トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 シロアリ防除エアゾール剤
【発明者】 【氏名】岡田 賢哉

【氏名】藤本 いずみ

【要約】 【課題】家屋等においてシロアリに対する優れた防除効果を有するシロアリ防除剤を提供する。

【解決手段】(a)フェニルピロール系化合物、ヒドラゾン系化合物、フェニルピラゾール系化合物、マクロライド系化合物および昆虫生育阻害剤から選ばれる殺虫性化合物、(b)粉末担体、(c)噴射剤並びに(d)常温液体のカルボン酸エステル及び常温液体のアルコールから選ばれる少なくとも1種を主とする溶剤を含有することを特徴とするシロアリ防除エアゾール剤。
【特許請求の範囲】
【請求項1】(a)フェニルピロール系化合物、ヒドラゾン系化合物、フェニルピラゾール系化合物、マクロライド系化合物および昆虫生育阻害剤から選ばれる殺虫性化合物、(b)粉末担体、(c)噴射剤並びに(d)常温液体のカルボン酸エステル及び常温液体のアルコールから選ばれる少なくとも1種を主とする溶剤を含有することを特徴とするシロアリ防除エアゾール剤。
【請求項2】溶剤が、炭素数5〜36のカルボン酸エステル及び炭素数1〜5のアルコールから選ばれる少なくとも1種を主とする溶剤である請求項1に記載のエアゾール剤。
【請求項3】溶剤が、ミリスチン酸イソプロピル、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる少なくとも1種を主とする溶剤である請求項2に記載のエアゾール剤。
【請求項4】溶剤が、ミリスチン酸イソプロピル、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる少なくとも1種である請求項3に記載のエアゾール剤。
【請求項5】粉末担体として、無水ケイ酸を用いる請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール剤。
【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール剤を、シロアリの蟻道、シロアリ被害木材あるいはシロアリの生息域に処理することを特徴とするシロアリ防除方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリ防除用エアゾール剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シロアリに加害された家屋においてシロアリを駆除する場合、壁面、木材、土壌等の内部や表面にシロアリの通路(蟻道)が形成されているために、特にこれらの内部に生息するシロアリを防除するためには、木材や土壌の表面から穿孔してノズルを介してその内部に駆除薬剤を注入する方法が広く採用されている。しかしながら従来のシロアリ剤を家屋に施用した場合、広範囲の駆除においては薬剤の注入を多数の箇所から行わなければ十分な駆除は望めず、しかも蟻道やシロアリの生息域の内壁は、木材内部においては木質であり、土壌内においてはシロアリの分泌液で固められた土からなるので、薬剤を施用しても薬剤が該内壁に浸透してしまい、その結果、満足な駆除効果を得るためには多量の薬剤の注入が必要とされているのが現状である。また、家屋内の壁面や天井等には多数箇所から多量の薬剤を注入することは困難なため、充分な処理が行えない場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、家屋等においてシロアリに対する優れた防除効果を有するシロアリ防除剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シロアリ防除剤について検討を重ねた結果、特定の殺虫性化合物、粉末担体、噴射剤及び特定の溶剤からなるエアゾール剤をシロアリ防除剤として用いたとき、薬剤施用時における拡散性に優れるのみならず、蟻道や木材等の内壁への浸透も抑制され、これにより、例えばシロアリにより加害された家屋においても効率よいシロアリ駆除が可能となることを見出し、本発明に至った。即ち本発明は、(a)フェニルピロール系化合物、ヒドラゾン系化合物、フェニルピラゾール系化合物、マクロライド系化合物および昆虫生育阻害剤から選ばれる殺虫性化合物、(b)粉末担体、(c)噴射剤並びに(d)常温で液体のカルボン酸エステル及び常温で液体のアルコールから選ばれる少なくとも1種を主とする溶剤を含有することを特徴とするシロアリ防除エアゾール剤(以下、本エアゾール剤と記す。)に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における殺虫性成分は、フェニルピロール系化合物、ヒドラゾン系化合物、フェニルピラゾール系化合物、マクロライド系化合物および昆虫生育阻害剤から選ばれる少なくとも1種の殺虫性化合物(以下、本化合物と記す。)である。
【0006】フェニルピロール系化合物としては、例えば、4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチルピロール−3−カルボニトリル、ジオキサピロールマイシン等を、ヒドラゾン系化合物としては、例えばインドキサカルブ等を、マクロライド系化合物としては、例えば、エバメクチン、アバメクチン、エマメクチン、スピノサッド、ネマデクチン等を、昆虫生育阻害剤としては、例えば、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、フルフェノクスロン、ジアフェンチウロン、ノバヌロン、フルアズロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、シロマジン、ジシクラニル、ブプロフェジン、エトキサゾール、ピリダベン、ピリプロキシフェン、テブフェノザイド、メトキシフェノザイド、ハロフェノザイド、フェノキシカルブ、ジオフェノラン、メトプレン、ハイドロプレン等を挙げることができる。
【0007】本化合物の配合量は本エアゾール剤に対し、通常、0.0001〜10重量%である。
【0008】本発明において用いられる粉末担体としては、例えばケイ酸化合物(例えば無水ケイ酸)、酸化アルミニウム、カオリン、タルク、酸化チタン、炭酸マグネシウム等の無機粉末や、ウレタン、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂粉末、ステアリン酸カルシウム等の塩類を挙げることができる。粉末担体の平均粒子径は、エアゾールの詰まりやガスリーク等の防止の点から、通常は50μm以下が好ましく、その形状は球形または球形に近いものが望ましい。その配合量は本エアゾール剤に対し、通常、1〜20重量%であり、一般的には、本化合物と粉末担体の合計量で1〜30重量%程度が本エアゾール剤に対し配合され、好ましくは5〜15重量%が配合される。
【0009】本発明において用いられる噴射剤としては、例えば液化石油ガス、ジメチルエーテル、それらの混合物等の液化ガスを挙げることができる。その配合量は本エアゾール剤に対し、通常、54〜98重量%である。
【0010】本発明において用いられる溶剤中に主に含有される溶媒としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、デカン酸イソプロピル、ラウリン酸イソプロピル等の常温液体のカルボン酸エステル、エタノール、イソプロパノール等の常温液体のアルコール及びこれらの2種以上の混合物を挙げることができる。好ましくは炭素数5〜36のカルボン酸エステル、炭素数1〜5のアルコール及びこれらの2種以上の混合物を挙げることができ、更に好ましくは、ミリスチン酸イソプロピル、エタノール、イソプロパノール及びこれらの2種以上の混合物を挙げることができる。
【0011】該常温液体のカルボン酸エステル及び/または常温液体のアルコールの溶剤中の割合は、通常50重量%以上であり、好ましくは80重量%以上、更に好ましくは90重量%以上であり、実質的に常温液体のカルボン酸エステル及び/または常温液体のアルコールのみからなる溶剤が特に好ましい。本発明における溶剤の配合量は、本化合物と粉末担体の合計量に対し、通常5〜80重量%であり、実用場面では20〜60重量%が好ましく、30〜50重量%が更に好ましい。
【0012】その他必要に応じて、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等の安定化剤やN−オクチル−ビシクロヘプテン−ジ−カルボキシイミド、ブチルカルビトール 6−プロピルピペロニルエーテル等の効力増強剤等の添加剤を加えることもできる。
【0013】本エアゾール剤は、通常、エアゾール用の容器に充填され使用に供される。容器としては、例えば鉄製容器、鉄に亜鉛メッキを施した容器、鉄に錫メッキを施した容器(ブリキ容器)、アルミ容器等の金属製容器や、エポキシ樹脂等の樹脂で金属表面がコートされた樹脂被覆化金属製容器、等を挙げることができる。
【0014】本エアゾール剤により、効果的に防除できるシロアリとしては、Mastotermitidaeムカシシロアリ科,Termopsidaeオオシロアリ科[Zootermopsis属,Archotermopsis属,Hodotermopsis属,Porotermes属,Stolotermes属],Kalotermitidaeレイビシロアリ科[Kalotermes属,Neotermes属,Cryptotermes属,Incisitermes属,Glyptotermes属],Hodotermitidaeシュウカクシロアリ科[Hodotermes属,Microhodotermes属,Anacanthotermes属],Rhinotermitidaeミゾガシラシロアリ科[Reticulitermes属,Heterotermes属,Coptotermes属,Schedolinotermes属],Serritermitidaeノコギリシロアリ科,Termitidaeシロアリ科[Amitermes属,Drepanotermes属,Hopitalitermes属,Trinervitermes属,Macrotermes属,Odontotermes属,Microtermes属,Nasutitermes属,Pericapritermes属,Anoplotermes属]が挙げられる。
【0015】特に本邦における防除対象となるシロアリの種類としては、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptoterme domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermesformosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscu)、コダマシロアリ(Glyptotermes odamai)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes uangzhoensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus)、カンモンシロアリ(Reticulitermes sp.)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapriterme nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)等をあげることができる。
【0016】本発明の防蟻組成物は、本化合物の他に、以下に示す一種以上の殺菌抗菌性化合物を含むこともでき、かかる殺菌抗菌性化合物を含むことにより、菌類、細菌、藻類による被害をも防除する事が可能となる。
【0017】トリハロスフェニル系化合物、例えば、ジクロフルアニド、トリフルアニド、フォルペット、フルオルフォルペット等。ヨード系化合物、例えば、IPBC、アミカル48、IF1000、サンプラス等。フェノール系化合物、例えば、PCP−ラウレート、ベルサイダー、トリブロモフェノール等。アゾール系化合物、例えば、フェナリモール、フルルプリミドール、フルオトリマゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、ジクロブタゾール、パクロブトラゾール、ジニコナゾール、ウニコナゾール、トリフルミゾール、フルトリアホル、フルシラゾール、ペンコナゾール、プロクラズ、トリアリモル、フェナリモル、ビテタノール、イマザリル、エタコナゾール、パクロブトラゾール、フェナプロニル、ビニコナゾール、ジフェノコナゾール、ブロムコナゾール、ミクロブタニル、ヘキサコナゾール、フルコナゾール−シス、フェネサニル、テブコナゾール、プロピコナゾール、アザコナゾール、シプロコナゾール等。カーバメート系化合物、例えば、ジネブ、マネブ、ベノミル、チオファネート−メチル、シペンダゾール、カルベンダジン、プロチオカルブ、ジエトフェンカルブ等。抗生物質系化合物、例えば、バリダマイシンA、カスガマイシン、ミルベマイシン等。アニライド系化合物、例えば、メプロニル、フルトラニル、ペンジクロン、カルボキシン、オキシカルボキシン、ピラカルボリド、メベニル、フルカルバニル、シクラフラミド、ベノダニル、グラノバックス、メタラキシル、オフラセ、ベナラキシル、オキサデキシル、シプロフラム、クロジラコン、メトスルホバックス、テクロフタラム等。有機リン系化合物、例えば、エジフェンホス、IBP、ピラゾホス、アリエッティ、トリクロホスメチル等。ジカルボキシイミド系化合物、例えば、ジクロゾリン、イプロジオン、ビンクロゾリン、プロシミドン、ミクロゾリン、フルオロイミド等。スズ化合物、例えば、トリブチルスズオクチレート、トリブチルスズオレエート、ビス−トリブチルスズオキサイド、トリブチルスズナフテネート、トリブチルスズホスフェート、トリブチルスズベンゾエート等。チオシアネート系化合物、例えば、メチレンビスチオシアネート、2−チオシアノメチルチオベンゾチアゾール等。4級アンモニウム化合物、例えば、ベンジル−ジメチル−テトラデシルアンモニウムクロライド、ベンジル−ジメチル−ドデシルアンモニウムクロライド等。ベンズイミダゾール系化合物、例えば、フベリダゾール、BCM、チアベンダゾール、ベノミル等。イソチアゾリノン系化合物、モルホリン系化合物、例えば、トリデモルフ、ピリジン系化合物等。N−シクロヘキシルジアジニウムジオキシ系化合物、ナフテン酸系化合物、例えば、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸銅等、キノリン系化合物、ボロン化合物類、例えば硼酸、硼砂、硼酸塩等、ウレア化合物類、フラン誘導体、例えば、フルメシクロックス等。
【0018】かかる殺菌抗菌性化合物を含有させることにより防除できる菌類としては、以下のものを挙げることができる。
木材を変色させる菌類:Ascomycetes科[例えば、Caratocystis属],Deuteromycetes科[例えば、Aspergillus属,Aureobasidium属,Dactyleum属,Penicillium属,Aclerophoma属,Scopularia属,Tricoderma属],Zygomycetes科[例えば、Mucor属]に属する菌類。
【0019】木材を破壊する菌類:Ascomycetes科[例えばChaetomium属,Humicola属,Petriella属,Trichurus属],Basidiomycetes科[Coniophera属,Coriolus属,Donbiopora属,Glenospora属,Gloeophyllum属,Lentinus属,Paxillus属,Pleurotus属,Poria属,Serpula属,Tyromyces属],Deuteromycetes科[Cladosporium属]に属する菌類等が挙げられる。
【0020】本エアゾール剤は、常法により、例えば本化合物、粉末担体及び溶剤、必要により他の添加剤等をエアゾール容器本体に充填し、該エアゾール容器本体にエアゾールバルブを取付け、次いで該バルブを通じて噴射剤を充填することにより製造される。
【0021】本エアゾール剤を、シロアリ防除用の土壌処理剤として土壌表面に噴霧することにより薬剤層を形成させる形態で施用することも可能ではあるが、より効率的に本エアゾール剤を活用するために、シロアリの蟻道内、シロアリ被害木部あるいはシロアリの生息域に処理するのがよい。シロアリの蟻道内に処理するためには、シロアリの蟻道の一部を壊し、本エアゾール剤を蟻道内部へ散布すればよく、また被害木部や生息域に処理するためには、被害木部や生息域の空隙内に必要に応じて穿孔して、注入散布すればよい。散布量は、通常1ヶ所あたり有効成分量が0.00001mg〜10000mg程度となる量である。
【0022】
【実施例】次に、本発明を製剤例および試験例にて、より詳細に説明する。
製剤例1クロルフェナピル0.1重量部と無水ケイ酸99.9重量部を混合した粉末5gとミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gをエアゾール容器内に添加後、該エアゾール容器にバルブを取り付け、該バルブを通じて液化石油ガス43gをエアゾール容器に充填し、エアゾール剤を得る。
【0023】製剤例2ミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gに代えてミリスチン酸イソプロピル2gを用いる以外は製剤例1と同様の手順によりエアゾール剤を得る。
【0024】製剤例3ミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gに代えてイソプロパノール2gを用いる以外は製剤例1と同様の手順によりエアゾール剤を得る。
【0025】製剤例4ミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gに代えてエタノール2gを用いる以外は製剤例1と同様の手順によりエアゾール剤を得る。
【0026】製剤例5クロルフェナピルに代えてインドキサカルブを用いる以外は製剤例1と同様の手順にて、エアゾール剤を得る。
【0027】製剤例6クロルフェナピルに代えてスピノサッドを用いる以外は製剤例1と同様の手順にて、エアゾール剤を得る。
【0028】製剤例7クロルフェナピルに代えてヘキサフルムロンを用いる以外は製剤例1と同様の手順にて、エアゾール剤を得る。
【0029】製剤例8クロルフェナピルに代えてピリプロキシフェンを用いる以外は製剤例1と同様の手順にて、エアゾール剤を得る。
【0030】比較製剤例1ミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gに代えてアイソパーM(商品名、エクソン化学株式会社製、イソパラフィン系溶剤)2gを用いる以外は製剤例1と同様の手順によりエアゾール剤を得る。
【0031】比較製剤例2ミリスチン酸イソプロピル1g及びイソプロパノール1gに代えてアルキルベンゼンAB−SG(商品名、三菱化学株式会社製、ソフトアルキルベンゼン)2gを用いる以外は製剤例1と同様の手順によりエアゾール剤を得る。
【0032】比較製剤例3ミリスチン酸イソプロピル及びイソプロパノールを用いず、液化石油ガス量を45gとした以外は製剤例1と同様の手順にて、エアゾール剤を得る。
【0033】次に、試験例を示す。
試験例1製剤例1、2、3、4、比較製剤例1、2で得られた各エアゾール剤0.1gをシナベニヤ板(15cm×15cm)に10cmの距離から噴霧する。該シナベニヤ板上にガラスリング(φ4cm、高さ2cm)を設置し、その内部にイエシロアリ(Coptotermes formosanus)10頭を放虫する。30秒後に該シロアリ10頭を回収して水で湿した清浄な濾紙を敷いたプラスチックシャーレ(φ9cm)に移す。経時的に死亡虫、苦悶虫、反応虫を観察する。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】

【0035】試験例2製剤例1及び比較製剤例3で得られたエアゾール剤各0.1gを垂直に立てたシナベニヤ板(15cm×15cm)に10cmの距離から噴霧する。目視で液ダレ、乾燥状況を観察する(液ダレせず、速やかに乾燥して粉立つ状態が望ましい)。結果を表2に示す。
評価液ダレ: 無し ○、小 △、大 ×乾燥速度: 速い ○、中 △、遅い ×粉立ち: 大 ○、中 △、小 ×【0036】
【表2】

【0037】
【発明の効果】本発明のシロアリ防除エアゾール剤は、薬剤施用時における拡散性に優れるのみならず、蟻道や木材等の内壁への浸透も抑制され、これにより、例えばシロアリにより加害された家屋においても効率よいシロアリ駆除が可能となる。
【出願人】 【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
【出願日】 平成10年9月30日(1998.9.30)
【代理人】 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆 (外1名)
【公開番号】 特開2000−103703(P2000−103703A)
【公開日】 平成12年4月11日(2000.4.11)
【出願番号】 特願平10−277555