| 【発明の名称】 |
オ―ブン |
| 【発明者】 |
【氏名】市川 恵
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| 【要約】 |
【課題】調理すべき材料を均一に加熱したり、焼いたりすることができるオーブンを提供すること。
【解決手段】材料を加熱調理するための調理室6と、調理すべき材料が収容されるホテルパン34と、熱を蓄える蓄熱部材46とを備えたオーブン。調理室6の両側部には上下方向に間隔を置いて複数個の案内支持レール32が設けられ、ホテルパン34及び蓄熱部材46はこれら案内支持レール32に着脱自在に支持され、蓄熱部材46は、隣接するホテルパン34の間に配設される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 材料を加熱調理するための調理室と、この調理室の両側部に上下方向に間隔を置いて配設された複数個の案内支持レールと、前記複数個の案内支持レールに着脱自在に支持されるホテルパンと、隣接するホテルパンの間に着脱自在に配設される蓄熱部材とを具備することを特徴とするオーブン。 【請求項2】 前記複数個の案内支持レールは、断面形状が略コ字状であり、これら案内支持レールに前記ホテルパン及び前記蓄熱部材が着脱自在に支持されることを特徴とする請求項1記載のオーブン。 【請求項3】 前記蓄熱部材はカーボンから形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のオーブン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食材を加熱調理するガスオーブンの如きオーブンに関する。 【0002】 【従来の技術】オーブンの一例としてのガスオーブンは、直方体状のオーブン本体を備え、このオーブン本体の底部に燃焼バーナが設けられ、燃焼バーナの上方に調理室が設けられている。直接加熱方式では、燃焼バーナによる燃焼ガスが調理室に直接導かれ、かかる燃焼ガスによって、調理室内の材料が加熱される。また、間接加熱方式では、燃焼バーナによる燃焼ガスは筒状部材を通して外部に排出され、排出される燃焼ガスによって筒状部材が加熱され、加熱された筒状部材の周囲を通して熱風が調理室に導かれ、かく導かれる間に加熱された熱風によって、調理室内の材料が加熱される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これらのガスオーブンでは、調理すべき材料が収容されたホテルパンが調理室内に上下方向に間隔を置いて着脱自在に配設され、これらホテルパンに収容された材料を均一に加熱調理するためには、調理室内の燃焼ガス(又は熱風)の流れを実質上均一にする必要がある。ところが、例えば、上下方向に隣接するホテルパンの間隔が小さい場合、複数種のホテルパンを用いる場合、ホテルパンに収容する材料の高さが高かったり、又は低かったりする場合、調理室内の燃焼ガス(又は熱風)の流れが均一とならず、ホテルパンに収容された材料に加熱むら又は焼きむらが生じるおそれがある。 【0004】また、このようなガスオーブンでは、調理に際し、まず空だきして調理室室内を調理温度まで上昇させ、その後開閉ドアを開いて食材を調理室内に入れている。それ故に、開閉ドアを開いたとき、調理室内の燃焼ガス(又は熱風)が調理室から外部に流れ、その内部温度が急激に低下する。このように調理室内の温度が低下すると、食材を調理する初期において調理室内の温度が低くなり、食材の調理に時間を要するという問題が生じる。これらの問題は、通常のガスオーブンと同様にガススチームコンベクションオーブンにも存在し、更には電気オーブンにも存在する。 【0005】本発明の目的は、調理すべき食材を均一に加熱したり、焼いたりすることができるオーブンを提供することである。本発明の他の目的は、調理室内の温度の急激な低下を防止することができるオーブンを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、材料を加熱調理するための調理室と、この調理室の両側部に上下方向に間隔を置いて配設された複数個の案内支持レールと、前記複数個の案内支持レールに着脱自在に支持されるホテルパンと、隣接するホテルパンの間に着脱自在に配設される蓄熱部材とを具備することを特徴とするオーブンである。 【0007】本発明に従えば、上下方向に隣接するホテルパン間に蓄熱部材が着脱自在に設けられるので、ホテルパンに収容された材料には、ホテルパン間を流れる燃焼ガス(又は熱風)からの熱と、蓄熱部材からの熱とが加えられる。それ故に、仮に燃焼ガス(又は熱風)から付与される熱がある程度むらがあっても、蓄熱部材からの熱が付与されるので、ホテルパンに収容された材料には熱がほぼ均一に付与されるようになり、従って調理すべき材料をほぼ均一に加熱したり、焼いたりすることができる。また、調理室内に蓄熱部材が設けられるので、調理に先だって空だきすることによって蓄熱部材が加熱され、これによって、開放ドアを開いて食材を入れるときにも調理室内の急激な温度低下を防止することができる。このようなオーブンとしては、ガスオーブン、ガススチームコンベクションオーブン、電気オーブン等であり、ガスオーブンでは直接加熱方式、間接加熱方式のどちらでも適用することができる。 【0008】また、本発明では、前記複数個の案内支持レールは、断面形状が略コ字状であり、これら案内支持レールに前記ホテルパン及び前記蓄熱部材が着脱自在に支持されることを特徴とする。 【0009】本発明に従えば、ホテルパン及び蓄熱部材が案内支持レールに着脱自在に装着されるので、ホテルパン及び蓄熱部材の配置位置を比較的自由に設定することができ、大きさの異なるホテルパンを用いた場合にも蓄熱部材を所定の位置関係に配置することができる。更に、本発明では、前記蓄熱部材はカーボンから形成されていることを特徴とする。 【0010】本発明に従えば、蓄熱部材がカーボンから形成されているので、蓄熱部材の熱伝導率が大きくて加熱され易く、従って調理すべき材料をより均一に加熱したり、焼いたりすることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明に従うオーブンの一実施形態について説明する。尚、この実施形態では、間接加熱方式のガスオーブンに適用して説明するが、これに限定されることなく、直接加熱方式のガスオーブン、ガススチームコンベクションオーブン、更には電気オーブンにも同様に適用することができる。図1は、本発明に従うオーブンの一例としてのガスオーブンを、一部の部品を省略するとともに、一部を切り欠いて示す正面図であり、図2は、図1のオーブンの調理室及びその近傍を、一部省略して示す正面図であり、図3は、図1のオーブンの調理室にホテルパン及び蓄熱部材を装着した状態を簡略的に示す図であり、図4は、図1の調理室に設けられた案内支持レールの一部を拡大して示す部分拡大斜視図である。 【0012】図1及び図2を参照して、図示のガスオーブンは、直方体状のオーブン本体2を備え、このオーブン本体2の底部に燃焼室4(図1参照)が設けられ、また燃焼室4の上側に調理室6(図2参照)が設けられている。燃焼室4にはガスバーナ8が設けられ、都市ガス等の燃料用ガスがこのガスバーナ8に供給される。 【0013】調理室6の背面側には、図1に示すように、複数本の加熱排気管10が設けられている。これら加熱排気管10の一端部は燃焼室4に接続され、これらの他端部は排出管12に接続されている。従って、ガスバーナ8の燃焼によって生成される燃焼ガスは燃焼室4から複数本の加熱排気管10を通して排出管12に流れ、この排出管12を通して外部に排出され、燃焼ガスが加熱排気管10を通して流れ際に、これら加熱排気管10が加熱される。 【0014】調理室6の背面側の略中央部にはファン14が配設されており、このファン14に関連して、複数本の加熱排気管10はファン14の両側に湾曲して延びている。この実施形態では、3本の加熱排気管10は、図1においてファン14の左側に湾曲して延び、残りの3本の加熱排気管10は、図1においてファン14の右側に湾曲して延びている。 【0015】オーブン本体の大部分を占める調理室6は、奥壁16、一対の側壁18(図2において左側の側壁を省略して示す)、底壁20及び天壁22によって略直方体状に形成され、底壁20の下側に燃焼室4が配設され、奥壁16の後側に加熱排気管10及びファン14が配設されている。奥壁16の略中央部には矩形状の開口が形成され、この開口が例えば金網から形成されるカバー24によって覆われている。調理室6内には、一対の側壁18の内側に支持プレート17(図2,図3参照)が設けられ、一対の側壁18と一対の支持プレート17との間には、熱風が流れる空間19が形成され、各支持プレート17には、熱風が流れる多数の孔21(図2参照)が形成されている。このように構成されているので、調理室6内の空気は、カバー24によって覆われた開口を通して奥壁16の背面側に導かれる。また、奥壁16の背面側の空気は、奥壁16の両側から側壁18と支持プレート17との間の空間19を通して調理室6内に送給される。この調理室6の前面側には開閉ドア(図示せず)が設けられている。開閉ドアはオーブン本体2に開閉自在に装着され、開状態にすることによって、調理室6に調理をすべき食料を入れ、また調理済み食料を取り出すことができる。 【0016】オーブン本体2の図1において左部には、操作パネル26が設けられている。操作パネル26には、各種操作スイッチが設けられており、これらスイッチを操作することによって、調理すべき材料の調理条件を所望の通りに設定することができる。 【0017】この実施形態では、図2及び図3に示すように、調理室6内の一対の支持プレート17の内面に、それぞれ、上下方向に実質上等間隔を置いて複数個、この実施形態では10個の案内支持レール32が設けられている。案内支持レール32は実質上同一の形状であり、この実施形態では断面形状が略コ字状に形成され、ホテルパン34の挿入方向に、即ち図2及び図3において紙面に垂直な方向に直線状に延びている。図4も参照して、各案内支持レール32は取付壁36と、この取付壁36の下端部から内側に突出する案内支持壁38と、取付壁36の上端部から内側に突出する上案内壁40とを備え、取付壁36が例えば溶接などによって支持プレート17の内面に固定される。取付壁36、案内支持壁38及び上案内壁40は、ホテルパン34を案内するための案内溝を規定する。案内支持壁38と上案内壁40との間の間隔H0(図4参照)は、この案内溝に挿入されるホテルパン34の肉厚に対応し、例えば10〜15mm程度である。 【0018】一般に、ホテルパン34は深さが異なるものが複数種存在し、例えば25mm、65mm、100mm、150mm等のものがある。このような各種のホテルパン34を収納可能にするために、案内支持レール32の間隔は、例えば次の通りに設定される。図3に示すように、最上位から奇数番目の案内支持レール32間の間隔H1(例えば、1番目と3番目の案内支持レール32との間の間隔、3番目と5番目の案内支持レール32との間隔・・・)は、例えば60mm程度に設定される。また、隣接する奇数番目の案内支持レール32間においては、上側の奇数番目の案内支持レール32(例えば1番目、3番目・・・)とその下側の偶数番目の案内支持レール32(例えば2番目、4番目・・・)との間の間隔H2(案内支持レール32の案内支持壁38の上面を基準として)は、例えば35mm程度に設定され、下側の奇数番目の案内支持レール32(例えば3番目、5番目・・・)とその上側の偶数番目の案内支持レール32(2番目、4番目・・・)との間の間隔H3(案内支持レール32の案内支持壁38の上面を基準として)は、例えば25mm程度に設定される。 【0019】ホテルパン34は、図3に示すように、ほぼ全体が凹状になっているパン本体42を有し、このパン本体42の全周に外側に突出するフランジ44が設けられている。パン本体42及びフランジ44は一体的に形成され、その肉厚は、案内支持レール32の上記間隔H2に対応して15mm未満であり、例えば5mm程度に設定される。このようなホテルパン34では、パン本体42に調理すべき食材が乗せられ、パン本体42の両側のフランジ44が、対応する案内支持レール32の案内溝に挿入され、このようにして一対の案内支持レール32に着脱自在に支持される。このような支持状態では、ホテルパン34のフランジ44が案内支持レール32の案内支持壁38の上面に支持され、この案内支持壁38及び上案内壁40によって、ホテルパン34自体が大きく熱変形することが防止される。尚、容易に理解される通り、ホテルパン34は、上下方向に設けられた10組(左右1個ずつで1組となる)の案内支持レール32の任意のものに着脱自在に装着することができる。 【0020】このガスオーブンでは、上下方向に配設されたホテルパン34間に蓄熱部材46が着自在に配設される。図3及び図5を参照して、蓄熱部材46は矩形プレート状に形成され、ホテルパン34とほぼ同じ大きさである。この蓄熱部材46は熱伝達率の大きい材料から形成するのが望ましく、例えばカーボン(熱伝達係数K=200〜250kcal/m・h・℃)、銅(熱電導率K=332kcal/m・h・℃)、アルミニウム(熱伝導率K=196kcal/m・h・℃)等から形成することができる。尚、例えばカーボンから蓄熱部材46を形成した場合、その表面全体に例えばビトロコート(炭素繊維及びガラス繊維を含む樹脂によるコーティング)を施してもよく、このビトロコートの外側に更にシリコンコート(シリコン樹脂によるコーティング)を施してもよく、特にカーボンから形成されたものに上述した表面処理を施すのが望ましい。この蓄熱部材46は、案内支持レール32の案内溝内に挿入されるので、その厚さT(図5)が例えば10〜12mm程度に設定され、その肉厚を薄くすると、その蓄熱作用が少なくなり、調理時の加熱むら、焼きむらの原因となる。 【0021】蓄熱部材として、図5に示すものに代えて、図6に示すものを用いることもできる。図6を参照して、この変形形態の蓄熱部材46Aは矩形プレート状に形成され、その縦方向及び横方向に間隔を置いて複数個の円形状の孔48が形成されている。これら孔48の大きさは、直径が例えば30〜50mm程度でよい。これら孔48を形成することによって、調理室6内の熱風が孔48を通して流れるようになる。尚、これら孔48の大きさを大きくすると、蓄熱部材46A自体の質量が少なくなり、その蓄熱効果が低下して加熱むら、焼きむらの原因となり、一方孔48の大きさを小さくすると、孔48を設ける効果が少なくなる。 【0022】蓄熱部材46(又は46A)は、例えば図3に示すように配設される。図3は、全体の深さh(図3)が浅い、例えば全体の深さが25mmのホテルパン34を用いて調理を行う場合を示している。この場合、調理すべき材料が収容されたホテルパン34は、最上位から奇数番目(1番目、3番目、5番目・・・)の案内支持レール32に着脱自在に支持される。また、最上位から偶数番目(2番目、4番目、6番目・・・)の案内支持レール32には、蓄熱部材46が着脱自在に支持される。このようにホテルパン34及び蓄熱部材46を配設することによって、蓄熱部材46は、上下方向に隣接する一対のホテルパン34の間に位置し、蓄熱部材46は主として下側のホテルパン34に収容された調理すべき材料に熱を付与して加熱乃至焼き調理を行う。 【0023】このように蓄熱部材46を設ける場合、上側のホテルパン34と蓄熱部材46との間の間隙を通して熱風が流れるように、これら両者間の間隙H4(ホテルパン34のパン本体42の底面と蓄熱部材46の上面との間隔)が例えば5mm以上となるようにするのが望ましい。また、下側のホテルパン34と蓄熱部材46との間の間隙を通して熱風が流れるとともに、蓄熱部材46に蓄えられた熱がこのホテルパン34に収容された材料に付与されるように、これら両者間の間隙H5(ホテルパン34のフランジ44の上面と蓄熱部材46の下面との間隔)が例えば20mm以上となるようにするのが望ましい。 【0024】調理室6のホテルパン34に乗せられた材料は、次の通りにして調理される。主として図1〜図3を参照して、調理の時には、ガスバーナ8によって燃料用ガスが燃焼され、その燃焼ガスが加熱排気管10及び排出管12を通して外部に排出される。燃焼ガスが加熱排気管10を通して流れる際に加熱排気管10が加熱される。また、調理中、ファン14が所定方向に回転駆動される。ファン14が回転すると、調理室6内の空気がファン14の中央部から吸引されるとともに、側壁18と支持プレート17との間の空間を通して調理室6内に空気が送給され、調理室6及びその背面側の空間を通って空気が循環される。空気が上記背面側の空間を流れる、即ち加熱排気管10の間を通って流れる間に、加熱排気管10によって空気が加熱され、加熱された空気(熱風)が調理室6内に供給され、このようにして加熱された空気(熱風)が循環され、調理室6内はほぼ一定の調理温度(操作パネル26を操作することによって設定される温度)に維持される。 【0025】調理室6に供給され、ホテルパン34の上側を流れる熱風は、ホテルパン34に収容された材料に熱を与え、調理すべき材料はこの熱風によって加熱乃至焼き調理される。また、調理室6に供給された熱風は、蓄熱部材46の上側及び下側の空間を通して流れ、かく流れる間に熱風によって蓄熱部材46が加熱されて蓄熱される。蓄熱部材46に蓄えられた熱は、主としてその下側のホテルパン34に収容された材料に熱を与え、調理すべき材料は蓄熱部材46からの熱によっても加熱乃至焼き調理される。蓄熱部材46はホテルパン34とほぼ同じ大きさであるので、蓄熱部材46は、ホテルパン34に収容された材料全体に熱をほぼ均一に付与し、熱風からの熱と蓄熱部材46からの熱によって、調理すべき材料はほぼ均一に加熱乃至焼き調理され、これによって加熱むら、焼きむらの発生を少なくすることができる。 【0026】尚、調理室6内に蓄熱部材46を設けた場合、調理前の空だき時に蓄熱部材46が加熱される。そのため、食材を入れるために開閉ドア(図示せず)を開放したときに調理室6内の熱風が外部に流れるが、蓄熱部材46が加熱されている故に調理室6内の急激な温度低下が防止される。 【0027】このガスオーブンでは、全体の深さが深い、例えばその高さが65mmであるホテルパン34Aを用いる場合、ホテルパン34A及び蓄熱部材46は、例えば図7に示すように配設される。この場合、調理すべき材料が収容されたホテルパン34Aは、最上位から(3n+1:n=0,1・・・)番目(1番目、4番目・・・)の案内支持レール32に着脱自在に支持される。また、最上位から(3n+3:n=0,1・・・)番目(3番目、6番目・・・)の案内支持レール32に蓄熱部材46が着脱自在に支持される。このようにホテルパン34A及び蓄熱部材46を配設することによって、蓄熱部材46は、上下方向に隣接する一対のホテルパン34Aの間に位置し、上側のホテルパン34Aと蓄熱部材46との間に、またこの蓄熱部材46と下側のホテルパン34Aとの間に所要の間隙が生成され、調理室6内に供給された熱風は、これらの間隙を通して所要の通りに流れ、ホテルパン34Aに収容された食材を、上述したようにしてほぼ均一に加熱乃至焼き調理することができる。ホテルパンは、その深さが異なるものが数種存在しており、上述した案内支持レール32を用いることによって、上下方向に10組設けられた案内支持レール32の適切な組にホテルパン34(34A)及び蓄熱部材46を着脱自在に支持することができる。 【0028】上述した実施形態では、ホテルパン34(34A)及び蓄熱部材46を共通の案内支持レール32に着脱自在に支持しているが、蓄熱部材46については温度が急激に変化しても熱変形しないので、例えば図8に示す案内支持レールを用いてもよい。図8を参照して、この案内支持レール32Aは略L字状であり、調理室6内の支持プレート17の内面に固定される取付部52と、この取付部52の下端部にて内側に突出する支持部54とを有し、蓄熱部材46は、その側端部が案内支持レール32Aの支持部54に案内支持される。蓄熱部材46については、このような案内支持レール32Aを用いても着脱自在に支持することができる。 【0029】以上、本発明に従うオーブンの一実施形態をガスオーブンに適用して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されることなく種々の変形乃至修正が可能である。 【0030】例えば、図示の実施形態では、調理室6に上下方向に間隔を置いて10組の案内支持レール32を設けているが、より多くの食材を一度に加熱調理することができるようにするために、案内支持レール32を10組より多く設けるようにしてもよく、また一度に調理できる料理の量を少なくしてオーブン自体をコンパクトにするために、案内支持レール32を10組より少なくしてもよい。 【0031】また、例えば、図示の実施形態では、案内支持レール32(32A)を支持プレート17に固定しているが、これに代えて、側壁18に支持フレームを設け、この支持フレームに案内支持レールを固定するようにしてもよく、或いは支持枠体を調理室内に収納可能に構成し、この支持枠体に案内支持レールを固定するようにしてもよい。 【0032】 【発明の効果】本発明の請求項1のオーブンによれば、隣接するホテルパン間に蓄熱部材が設けられているので、この蓄熱部材からの熱が調理すべき材料に付与され、調理すべき材料をほぼ均一に加熱したり、焼いたりすることができる。また、蓄熱部材に熱が蓄えられるので、開閉ドアを開放したときにおける調理室の急激な温度低下も防止することができる。 【0033】また、本発明の請求項2のオーブンによれば、ホテルパン及び蓄熱部材が案内支持レールに着脱自在に装着されるので、ホテルパン及び蓄熱部材の配置位置を比較的自由に設定することができる。 【0034】更に、本発明の請求項3のオーブンによれば、蓄熱部材がカーボンから形成されているので、蓄熱部材の熱伝導率が大きくて加熱され易く、調理すべき材料をより均一に加熱したり、焼いたりすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月22日(1999.1.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092727 【弁理士】 【氏名又は名称】岸本 忠昭
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| 【公開番号】 |
特開2000−210005(P2000−210005A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月2日(2000.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−13682 |
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