル処理を行った。ボイル後水冷し、水切りを十分行った後、重量測定を行った。さらに、このボイル肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、実施例1と同様に、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0021】比較例1と、実施例1から実施例10で得られたボイル肉及びレトルト肉の歩留まりを測定した結果を表1に示した。なお、歩留まりは、ボイル前の総重量に対するボイル後総重量の割合、レトルト後総重量の割合として計算した。表1から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉とも、比較例1よりも歩留まりにおいて上回っている事がわかった。 【0022】 【表1】
【0023】また、比較例1と、実施例1から実施例10で得られたレトルト内を官能評価した結果を表2に示した。表2から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉とも、比較例1よりも肉質の軟らかさ、肉汁性において上回っている事がわかった。評価基準は肉の軟らかさ、肉汁性の良好なものを5点とした。 【0024】 【表2】
【0025】(実施例11)豚のもも肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸ナトリウムを水に溶解して1.0%溶液を作製し、処理液とした。上記のカットした肉をポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(1Kg)の処理液を導入し、袋口をシールした。これを4℃の冷蔵庫で15時間浸漬して、処理液を豚肉にしみ込ませた。次いで袋を開封し、肉塊を充分に液切りした。この処理済み肉を沸騰水5Kgに入れ、10分間のボイル処理を行った。ボイル後水冷し、水切りを十分行った後、重量測定を行った。さらにこのボイル肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0026】(実施例12)実施例11と同様にして、豚もも肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.0%炭酸ナトリウム水溶液5Kg中に入れ、10分間のボイル処理を行った。ボイル後水洗し、水切りを十分行った後、重量測定を行った。さらにこのボイル肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0027】(比較例2)実施例11と同様にして、豚もも肉1Kgを一口大にカットし、ポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(1Kg)の水を導入し、袋口をシールした。これを実施例11と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0028】比較例2、実施例11及び実施例12で得られたボイル肉及びレトルト肉の歩留まりを測定した結果を表3に示した。なお、歩留まりは、ボイル前の総重量に対するボイル後総重量の割合、レトルト後総重量の割合として計算した。表3から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉ともに、比較例1よりも歩留まりにおいて上回っている事がわかった。 【0029】 【表3】
【0030】また、比較例2、実施例11及び実施例12で得られたレトルト肉を官能評価した結果を表4に示した。表4から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉とも、比較例2よりも肉質の軟らかさ、肉汁性において上回っている事がわかった。評価基準は肉の軟らかさ、肉汁性の良好なものを5点とした。 【0031】 【表4】
【0032】(実施例13)牛のランプ肉1Kgを一口大にカットした。一方、炭酸ナトリウムを水に溶解して、実施例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0033】(実施例14)実施例13と同様にして、牛ランプ肉1Kgを一口大にカットした。これを沸騰している1.0%炭酸ナトリウム水溶液5Kg中に入れ、実施例2と同様の処理を行った後、重量測定、官能評価を行った。 【0034】(比較例3)実施例13と同様にして、牛ランプ肉1Kgを一口大にカットし、ポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(1Kg)の水を導入し、袋口をシールした。これを比較例1と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0035】比較例3、実施例13及び実施例14で得られたボイル肉及びレトルト肉の歩留まりを測定した結果を表5に示した。なお歩留まりは、ボイル前の総重量に対する、ボイル水切り後の総重量の割合、レトルト水切り後の割合として計算した。表5から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉とも、比較例3よりも、歩留まりにおいて上回っている事がわかった。 【0036】 【表5】
【0037】また、比較例3、実施例13及び実施例14で得られたレトルト肉を官能評価した結果を表6に示した。表6から明らかなように、本発明のボイル肉、レトルト肉ともに、比較例3よりも肉質の軟らかさ、肉汁性において上回っている事がわかった。評価基準は肉の軟らかさ、肉汁性の良好なものを5点とした。 【0038】 【表6】
【0039】(実施例15)豚もも肉200gを一口大にカットした。一方、炭酸ナトリウムを水に溶解して、1.0%水溶液を作製し、処理液とした。上記のカットした肉をポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(200g)の処理液を導入し、袋口をシールした。これを4℃の冷蔵庫で15時間浸漬して、処理液を豚肉にしみ込ませた。ついで、袋を開封し、肉塊を充分に水切りした。この処理済み肉を蒸し器に入れ、10分間の加熱処理を行った。蒸し後、水切りを行った後、重量測定を行った。さらにこの蒸し肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、加圧加熱殺菌(121℃、30分間)を行った後、レトルトパウチを開封し、肉塊を充分に水切りし、重量測定、官能評価を行った。 【0040】(比較例4)実施例15と同様にして、豚もも肉200gを一口大にカットし、ポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(200g)の水を導入し、袋口をシールした。これを実施例15と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0041】比較例4及び実施例15で得られた蒸し肉及びレトルト肉の歩留まりを測定した結果を表7に示した。なお歩留まりは、蒸し前の総重量に対する、蒸し後総重量の割合、レトルト後総重量の割合として計算した。表7から明らかなように、本発明の蒸し肉、レトルト肉いずれも、比較例4よりも、それぞれ歩留まりにおいて上回っている事がわかった。 【0042】 【表7】
【0043】また、比較例4及び実施例15で得られたレトルト肉を官能評価した結果を表8に示した。表8から明らかなように、本発明の蒸し肉、レトルト肉とも、比較例4よりもそれぞれ肉質の軟らかさ、肉汁性において上回っている事がわかった。評価基準は肉の軟らかさ、肉汁性の良好なものを5点とした。 【0044】 【表8】
【0045】(実施例16)牛ランプ肉200gを一口大にカットした。一方、炭酸ナトリウムを水に溶解して、1.0%水溶液を作製し、処理液とした。上記のカットした肉をポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(200g)の処理液を導入し、袋口をシールした。これを4℃の冷蔵庫で15時間浸漬して、処理液を牛肉にしみ込ませた。ついで、袋を開封し、肉塊を充分に水切りした。この処理済み肉を3gのサラダ油と共に3分間フライパンでソテーした。ソテー後余分の油を切って重量測定を行った。さらにこのソテー肉50gを水100gと共にレトルトパウチに入れ、実施例15と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0046】(比較例5)実施例16と同様にして、牛ランプ肉200gを一口大にカットし、ポリエチレン袋に入れ、肉重量と同量(200g)の水を導入し、袋口をシールした。これを実施例16と同様に処理した後、重量測定、官能評価を行った。 【0047】比較例5及び実施例16で得られたソテー肉及びレトルト肉の歩留まりを測定した結果を表9に示した。なお歩留まりは、ソテー前の総重量に対する、ソテー後の総重量の割合、レトルト後総重量の割合として計算した。表9から明らかなように、本発明のソテー肉、レトルト肉いずれも、比較例5よりも、それぞれ歩留まりにおいて上回っている事がわかった。 【0048】 【表9】
【0049】また、比較例5及び実施例16で得られたレトルト肉を官能評価した結果を表10に示した。表10から明らかなように、本発明のソテー肉、レトルト肉ともに比較例5よりもそれぞれ肉質の軟らかさ、肉汁性において上回っている事がわかった。評価基準は肉の軟らかさ、肉汁性の良好なものを5点とした。 【0050】 【表10】
【0051】 【発明の効果】 本発明における剤の水溶液により、畜肉を処理して肉組織内部に浸透させておくと、処理肉を加熱処理した場合のみならず、加圧加熱殺菌した場合も、肉の硬化を抑制し、肉汁性のよい食肉が得られ、歩留まりも向上する事がわかった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000228 【氏名又は名称】江崎グリコ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月21日(1998.12.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−78957(P2000−78957A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願平10−362041 |
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