| 【発明の名称】 |
精米機能を備えた食品加工装置および精米装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹田 唱一
【氏名】祖山 幸雄
【氏名】有賀 昭雄
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| 【要約】 |
【課題】パンや麺類等の生地作りを可能にした食品加工装置において、精米機能を持たせて台所の省スペースがはかれる装置6の提供。又、小型・安価で効率良く精米ができる精米装置の提供。
【解決手段】加工容器の内壁2と所定の間隔を保って金属網状の精米容器15を設置し、食品加工用の羽根に代えて精米容器内で回転可能な精米用羽根13を取り付け、精米容器に投入される玄米を精米用羽根の回転により脱糠させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 小麦粉、水等の食品材料を投入する加工容器と、該加工容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられる羽根と、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、パンや麺類等の生地作りを可能にした食品加工装置において、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記加工容器の内壁と所定の間隔を保って同容器内に設置される精米容器と、前記羽根に代えて前記駆動軸に取り付けられ前記精米容器内で回転可能な精米用羽根とを備え、精米容器に投入される玄米を精米用羽根の回転により脱糠させることを特徴とする精米機能を備えた食品加工装置。 【請求項2】 請求項1記載の食品加工装置において、前記モータの回転を可変速するインバータと、生地作り・精米といった加工メニューを選択入力する入力手段と、該入力手段で精米が選択されると生地作りの場合よりもモータの回転を高速とするよう制御する手段とを備えたことを特徴とする精米機能を備えた食品加工装置。 【請求項3】 下方へいくに従い横断面小となるホッパー状に形成された外容器と、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記外容器の内周壁と略一定の間隔を保つよう外容器内に設置される精米容器と、前記外容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられ、前記精米容器内にあって米を強制循環させるブレードを設けた精米用羽根と、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、精米容器に投入される玄米を精米用羽根の回転により脱糠させることを特徴とする精米装置。 【請求項4】 請求項2記載の精米装置において、前記外容器の上方に取り付けられる蓋を備え、前記蓋は透明材からなることを特徴とする精米装置。 【請求項5】 外容器と、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記外容器の内周壁と略一定の間隔を保つよう外容器内に設置される精米容器と、前記外容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられる精米用羽根と、前記駆動軸を回転させるモータと、精米容器に投入する米の量を設定する精米量設定手段と、希望する精白度を設定する精白度設定手段と、前記両設定手段で与える精米量と精白度とに応じて前記モータの駆動時間のデータを与える記憶手段と、該記憶手段で与える時間データに応じて精米動作を停止するよう制御する手段とを備えたことを特徴とする精米装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、家庭で手軽にパンや麺類等の生地作りを可能にした食品加工装置、および家庭用の精米装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の食品加工装置として例えば特開平7−177990号公報に記載される装置が知られている。すなわち、小麦粉、水等の食品材料を投入する加工容器と、該加工容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられる羽根と、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、パン・ケーキ・麺類等の生地作りを可能にしたものである。 【0003】また、従来の家庭用の精米装置としては、例えば実公昭63−13793号公報のものが知られている。すなわち、上方解放した円筒形の外容器と、該外容器の内周壁と間隔を有して外容器内に設置される目抜きされた円筒形の精米容器と、前記外容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられ、前記精米容器内で回転可能な精米ロールと、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、精米容器に投入される玄米を精米ロールの回転により脱糠させるようにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】米の食味を損なわないため玄米で保管し食べる直前に精米する、あるいは栄養を考慮して玄米を完全に精白しないで食べる、といったニーズに応えるため家庭用の精米機が開発されている。しかし、従来の家庭用精米装置は、精米専用であり他の食品加工等に利用できるものではなく、器具類が多い台所を一層手狭にする不都合がある。そうした中で上記実公昭63−13793号公報に記載の精米機は、それまでの装置と比べ構造が簡単で小型となる利点があるが、精米容器内で砥石製のロールが回転してゆっくりと米の循環を促すだけであるため精白までに時間を要し、また精米ロールが大型となって相対的に米を入れる容積が小さくなり、効率が悪いという問題があった。また、このタイプの精米機では、米への加圧調整等ができないので、精白度の調整が難しい問題もあった。 【0005】従って、この発明の第1の課題とするところは、従来から知られる食品加工装置に精米機能を持たせて台所の省スペースがはかれる装置を提供できないか、という点にある。この発明の第2の課題とするところは、小型・安価で効率良く精米ができる精米装置が得られないか、という点にある。この発明の第3の課題とするところは、実公昭63−13793号公報に記載されるタイプの精米機において、希望する精白度で精米ができる装置が得られないか、という点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、小麦粉、水等の食品材料を投入する加工容器と、該加工容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられる羽根と、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、パンや麺類等の生地作りを可能にした食品加工装置において、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記加工容器の内壁と所定の間隔を保って同容器内に設置される精米容器と、前記羽根に代えて前記駆動軸に取り付けられ前記精米容器内で回転可能な精米用羽根とを備え、精米容器に投入される玄米を精米用羽根の回転により脱糠させることを特徴とする精米機能を備えた食品加工装置により、上記第1の課題を解決しようとするものである。ここで、前記モータの回転を可変速するインバータと、生地作り・精米といった加工メニューを選択入力する入力手段と、該入力手段で精米が選択されると生地作りの場合よりもモータの回転を高速とするよう制御する手段とを備えることが望ましい。 【0007】また、下方へいくに従い横断面小となるホッパー状に形成された外容器と、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記外容器の内周壁と略一定の間隔を保つよう外容器内に設置される精米容器と、前記外容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられ、前記精米容器内にあって米を強制循環させる羽根を設けた精米用羽根と、前記駆動軸を回転させるモータとを備え、精米容器に投入される玄米を精米用羽根の回転により脱糠させることを特徴とする精米装置により、上記第2の課題を解決しようとするものである。ここで、前記外容器の上方に取り付けられる蓋を備え、前記蓋は透明材からなることが望ましい。 【0008】更に、外容器と、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、前記外容器の内周壁と略一定の間隔を保つよう外容器内に設置される精米容器と、前記外容器の底面に設けられる駆動軸に取り付けられる精米ロールと、前記駆動軸を回転させるモータと、精米容器に投入する米の量を設定する精米量設定手段と、希望する精白度を設定する精白度設定手段と、前記両設定手段で与える精米量と精白度とに応じて前記モータの駆動時間のデータを与える記憶手段と、該記憶手段で与える時間データに応じて精米動作を停止するよう制御する手段とを備えたことを特徴とする精米装置により、上記第3の課題を解決しようとするものである。 【0009】 【実施例】以下その実施例について図面を基に説明する。図1は実施例とした食品加工装置の断面説明図、図2はこの実施例装置を精米機として使用する場合の断面説明図、図3は図2における各部の組み付け・取り外しを示す断面説明図である。 【0010】1は装置本体、2は装置本体1に取り付けられる加工容器である。本体装置1は、モータ3を備えてベルト伝動部4を介して加工容器2の取付部5に設けられるカップリング6を回転駆動する。7はコントローラで、その上方の本体1上面に操作パネル8を露出させ、操作パネル8における入力操作に応じてモータ3を制御する。加工容器2は、下方へいくに従い横断面小となるホッパー状に形成されており、本体1に対し容器2下側をねじ込むようにして固定させるバヨネット結合により取り付けられる。加工容器2底部には駆動軸9を設けており、この駆動軸9は、カップリング6においてモータ3と連結されて回転駆動されるもので、その上端に食品加工用の羽根10(図1)または精米用の羽根13(図2・図3)が取り付けられる。11は加工容器2の上方開口12を覆う蓋である。加工容器2と蓋11とはいずれも、プラスチックまたはガラス等の透明材からなり、加工容器2内に投入される食品材料の様子を外から観察できるようになっている。 【0011】図2および図3において、15は加工容器2内に取り付けられる精米容器で、全体として上記ホッパー状の加工容器2と略相似な形状に形成され、米粒より小さな網目を持つ金属製網状材からなり、その底面下方に加工容器2の内底と所定距離を保持する脚16を設け、その上縁に加工容器2の内周面と一定距離を保つため外側へ折り広げたフランジ17を形成している。精米用の羽根13は、略円筒形の主体18から外側へ薄肉のブレード19を複数突出させた形状をもち、これを駆動軸9に取り付けて回転させることにより、精米容器15内に投入された玄米を矢印線a(図2)のように強制循環させて精米をはかる。 【0012】図4は実施例の制御系を示すブロック図である。操作パネル8での操作入力に応じてコントローラ7ではモータ3の駆動回路20を制御する。この駆動回路20は、モータ3のオンオフの他、インバータを有してモータ3の電源周波数を変えて回転速度を変化させる機能を有している。操作パネル8には、図1の構成でパンや麺類の生地を作るための生地キー21、図2の構成で精米を行うための精米キー22、精米の際に精米する米の量を設定する精米量設定キー23、精米する精白度を設定する精白度設定キー24、動作を開始するための開始キー25、および動作を停止するための停止キー26が設けられている。27はキーが押されたのを点灯して表示するLEDである。なお、この他に操作パネル8には、生地作りの際の動作時間を設定する時間設定部等が設けられるが、発明に直接関係しないのでここでは省略している。こうした制御系にあってコントローラ7は、生地作りの場合には比較的低速でモータ3を回転させ、じっくりと生地をこね上げるよう動作させ、精米の際には摩擦熱で米をあまり高温にしないため比較的高速でモータ3を回転させ、素早く精白できるよう動作させる。 【0013】図5はコントローラ7に内蔵されるメモリ28に記憶された精米動作の時間を設定するためのテーブルである。精米を行う場合、玄米の量および精白度に応じて精米に要する時間が異なるため(量が多くまた精白度が高くなるに従い精米に要する時間は長くなる)、コントローラ7に内蔵するメモリ28に図5のテーブルを記憶し、精米量設定キー23および精白度設定キー24で設定された精米量と精白度とに応じてモータの駆動時間を設定する。本実施例では、最低値a(約2分)〜最高値p(約8分)まで16段階に精米時間が設定されている。 【0014】以下、実施例における動作・使用法を説明する。図1の構成において、加工容器2内に小麦粉・水等の生地の材料を入れ、操作パネル8において生地キー21・開始キー25を順番に押すと、食品加工用の羽根10が低速で回転して生地作りが行われる。図示しない生地作りの時間設定部で設定された時間が経過するか停止キー26が押されると、この生地作りの動作が停止される。 【0015】図2の構成において、精米容器15内に計量した玄米を入れ、操作パネル8において精米キー22を押し続いて精米量設定キー23および精白度設定キー24で精米量と精白度を設定して開始キー25を押すと、精米用の羽根13が高速で回転して精米が行われる。羽根13の回転に伴い米は、回転するブレード19により容器15底部の米が外側に押しやられ、変わって容器15中央の米が羽根主体18に沿って流下するので、図2の矢印線aのように対流し、これにより主に米粒同士が擦れ合って表皮が剥離される。剥離された糠は米粒が循環するに伴い脱落して精米容器15と加工容器2との間の空間に堆積される。 【0016】設定された精米量・精白度に応じた精米時間が経過するとモータ3が停止され精米が終了する。ここで、実際の米の精白度を見てもう少し精白したいと思う場合は、精米キー22と開始キー25を押せば精米動作を再開でき、透明な蓋11を介して米を観察し適当なところで停止キー26を押して止めるようにすれば良い。こうして精米が終了すると、加工容器2を装置本体1から取り外し、続いて加工容器2から精米容器15を取り外すようにすれば、精米容器15に米が残り加工容器2に糠が残るので、それぞれを取り出して利用すれば良い。 【0017】この実施例は以上のように構成されるが、この発明は上記実施例にのみに限定されるものではなく、請求項の記載を逸脱しない範囲で種々の実施態様が考えられることは明らかである。 【0018】 【発明の効果】この発明は以上のように実施できるもので、請求項1によれば、加工容器内に精米容器を加工容器と間隔を開けて設置し、食品加工用の羽根に代えて精米用羽根を取り付ければ、簡単に精米機能を持たせることができ、1台で食品加工と精米を兼用できることになり、台所に置いて便利に使用でき省スペース効果が大きい。なお、請求項2のように、食品加工としての生地作りを行う場合よりも精米に際してモータの回転を高速とするよう制御することにより、精米を素早く行って米を摩擦熱により高温にすることがなく、食味に優れた白米が得られる。 【0019】請求項3によれば、下方へいくに従い横断面小となるホッパー状の外容器と略一定の間隔を保つよう外容器内に設置される精米容器に米を入れることで、容器内では下方中心側へ米の重力が集中し、ここで底面に設けられる精米用の羽根を回転させることにより、米は重力集中下で強制循環されて米粒同士の摩擦が十分に高められるから、素早く表皮が剥離されて短時間で精米ができ、米を摩擦熱により高温にすることがなく、食味に優れた白米が得られる。この結果、容器内で羽根を回転させるだけの小型・簡単な構成で効率の良い精米機が得られる。ここで、請求項4のように、外容器の上方に取り付けられる蓋を透明材で構成すれば、蓋を通して米の精白度等が目視で確認でき、目で確認して希望の精白度で精米を停止するといった、従来の精米機ではなし得ない操作が可能になる。 【0020】請求項5によれば、設定された精米量と精白度とに応じてモータの駆動時間を呼び出し、精米量と精白度に応じた最適な時間で精米動作を自動停止することが可能になるので、実公昭63−13793号公報に記載されるような小型・簡単な構成の精米機でも、正確に精白度を調整することができ、家庭用として必要十分な機能を有することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103138 【氏名又は名称】エムケー精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月3日(1998.9.3) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−69898(P2000−69898A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月7日(2000.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−248916 |
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