| 【発明の名称】 |
包被切断方法および包被切断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田代 康憲
【氏名】橋本 滋
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| 【要約】 |
【課題】食品生地を包被切断して包被食品を製造するに当たり、包被食品から内包材が露出することなく、高品質の包被食品を得ることができる包被切断方法および包被切断装置を提供する。
【解決手段】シャッター片の側面を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に成形するとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部に形成したシャッターを用いる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地をシャッターの中央部の切断開口部へ供給して包被切断を行なう包被切断方法において、(i)前記切断開口部の閉作用時にシャッター片の自由端側で食品生地を絞る作用をなす側面の形状を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に形成するとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部に形成したシャッター片を用い、少なくともこのシャッター片3個を同期して一方向へ回転させ前記切断開口部を徐々に閉じて、前記突出部を前記切断開口部の中心に集合させることにより、シャッター片により食品生地を周方向から押圧して外皮材にくびれた連結部分を成形させるとともに、外皮材によって内包材を上下に分離して、くびれた連結部分の下側および上側において外皮材により内包材をそれぞれ包被し、さらに、この包被部分で前記食品生地を上下に切断分離する工程と、(ii)上記各シャッター片を同期して一方向へさらに回転させて各シャッター片におけるほぼ垂直な壁面を互いに接近させることにより、上下に分離した外皮材の上下方向の尖り部を一方向へ捩じって、食品生地の包被部分における尖り部をさらに圧着させるとともに、前記包被部分を上下に移動して棒状の食品生地から包被食品を取り出す工程と、(iii )各シャッター片を同期してさらに一方向へ回転させて、切断開口部を大きく開く工程と、(iv)上記工程(i)〜工程(iii )を順次繰り返すことにより、棒状の食品生地に対して複数回の包被切断を行なって、複数の包被食品を製造する工程とからなることを特徴とする包被切断方法。 【請求項2】 工程(ii)における尖り部を一方向へ捩じって、食品生地の包被部分における尖りを一方向へ捩じって、食品生地の包被部分における尖り部をさらに圧着させるとともに、前記尖り部を上下方向に押し出して、食品生地内に押し込むことを特徴とする請求項1に記載の包被切断方法。 【請求項3】 内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地をシャッターの中央部の切断開口部へ供給して包被切断を行なう包被切断装置において、少なくとも3個のシャッター片を前記切断開口部と同心の所定の円の周上に等間隔に設けた垂直軸に回転可能に軸着し、各シャッター片を同期して同方向へ回転させて切断開口部が開閉するように構成し、シャッター片は切断開口部の閉作用時にシャッター片の自由端側で食品生地を絞る作用をなす側面を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に形成するとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部を有することを特徴とする包被切断装置。 【請求項4】 前記ほぼ垂直な壁面は前記食品生地を前記突出部によって切断分離したときに、食品生地に形成された上下方向の尖り部の結着力を増強するように前記シャッター片の回転によって、食品生地の上記尖り部にひねりを付加するに十分な長さを有するものであることを特徴とする請求項3に記載の包被切断装置。 【請求項5】 前記ほぼ垂直な壁面は前記食品生地を前記突出部によって切断分離したときに、食品生地に形成された上下方向の尖り部の結着力を増強するように前記シャッター片の回転によって、食品生地の上記尖り部にひねりを付加しつつ上記尖り部を次第に上下方向に押し出し移動せしめて、食品生地内に押し込むことを特徴とする請求項3または4に記載の包被切断装置。 【請求項6】 前記シャッターを切断開口部の開閉動作に同調して昇降運動させるようにしたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の包被切断装置。 【請求項7】 前記シャッター切断開口部の下方に食品生地の受取り面を設け、この受取り面を前記シャッターの昇降運動に同調して昇降可能としたことを特徴とする請求項6に記載の包被切断装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内包材(例えば、餡)と外皮材(例えば、餅生地、パン生地、菓子生地)の二重構造からなる棒状の食品生地に対して包被切断を行なう包被切断方法、および包被切断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の包被切断装置として、特許第2729898号公報に示すものがあり、この先行技術は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を上方向からシャッターの中央部の切断開口部へ供給しつつ、棒状の食品生地に対して包被切断を行なうものである。上記シャッターは4個のシャッター片を組み合わせてなり、各シャッター片にはエッジ部がそれぞれ形成されている。上記切断開口部と同心の所定の円の周上には4個の垂直軸が等間隔に設けられ、各シャッター片は対応する垂直軸を中心として回転可能にそれぞれ構成している。さらに、4個のシャッター片を同期して同方向へ回転させると切断開口部が開閉するように構成しており、適宜位置には4個のシャッター片を同期して同方向へ回転させる回転作動手段が設けられている。 【0003】したがって、棒状の食品生地を上方向からシャッターの中央部の切断開口部へ供給しつつ、回動作動手段により4個のシャッター片を同期して一方向へ回転させて切断開口部を閉じる。これによって、4個のシャッター片により外皮材を周方向から押圧することができ、この押圧状態がさらに進むと、外皮材における被押圧部分の下側および上側において外皮材により内包材をそれぞれ包被しつつ、4個のシャッター片のエッジ部の協働により外皮材を切断して、棒状の食品生地から包被食品を取り出すことができる。棒状の食品生地から包被食品を取り出した後に、回転作動手段により4個のシャッター片を同期して一方向へさらに回転させ、切断開口部を大きく開いて元の状態に復帰させる。 【0004】上述の作用を複数回繰り返すことにより、棒状の食品生地に対して複数回の包被切断を行なって、複数の包被食品を製造することができる。ところで、上述のように4個のシャッター片のエッジ部の協働により外皮材を切断することにより、棒状の食品生地から包被食品を取り出すことができるが、包被食品の被接合力が十分でないと、その後の生産過程を含めて、包被食品から内包材が露出することがあり、高品質の包被食品を得ることができないという問題がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を包被切断して包被食品を製造するに当たり、包被食品から内包材が露出することなく、高品質の包被食品を得ることができる包被切断方法および包被切断装置を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題を解決するため、シャッターについて検討を進めた結果、切断開口部の閉作用時にシャッター片の自由端側で食品生地を絞る作用をなす側面を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に形成するとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部に形成したシャッター片を用いることにより、包被食品から内包材が露出することなく、高品質の包被食品が得られることを知り、本発明の包被切断方法および包被切断装置を完成するに至ったのである。 【0007】すなわち、本発明の包被切断方法は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地をシャッターの中央部の切断開口部へ供給して包被切断を行なう包被切断方法において、(i)前記切断開口部の閉作用時にシャッター片の自由端側で食品生地を絞る作用をなす側面を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に形成するするとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部に形成したシャッター片を用い、少なくともこのシャッター片3個を同期して一方向へ回転させ前記切断開口部を徐々に閉じて、前記突出部を前記切断開口部の中心に集合させることにより、シャッター片により食品生地を周方向から押圧して外皮材にくびれた連結部分を形成させるとともに、外皮材によって内包材を上下に分離して、くびれた連結部分の下側および上側において外皮材により内包材をそれぞれ包被し、さらに、この包被部分で前記食品生地を上下に切断分離する工程と、(ii)上記各シャッター片を同期して一方向へさらに回転させて各シャッター片におけるほぼ垂直な壁面を互いに接近させることにより、上下に分離した外皮材の上下方向の尖り部を一方向へ捩じって、食品生地の包皮部分における尖り部をさらに圧着させるとともに、前記包皮部分を上下に移動して棒状の食品生地から包被食品を取り出す工程と、(iii )各シャッター片を同期してさらに一方向へ回転させて、切断開口部を大きく開く工程と、(iv)上記工程(i)〜工程(iii )を順次繰り返すことにより、棒状の食品生地に対して複数回の包被切断を行なって、複数の包被食品を製造する工程とからなることを特徴とする。 【0008】また、本発明の包被切断装置は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地をシャッターの中央部の切断開口部へ供給して包被切断を行なう包被切断装置において、少なくとも3個のシャッター片を前記切断開口部と同心の所定の円の周上に等間隔に設けた垂直軸に回転可能に軸着し、各シャッター片を同期して同方向へ回転させて切断開口部が開閉するように構成し、シャッター片は切断開口部の閉作用時にシャッター片の自由端側で食品生地を絞る作用をなす側面を、シャッター片の厚み方向の中間部が食品生地側に突出した形状の突出部と、その上下にほぼ垂直な壁面とからなる形状に形成するとともに、前記突出部を備えた側面の背部は、隣接するシャッター片の前記突出部に対応する凹部を有することを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】図1ないし図12に基づいて、本発明の包被切断装置の実施例につて説明し、続いて包被切断方法の実施例について説明する。 【0010】 【実施例】本発明の包皮切断装置1は、内包材(例えば、餡)W1と外皮材(例えば、餅生地、パン生地、菓子生地)W2の二重構造からなる棒状の食品生地Wを上方向(図1において紙面に向かって表方向、図3および図4において上方向)から、シャッター2の中央部の切断開口部3へ供給しつつ、棒状の食品生地Wに対して包被切断を行なうものである。また、包被切断装置1は箱型の本体フレーム4をベースにしている。 【0011】上記シャッター2は4個のシャッター片5を組み合わせてなり、各シャッター片5にはエッジ部6が形成されている。ここで、各シャッター片5におけるエッジ部6は、隣接するシャッター片5における側面9に沿って摺動可能にそれぞれ構成している。なお、シャッター片5の側面カーブは特許第2729898号公報に示すように、シャッター片5の基準形(図1および図2に示すシャッター片5の形)をシャッター片5の厚さ方向へ沿って徐々に回転させることによって形成される曲面にすることが望ましい。 【0012】上記本体フレーム4の中央部には、前方向に延びた支持フレーム11が設けられ、この支持フレーム11には、食品生地Wが上方向から進入可能な進入口12が設けられている。なお、この進入口12は、切断開口部3の上側に位置している。また、支持フレーム11における所定の円Sの周上には、回転可能な4個の垂直軸13が等間隔に設られ、上記所定の円Sの中心と切断開口部3の中心は、上方向からみて一致している(図4および図5参照)。各シャッター片5は対応する垂直軸13に一体的にそれぞれ設けており、各シャッター片5は対応する垂直軸13を中心として回転可能にそれぞれ構成されていて、4個のシャッター片5を同期して同方向へ1回転させると、切断開口部3が1回開閉するようにしている。そして、4個のシャッター片5を同期して同方向へ回転させるため、支持フレーム11の適宜位置には回転モーター14が設けられ、この回転モーター14の出力軸と4個の垂直軸13が駆動プーリ15、タイミングベルト16、4個の従動プーリ17を介して連動連結している。 【0013】このシャッター片5の回転に当たり、その回転角速度を変化させる場合には、駆動プーリー15を変形させたり、あるいは変形ギヤ(図示せず)による機械的に変更することが可能である。その他の例としては、回転モーター14を電気的に制御することも可能である。シャッター片5の形状について説明すれば、シャッター片5の自由端側で食品生地Wを絞る作用をなす側面9の形状は、シャッター片5の厚み方向の中間の部分が突出した形状の突出部9aと、その上下にシャッター片5の上面7と下面8に至るほぼ垂直な壁面9bを形成している。 【0014】突出部9aと壁面9bはシャッター片5の厚み方向に連続した曲面を備えており、側面9の背部には、この突出部9aと壁面9bに対応する凹部面10を有している。シャッター片5の自由端部で側面9と凹部面10の交差するところにエッジ部6を有している。このエッジ部6は、隣接するシャッター片5の側面9に嵌まった状態で摺動して回転するように、各シャッター片5のエッジ部6の先端から対応する垂直軸13の軸心までの長さが、上記所定の円Sの半径Rの長さとほぼ同じになるようにそれぞれ構成されている。そして、側面9の曲面カーブは隣接する垂直軸間の距離を半径とする円弧で描かれる。 【0015】したがって、シャッター2が垂直軸を中心にそれぞれ同期して干渉することなく回転するものであり、シャッター2の切断開口部の閉作用時に、突出部9aの上下にあるほぼ垂直な壁面9bによって形成される空間は、食品生地Wの切断の時に外皮材W2にほぼローソク状の上下方向の尖り部WSを形成する〔図9(b)参照〕。なお、切断開口部5が開閉するときにシャッター2を下降させるとともに、切断開口部3が開いて元の状態に復帰したときにシャッター2が上昇するように、支持フレーム11を本体フレーム4に対して昇降するように構成することが望ましい。 【0016】上記本体フレーム4におけるシャッター2の上方には、食品生地供給装置20が設けられ、この食品生地供給装置20は、棒状の食品生地Wを上方向から切断開口部3へ供給するものである。また、本体フレーム4におけるシャッター2の下方には、コンベア装置21が設けられ、このコンベア装置21は、複数の包被食品WAを左方向(図3において左方向)へ搬送するものである。コンベア装置21は包被食品WAを受け取る際に、シャッター2の昇降運動と同調して昇降運動を行なうように構成することが望ましい。 【0017】次に、本発明の包被切断方法の実施例について説明する。 工程(i) 回転モーター14の駆動により4個のシャッター片5を同期して一方向へ回転させ、切断開口部3を徐々に閉じて側面9を互いに接近させる〔図6(a)、図7(a)、図8(a)参照〕。これによって、4個のシャッター片5の突出部9aを前記切断開口部3の中心に徐々に集合させることにより、外皮材W2を周方向から押圧して、外皮材W2にくびれた連結部分Jを成形させ〔図7(b)、図8(b)参照〕、外皮材W2によって内包材W1を上下に分離して、くびれた連結部分Jにおいて、外皮材W2により内包材W1をそれぞれ包被する〔図8(b)参照〕とともに、さらに、この包被部分において、突出部9aで食品生地Wを上下に切断分離することができる(図9参照)。このとき、ほぼ垂直な壁面9bで食品生地Wの上下に尖り部WSを成形する。 【0018】工程(ii) 工程(i)が終了した後に、回転モーター14の駆動により4個のシャッター片5を同期して一方向へさらに回転させ、4個のシャッター片5のほぼ垂直な壁面9bにより、上下に切断分離した外皮材W2の尖り部WSを一方向に捩じって、食品生地Wの包被部分における尖り部WSをさらに圧着させ〔図10(b)参照〕、この尖り部WSのを上下に移動して(図11参照)、棒状の食品生地Wから包被食品WAを取り出すことができる。ここで、この尖り部WSを上下に移動して尖り部WSの高さを小さくして、包被食品WAの頂部と底部に尖り部WSを押し込む作用も働く〔図11(b)参照〕。 【0019】工程(iii ) 上記工程(ii)が終了した後に、食品生地Wを上方向から切断開口部3へ供給した状態の下で、回転モーター14の駆動により4個のシャッター片5を同期して一方向へさらに回転させて、切断開口部3を大きく開いて元の状態に復帰させる(図5参照)。これによって、棒状の食品生地Wに対する1回の包被切断が終了する。 【0020】工程(iv) 上記工程(iii )が終了した後に、工程(i)〜工程(iii )を順次繰り返すことにより、棒状の食品生地Wに対して複数回の包被切断を行なって、複数の包被食品WAを製造することができる。 【0021】以上のような実施例によれば、シャッター2が閉作用時に、側面9が食品生地Wを絞り、外皮材W2を切断開口部中心まで集合移動させて接合することにより内包材W1を包被し、包被接合部分で食品生地Wを突出部9aにより上下に切断分離する。この突出部9aは、食品生地を切断する機能を有するものであるから、本実施例に限らず、小さな突起やナイフエッジのような鋭利な形状のものでさしつかえない。この上下に分離された外皮材W2によってできた包被接合部分である尖り部(ツノ)WSを、さらにシャッター片5が回転することによって尖り部WSを捩じって、外皮材W2の包被接合部を圧着させて、確実にすることができる。すなわち、包被食品WAの被切断部の接合力を高めて、包被食品WAから内包材W1が露出することを回避して、包被食品WAの品質向上を図ることができる。 【0022】このように本発明においては、尖り部を形成しほぼ垂直な壁面9bによって外皮材を挟持しながら捩じることができるが、前述した従来技術においては、本発明の実施例に示される側面9に有するほぼ垂直な壁面9bがないので、特に弾性の強い食品生地の場合、包被食品の被切断部の接合力が十分に得られず、その後の生産過程を含めて、包被食品から内包材が露出することがあり、品質低下の原因となっている。 【0023】さらに、この尖り部WSは、シャッター片5の回転が進むと徐々にその高さが小さくなって消滅し、尖り部の生地は包被食品WAの頂部と底部に押し込められて、包被食品WAの表面から尖りは残らないので、滑らかな表面を得ることができるものである。また、このとき包被食品WAを受け止めるコンベア装置21をシャッター2の昇降に同調させる昇降運動を行ない、前記尖り部WSが包被食品WAの頂部に押し込められる際、包被食品WAの頂部(上側)をシャッター2の下面8に適宜に接触させておくようにして行なうと、包被食品WA上面をシャッター片の下面8で平坦にならすとともに、頂部への外皮材の押し込み効果がさらに向上する。 【0024】また、前記尖り部WSは包被食品WAの頂部と底部の外皮材と一体となるので、例えば、包被切断によって被切断部の皮まわりが悪く、被切断部である頂部と底部の外皮材が、その他に比べて薄くなってしまうような食品生地であっても、尖り部をあらかじめ適当な大きさとなるシャッター片を選択することにより、外皮材が均一な厚みの包被食品を得ることができる。前記尖り部WSの成形は、ほぼ垂直な壁面の回転移動によって行なわれるものであり、この尖り部WSの大小あるいはこの圧着の調整は、生地の性状に応じて、この壁面の高さ、傾斜角度を適宜選択することができる。図12に示すものはその一例であり、ほぼ垂直な壁面が2段の形状からなるものであり、食品生地の包被切断の際にできる尖り部を確実に成形し捻ることができる。 【0025】なお、本発明は、前述の実施例に限るものではなく、以下のように種々の対応で実施が可能である。すなわち、シャッター片5の個数は4個に限るものでなく、3個以上であれば5個であってもさしつかえなく、また、6個でも実施は可能である。また、各シャッター片5は1個のエッジ部を設けているが、シャッター片の回転軸を対象に2個のエッジ部を設け、シャッター片1回転で2回の包被切断を行なうようにしてもよい。 【0026】さらに、本実施例においては、シャッター片5の凹部面10の形状は、図12に示すように一方向の回転によってエッジ部6が切断開口部3に集合し、さらにそれを通過してからも、エッジ部6が凹部面10と摺接する状態を保持して摺動回転するように構成しているが、この位置においては、エッジ部6が凹部面10に摺接する必要はなく、凹部面はエッジ部6に干渉しないように欠落しておいてもさしつかえない。ただし、この場合において、シャッター片5の上面7と下面8は摺接するような基本形状をしているのが望ましい。シャッター片5の回転においては、回転においてその角速度を調節すると、例えば、切断開口部の閉作用に伴い回転角速度を減少または瞬間停止させて、包被切断効果を調節向上することができる。また、シャッター片5は一方向の回転で説明しているが、エッジ部6が切断開口部中心に集合し、食品生地Wを切断した後、適宜位置にて逆転して回転する往復運動による構成でもさしつかえない。 【0027】 【発明の効果】本発明によれば、食品生地を周方向から押圧して、外皮材にくびれた連結部分を成形し、外皮材によって内包材を上下に分離し、外皮材により内包材をそれぞれ包被した部分で食品生地を切断分離し、分離することによって形成された外皮材の尖り部を挟持しながら一方向へ捩じって、この尖り部をさらに圧着して、棒状の食品生地から包被食品を取り出すことができるため、包被食品の被切断部の接合力を高めて、包被食品から内包材が露出することを回避して、包被食品の品質向上を図ることができる。また、食品生地の尖り部を捻りを付加するに十分なほぼ垂直な壁面を有するようにしているので、食品生地の性状に応じて生地の尖り部の成形するための壁面の高さを選択すれば、最適な包被切断を行なうことができる。さらに、食品生地の尖り部をなくして包被食品に押し込むことができるので、包被食品の表面形状を滑らかに成形することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115924 【氏名又は名称】レオン自動機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月15日(1999.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068238 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 猛 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−232845(P2000−232845A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月29日(2000.8.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−35524 |
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