| 【発明の名称】 |
健康食品 |
| 【発明者】 |
【氏名】于 延民
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| 【要約】 |
【課題】黒色食物を主成分とし、効能を損なうことなく、血圧上昇、体温上昇及び発汗等の副作用を少なくすることができる健康食品を提供する。
【解決手段】黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、及び黒松の実の粉状体からなる第1成分群と、黒棗、黒芋及び黒梅の粉状体の少なくとも1種から選択された第2成分群とを、全体として漢方医学理論における陰陽のバランスがとれた中性性状を示すように配合した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、及び黒松の実の粉状体からなる第1成分群に、黒棗、黒芋及び黒梅の粉状体の少なくとも1種から選択された第2成分群を配合して、全体を漢方医学理論における陰陽のバランスがとれた中性性状としたことを特徴とする健康食品。 【請求項2】枸杞の実、百合の実、及び蓮の実の粉状体の少なくとも1種から選択された第3成分群を含む請求項1記載の健康食品。 【請求項3】黒豆が20〜25重量%、黒胡麻が16〜22重量%、黒米が10〜15重量%、黒花梨が6〜12重量%、黒松の実が1〜2.2重量%、黒棗が10〜15重量%、黒芋が6〜12重量%、黒梅が0.2〜0.8重量%、枸杞の実が2.2〜6.5重量%、百合の実が3〜8重量%、蓮の実が2.2〜7.2重量%それぞれ配合されている請求項2記載の健康食品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は黒色食物を主成分とする健康食品に関する。 【0002】 【従来の技術】中国において古来より伝えられてきた健康食品の一つとして、「黒五類」と呼ばれるものがある。この黒五類は、黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、黒松の実の5種類の食物からなる粉状体を主成分とし、これらに赤棗や枸杞の実の粉状体を添加したものであり、低カロリー、ノンコレステロールでダイエットに適しており、食物繊維が豊富であるので便通を整える効果もある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、黒五類は、服用した際に、血圧上昇、体温上昇、発汗等の副作用が生じるという問題があった。この発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、黒色食物を主成分とし、効能を損なうことなく副作用を少なくすることができる健康食品を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するための、この発明の健康食品は、黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、及び黒松の実の粉状体からなる第1成分群に、黒棗、黒芋及び黒梅の粉状体の少なくとも1種から選択された第2成分群を配合して、全体を漢方医学理論における陰陽のバランスがとれた中性性状としたことを特徴とする(請求項1)。前記健康食品によれば、漢方医学理論的に陰陽のバランスが良く、全体として中性であるので、これを服用した場合に、血圧上昇、体温上昇、発汗といった副作用が生じるのが抑制される。すなわち、この発明は、前記黒五類の服用によって人体に副作用が生じる要因について鋭意研究した結果、当該黒五類が、全体として強い陽性を示す点に主たる要因があり、これを中性とすることにより前記副作用が生じるのを抑制することができるとの知見を得、かかる知見に基づいて完成したものである。 【0005】また、第2成分群の黒色食物には以下の効能がある。黒芋は食物繊維を多く含有し、便秘解消、コレステロールの合成の抑制、中性脂肪の低下等に効果を及ぼす。黒棗は、特に血液浄化、抗アレルギー作用を及ぼすものであり、胃腸の働きを活発にして、この健康食品の腸内での吸収を高める効果を及ぼす。黒梅については、特に免疫力を増大させる効果があり、クエン酸を含有しているので胃酸の分泌を促し、黒棗と同様にこの健康食品の腸内での吸収を高める効果がある。 【0006】請求項1記載の健康食品は、枸杞の実、百合の実、及び蓮の実の粉状体の少なくとも1種から選択された第3成分群を含むのが好ましく(請求項2)、これにより、中性性状がさらに安定する。また、枸杞の実及び百合の実を含有することで、肺等の呼吸器系の疾患に特に有効となる。 【0007】請求項2記載の健康食品は、黒豆が20〜25重量%、黒胡麻が16〜22重量%、黒米が10〜15重量%、黒花梨が6〜12重量%、黒松の実が1〜2.2重量%、黒棗が10〜15重量%、黒芋が6〜12重量%、黒梅が0.2〜0.8重量%、枸杞の実が2.2〜6.5重量%、百合の実が3〜8重量%、蓮の実が2.2〜7.2重量%それぞれ配合されているのが好ましい(請求項3)。これにより、陰陽のバランスを容易且つ安定的に確保することができるとともに、水や牛乳に溶かすだけで容易に飲むことができる。また、効能についても、従来の黒五類よりも優れた種々の効能をバランスよく発揮することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、黒松の実による5種類の黒色食物の粉状体からなる第1成分群に、黒棗、黒芋、及び黒梅による第2成分群と、枸杞の実、百合の実、及び蓮の実を加えた第3成分群とを配合し、全体を中性とした健康食品を作製した。この健康食品の各成分の配合割合及び性質は、以下の通りである。 第1成分群黒豆 22.5重量% 陽性黒胡麻 12.0重量% 陽性黒米 19.0重量% 中性黒花梨 9.0重量% 陰性黒松の実 1.5重量% 陽性第2成分群黒棗 12.5重量% 中性黒芋 8.0重量% 陰性黒梅 0.5重量% 陽性第3成分群枸杞の実 4.5重量% 中性百合の実 6.0重量% 陰性蓮の実 4.5重量% 陰性【0009】前記健康食品は、第1成分群が強い陽性を示すが、これに第2成分群を加えたことにより、全体として中性を示すものとなる。また、枸杞の実、百合の実、及び蓮の実からなる第3成分群については、前記黒棗、黒芋及び黒梅を配合した後の最終的な陰陽のバランス(中性)をより安定的に確保する上で特に有効となる。そして、前記健康食品は、陰陽2種類の成分だけでなく、中性成分も配合しているので、中性状態をより安定的に維持することができる。 【0010】前記健康食品の成分を分析した結果は、以下の通りである。 水分 4.8g/100gたんぱく質 14.1g/100g脂質 8.3g/100g灰分 2.4g/100g糖質 62.8g/100gエネルギー 382kcal/100g食物繊維 7.5g/100gナトリウム 25.0mg/100g鉄 19.7mg/100gカルシウム 150mg/100g総トコフェロール 9.8mg/100gα−トコフェロール 0.9mg/100gβ−トコフェロール 0.2mg/100gγ−トコフェロール 6.5mg/100gδ−トコフェロール 2.2mg/100g【0011】前記健康食品は、栄養価が高くてしかも低カロリーである。そして強力な抗酸化力を発揮するトコフェロール(ビタミンE)を多く含有し、便通を整え、コレステロールの合成を抑制したりする食物繊維を多量に含有している。なお、前記成分の分析試験では分析方法に起因して検出されなかったが、黒色食物の黒い色素成分の中にはアントシアニン等の抗酸化成分も多量に含まれている。この健康食品は、適度の甘味を有するココア風味のものにすることができ、水、お湯、牛乳等に溶かすだけで、抵抗なく飲むことができる。そして、添加物を含有することなく自然食品のみから構成されているので、安心して食することができる。 【0012】前記健康食品を、10歳から65歳の年齢層の10人が、1回20gずつ、延べ300回にわたって服用した結果、体温上昇、血圧上昇、発汗といった副作用が全く生じないことが確認された。次に、以下の(1) から(10)の症状を有する人が、毎日20gずつ30日間にわたって服用した結果を示す。 (1) 肥満気味で動脈硬化の進行している人総コレステロール値が206から198まで、トリグリセライド値が294から176まで低下した。 (2) 胃腸障害の人胃の痛みが軽減した。 (3) アルコール性肝炎の人血液のγGTP値が177から111に低下した。 (4) 肝炎の人GOT値が43から34に低下し、基準値を満たすようになった。GPT値が50から38に低下し、基準値を満たすようになった。 (5) 腎疾患のある人尿酸値が7.8から6.5まで低下した。 (6) 冷え性の人冷え性が解消した。 (7) 白髪の人白髪が黒くなった。 (8) 便秘がちの人便秘が解消された。 (9) 高血圧の人血圧が正常値まで低下した。 (10)視力の悪い人視力が良くなった。 【0013】以上のように各症状が改善したのは、前記健康食品の抗酸化力が高いためと考えられる。すなわち、前記健康食品は、多様な抗酸化成分をそれぞれ多量に含有する複数種類の黒色食物から構成されており、人体に性質の異なる複数種類の抗酸化成分が一度に供給され、相乗効果によって強力な抗酸化力が発揮され、活性酸素の酸化作用が効果的に防止されたと考えられる。また、組成物の黒芋等に多く含まれる食物繊維も、便秘の解消やコレステロールの合成の抑制に効果を及ぼしたと考えられる。黒棗、黒梅も胃腸の働きを活発にするので、胃腸障害や便秘の改善に効果を及ぼしたと考えられる。 【0014】なお、前記実施形態において、各成分の配合割合は、以下の範囲で適宜調整することが可能である。すなわち、黒豆は20〜25重量%、黒胡麻は16〜22重量%、黒米は10〜15重量%、黒花梨は6〜12重量%、黒松の実は1〜2.2重量%、黒棗は10〜15重量%、黒芋は6〜12重量%、黒梅は0.2〜0.8重量%、枸杞の実は2.2〜6.5重量%、百合の実は3〜8重量%、蓮の実は2.2〜7.2重量%の範囲で調整することができる。 【0015】前記実施形態において、第2成分群の黒色食物は、黒棗、黒芋、黒梅のうちの少なくとも1種が含まれていればよく、枸杞の実、百合の実、及び蓮の実の第3成分群についても、これらのうちの少なくとも1種が含まれていればよい。但し、何れにおいても、その成分割合を適宜調整して全体として中性にすることが必要であり、第2成分群の黒色食物を3種とも配合すると中性性状が安定するので、黒色食物を3種とも配合するのが好ましい。また、本発明の健康食品には、前記した8種類の黒色食物以外に、黒砂糖、ココア等の黒色食物をさらに配合することにしてもよい。この場合も全体として中性にすることが必要である。そして、前記実施形態では、本発明の健康食品を水、牛乳等に溶かして飲用する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、調味料としておひたし等の料理にふりかけてもよく、錠剤にして飲用することにしてもよい。さらに、本発明の健康食品はそうめん及びうどん等のめん類、ビスケット、クッキー、パン、ジャム、ココア等の食品の添加物として使用してもよい。 【0016】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の健康食品によれば、黒豆、黒胡麻、黒米、黒花梨、及び黒松の実の粉状体からなる第1成分群に、黒棗、黒芋及び黒梅の粉状体の少なくとも1種から選択された第2成分群を配合して、全体を漢方医学理論における陰陽のバランスがとれた中性性状としたので、これを服用した場合に、血圧上昇、体温上昇、発汗といった副作用が生じるのが抑制される。黒芋は食物繊維を多く含有し、便秘解消、コレステロールの合成の抑制、中性脂肪の低下等の作用を及ぼす。黒棗は、血液浄化、抗アレルギー作用を及ぼすものであり、黒梅は、免疫力を増大させる効果がある。黒棗、黒梅共に、胃腸の働きを活発にして前記健康食品の腸内での吸収を高める効果も及ぼす。 【0017】請求項2記載の健康食品によれば、枸杞の実、百合の実、及び蓮の実の粉状体の少なくとも1種から選択された第3成分群を含むので、中性性状がさらに安定する。また、枸杞の実及び百合の実を含有することで、肺等の呼吸器系の疾患に特に有効となる。 【0018】請求項3記載の健康食品によれば、陰陽のバランスを容易且つ安定的に確保することができるとともに、水や牛乳に溶かすだけで容易に飲むことができる。また、従来の黒五類よりも優れた種々の効能をバランスよく発揮することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397049147 【氏名又は名称】有限会社中国健康法国際学会
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| 【出願日】 |
平成10年9月2日(1998.9.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092705 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邊 隆文
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| 【公開番号】 |
特開2000−69936(P2000−69936A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月7日(2000.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−248525 |
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