| 【発明の名称】 |
自動餅つき機 |
| 【発明者】 |
【氏名】入谷 真司
【氏名】三崎 純
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| 【要約】 |
【課題】自動餅つき機において、好みや用途に応じた多様な搗き上がり具合の餅が搗けるようにすることである。
【解決手段】蒸しモード後搗きモードに移行する間の休止モードにおける休止時間t0 及び搗きモードにおける搗き時間t1 の組み合わせによって設定された複数のコースから、1つのコースを適宜選択できるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米を餅に搗き上げる自動餅つき機において、上記の休止モードの休止時間を適宜変更する休止時間選択手段を設けたことを特徴とする自動餅つき機。 【請求項2】 蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米を餅に搗き上げる自動餅つき機において、上記の搗きモードの搗き時間を適宜変更する搗き時間選択手段を設けたことを特徴とする自動餅つき機。 【請求項3】 蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米から餅に搗き上げる自動餅つき機において、上記の休止モードの休止時間を適宜変更する休止時間選択手段と、上記の搗きモードの搗き時間を適宜変更する搗き時間選択手段とを設けたことを特徴とする自動餅つき機。 【請求項4】 蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米から餅に搗き上げる自動餅つき機において、上記休止モードの休止時間と搗きモードの搗き時間の組み合わせによって決定される複数の搗きコースを適宜選択するメニュー選択手段を設けたことを特徴とする自動餅つき機。 【請求項5】 上記の休止時間の終期は、搗きモードにおけるモーターのフルパワーに到達した時であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動餅つき機。 【請求項6】 上記の搗きモードの終了後に報知音を発生する報知音発生手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動餅つき機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は一般家庭で用いられる自動餅つき機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般家庭で用いられる従来の自動餅つき機は、マイコンを含む制御装置により、蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米から餅に自動的に搗き上げるようになっている。 【0003】上記の従来の自動餅つき機においては、休止モードにおける休止時間、及び搗きモードにおける搗き時間は、それぞれ予め一定に設定されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように設定しておくと、搗き上がり具合が一定の品質のよい餅を搗き上げることができるが、餅はこれを食する人の好みや用途などに応じて、色々な搗き上がり具合が要求されることがある。 【0005】例えば、桜餅のように米粒の形状がある程度残っている搗き上がり具合、搗きたての餅に大根おろしを付けてたべるおろし餅のように柔らかい搗き上がり具合、鏡餅に仕上げる場合のように硬めの搗き上がり具合と言うように、色々な搗き上がり具合が要求される。 【0006】しかし、従来の自動餅つき機のように、休止時間や搗き時間が一定に設定されているとこのような要求に十分応えられない問題があった。 【0007】そこで、この発明は好みや必要に応じて各種の搗き上がり具合が得られるようにした自動餅つき機を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明は蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより、餅米を餅に搗き上げる自動餅つき機において、上記の休止モードの休止時間を適宜変更する休止時間選択手段を設けた構成とした。 【0009】また、同様の課題を解決するために、上記の搗きモードの搗き時間を適宜変更する搗き時間選択手段を設けた構成、また、上記の休止モードの休止時間を適宜変更する休止時間選択手段と、上記の搗きモードの搗き時間を適宜変更する搗き時間選択手段とを設けた構成、更に、記休止モードの休止時間と搗きモードの搗き時間の組み合わせによって決定される複数の搗きコースを適宜選択するメニュー選択手段を設けた構成をとることもできる。 【0010】なお、上記の休止時間の終期は、搗きモードにおけるモーターのフルパワーに到達した時であるとすること、また、上記の搗きモードの終了後に報知音を発生する報知音発生手段を有する構成とすることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【0012】図1は自動餅つき機の全体を示す。この自動餅つき機は、本体1の上部に着脱自在に取付けたホッパーカバー2内にホッパー3を設け、本体1の内部にヒーター4を有する加熱容器5を設けている。また、本体1の内部に設けたモーター6によりホッパー3内部のこね搗き羽根8を回転駆動するようになっている。 【0013】また、上記本体1の操作パネル9には、スタート・取消しスイッチ10、メニュー選択スイッチ11、選択されたメニューに応じて実行される餅搗きコースの表示用発光体12a〜12dが設けられる。12aが標準コース、12bが桜餅コース、12cが搗きたてコース、12dが鏡餅コースである。 【0014】本体1の内部の制御基板13に、図2の回路図に示したマイコン14、ヒーター制御リレー15とそのスイッチング用トランジスター16、モーター制御リレー17とそのスイッチング用トランジスター18が設けられる。 【0015】その他、温度センサー19が加熱容器5の底面に取付けられ、また搗き上がり報知ブザー20が適宜な位置に取付けられる。 【0016】上記の自動餅つき機の基本的な餅つきフローの概要を図3に基づいて説明する。同図に示すように、餅つきフローは蒸しモード、休止モード及び搗きモードを順次実行することにより行われる。 【0017】蒸しモードは、洗った餅米をホッパー3に入れ、本体1内の加熱容器5において蒸気を発生させることによりこれを蒸す工程である。この時ヒーター4にフルパワー(100%)の通電が行われる。ホッパー3内の餅米の温度は温度センサー19により検知され、マイコン14において温度センサー19の検知温度と、加熱容器5のドライアップ温度とを比較することにより、温度センサー19の検知温度がドライアップ温度を越えた時点で蒸しモードを終了する。 【0018】次の休止モードは、ヒーター4への給電を停止し、蒸された餅米を自然冷却する工程であり、この場合の休止時間が短いほど餅米の温度が高く、従って柔らかい搗き上がりとなり、逆にこの時間が長いほど餅米の温度が低くなり、硬い搗き上がりとなる。 【0019】なお、休止モードの終期は、次の搗きモードにおけるモーター6がフルパワーに到達した時に設定し、時間設定の正確を期している。 【0020】搗きモードは、モーター6を駆動してこね搗き羽根8を回転させ、先に蒸された餅米を搗いて餅に仕上げる工程である。この場合の搗き時間が短いほど米粒が残った搗き上がりになり、逆にこの時間が長いほど柔らかい搗き上がりとなる。 【0021】上記のように、餅の搗き上がり具合に影響を及ぼす要因は、休止モードにおける休止時間と、搗きモードにおける搗き時間であるので、休止時間と搗き時間の組み合わせにより、搗き上がり具合の異なった餅が得られる複数の搗きコースを設定することができる。 【0022】表1は4種類の組み合わせにより4つの搗きコースを設定したものであり、それぞれに、標準コース、桜餅コース、搗きたてコース及び鏡餅コースの名称をつけている。 【0023】 【表1】
【0024】図4は前記の回路図のフローチャートである。これら回路図とフローチャートに基づいて上記の自動餅つき機の作用について説明する。 【0025】使用者がスタート・取消スイッチ10を操作することによりマイコン14がスートされ、またメニュー選択スイッチ11により、上記4種類のコースのいずれか1つのコースが選択されマイコン9に入力され(ステップ1)、そのコースに応じた表示用発光体12a〜12dの1つが発光されると共に、図2のスイッチングトランジスター16、ヒーター制御リレー15がオンとなり、ヒーター4に通電され、これにより蒸しモードが開始される(ステップ2)。 【0026】次に、温度センサー19の検知温度Tがドライアップ温度に達するかこれを越えると(ステップ3)、上記のスイッチングトランジスター16、ヒーター制御リレー15がオフとなり、ヒーター4への通電が遮断され休止モードに入る(ステップ4)。 【0027】休止モードにおいては、先に選択されたコースに応じた休止時間t0 (表1参照)が計時され(ステップ5)、タイムアップするとスイチングトランジスター18、モーター制御リレー17がオンとなってモーター6が駆動され、搗きモードが開始される(ステップ6)。 【0028】ここでも、先に選択されたコースに応じた搗き時間t1 (表1参照)が計時され(ステップ7)、タイムアップすると搗き上がり報知ブザー20を鳴らす(ステップ8)。 【0029】以上の実施形態においては、休止時間と搗き時間の組み合わせにより、4種類の搗きコースを選択できるようにしているが、このようなコースを予め設定する代わりに、使用者が両方の時間を自由に選択設定できるようしてもよい。そうすれば、一層多様な搗き上がり具合の餅を得ることができる。 【0030】また、上記のいずれか一方の時間を一定に固定し、他方の時間を使用者が自由に選択設定するようにしても、搗き上がり具合の異なった餅を得ることができる。 【0031】 【発明の効果】以上のように、この発明は自動餅つき機において、蒸しモード後搗きモードに移行するまでの休止モードにおける休止時間、及び搗きモードにおける搗き時間がそれぞれ餅の搗き上がり具合に影響することを見出し、これらのいずれか一方若しくは両方、または両方の組み合わせによって予め設定された複数のコースを使用者が適宜選択設定することにより、好みや用途に応じた多様な搗き上がりの餅を搗くことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月24日(1998.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−60467(P2000−60467A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−237441 |
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