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【発明の名称】 ひまわり粉粒含有食品
【発明者】 【氏名】浅岡 賢司

【要約】 【課題】ひまわりの風味を活かしたひまわり油以外の食品を提供する。

【解決手段】ひまわりの種を粉砕してなる平均粒径0.01〜0.1mmのひまわり粉粒を穀物粉中に含有してなる。ここで、ひまわりの種は、加熱処理を施したものとするとよい。また、穀物粉は、小麦粉とするとよい。上記において、ひまわり粉粒の含有量は、穀物粉100重量部に対して10〜20重量部の範囲が好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ひまわりの種を粉砕してなる平均粒径0.01〜0.1mmのひまわり粉粒を穀物粉中に含有してなることを特徴とするひまわり粉粒含有食品。
【請求項2】前記ひまわりの種は、加熱処理を施したものである請求項1に記載のひまわり粉粒含有食品。
【請求項3】前記穀物粉は、小麦粉である請求項1又は2に記載のひまわり粉粒含有食品。
【請求項4】前記ひまわり粉粒の含有量は、穀物粉100重量部に対して5〜30重量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載のひまわり粉粒含有食品。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ひまわりの種を粉砕したひまわり粉粒を穀物粉中に含有させたひまわり粉粒含有食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ひまわりは、食品分野においては、食用ひまわりの種を圧搾して得た油をひまわり油として食用に利用されてきた。それ以外の食品分野での利用法としては、脱脂物が家畜の飼料として利用されているに止まっていた。ところで、ひまわり油中には、体内で飽和脂肪酸を緩和する作用をもつオレイン酸、ビタミン、ミネラル他の成分を多く含み、また独特の風味を有しており、ひまわり油以外の食品への利用が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ひまわりの風味を活かしたひまわり油以外の食品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明者は鋭意研究の結果、ひまわりの種を粉砕し、各種の粒径のものを小麦粉に混ぜ麺を作ったところ、ある粒径の範囲のものが小麦粉に均一に混合し易く、またひまわり粉粒中に含まれる油分が所謂つなぎの役割を果たし麺にした際に麺が切れ難く、また舌触りも良好であることを見出し、本発明を完成した。即ち、本発明のひまわり粉粒含有食品は、ひまわりの種を粉砕してなる平均粒径0.01〜0.1mmのひまわり粉粒を穀物粉中に含有してなること、を特徴としている。ここで、前記ひまわりの種は、加熱処理を施したものとするとよい。また、前記穀物粉は、小麦粉とするとよい。上記において、前記ひまわり粉粒の含有量は、穀物粉100重量部に対して10〜20重量部の範囲が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。ひまわりとしては、その種が食用に適する品種のもの、例えば、ロシアひまわり、食用ひまわり等比較的種の大きい品種のものが挙げられる。この種の表皮(殻)を取り除き、ミル等により粉砕して平均粒径が0.01〜0.1mm程度のひまわり粉粒とする。ひまわりの種は油分が強いため、あまり細かくすると油が滲み出して、小麦粉等の穀物粉に混ぜるとき、ペースト状になって穀物粉中に均一に混ざり難くなる。一方、粒が大きすぎると、例えば、麺にした際に麺が切れ易くなり好ましくない。少し粒が残り、見た目に粒が分かり、食感が有るくらいの粒状、具体的には平均粒径が0.01〜0.1mm程度の範囲のものがよい。
【0006】ここで、ひまわりの種は、そのままでもよいが、種を一度煎ったり、ひまわり油等の植物油中で一度揚げたものを用いると、より一層風味が増すので好ましい。ひまわり粉粒は、例えて言えば、ピーナッツとカシューナッツとの中間的な風味をもつ。上記において、穀物粉として小麦粉を用いれば、うどん様の麺類やパスタとなる。ここで、粉粒状ひまわりは油分を含み、麺類やパスタとした際、所謂つなぎの役割をも果たす。この場合、ひまわり粉粒の含有量は、穀物粉100重量部に対して5〜30重量部、さらには10〜20重量部の範囲とするのが好ましい。5重量部未満では、ひまわりの風味を十分持たせることができず、30重量部を越えると、麺にした際に粒状成分が多くなるため麺が切れやすくなり、また香りが強くなり過ぎてしまう。適度な風味を有し、麺も切れ難い10〜20重量部の範囲がより好ましい。
【0007】ひまわり粉粒を含有する食品としては、うどん様の麺類、パスタなどの他、菓子類等が挙げられる。ひまわり油中には、飽和脂肪酸を緩和する作用のあるオレイン酸、ミネラル、ビタミンE等を多く含み、所謂健康志向食品となる。
【0008】
【実施例】〔実施例1〕ロシアひまわりの種1.1kgを用意し、この種から表皮(殻)を取り除き、ミルで粉砕して平均粒径0.05mmφのひまわり粉粒1kgを得た。小麦粉10kgに、上記により得たひまわり粉粒1kg、塩水を加えてミキサーで均一に混合して、種の粒が少し見える程度のひまわり麺の生地とした。これを所定長さに切り、湯通して食したところ、ひまわりの風味を有するひまわり麺であった。
【0009】〔実施例2〕ひまわりの粒として、ひまわりの種を一旦ひまわり油中で揚げた(160℃で60秒程度)ものを使用した他は、実施例1と同様に処理してひまわり麺の生地とした。これを所定長さに切り、湯通して食したところ、より一層高いひまわりの風味をもつひまわり麺であった。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明のひまわり粉粒含有食品によれば、ひまわり粉粒が均一に混合され、ひまわりの風味を有する食品が得られ、ひまわりの種の食品分野での有効利用を図ることができる。ひまわりの種として、加熱処理を施したものを用いれば、より一層風味が増した食品が得られる。穀物粉として、小麦粉を用いれば、ひまわり粉粒含有の麺類やパスタとして好適である。
【出願人】 【識別番号】398048316
【氏名又は名称】有限会社千石寿し
【出願日】 平成10年8月16日(1998.8.16)
【代理人】 【識別番号】100097700
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 恒則
【公開番号】 特開2000−60502(P2000−60502A)
【公開日】 平成12年2月29日(2000.2.29)
【出願番号】 特願平10−244414