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【発明の名称】 棒状食品の後続装置への投入方法とその装置
【発明者】 【氏名】羽田 誠二

【要約】 【課題】搬送コンベアによって整列して搬送されてきた棒状食品の側部が上下方向を向くようにその向き変換して後続装置へ投入するようにした棒状食品の投入方法とその装置を提供する。

【解決手段】側部が進行方向を向くように棒状食品(10)を搬送コンベア(1)によって搬送するとともにその終端部から落下させ、次いで、落下する該棒状食品(10)の側部が上下方向を向いたところでフラッパー(2)により一旦受け止め、その後、側部が上下方向を向いた状態のまま該棒状食品(10)を下方の後続装置へ落下投入する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 側部が進行方向を向くように搬送コンベアによって搬送される棒状食品を該搬送コンベアの終端部から落下させ、次いで、該棒状食品の側部が上下方向を向いたところで一旦受け止め、その後、その状態のまま該棒状食品を下方へ落下させ後続装置に投入してなることを特徴とする棒状食品の後続装置への投入方法。
【請求項2】 側部が進行方向を向くように棒状食品を搬送するとともに搬送された該棒状食品をその終端部から落下させる搬送コンベアと、該搬送コンベアから落下する該棒状食品をその側部が上下方向を向いたところで一旦受け止め、その後、その状態のまま該棒状食品を下方へ落下させ後続装置に投入するフラッパーとからなることを特徴とする棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項3】 搬送コンベアは、棒状食品の側部が進行方向を向くよう整列して搬送する上流側に設置される整列コンベアと、該整列コンベアより搬送速度が速く整列コンベアから整列して搬送される各棒状食品の間隔を一定以上開けるよう下流側に設置される切り離しコンベアとからなることを特徴とする請求項2に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項4】 切り離しコンベアは、各棒状食品の間隔をより確実に一定以上開けるために下流側の搬送速度を上流側の搬送速度よりも速くした複数の切り離しコンベアからなることを特徴とする請求項3に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項5】 フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設けるとともに、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍にも棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数のコンベアを停止し、その後、該フラッパー内から棒状食品を落下させて第1のセンサーが棒状食品の存在を検知しなくなった時に、停止していた前記コンベアを再始動させるよう制御してなることを特徴とする請求項3又は4に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項6】 フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設け、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなることを特徴とする請求項3又は4に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項7】 フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、該フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍に棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、第2のセンサーから所定間隔上流側にも棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、隣接して搬送される棒状食品が所定間隔以内に接近し、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部及びそこから所定間隔上流側に棒状食品が共に瞬間的に又は一定時間存在することを第2のセンサーと第3のセンサーとが検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなることを特徴とする請求項3又は4に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項8】 フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設けるとともに、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍にも棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、第2のセンサーから所定間隔上流側に棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数のコンベアを停止し、その後、該フラッパー内から棒状食品を落下させて第1のセンサーが棒状食品の存在を検知しなくなった時に、停止していた前記コンベアを再始動させるよう制御してなること、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなること、隣接して搬送される棒状食品が所定間隔以内に接近し、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部及びそこから所定間隔上流側に棒状食品が共に瞬間的に又は一定時間存在することを第2のセンサーと第3のセンサーとが検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなること、の三つの制御のうち少なくとも何れか二つ以上の制御が重ねて用いられてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項9】 フラッパーは、前後に配置された開閉自在の2枚の板羽根体よりなり、その閉鎖時に、前方の板羽根体は後方に向かって傾斜し、後方の板羽根体は下方に向かって略垂直に設置されてなることを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項10】前方の板羽根体の後方に向かう傾斜は、棒状食品の上面形状に部分的にほぼ適合することとなるよう湾曲したものであることを特徴とする請求項9に記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項11】搬送コンベアとフラッパーとの間に、棒状食品の落下軌道に沿う滑りガイド部を形成してなることを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【請求項12】棒状食品の側部が上下方向を向いた状態のまま落下して投入する後続装置が、該棒状食品をその側部が上下方向を向いた状態を維持しながら搬送する搬送コンベアを具備するものであることを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の棒状食品の後続装置への投入装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、棒状食品の後続装置への投入方法とその装置に係り、詳しくは、例えば、後続装置が棒状食品の横腹に切れ目を入れるとともに該切れ目の内部にクリーム、フィリング等を充填する装置であれば、棒状食品の横腹に切れ目を入れ、更に、クリーム、フィリング等を充填するという作業を行い易くするために、搬送コンベアによって整列して搬送されてきた棒状食品の向きを、その側部が上下方向を向くように変換して該後続装置へ投入するようにした投入方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】棒状食品の内部にクリーム、フィリング等を充填してなる製品には、該棒状食品の上面部分に切れ目を入れ、該切れ目の内部にクリーム、フィリング等を充填するようにしたものの他、図7に示すように、棒状食品(10)の側部(14)に切れ目(15)を入れ、該切れ目(15)の内部にクリーム、フィリング等(20)を充填するようにしたものがあり、その場合、棒状食品の側部に切れ目を入れるとともに該切れ目の内部にクリーム、フィリング等を充填する作業が行い易くなるように、搬送コンベアによって搬送されてくる棒状食品の向きを、その側部が上下方向を向くように変換することがなされている。
【0003】このように棒状食品の側部が上下方向を向くようにする変換する従来方法としては、搬送コンベアによって搬送されてくる棒状食品を一つ一つ手で掴んでその側部が上下方向を向くように向きを変換してから、下流側に設置された後続装置へ投入するという手作業によりなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような手作業では、下流側に設置された後続装置へ棒状食品を一つ一つ手で掴んで方向変換しながら移載、投入させるという手間の掛かる煩わしいものであり、連続的に作業を行うことが出来ず作業効率が悪いものである。また、後続装置への投入の際の手で掴むという行為は、衛生面において好ましいものとは言えないとともに、製品を損傷させてしまう恐れがあり、やはり好ましいものではない。
【0005】本願発明は、このような課題に対処しようとするものであり、大量生産に適するように手間が掛かる煩わしさを解消することは勿論のこと、衛生的で、品質の低下を防止するようにした、作業効率の良い棒状食品の後続装置への投入方法とその装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、棒状食品の側部が上下方向を向くようにした向きの変換を、搬送コンベアの終端部から該棒状食品を落下させることで行うようにしたものであり、その際、落下途中で該棒状食品を一旦受け止めることにより、落下することによる衝撃をやわらげ損傷等による品質の低下を防止し、しかも、その後の下方の後続装置への一つずつ、かつ、その側部が上下方向を向いた状態での落下投入を確実にするようにしたものである。
【0007】すなわち、本願発明は、棒状食品を搬送する搬送コンベアと後続装置とを、前者コンベアが高位置となるよう段差を設けて連続して配置し、搬送コンベアによって搬送された棒状食品がその終端部から後続装置へ向かって落下する時に、何ら手作業を施すことなく安定的かつ確実に側部が上下方向を向くように、そして、斜めに落下して何れか一方の長手方向端部に衝撃が与えられ潰れてしまう等の損傷が生じることのないように、落下途中で一旦受け止めてから、下流側に配置された後続装置へ落下投入するようにしたものである。
【0008】これにより、棒状食品は、搬送コンベアの終端部からその向きを変えながら落下することとなり、側部が上下方向を向くこととなる。しかも、落下の途中で棒状食品の側部が上下方向を向いた時点で一旦受け止め落下を停止させることで、該棒状食品は下流側に配置された後続装置への落下投入がしやすい状態に調整され、一つずつ、かつ、その側部が上下方向を向いた状態での落下投入が確実に行われることとなる。
【0009】ここで、本願発明で言う棒状食品とは、その長さや太さは特に限定されてなるものではなく、その断面が略半円形もしくは蒲鉾形であればどのようなものでもよく、具体的には、例えば、ソーセージや蒲鉾のような食肉練製品、餅、ロールパンやコッペパン、フランスパン、ドーナツ、揚げパン或いは中華まんのようなパン類等が挙げられる。
【0010】本願発明は、より具体的に説明すると、側部が進行方向を向くように搬送コンベアによって搬送される棒状食品を、該搬送コンベアの終端部から落下させ、次いで、該棒状食品の側部が上下方向を向いたところで一旦受け止め、その後、側部が上下方向を向いた状態のまま該棒状食品を下方へ落下させ後続装置に投入するようにしたものである。
【0011】また、本願発明は、側部が進行方向を向くように棒状食品を搬送するとともに、搬送された該棒状食品をその終端部から落下させる搬送コンベアと、該搬送コンベアから落下する該棒状食品をその側部が上下方向を向いたところで一旦受け止め、その後、その状態のまま、すなわち、側部が上下方向を向いた状態のまま該棒状食品を下方へ落下させ後続装置に投入するフラッパーとからなる装置を用いることにより成し得るようにしたものである。ここで、本願発明で言うフラッパーとは、上記搬送コンベアの終端部から落下する棒状食品を一旦受け止め支持し、その後、後続装置の動作に連動して下方へ落下させるための単数または複数の板羽根体よりなるものであり、これにより、一つずつ、かつ、その側部が上下方向を向いた状態での落下投入を確実かつ安定的にすることが出来る。
【0012】搬送コンベアは、その側部が進行方向を向くように整列して搬送された棒状食品が一つずつ確実にフラッパーへ落下することとなれば特に問題はないが、連続して搬送された棒状食品が誤って二つ一緒にフラッパーへ落下してしまう恐れを無くすため、棒状食品の側部が進行方向を向くように整列して搬送するよう上流側に設置された整列コンベアと、該整列コンベアから整列して搬送される各棒状食品の間隔を一定以上開けるよう下流側に設置された該整列コンベアより搬送速度(流れ)が速い切り離しコンベアとからなるようにすると良い。これにより、側部が進行方向を向くように整列して搬送された棒状食品同士の間隔が十分に開けられ、フラッパーへ誤って二つ一緒に落下してしまう恐れが防止されることとなる。
【0013】また、切り離しコンベアは、整列して搬送される各棒状食品の間隔が一定以上開けることが出来れば一つだけでも何ら差し支えないが、各棒状食品の間隔をより確実に一定以上開けるようにするため、下流側が上流側よりも搬送速度(流れ)を速くした複数の切り離しコンベアからなるようにしても良い。これにより、隣接するコンベア間の速度差を緩和することができ、低速の整列コンベアから高速の切り離しコンベアへ送り渡される際の速度の相違によってもたらされる棒状食品の底部に与えられるダメージが軽減され(柔らかくてもろい棒状食品によっては、速度差のあるコンベア間の送り渡しの際に割れたり変形したりし、ひどい場合には裂けて二分される恐れもある)、各棒状食品の間隔が徐々に無理なく一定以上より確実に開けられることとなる。
【0014】また、本願発明は、必要に応じて、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設けるとともに、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍にも棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数のコンベアを停止し、その後、該フラッパー内から棒状食品を落下させて第1のセンサーが棒状食品の存在を検知しなくなった時に、停止していた前記コンベアを再始動させるよう制御してなるものでもある。これにより、棒状食品が誤って二つ一緒にフラッパーへ落下してしまうことをより確実に防止することが出来ることとなる。
【0015】また、本願発明は、必要に応じて、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設け、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなるものでもある。これにより、フラッパー内に棒状食品が存在している際に誤って後続の棒状食品がフラッパー間へ落下してしまうことを、切り離しコンベアーを停止させることなくより確実に防止することが出来ることとなる。
【0016】なお、上記バイパスコンベアを設けるに際して、待機位置を何処に設定するか、待機位置と受取位置との間でバイパスコンベアをどのように往復動させるかは任意であり、例えば、待機位置をフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側延長線上に設定して、バイパスコンベアを該待機位置と受取位置との間を前進後退するように往復動させても良いし、或いは、待機位置を受取位置の上方に設定し、バイパスコンベアを該待機位置と受取位置との間を下降上昇するように往復動させても良い。
【0017】また、本願発明は、必要に応じて、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、該フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍に棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、第2のセンサーから所定間隔上流側にも棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、隣接して搬送される棒状食品が所定間隔以内に接近し、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部及びそこから所定間隔上流側に棒状食品が共に瞬間的に又は一定時間存在することを第2のセンサーと第3のセンサーとが検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなるものでもある。これにより、たとえ整列コンベアから過剰に棒状食品が搬送されたり、或いは、トラブル等により後続コンベアが止まったりして、切り離しコンベア上の各棒状食品の間隔が狭くなり互いに接近してフラッパー直前の切り離しコンベアに同時に二つ以上の棒状食品が存在する場合であっても、バイパスコンベアにより過剰な棒状食品が除去されることとなり、二つ以上の棒状食品がフラッパー内に誤って連続して落下して該フラッパー内に二つ以上の棒状食品が存在することとなってしまう恐れが無くなり、フラッパーへの棒状食品の一つずつの落下が確実に行えることとなる。
【0018】なお、第3のセンサーを設置する位置は、フラッパー直前の切り離しコンベアに同時に二つ以上の棒状食品が存在しないようにすることをより確実にするためには、より上流にした方がよいが、他面、バイパスコンベアを作動させる機会を少なくしてラインの流れをスムーズにさせる必要もあることから、実際上、フラッパー直前の切り離しコンベアとその上流側のコンベアとの境目付近、例えば、フラッパー直前の切り離しコンベアの上流側端部や、その上流側のコンベアの下流側端部とすることが望ましい。
【0019】また、本願発明は、必要に応じて、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設けるとともに、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍にも棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、第2のセンサーから所定間隔上流側に棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数のコンベアを停止し、その後、該フラッパー内から棒状食品を落下させて第1のセンサーが棒状食品の存在を検知しなくなった時に、前記停止していたコンベアを再始動させるよう制御してなること、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなること、隣接して搬送される棒状食品が所定間隔以内に接近し、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部及びそこから所定間隔上流側に棒状食品が共に瞬間的に又は一定時間存在することを第2のセンサーと第3のセンサーとが検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御してなること、の三つの制御のうち少なくとも何れか二つ以上の制御が重ねて用いられてなるように制御してなるものでもある。これにより、二重、三重の制御手段を備えているため、棒状食品が誤って二つ一緒にフラッパーへ落下してしまうことをより一層確実に防止することが出来るとともに、たとえ整列コンベアから過剰に棒状食品が搬送されたり、或いは、トラブル等により後続コンベアが止まったりして、切り離しコンベア上の各棒状食品の間隔が狭くなり互いに接近してフラッパー直前の切り離しコンベアに同時に二つ以上の棒状食品が存在する場合であっても、バイパスコンベアにより過剰な棒状食品がより確実に除去されることとなり、二つ以上の棒状食品がフラッパー内に誤って連続して落下して該フラッパー内に二つ以上の棒状食品が存在することとなってしまう恐れがほとんど無くなり、フラッパーへの棒状食品の一つずつの落下が確実に行えることとなる。
【0020】また、本願発明において、フラッパーは、前後に配置された開閉自在の2枚の板羽根体とすることが望ましく、その閉鎖時に、前方の板羽根体は、棒状食品の上面形状に部分的にほぼ適合することとなるよう後方に向かって傾斜しながら延び先端部付近で湾曲し、また、後方の板羽根体は、下方に向かって略垂直に延び先端部付近で湾曲したものとするようにすると良い。これにより、平面的な棒状食品の底面部は略垂直である後方の板羽根体によって支持されることとなり、また、湾曲した棒状食品の上面部は後方に向かって傾斜した前方の板羽根体によって支持されることとなる。しかも、後方に向かって傾斜した前方の板羽根体を、棒状食品の上面形状にほぼ適合させて湾曲させた深い傾斜のものとすると、該棒状食品の上面部分が潰れてしまうことが防止されることは勿論のこと、前転が不十分で中途半端に受け止められた棒状食品が深く形成された傾斜に沿ってすべり落ちてその位置が修正されることとなる。なお、フラッパーは、図5に示すように、後方に向かって傾斜しながら直線状に延びる前方に配置された長い板羽根体(12a)と、下方に向かって略垂直に延びる後方に配置された短い板羽根体(12b)とからなるものとしても良い。
【0021】また、本願発明は、図6に示すように、フラッパー直前の切り離しコンベアとフラッパーとの間に、棒状食品の落下軌道に沿う滑りガイド部(9)を形成するようにしても良い。これにより、落下に伴って棒状食品の前転が必要な約90度の回転以上に為される場合に、棒状食品の底面部が滑りガイド部に当接してそれ以上の回転が防止されるとともに該滑りガイド部に沿ってすべり落ちることとなり、棒状食品の上面部が下方に位置してしまうと言う回転し過ぎが防止されるとともに、フラッパーへの支持位置が調整され、確実なフラッパーでの支持が行える。なお、滑りガイド部は、フラッパー直前の切り離しコンベアとフラッパーとの間に独立して設けるようにしても良く、または、後方側のフラッパーの上端部を該切り離しコンベア側へ延長して設けるようにしても良い。
【0022】また、本願発明は、棒状食品の側部が上下方向を向いた状態のまま落下して投入する後続装置を、該棒状食品をその側部が上下方向を向いた状態を維持しながら搬送する搬送コンベアを具備するものでもある。これにより、例えば、後続装置が棒状食品の横腹に切れ目を入れるとともに該切れ目の内部にクリーム、フィリング等を充填する装置であれば、棒状食品の横腹に切れ目を入れ、更に、クリーム、フィリングを充填するという作業を行い易くすることが出来る。
【0023】
【実施例】以下、後続装置を、棒状パンをその側部が上下方向を向いた状態を維持しながら搬送する搬送コンベアとした、本願発明の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は、棒状パンを搬送コンベアによって側部が進行方向を向くように搬送し、該棒状パンが長手方向を軸に略90度前転するよう該搬送コンベアの終端部から該棒状パンを落下させ、前転しながら落下する該棒状パンの側部が上下方向を向いたところで一旦受け止め、その後、側部が上下方向を向いた状態のまま該棒状パンを下方へ落下させ、後続装置の搬送コンベアへ投入するようにしたものであり、図1乃至図3に示すように、棒状パン(10)の側部が進行方向を向くように搬送するとともに、この搬送状態を維持しながら長手方向を軸に前転することとなるよう該棒状パン(10)を下流側に設置された後続装置の搬送コンベア(11)目がけて落下投入してなる搬送コンベア(1)と、該搬送コンベア(1)から落下した該棒状パン(10)の側部が上下方向を向いたところで一旦受け止めるとともに、側部が上下方向を向いた状態のまま該棒状パン(10)を下方の該後続装置の搬送コンベア(11)へ落下投入してなるフラッパー(2)とからなる、後続装置の搬送コンベアへの投入装置(A)により成し得るようにしたものである。
【0024】搬送コンベア(1)は、側部が進行方向を向くように整列しながら連続して搬送される棒状パン(10)が誤って二つ一緒に2枚のフラッパー(2,2′)間へ落下してしまうことのないように、棒状パン(10)の側部が進行方向を向くように整列して搬送する整列コンベア(3)と、整列して搬送される各棒状パン(10・・・10)の間隔を一定以上開けるよう搬送する切り離しコンベア(4)とにより構成し、上流側に整列コンベア(3)を、下流側に切り離しコンベア(4)をそれぞれ設置するとともに、該切り離しコンベア(4)の搬送速度を該整列コンベア(3)より速く設定することとする。
【0025】また、切り離しコンベア(4)は、各棒状パン(10・・・10)の間隔をより確実に一定以上開けるようにするため、下流側が上流側よりも搬送速度を速くした2つの切り離しコンベア(4a,4b)から構成されるようにする。
【0026】フラッパー(2)は、前後に配置された開閉自在の2枚の板羽根体(2a,2b)よりなり、前方の板羽根体(2a)は、棒状パンの上面部分の丸味形状に部分的に適合することとなるよう後方に向かって傾斜しながら延びるとともに先端部(2′a)付近で湾曲し、また、後方の板羽根体(2b)は、下方に向かって略垂直に延びるとともにやはり先端部(2′b)付近で湾曲しており、これら2枚の板羽根体(2a,2b)は通常は閉じた状態となっている(図3参照)。
【0027】フラッパーの近傍には第1のセンサー(5)が設けられ、フラッパー(2)内に棒状パン(10)が存在するか否か確認するようになっているとともに、該フラッパー(2)の直前に設けられた第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部近傍に第2のセンサー(6)が設けられ、該第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部に棒状パン(10)が存在するか否か確認するようになっており、該フラッパー(2)内と該第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部に共に棒状パン(10)が存在することを第1のセンサー(5)と第2のセンサー(6)とが検知した時に瞬間的に、該第2の切り離しコンベアー(4b)を停止し、その後該フラッパー(2)内から棒状パン(10)が存在しなくなった時、該第2の切り離しコンベアー(4b)を再始動させるようになっている。
【0028】また、第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部から延長線上に待機位置を設定し、受取位置との間を前進及び後退可能なバイパスコンベア(8)を設け、第1のセンサー(5)がフラッパー(2)内に棒状パン(10)が一定時間、例えば、2.0秒間以上存在することを検知した時、待機位置に待機している該バイパスコンベア(8)を第2の切り離しコンベア(4b)に向かって受取位置まで前進させ、該第2の切り離しコンベア(4b)上に存在する過剰な棒状パン(10′)を回収除去するようになっている。そして、過剰な棒状パン(10′)の回収除去完了後、バイパスコンベア(8)はフラッパー(2)が閉じた状態であることを条件として後退する。
【0029】この際、バイパスコンベア(8)による過剰な棒状パン(10′)の回収除去に伴って、該バイパスコンベア(8)の前進時及び後退時に切り離しコンベアが一定時間停止するようにしても良い。例えば、バイパスコンベア(8)が1秒間で切り離しコンベア(4)に到達するようにした場合であれば、バイパスコンベア(8)の前進開始時に該切り離しコンベア(4)が1.5秒間停止し、その後、バイパスコンベア(8)が受取位置に到達してから再始動して過剰な棒状パン(10′)を回収した後、バイパスコンベア(8)の後退開始時に0.5秒間停止するようにする。これにより、バイパスコンベア(8)による過剰な棒状パン(10′)の回収除去作業を確実に、且つ、円滑に行うようにすることが出来る。
【0030】また、第2のセンサー(6)から所定間隔離れた上流側(第2の切り離しコンベアの上流側端部)には第3のセンサー(7)が設けられ、第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部に位置する棒状パン(10)から上流側所定間隔以内に別の棒状パン(10)が存在するか否か確認するようになっており、隣接して搬送された棒状パン(10)同士の間隔が所定間隔以内に接近し、該第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部とそこから所定間隔上流側に共に棒状パン(10)が瞬間的に、又は一定時間、例えば、1秒間以上存在することを検知した時、該バイパスコンベア(8)を第2の切り離しコンベア(4b)に向かって前進させ、該第2の切り離しコンベア(4b)上に存在する過剰な棒状パン(10′)を回収除去するようにもなっている。なお、このときに、第1のセンサー(5)と第2のセンサー(6)が同時に棒状パン(10)を検知して第2の切り離しコンベア(4b)を停止させていた場合であっても、該バイパスコンベア(8)が受取位置に到達した時に、停止していた上記第2の切り離しコンベア(4b)が動作するように調整する。そして、過剰な棒状パン(10′)の回収除去完了後は、フラッパー(2)が閉じた状態であることを確認してバイパスコンベア(8)は後退する。
【0031】以上のように構成した後続装置が棒状パンをその側部が上下方向を向いた状態を維持しながら搬送する搬送コンベアである該棒状パンの搬送コンベアへの投入方向変換装置(A)は、次のように動作する。まず、整列コンベア(3)上に側部が進行方向を向くように整列しながら連続して搬送された棒状パン(10)は、後述する各センサーが棒状パンの存在の有無を確認しやすくするために、整列コンベアより搬送速度の速い第1の切り離しコンベア(4a)と、これよりさらに搬送速度の速い第2の切り離しコンベア(4b)により二段階で一定以上の距離となるように切り離しながら順次下流側へ搬送される。下流側へ搬送され第2の切り離しコンベア(4b)の終端部から落下することとなる棒状パン(10)は、この搬送状態を維持しながら該棒状パンの長手方向を軸に約90度前転し、側部が上下方向を向いたところで閉じられたフラッパー(2)内に一旦受け止められる。この時、第1のセンサー(5)は、フラッパー(2)内に棒状パンが存在することを検知している。そして、このままフラッパー(2)内に棒状パン(10)が一定時間、例えば、2.0秒間以上存在することを検知した時、待機位置に待機している該バイパスコンベア(8)を第2の切り離しコンベア(4b)に向かって受取位置まで前進させ、該第2の切り離しコンベア(4b)上に存在する過剰な棒状パン(10′)を回収除去する。そしてまた、フラッパー(2)内に棒状パンが受け止められた状態で次の棒状パンが搬送されて第2の切り離しコンベア(4b)の下流側端部に位置すると、第2のセンサー(6)がその存在を検知し、すなわち、第1及び第2のセンサー(5,6)が同時に棒状パンの存在を検知することとなり、その瞬間に第2の切り離しコンベアー(4b)を停止する。また、フラッパー(2)に向かって落下される棒状パン(10)の間隔は、二つ以上同時に該フラッパー(2)内に落ちることの無いように、第1及び第2の二つの切り離しコンベアー(4a,4b)によって所定間隔以上となるように離されるが、もし、棒状パン(10)が接近して第2及び第3のセンサー(6,7)が同時に棒状パンの存在を検知し、そのまま第2及び第3のセンサー(6,7)が同時に棒状パンの存在を検知している状態が一定時間、例えば、1秒間以上続くと、能力オーバーとしてバイパスコンベア(8)を前進させ、第2の切り離しコンベア(4b)上の過剰な棒状パン(10)を回収除去する。なお、バイパスコンベア(8)を前進させる方法としては、第2のセンサーの検知後、第3のセンサーが検知した瞬間にバイパスコンベアを前進させる方法もあり、上述した第2のセンサーの検知後、第3のセンサーが検知してから一定時間、例えば、1秒間経過後にバイパスコンベアを前進させる方法との二通りの中から任意に選択しうる。また、フラッパー(2)内に一旦受け止められた棒状パン(10)は、図示しないが、後続装置の搬送コンベア(11)と連動するカム及び検出スイッチにより、該後続装置の搬送コンベア(11)の送りアタッチメント(11a)間の投入位置(11b)がフラッパー(2)の真下に来る時点でフラッパー(2)が開いて下方に落下するようになっており、該投入位置(11b)に棒状パン(10)が一つずつ確実に投入される。そして、該フラッパー(2)内から棒状パン(10)が存在しなくなると、第2の切り離しコンベアー(4b)は再始動し、フラッパー(2)は再び閉じる。その後、後続装置の搬送コンベア(11)へ落下投入された棒状パン(10)は、図7に示すように、該後続装置の搬送コンベア(11)上でその側部が上下方向を向いた状態を維持されて搬送され、円刃により横腹(14)に切れ目(15)が入れられ、その内部にクリーム(20)が充填されることとなる。
【0032】また、本願発明の投入装置における各センサーによる動作制御について更に詳しく説明すると、図4に示すように、投入装置の始動時は未だ棒状パンは搬送されてきていないので何れのセンサーも検知しておらず(イの状態)、投入装置は切り離しコンベアを含めた搬送コンベアだけが通常通りに作動している。ここで、図4中の○印はセンサーが棒状パンを検知したことを表し、×印はセンサーが棒状パンを検知していないことを表す。そして、切り離しコンベアにより1番目の棒状パンが搬送されて来ると、第3のセンサーが通過する1番目の棒状パンを検知することとなるが(ロの状態)、この場合も投入装置は切り離しコンベアを含めた搬送コンベアだけが通常通りに作動している。引き続き棒状パンが搬送されると、後続の棒状パンとの間隔を一定以上開けるように、すなわち、前方の棒状のパンと後方の棒状パン同士が近接せず離れるよう切り離しコンベアにより調整され、第2のセンサーだけが通過する1番目の棒状パンを検知する(ハの状態)。この場合も投入装置は切り離しコンベアを含めた搬送コンベアだけが通常通りに作動している。続いて切り離しコンベアの終端部から1番目の棒状パンが落下しフラッパー内に受け止められると、第1のセンサーは後続装置の準備に伴ってフラッパーが開き棒状パンが落下するまで1番目の棒状パンを検知することとなる(ニの状態)。この状態で2番目の棒状パンが切り離しコンベアにより搬送されて来ると、第3のセンサーがその通過を検知するが(ホの状態)、この場合も投入装置は切り離しコンベアを含めた搬送コンベアだけが通常通りに作動している。しかし、フラッパー内の棒状パンが落下せずに、第1のセンサーがその存在を検知した状態で一定時間、例えば、2.0秒経過すると、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去することとなる。そして、また、棒状パンの搬送に伴って第2のセンサーが2番目の棒状パンを検知し(ヘの状態)、この状態、すなわち、第1のセンサーが1番目の棒状パンを検知し、同時に第2のセンサーが2番目の棒状パンを検知した時、瞬間的に2番目の棒状パンが1番目の棒状パンと一緒にフラッパー内に入ってしまうことを防止するために第2の切り離しコンベアは停止される。そして、後続装置が準備されフラッパーが開いて1番目の棒状パンが落下し、第1のセンサーが棒状パンを検知しなくなると(ハの状態に戻る)、切り離しコンベアが再始動することとなる。しかし、フラッパー内の棒状パンが落下せずに、第1のセンサーがその存在を検知した状態で一定時間、例えば、2.0秒経過すると、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去することとなる。また、各棒状パンの間隔は切り離しコンベアにより一定間隔開けるようになっているが、もし、前方の棒状のパンと後方の棒状パン同士が近接しすぎてしまった場合、すなわち、1番目の棒状パンと2番目の棒状パンとが接近しすぎて第2のセンサーと第3のセンサーとが同時に棒状パンの存在を検知した瞬間、又は第2のセンサーと第3のセンサーとが同時に一定時間、例えば、1秒間以上棒状パンが存在することを検知した時(トの状態)、能力オーバーとしてバイパスコンベアを切り離しコンベアに向かって前進させ、該切り離しコンベア上に存在する過剰な棒状パンを回収除去する(イ又はロの状態に戻る)。さらに、上記への状態、すなわち、第1のセンサーが1番目の棒状パンを検知し、同時に第2のセンサーが2番目の棒状パンを検知した時、瞬間的に2番目の棒状パンが1番目の棒状パンと一緒にフラッパー内に入ってしまうことを防止するために第2の切り離しコンベアは停止され、第2の切り離しコンベアが停止された後で3番目の棒状パンが搬送されてくると、停止している第2の切り離しコンベアの上流側端部で止まり、第3のセンサーが3番目の棒状パンを検知し、第1、第2及び第3の各センサーが何れも棒状パンを検知した状態となるが(チの状態)、この場合も上記トの状態と同様に、第2のセンサーと第3のセンサーとが同時に棒状パンの存在を検知した瞬間、又は第2のセンサーと第3のセンサーとが同時に一定時間、例えば、1秒間以上棒状パンが存在することを検知した時、能力オーバーとしてバイパスコンベアが切り離しコンベアに向かって受取位置まで前進し、過剰な棒状パンを除去することとなる(イ又はロ又はニの状態に戻る)。
【0033】
【発明の効果】以上のように本願発明は、下流側の後続装置へ棒状食品を一つ一つ方向変換しながら移載させるという手間の掛かる煩わしい手作業を要することなく、連続してその作業を自動的に行うことが出来ることとなるので、大量生産に適した作業効率の良いものであると言える。
【0034】しかも、棒状食品を手で掴むという行為が一切無いため、衛生的で好ましく、製品の品質の低下をも防止すること出来ることとなる。
【0035】また、本願発明は、切り離しコンベアを下流側が上流側よりも搬送速度を速くした複数の切り離しコンベアからなるようしたので、隣接するコンベア間の速度差を緩和することができるとともに、低速の整列コンベアから高速の切り離しコンベアへ送り渡される際の速度の相違によってもたらされる棒状食品の底部に与えられるダメージが軽減され、各棒状食品の間隔を徐々に無理なく一定以上より確実に開いて整列した状態でその搬送をすることが出来ることとなる。
【0036】また、本願発明は、フラッパー近傍とフラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍とに、棒状食品の存在を検知する第1のセンサー及び第2のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数の搬送コンベアを停止するようにしたので、棒状食品が誤って二つ一緒にフラッパーへ落下してしまうことをより確実に防止することが出来ることとなる。
【0037】また、本願発明は、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設け、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御するようにしたので、フラッパー内に棒状食品が存在している際に誤って後続の棒状食品がフラッパー間へ落下してしまうことを、切り離しコンベアーを停止させることなくより確実に防止することが出来ることとなる。
【0038】また、本願発明は、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、該フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍に棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、第2のセンサーから所定間隔上流側にも棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、第2のセンサーがフラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部に棒状食品が存在し、そして第3のセンサーが該切り離しコンベアの下流側端部から所定間隔上流側に棒状食品が時間存在することを共に検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御するようにしたので、二つ以上の棒状食品がフラッパー内に誤って連続して落下してしまう恐れを無くし、フラッパーへの棒状食品の一つずつの落下を確実に行うことが出来ることとなる。
【0039】また、本願発明は、フラッパー近傍に棒状食品の存在を検知する第1のセンサーを設けるとともに、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部近傍にも棒状食品の存在を検知する第2のセンサーを設け、さらに、フラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部から離間した所定の待機位置に該待機位置とフラッパー直前の切り離しコンベアの下流側端部で棒状食品を受け取る受取位置との間を往復動するバイパスコンベアを設けるとともに、該第2のセンサーから所定間隔上流側に棒状食品の存在を検知する第3のセンサーを設け、該第1のセンサーと該第2のセンサーとが同時に棒状食品を検知した時に、フラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアー又はこれを含んだ複数の搬送コンベアを停止するようにするとともに、該第1のセンサーがフラッパー内に棒状食品が一定時間存在することを検知した時、待機位置で待機していたバイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御し、かつ、第2のセンサーがフラッパーの直前に設けられた切り離しコンベアの下流側端部に棒状食品が存在し、そして第3のセンサーが該切り離しコンベアの下流側端部から所定間隔上流側に棒状食品が時間存在することを共に検知した時、待機位置で待機していた該バイパスコンベアを受取位置に移動させ、該切り離しコンベア上の棒状食品を除去するよう制御するようにしたので、棒状食品が誤って二つ一緒にフラッパーへ落下してしまうことをより確実に防止することが出来るとともに、フラッパー内に棒状食品が存在している際に誤って後続の棒状食品がフラッパー間へ落下してしまうことを、切り離しコンベアーを停止させることなくより確実に防止することが出来、さらに、二つ以上の棒状食品がフラッパー内に誤って連続して落下してしまう恐れを無くし、フラッパーへの棒状食品の一つずつの落下を確実に行うことが出来ることとなる。
【0040】さらに、本願発明は、フラッパー直前の切り離しコンベアとフラッパーとの間に、棒状食品の落下軌道に沿う滑りガイド部を形成し、棒状食品が該滑りガイド部に沿ってすべり落ちるようにしたので、落下に伴って棒状食品が回転し過ぎてしまうことが防止されるとともに、フラッパーへの支持位置が調整され、フラッパーでの確実な支持が行えることとなる。
【出願人】 【識別番号】000178594
【氏名又は名称】山崎製パン株式会社
【出願日】 平成10年12月24日(1998.12.24)
【代理人】 【識別番号】100087550
【弁理士】
【氏名又は名称】梅村 莞爾
【公開番号】 特開2000−189039(P2000−189039A)
【公開日】 平成12年7月11日(2000.7.11)
【出願番号】 特願平10−366659