| 【発明の名称】 |
表面に凹凸状を有する麺の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】磯部 桂一
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| 【要約】 |
【課題】麺つゆのりがよく、ゆでたときに麺同士がくっつくようなことがない表面に凹凸状を有する麺の製造を可能にする。
【解決手段】小麦粉5に塩水を入れてミキシングを行ってドウ7を形成する工程と、前記ミキシングを行った後のドウ7を麺帯11にする工程と、この麺帯を熟成させる工程、或いは熟成させずに直接圧延して薄くする工程と、薄くなった前記麺帯を切刃にて麺線30にする工程と、この麺線を必要な長さに裁断して麺本体1を形成する工程とからなる麺の製造方法において、前記工程の途中に麺本体1に凹凸2、3を形成するための前工程を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 小麦粉に塩水を入れてミキシングを行ってドウを形成する工程と、前記ミキシングを行った後のドウを麺帯にする工程と、この麺帯を熟成させる工程、或いは熟成させずに直接圧延して薄くする工程と、薄くなった前記麺帯を切刃にて麺線にする工程と、この麺線を必要な長さに裁断して麺本体を形成する工程とからなる麺の製造方法において、前記工程の途中に麺に凹凸を形成するための前工程を設けたことを特徴とする表面に凹凸状を有する麺の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は表面に凹凸状を有する麺の製造方法、詳しくは麺本体を作る過程において凹凸を簡単に付けることができる表面に凹凸状を有する麺の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、凹凸状を有する麺の製造方法としては、例えば麺帯を切刃にて麺線にする直前においてスクリュウ状のロールで麺帯の両面にハッチング状の凹部を付けているものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような方法によって麺帯の両面にハッチング状の凹部を設けたものにあってはその凹凸の状態が一定になってしまい、麺に麺つゆを付けたときに麺つゆのりが悪いのに加え、麺をゆでたときには麺同士が付き易い等の問題点があった。 【0004】本発明は上記問題点を解決し、特に麺つゆのりがよく、ゆでたときに麺同士がくっつくようなことがない表面に凹凸状を有する麺の製造方法を提案することをその課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための手段として、本発明に係る表面に凹凸状を有する麺の製造方法は、小麦粉に塩水を入れてミキシングを行ってドウを形成する工程と、前記ミキシングを行った後のドウを麺帯にする工程と、この麺帯を熟成させる工程、或いは熟成させずに直接圧延して薄くする工程と、薄くなった前記麺帯を切刃にて麺線にする工程と、この麺線を必要な長さに裁断して麺本体を形成する工程とからなる麺の製造方法において、前記工程の途中に麺に凹凸を形成するための前工程を設けたことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施の形態の一例について説明する。 【0007】図1において、符号1は本発明に係る表面に凹凸状を有する麺の製造方法によって製造された麺本体を示し、この麺本体1は表裏面に不規則に凹部2と凸部3とが連続して形成されている。 【0008】なお、麺本体1に形成される凹部2と凸部3は表裏面に限るものではなく、両側面あるいは全体に形成するようにしてもよい。 【0009】次に、図2によって表裏面に凹部2と凸部3とが形成された麺本体1の製造方法について説明する。 【0010】まず、ドウを形成する工程は、ミキサー4内に小麦粉5と塩水を投入した後、モ−タ(図示せず)を介して前記ミキサー4内の攪拌羽根6を所定時間回転させてミキシングを行う。これによって、ミキサー4内において小麦粉5がミキシングされてドウ7を形成することができる。 【0011】前記工程において、小麦粉5に入れる塩水の量はこの小麦粉5の量に合わせて適宜に調整するのが好ましい。 【0012】次に、麺帯を形成する工程は、ミキシングされた後のドウ7をミキサー4から取り出してベルトコンベヤ8に載せて複合機9のローラ10に送る。これによって、ドウ7は延ばされて麺帯11を形成することができるとともに、この麺帯11は前記ローラ10の下部に配されているベルトコンベヤ12に送られてこの上において連続的に二枚重ねにされる。 【0013】さらに、麺帯を熟成させる工程は、二枚重ねにされた麺帯11をローラ14を介して熟成機15内のベルトコンベヤ16に導くとともに、前記熟成機15内に導かれた麺帯11は乾燥させないように前記熟成機15内の湿度を上げ熟成を行うようにする。これによって、麺帯11を熟成させることができる。 【0014】前記工程において、麺帯11を熟成する熟成時間は30分〜1時間位が好ましく、また、熟成機15内の温度は20度〜25度の範囲に保ち、湿度は80%〜90%の範囲に保のが好ましい。 【0015】また、麺帯11は必ずしも二枚重ねに限るものではなく、それ以上或いは以下に重ねるようにしてもよい。 【0016】次に、麺帯に凹凸部を形成する前工程は、熟成機15内を通過した熟成された麺帯11を乾燥機18内のベルトコンベヤ19に導くとともに、前記乾燥機18内に導かれた熟成された麺帯11はその表裏面をヒータ21によって加熱する一方、前記麺帯11の内部は柔らかな状態を保つようにする。これによって、熟成された麺帯11の表裏面を適度に乾燥させることができる。 【0017】前記工程において、麺帯11の表裏面を加熱する加熱時間は20分〜30分位が好ましい。また、加熱温度は30度〜50度の範囲に保つ一方、乾燥機18内に外気を入れ替えて除湿を行い30%〜60%の範囲に保のが好ましい。 【0018】さらに、圧延して薄くする工程は、乾燥機18内を通過した表裏面が適度に乾燥した熟成された麺帯11を圧延機22の対峙する複数のローラ23によって徐々に薄くしていく。このときに、前記麺帯11の乾燥した表裏はひび割れして延びずに中心部だけが延び、圧延後は麺帯11の表裏面の乾燥した部分が出っ張り図1に示すようにはっきりした凹部2と凸部3とを連続して交互に形成することができる。 【0019】ところで、麺帯11の表裏面に形成される凹部2と凸部3の形状は麺帯に凹凸部を形成する前工程において乾燥機18内の加熱温度、時間、湿度によって変化させることができる。 【0020】次に、麺線にする工程は、圧延機22の対峙する複数のローラ23によって徐々に薄く圧延された表裏面に凹部2と凸部3とが形成された麺帯11をローラ27を介して円盤状を有する回転刃28に導いて、この回転刃28によって前記麺帯11を裁断する。これによって、麺線30を形成することができる。 【0021】そして、このようにして得られた麺線30を必要な長さに裁断して干し竿31に掛けて乾燥させることによって麺本体1を形成することができる。なお、麺線30を乾燥させる方法としては天日干のように自然乾燥や乾燥室に入れて行う機械干などがある。 【0022】上述のように表面に凹凸状を有する麺の製造方法によれば、熟成機15内を通過した熟成された麺帯11は乾燥機18内に導かれた後、ヒータ21によって表裏面を加熱されることでその表裏面が適度に乾燥される。そして、この状態で前記麺帯11を圧延機22の対峙する複数のローラ23によって徐々に薄くしていく過程で、前記麺帯11の乾燥した表裏はひび割れして延びずに中心部だけが延びていき、これによって、圧延後は麺帯11の表裏面の乾燥した部分が出っ張りはっきりした凹部2と凸部3とを連続して交互に形成することができる。 【0023】また、表裏面に凹部2と凸部3とが形成された麺帯11を回転刃28によって裁断して麺線30を形成したのち、この麺線30を乾燥させることによって麺本体1を簡単に形成することができる。 【0024】さらに、このようにして形成された麺本体1は表裏面に連続して交互に形成された凹部2と凸部3とが深くはっきりしているので麺つゆが麺にのりやすく付着する量も多く食べやすくすることができる。 【0025】さらにまた、麺本体1は表裏面に形成された凹部2と凸部3によって麺同士の接触面積が少なくなるため、麺をゆでた後の放置状態での付着を少なくすることができる。 【0026】なお、この実施の形態において麺帯に凹部と凸部とを形成する前工程は、麺帯を熟成させる工程と圧延して薄くする工程との間に設ける必要はなく、例えば麺帯を形成する工程と麺帯を熟成させる工程との間に設けるようにしてもよい。 【0027】また、麺帯を熟成させる工程を取り除いて、麺帯を形成する工程と圧延して薄くする工程はとの間に設けるようにしてもよい。 【0028】 【発明の効果】前記構成のように、本発明に係る表面に凹凸状を有する麺の製造方法によれば、麺本体の表裏面に形成された凹凸部は深くはっきりしているので麺つゆが麺本体にのりやすく付着する量も多いので食べやすくすることができる。 【0029】また、麺本体は表裏面に形成された凹凸部によって麺同士の接触面積が少なくなるため、麺をゆでた後の放置状態での付着を少なくすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391018204 【氏名又は名称】株式会社増島製作所
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| 【出願日】 |
平成10年8月24日(1998.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074918 【弁理士】 【氏名又は名称】瀬川 幹夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−60470(P2000−60470A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−237533 |
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