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【発明の名称】 具材定量供給装置
【発明者】 【氏名】伊藤 貞昭

【氏名】伊藤 弘美

【氏名】二木 紀彦

【氏名】高井 皓

【要約】 【課題】春巻、シューマイ、ギョーザなどの具材、特に粘度の高い食品の具材を一定量ずつ供給する装置に関する。

【解決手段】外皮の中に具材の入った食品においては具材を外皮に充填する時、また食品には粘度の高い具材があり、この具材を加工装置に送り込む時、具材を押出す部材の表面に具材が付着して、具材を一定量ずつ供給することは困難であったが、本発明では具材の背面からエァーを吹付けて、押出し部材に付着した具材を剥離して、具材を定量ずつ加工装置に供給するようにしたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 押出し室(3)内を往復運動する押出し部材(1)を設け、押出し部材(1)の押出し面(2)にエアー吹出し孔(6)を設けて、押出し部材(1)によって押出し室(3)内の具材を押出し、押出し終端位置で押出し部材(1)の押出し面(2)からエァーを吹出す機構を設けたことを特徴とする具材定量供給装置。
【請求項2】 押出し部材(1)からエァーを吹出す機構が押出し部材(1)と共に往復運動をして押出し面(2)のエァー吹出し孔(6)に通じるエァーパイプ(4)を設け、エァーパイプ(4)にエァー通し孔(8)を設け、エァーパイプ(4)がスライドする接続部材(7)にエァー吹込み孔(9)を設け、エァー吹込み孔(9)とエァー通し孔(8)が重なり合う時、エァーがエァーパイプ(4)を通って押出し面(2)から吹き出すことを特徴とする請求項1記載の具材定量供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、春巻、シユーマイ、ギョーザなどの具材を外皮で包んだ食品の外皮に高粘度の具材を定量ずつ充填したり、マヨネーズ、ホワイトソース、たれ等の粘度高い液状から糊状のもの、または、それらに具の入ったものを定量ずつ加工装置に供給する装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の具材を往復する押出し部材によって外皮や加工装置に送り出す装置においては、具材を加工装置に押し出す時に、具材を押し出す面に具材が付着することがしばしば起り、この為に一定量ずつ具材を送り出すことが出来ず、具材が定量でない不良品が発生していた。特に、粘度高い液状から糊状物の中に野菜、肉などの小片が混在しているような具材では装置に具が付着して残るかどうか等で、著しく定量性が損なわれるといった問題点があった。
【0003】本発明は上記問題点を解消するために、具材を押出した時に具材の背面からエァーを吹付け、押出し部材の表面から具材を剥離させて、押出し部材に具材が付着するのを防止する装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は押出し室内に供給された具材を往復運動して外皮に、または加工装置に送り込む押出し部材を設け、押出し部材の押出し面にエァー吹出し孔を設けて、具材を押出し部材によって加工装置に向けて押出した後、具材の背面からエァーを吹付けて、具材と押出し部材の表面とを分離するようにしたものである。
【0005】また、押出し部材に取付いて押出し部材と共に往復運動をするエァーパイプを設け、エァーパイプにエァー通し孔を設け、エァーパイプがスライドする接続部材にエァー吹込み孔を設け、エァーパイプが接続部材をスライドして接続部材のエァー吹込み孔とエァーパイプのエァー通し孔が重なり合う時、即ち押出し部材の押出し終端位置で、エァーがエァー吹込み孔からエァー通し孔に吹込まれてエァーパイプを通って押出し面のエァー吹出し孔から吹き出すものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1に示すように、直方体からなる押出し室3内に平板状の押出し面2を有する押出し部材1を設ける。押出し部材1はエァシリンダによって往復運動するロッド5の先端に取付いて、押出し室3内を往復運動して押出し室3内の具材を一定量ずつ押出し加工装置に送込む。また、押出し室3の側壁に開口してノズルを設け、ノズルより具材が押出し室3内に送込まれるようになっている。
【0007】押出し部材1の押出し面2にはエァーを吹出す孔6が設けられている。押出し部材1には押出し面2にエァーを送るエァーパイプ4が取付いていて、押出し部材1と共に往復運動をする。往復運動するエァーパイプ4がスライドする接続部材7を設け、接続部材7にエァー吹込み孔9を設ける。
【0008】エァーパイプ4は一端が閉じられ、他端が押出し部材1に取付いて、押出し部材1の押出し面2のエァー吹出し孔6に連通している。エァーパイプ4の途中にエァーをエァーパイプ4内に通すエァー通し孔8が設けられていて、接続部材7に設けたエァー吹込み孔9との間で弁を構成している。
【0009】接続部材7のエァー吹込み孔9に送られてきたエァーはエァーパイプ4のエァー通し孔8と重なり合った時、エァーパイプ4に吹込まれエァーパイプ4を通って、押出し面2のエァー吹出し孔6から吹出すようになっている。エァーパイプ4側のエァー通し孔8または接続部材7側のエァー吹込み孔9の位置をエァーパイプ4および接続部材7の取付部のネジによって調整することでエァーの吹出しタイミングを変化させることができる。
【0010】図2に示すように、押出し部材1には押出し部材1を往復運動させるロッド5が設けられている。また、押出し部材1の押出し面2にエァーを送る為のエァーパイプ4が設けられている。押出し部材1の具材を押出す押出し面2には具材の背面にエァーを吹付けるためのエァー吹出し孔6が設けられている。
【0011】押出し部材1はロッド5によって往復運動しながら押出し室3に供給された具材を押出し面2で押し、押出し部材1の押出し終端位置で送られて来たエァーを押出し面2から吹出して、押出し面2に付着した具材を吹き飛ばして剥離する。押出し面2は網や布のようなもので、エァーが吹出るものであっても良い。
【0012】図3(a)に示すように、押出し部材1が元の位置にあって、押出し室3にノズルから具材が供給される時点では、エァー通し孔8とエァー吹込み孔9とが重なり合っていないので、押出し部材1の押出し面2からはエァーは吹出さない。
【0013】図3(b)に示すように、押出し室3内の具材を押出し部材1によって押出し、押出し部材1の押出し終端位置で、エァーパイプ4が接続部材7をスライドして、接続部材7のエァー吹込み孔9とエァーパイプ4のエァー通し孔8とが重なり合うようにして、エァーをエァー吹込み孔9からエァー通し孔8に吹込み、エァーパイプ4を通って押出し面2から吹出して付着する具材の背面に吹付け、具材を押出し面2から分離するようにしたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。具材が押出し部材に付着することがないので、具材の少ない不良品が出なくなり、少量でも正確に定量できるようになった。押出し面からのエァー吹出しを機械的な機構によって行うのでタイミングの調整が容易で確実である。また、機構がシンプルであるので故障等のトラブルは皆無である。
【出願人】 【識別番号】000004189
【氏名又は名称】日本水産株式会社
【出願日】 平成10年9月14日(1998.9.14)
【代理人】 【識別番号】100103861
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 俊史
【公開番号】 特開2000−83566(P2000−83566A)
【公開日】 平成12年3月28日(2000.3.28)
【出願番号】 特願平10−279361