| 【発明の名称】 |
バウムクーヘン |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 博
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| 【要約】 |
【課題】薄いケーキ生地層を円周方向に多層に積層して焼成するバウムクーヘンは、各層は同じ生地層で形成されるため、味覚に変化が乏しいものであった。
【解決手段】ケーキ生地層10とは異なる味覚の層12を、ケーキ生地層10間に挟んで設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 薄いケーキ生地層を円周方向に多層に積層して焼成するバウムクーヘンにおいて、ケーキ生地層(10)とは異なる味覚の層(12)を、ケーキ生地層(10)間に挟んで設けたバウムクーヘン。 【請求項2】 回転駆動される左右一対の円盤(2)間に、円盤(2)の外周縁に沿って着脱可能かつ回転可能に取り付けた心棒(3)を架設し、円盤(2)の下方に2段の生地皿(7)、(8)を設け、上段の生地皿(8)を前後にスライドさせて最下位に位置する心棒(3)が浸される生地皿を交代させて焼成した請求項1に記載のバウムクーヘン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、洋菓子のバウムクーヘンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】洋菓子のバウムクーヘンは、薄いケーキ生地層を円周方向に多層に積層して焼成され、一般に、図4に示すような焼成装置を用いて焼成されている。図4において、前面が開口した装置箱体1内に、回転駆動される左右一対の円盤2が設けられ、この円盤2の外周縁に沿って一定の間隔で、円盤2間に複数本の心棒3が架設され、この心棒3は端部が着脱可能でかつ回転可能に取り付けられている。箱体1内の背面部にはバーナを備えた加熱器が設けられ、円盤2の下方にケーキ生地が投入される生地皿6が設けられる。そして、最下位に位置した心棒3が生地皿6に満たされている生地に浸されて外周面に生地の薄層を形成し、円盤2の回転で心棒3が変位して加熱器により焼成され、この行程を順次繰り返して生地層が積層した円筒形に焼き上げ、円盤2から心棒3を取り外し、心棒3を取り除いて所定の厚さに切断して商品とされる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかるバウムクーヘンは、ケーキ生地として抹茶やその他の素材を混入したものも商品化されているが、各層は同じ生地層で形成されるため、味覚に変化が乏しいものであった。 【0004】この発明は、ケーキ生地層の間に、フルーツジャムなどのケーキ生地層とは異なる味覚の層を挟んで焼成することにより、新たな味覚と外観上の変化に富んだバウムクーヘンを提供するとともに、こうしたバウムクーヘンの焼成方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、薄いケーキ生地層を円周方向に多層に積層して焼成するバウムクーヘンにおいて、ケーキ生地層とは異なる味覚の層を、ケーキ生地層間に挟んで設けるものである。 【0006】請求項2に記載の発明は、このバウムクーヘンを、回転駆動される左右一対の円盤間に、円盤の外周縁に沿って着脱可能かつ回転可能に取り付けた心棒を架設し、円盤の下方に2段の生地皿を設け、上段の生地皿を前後にスライドさせて最下位に位置する心棒が浸される生地皿を交代させて焼成するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図面の実施例に基づいて説明する。図1は、この発明のバウムクーヘンの平面図であり、商品として所定の厚さに切断したものである。このバウムクーヘンは、薄いケーキ生地層10の間に、このケーキ生地層10とは異なる味覚の層12を挟んで焼成され、ケーキ生地層10の数層ごとに異なる味覚の層12が形成されている。この異なる味覚の層12としては、フルーツジャムやチョコレートのほか、ゼリー、ナッツ、チーズなどのペースト状としたものを用いることができる。 【0008】図2及び図3に、このバウムクーヘンの製法を示す。焼成装置は、図4に示した焼成装置と基本構造が同じく構成され、装置箱体1内に設けた回転駆動される左右一対の円盤2間に、複数本の心棒3が架設される。箱体1内の背面部には加熱器5が設けられ、円盤2の下方に2段の生地皿7、8が設けられている。下段の生地皿7にはケーキ生地が満たされ、上段の生地皿8にはケーキ生地の間に挟む所望のペースト状の味覚物が満たされ、上段の生地皿8は、両側縁にレールを設けるなどして前後にスライド自在とされている。 【0009】この焼成装置を用いた製法手順を説明すると、ケーキ生地層10を焼成する場合は、上段の生地皿8を手前にスライドさせて下段の生地皿7が最下位に位置する心棒3が浸される状態とし、円盤2を回転させて順次加熱器5により焼成する(図3の状態)。ケーキ生地層10を数層積層した後、生地皿8を前方へスライドさせて生地皿7を下方に降ろして、生地皿8を生地皿7上にセットすることで(図2の状態)、心棒3が生地皿8に浸されて異なる味覚の層12がケーキ生地層10の外周に形成される。そして、再び上段の生地皿8を手前にスライドさせて異なる味覚の層12の外周にケーキ生地層10を数層焼成し、こうしてケーキ生地層10とは異なる味覚の層12が、ケーキ生地層10間に挟んで設けられ、この操作を繰り返すことで、ケーキ生地層10の数層ごとに異なる味覚の層12が形成される。こうして円筒形に焼き上げ、円盤2から心棒3を取り外し、心棒3を取り除いて所定の厚さに切断して商品とする。このように上段の生地皿8を前後にスライドさせて最下位に位置する心棒3が浸される生地皿を交代させ留ことで、この発明のバウムクーヘンが焼成される。 【0010】 【発明の効果】この発明は、以上のように、ケーキ生地層10とは異なる味覚の層12を、ケーキ生地層10間に挟んで設けることにより、従来の単一の生地層で焼成されたバウムクーヘンと比べて、味覚の変化に富んだバウムクーヘンを提供することができ、特に、フルーツジャム層を挟むことにより、ケーキ生地の甘さと果実の酸味との組み合わせによる味覚が好ましいものである。また、このバウムクーヘンは、ケーキ生地層10に挟む層12をケーキ生地層10と対比する色合いの層とすることで、外観上にも変化を与えることが可能であり、従来品と比べて、見た目も新鮮な商品とすることができる。 【0011】また、異なる味覚の層12としては、フルーツジャムやチョコレートのほか、ゼリー、ナッツ、チーズなどのペースト状としたものなどの素材を用いることができ、様々な商品展開を可能とするものである。 【0012】また、この発明のバウムクーヘンを、請求項2に記載のように、円盤2の下方に2段の生地皿7、8を設け、上段の生地皿8を前後にスライドさせて最下位に位置する心棒3が浸される生地皿を交代させて焼成することにより、従来と変わらぬ焼成装置を用いて極めて簡単に焼成することができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599082366 【氏名又は名称】株式会社シェリエ
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| 【出願日】 |
平成11年6月14日(1999.6.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088535 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 聰
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| 【公開番号】 |
特開2000−354453(P2000−354453A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月26日(2000.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−166770 |
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