| 【発明の名称】 |
健康飲料水 |
| 【発明者】 |
【氏名】野川 満之助
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| 【要約】 |
【課題】各種鉱物成分を非晶質として含有する黒曜石の健康面への利用を検討する。
【解決手段】黒曜石とタラの木の一部を水に浸漬し、該水溶液を煮出して飲料水を得る。この結果、今日食品の添加剤多用されるポリリン酸、フェチン酸及び水道水中の塩素等の除去効果があり、更に、この水溶液を飲用すると健康増進効果が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 黒曜石とタラの木の一部を水に浸漬し、該水溶液を煮出したことを特徴とする健康飲料水。 【請求項2】 センブリ及び/又はクマザサを加えた請求項1記載の健康飲料水。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、黒曜石を利用して食品添加物の除去及び健康増進を図る飲料水を提供するものである。 【0002】 【技術の背景】黒曜石とは、火成岩の溶岩が地表又はそれに近い場所で急に冷えて結晶することなく凝固したもので、多くは中に晶子という小さい不透明な粒が密集して黒色を呈し、鉱物学上石英安山岩に分類されるものである。 【0003】 【従来の技術】上記黒曜石に関連する技術として、特開昭55−20680号が存し、これには真珠岩、松脂岩、黒曜石を飲料水に浸漬しておくことによって水の酸度を中性化して細菌の発生と繁殖を防圧すると共に、上記鉱石より溶出する銀イオンの殺菌力と水の酸度の中性化によって細菌の発生を繁殖を防圧する相乗効果による飲料水の長期保存する旨の方法が示されている。 【0004】しかし、これは真珠岩の有する銀イオンの殺菌力を利用して飲料水の長期保存を図ったもので、黒曜石を正面から捉えて、例えばポリリン酸等食品添加物の除去を図る等の多面的利用方法を研究したものではなく、又、飲料水として飲用した場合の健康への好影響を見い出したものでもない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者は、各種鉱物成分を非晶質として含有する黒曜石の不可思議さに興味を持ち、長年黒曜石を鋭意研究を重ねてきた。その結果、黒曜石を溶出させた水溶液は、今日食品の賦形剤、変色防止剤等として多用されるポリリン酸、フェチン酸の除去効果があり、又、消毒剤としての水道水中の塩素等の除去効果があり、更に、この水溶液を飲用すると健康増進効果が得られることを見い出した。更に、黒曜石の水溶液への溶出効率を向上させると共に健康面での効果を増進させるのにタラの木が著効あることを見い出し本発明を完成させたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の対象とする黒曜石とは、上述の通り、鉱物学上石英安山岩に分類される火成岩の溶岩が地表又はそれに近い場所で急に冷えて結晶することなく凝固したものである。その物性は、硬度4.5〜5.5度、比重2.33〜2.42、屈折性単屈折性、屈折率1.48〜1.51を示す。 【0007】又、その成分の分析表は、下表の通りである。 【表1】
多くの鉱物性陽イオンを含むと共に、結晶水の含有割合の高さに特徴がある。 【0008】一方、タラの木は、幹に鋭いとげのある落葉低木で、その皮には α及びβ−taralin を含み、加水分解により oleonolic acidC30H43O3 ,ブドウ糖,グルクロン酸を生じ、タンニン,protocat−echuic acid C7H6O4,choline C5H15O2N などが含まれ、葉からは hederagenin が得られる。 【0009】上記黒曜石とタラの木を基に水溶液の調製を行い、先ず、黒曜石を破砕機等で粒状又は粉末状に加工し、これを水に浸漬する。その割合は、例えば、黒曜石50gに対し、水1.8Lとする。この粒状又は粉末状への加工は、黒曜石の水への溶出効率を高めるため目的に応じて適当大きさとするもので、浸漬容器に合わせて大きさ、形状を決定する。一方、タラの木の一部、例えば皮、根皮、樹皮、枝葉等を刻んで乾燥したものを用意し、これを上記水溶液中に混入させる。その割合は、例えば、上記水溶液に対し5〜10gとする。但し、この割合は自由に設定が可能である。そして、80〜100℃程度に加熱すると溶液が琥珀色に変り、更に加熱を続けて水分の蒸発を図り、約1/2程度にまで煮詰めて濃縮液とする。 【0010】更に望ましくは、これに花の咲く11月〜12月に全草を摘み採り天日乾燥したセンブリ及び、クマサザの葉を乾燥させたものを、上記タラの木と同様の処方で、夫々1〜3g程度加えて煮詰める。 【0011】上記黒曜石の浸漬液を用いて、食品添加物として用いられるポリリン酸及びフィリン酸への作用を検討したところ、下表の如き結果を得た。 【表2】
【0012】即ち、ポリリン酸とは、2以上のP(酸化数+5)を含み、P−O−Pをもつリン酸で、縮合リン酸ともいわれるもので、弾力を高めて舌ざわりを良くする為にハム、ソーセージ及びカマボゴに使用され、柔らかくするためにチーズに、変色を防止するために味噌に、鮮度を保つためにモヤシに、粘りを出すためにコンニャクに等食品中に添加物として多用されている。又、フィチン酸とは、meso−イノシット六リン酸エステルのCa・Mg塩であり、色を良くするためタクアンに、保存をよくするためパンに、やわらかくするため煮物に、褐色に変るのを防ぐためラッキョウに等食品添加物として多用されているものである。そして、上記ポリリン酸は、高エネルギーリン酸結合として生化学に深い係わりをもつもので、それ自体は毒性は有さず、又、フィチン酸も植物のリン貯蔵物質を形成するものであり、ポリリン酸と同様毒性は有さないものである。しかし、上記食物中に多量に含まれるものをそのまま無防備に食べ続けると、摂取が過剰となり、重大な障害を招くおそれを否定できない。従って、これらポリリン酸及びフィチン酸を上表の如く2割程度も減耗させることができれば、健康面において果す役割は大きなものがある。 【0013】この減耗の原因を考察すると、ポリリン酸は、例えば二リン酸(P2O7)4-等の如く((PnO3n+1)(n+2)- で示される)陰イオンを有しており、これが黒曜石の水溶液中に溶出した鉱物性の陽イオンと結合し、沈殿除去されるものと考えられる。そして、黒曜石は非晶質であって、水溶液中で溶出し易く、その結果上記分析結果にある如く、多くの鉱物性陽イオンを生じ、これを飲用すれば、該陽イオンとポリリン酸又はフィチン酸の陰イオンとが結合し、排尿等と共に体外に排出される働きが期待できる。 【0014】そして、上記作用にあって、タラの木は、成分中の酸等の存在が溶液中で黒曜石の鉱物性イオンの溶出を促し、鉱物質の溶出を効率的にすると共に、その成分中には、糖尿病、賢臓病、胃腸病等五臓に効く成分が多く含まれ、飲用した場合健康面での効果が増進される。 【0015】次に、水道水中に含まれる塩素に対する作用を検討した。その結果、下表3の通りの結果を得た。 【表3】
水道水中に含まれる塩素は、消毒用として保存には不可欠なものとされているが、一定量を超えて飲すれば障害を招くことは必至である。これに対し、上表の通り、5時間経過後には残留塩素が無処理と比較して8〜9割程度も減少する効果が認められ、従って本発明飲料水を飲用すれば、上記食品添加物に対するものと同様塩素の無害化及び体外への排出を導き、健康に資すること大である。 【0016】次に、上記黒曜石及びタラの木の水溶液を飲料水として飲んだ場合の健康面での作用を検討した。 (1)男性A(70才)の場合日本酒及び甘いものが好きで、血糖値が高いと医師から注意を促されていた。そこで、後述の実施例1で示す水溶液を、冷蔵庫にいれて、一日3回程度飲用した。その結果を示すと、下表4の通りである。 【表4】
【0017】(2)男性B(40才)の場合ノドが乾きやすい体質で、やはり血糖値の高さを医師から指摘され、実施例1の水溶液を1日3回飲用した。 【表5】
【0018】 【実施例1】黒曜石50gを粒状に砕き、1.8Lの水に漬け、1.8Lを煮詰めたものを濃縮水とした。これにタラの木の皮、根皮、樹皮を剥離し、刻んで乾燥したもの5〜10gを入れ、1/2程度にまで煮詰めた。 【0019】 【実施例2】黒曜石50gを粒状に砕き、1.8Lの水に漬け、1.8Lを煮詰めたものを濃縮水とした。これにタラの木の皮、根皮、樹皮を剥離し、刻んで乾燥したもの5〜10gを入れ、更に、天日乾燥させたセンブリ1gと、クマザサ2gを加え、約1/2程度にまで煮詰めた。 【0020】 【発明の効果】以上の構成及び作用に基づく本発明の飲料水を飲用すれば、食品の添加剤として多用されるポリリン酸、フェチン酸及び水道水中の塩素を廃尿等と共に除去する効果が期待でき、更に血糖値を下げる等の種々の健康面での優れた増進効果が得られ、タラの木は黒曜石の溶出を効率的とすると共に健康面での効果を一層高める。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598110781 【氏名又は名称】野川 満之助
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| 【出願日】 |
平成10年8月20日(1998.8.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095739 【弁理士】 【氏名又は名称】平山 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−60508(P2000−60508A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−250440 |
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