| 【発明の名称】 |
ゴキブリ捕獲器 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 隆史
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| 【要約】 |
【課題】内箱内に設置された粘着面を有する床板が単独で使用できないため、広範囲に棲息するゴキブリに対して捕獲効率が悪い。
【解決手段】内部に粘着面2が形成され、かつ側面にゴキブリの侵入口12jが開口された小箱状の粘着捕獲手段12を捕獲器本体1内に個々に着脱できるよう、複数段積み重ねて収納すると共に、上記捕獲器本体1の側面に、上記各段の粘着捕獲手段12の侵入口12jへ通じる侵入路1k,1pを形成したもので、捕獲器本体1より粘着捕獲手段12を取出して、捕獲器本体1と別個に設置することにより、広範囲に棲息するゴキブリを効率よく捕獲することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に粘着面13が形成され、かつ側面にゴキブリの侵入口12jが開口された小箱状の粘着捕獲手段12を捕獲器本体1内に個々に着脱できるよう、複数段積み重ねて収納すると共に、上記捕獲器本体1の側面に、上記各段の粘着捕獲手段12の侵入口12jへ通じる侵入路1k,1pを形成したことを特徴とするゴキブリ捕獲器。 【請求項2】 捕獲器本体1内より取出した粘着捕獲手段12を、捕獲器本体1と別の場所へ設置することにより、粘着捕獲手段12を捕獲器本体1と別個の捕獲器として利用できるようにしてなる請求項1記載のゴキブリ捕獲器。 【請求項3】 捕獲器本体1の内底面に、剥離自在な剥離紙2bで覆れた粘着面2を形成してなる請求項1または2記載のゴキブリ捕獲器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は着脱自在な複数段の粘着捕獲手段を有するゴキブリ捕獲器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来この種のゴキブリ捕獲器としては、例えば特開平10−108607号公報に記載されたものが公知である。上記公報のゴキブリ捕獲器は、粘着面が形成された床板を、上下に間隔をあけて複数段内箱内に設け、この内箱を外箱内へ着脱自在に収容したもので、粘着面を有する床板を内箱内に複数段設けることにより、大面積の粘着面が得られるため、長期間交換などの補修が必要ないと共に、捕獲効率も向上するなどの効果を有している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報のゴキブリ捕獲器では、粘着面を有する床板を内箱内に複数段設けた構成のため、次のような不具合がある。 (1)内箱内より床板を取外して、床板を内箱や外箱と独立した捕獲器として使用することができないため、広範囲に棲息するゴキブリを効率よく捕獲できない。 (2)内箱内に床板を複数段設けることにより内箱が大きくなるため、隙間などの狭い場所に設置して使用することができない。 (3)ゴキブリが粘着した床板を内箱より取り出して処分する際、手などにゴキブリが触れることがあるため、不衛生であると同時に、粘着面が他の物に粘着しないよう紙などに包んで処分しなければならないため、手間がかかる。 (4)内箱を取り外した外箱には捕獲器としての機能がないため、内箱を処分する際、外箱も処分しなければならず不経済である。 【0004】この発明はかかる従来の不具合を改善するためになされたもので、捕獲器本体内に複数段積み重ねて収容された小箱状の粘着捕獲手段を、捕獲器本体内より取出すことにより、単独の捕獲器として利用できるゴキブリ捕獲器を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、内部に粘着面が形成され、かつ側面にゴキブリの侵入口が開口された小箱状の粘着捕獲手段を捕獲器本体内に個々に着脱できるよう、複数段積み重ねて収納すると共に、上記捕獲器本体の側面に、上記各段の粘着捕獲手段の侵入口へ通じる侵入路を形成したものである。 【0006】上記構成により、捕獲器本体内に収納した複数段の粘着捕獲手段により、一定床積当りの捕獲可能粘着面積を自由に増すことができるため、狭い場所でも多数のゴキブリを捕獲することができると共に、侵入路が粘着捕獲手段の外側にあるため、粘着捕獲手段の内部構造がゴキブリの侵入に影響を及ぼすことが少なく、これによって捕獲率が向上する。 【0007】また粘着捕獲手段の一部がゴキブリで一杯になって粘着スペースがなくなった場合は、その粘着捕獲手段のみを捕獲器本体内より取出して、新たな粘着捕獲手段と交換することにより、引き続き使用することができると共に、小箱状の粘着捕獲手段の内部に粘着面が形成されているため、ゴキブリの粘着した粘着捕獲手段を処分する際、ゴキブリに手などが触れることがない上、紙などに包んで捨てる必要がないため、処分も容易である。 【0008】上記目的を達成するため請求項2記載の発明は、捕獲器本体内より取出した粘着捕獲手段を、捕獲器本体と別の場所へ設置することにより、粘着捕獲手段を捕獲器本体と別個の捕獲器として利用できるようにしたものである。 【0009】上記構成により、捕獲器本体より粘着捕獲手段を取出して、捕獲器本体と別の場所に設置することができるため、ゴキブリの多い場所に設置する場合は、粘着捕獲手段を捕獲器本体内に収納し、ゴキブリの少ない場所には粘着捕獲手段をばらまいて設置するなど、場所に応じた使い分けができると共に、捕獲器本体が設置できない隙間などには、粘着捕獲手段のみを設置することも可能となる。 【0010】上記目的を達成するため請求項3記載の発明は、捕獲器本体の内底面に、剥離自在な剥離紙で覆れた粘着面を形成したものである。 【0011】上記構成により、使用済となった粘着捕獲手段を捕獲器本体内より全部取り出したり、粘着捕獲手段を捕獲器本体と別に設置するため、捕獲器本体内より全部取り出した場合に、捕獲器本体の内底面に設けた粘着面の剥離紙を剥離することにより、捕獲器本体がゴキブリ捕獲器として使用することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図1ないし図7を参照して詳述する。図1はゴキブリ捕獲器の組立て状態の斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は捕獲器本体の展開図、図4は捕獲器本体の組立て過程の斜視図、図5は粘着捕獲手段の組立て状態の斜視図、図6は同展開図、図7は同組立て過程の斜視図である。 【0013】これら図において1は捕獲器本体で、使用状態では図1に示すように長方体状の箱形となっており、全体が紙などのシート材により形成されている。上記捕獲器本体1の使用前は図3に示すように展開状態にあって、底板1a上に粘着面2がほぼ一杯に設けられており、粘着面2の両端側には、組立て時接着片1nを接着する粘着面2aが上記粘着面2と別に設けられていて、これら粘着面2,2aは、剥離自在な剥離紙2bにより覆われている。 【0014】上記底板1aの両側には両側板1bが谷折り線3を介して連設されており、一方の側板1bには谷折り線4を介して上面板1cが、そして他方の側板1bには谷折り線5を介して幅狭な上面板1dがそれぞれ連設されており、上面板1cには谷折り線6を介して舌片1eが、そして側板1bと上面板1dの連設部には、上記舌片1eを挿入するスリット1fが形成されている。 【0015】また底板1aの両端部には、谷折り線7,8を介して端板1g,1hが上下2段に設けられており、下側の端板1gには、谷折り線7に弦が位置するように半月状の侵入口1iが開口され、上側の端板1hには、谷折り線8に弦が位置するよう半月状の切込み1jが形成されており、切込み1jより侵入路1kが折り起せるようになっている。そして上側の端板1hには谷折り線9を介して一対の脚部1mが連設されていて、これら脚部1m間には、上記粘着面2aに接着する接着片1nが谷折り線10を介して連設されていると共に、端板1hの端部には、脚部1m間の侵入口1oに突出する半月状の侵入路1pが突設されている。 【0016】一方図5ないし図7は上記捕獲器本体1内に着脱自在に収容する粘着捕獲手段12を示すもので、紙などのシート材により形成された偏平な箱形をなしており、捕獲器本体1内に複数個、例えば3個重ねて収納できるようになっている。上記粘着捕獲手段12は、図6に示すように捕獲器本体1の底板1aに設けられた粘着面2とほぼ同じ大きさの底板12aを有していて、この底板12a上にほぼ一杯に粘着面13が形成されており、粘着面13の上面は剥離自在な剥離紙13aにより覆われている。 【0017】上記底板12aの両側には谷折り線15を介して両側板12bが連設され、両側板12bの一方には、谷折り線16を介して上面板12cが連設されており、他方の側板12bには、谷折り線17を介して舌片12dが連設されていると共に、上記上面板12cには谷折り線18を介して側板12eが連設されていて、この側板12eと上面板12cの連設部に、上記舌片12dを挿入するスリット12fが形成されている。 【0018】また上記両側板12bの一方の端部と、側板12eの端部には、底板12aの両端に谷折り線19を介して連設された侵入路12gを所定の角度に保持する保持片12hが谷折り線20を介して連設されており、これら保持片12hには、侵入路12gを係止する切欠き12iが形成されている。 【0019】次に上記構成されたゴキブリ捕獲器の作用を説明する。ゴキブリ捕獲器の使用前は、捕獲器本体1及び粘着捕獲手段12とも図3及び図6に示すように展開状態にあり、これによって輸送したり、保管する場合に嵩ばることがない。 【0020】次に使用に当っては、まず捕獲器本体1の谷折り線7,8を谷折りして端板1g,1hを折り起し、さらに谷折り線9,10を谷折りして脚部1mを折り起したら、脚部1mに連設された接着片1nを底板1a上面の粘着面2aに接着して、図4に示すように底板1a両端に端板1g,1hを立ち上げる。これら端板1g,1hの高さは、予め脚部1mより高さを高くしてあるため、組立てることにより端板1g,1hが2段に傾斜し、かつ端板1g,1hに連設された侵入路1k,1pが捕獲器本体1内へ突出するので、端板1g側の侵入路1kは、図2に示すように捕獲本体1内に収容する粘着捕獲手段12の2段目の侵入口12jに達するように角度を調整する。 【0021】以上のようにして端板1g,1hを組立てたら、谷折り線3,5を谷折りして、両側板1bと上面板1cを立ち上げ、図4に示す状態にする。 【0022】次に粘着捕獲手段12を組立てるには、まず谷折り線15を谷折りして両側板12bを折り起し、次に谷折り線16,18谷折りしたら、谷折り線20より保持片12hを谷折りして内側へ折り曲げる。そしてこの状態で谷折り線19を谷折りして侵入路12gを底板12aの上方へ傾斜させたら、保持片12hの切欠き12iを図7に示すように侵入路12gに係止させて、侵入路12gを所定の角度に保持する。その後、粘着面13の剥離紙13aを剥離したら、舌片12dをスリット12fに挿入して、図5に示すように粘着捕獲手段12を偏平な箱状に組立てるもので、両端部に侵入口12jが開口されると共に、侵入口12jの下辺には、傾斜する侵入路12gが形成される。 【0023】以上のようにして粘着捕獲手段12を複数個組立てたら、粘着面2の剥離紙2bを剥離しない状態で、捕獲器本体1内に粘着捕獲手段12を重ねて例えば3段収納し、上面板1cの舌片1eをスリット1fに挿入して、捕獲器本体1を図1に示すように組立てる。これによって捕獲器本体1内は、図2に示すように複数段に亘って粘着面13が形成されるため、侵入口1i及び侵入路1k,1pより侵入したゴキブリは、各段の粘着面13に粘着されて捕獲される。 【0024】また例えば2段目の粘着捕獲手段12の粘着面13に集中的にゴキブリが捕獲されて、粘着面13に粘着の余地がなくなった場合は、捕獲器本体1の上面板1cを開放して、2段目の粘着捕獲手段12を新しいものと交換することにより、再び使用可能になると共に、粘着捕獲手段12がなくなった場合は、捕獲器本体1の底面に設けた粘着面2の剥離紙2bを剥離することにより、捕獲器本体1のみでも使用が可能になる。 【0025】なおゴキブリの捕獲率を上げるため、粘着捕獲手段12の粘着面13に予めゴキブリの好むエサなどを置いてもよい。以上は捕獲器本体1内に粘着捕獲手段12を複数段積み重ねて収納した状態で使用する場合であるが、広範囲に棲息するゴキブリを効率よく捕獲する場合は、捕獲器本体1内より粘着捕獲手段12を取出して、捕獲器本体1と別の場所に粘着捕獲手段12をばらまいて設置する。 【0026】すなわち、ゴキブリが狭い範囲に多数棲息する場合は、捕獲器本体1内に複数の粘着捕獲手段12を収納して使用し、ゴキブリの少ない場所では、捕獲器本体1と別個に粘着捕獲手段12を設置するなど、消費者が使用方法を自由に選択できると共に、粘着捕獲手段12をばらまき設置することにより、広い範囲に棲息するゴキブリを効率よく捕獲することができるようになる。 【0027】なお上記実施の形態では、展開された状態の粘着捕獲手段12を小箱状に組立てて使用する場合について説明したが、小箱状に組立てられた状態で粘着捕獲手段12を販売して、消費者が組立てる手間を省いてもよい。また捕獲器本体1の両側板1b及び粘着捕獲手段12の両側板12bにも、ゴキブリの侵入口を開口したり、侵入路を形成しても勿論よい。 【0028】 【発明の効果】この発明は以上詳述したように、内部に粘着面を有する小箱状の粘着捕獲手段を、捕獲器本体内に個々に着脱できるよう複数段積み重ねて収納したことから、一定床積当りの捕獲可能粘着面積を自由に増すことができるため、狭い場所でも多数のゴキブリを捕獲することができると共に、侵入路が粘着捕獲手段の外側にあるため、粘着捕獲手段の内部構造がゴキブリの侵入に影響を及ぼすことが少なく、これによって捕獲率が向上する。 【0029】また粘着捕獲手段の一部がゴキブリで一杯になって粘着スペースがなくなった場合は、その粘着捕獲手段のみを捕獲器本体内より取出して、新たな粘着捕獲手段と交換することにより、引き続き使用することができると共に、小箱状の粘着捕獲手段の内部に粘着面が形成されているため、ゴキブリの粘着した粘着捕獲手段を処分する際、ゴキブリに手などが触れることがない上、紙などに包んで捨てる必要がないため、処分も容易である。 【0030】さらに、捕獲器本体より粘着捕獲手段を取出して、捕獲器本体と別の場所に設置することができるため、ゴキブリの多い場所に設置する場合は、粘着捕獲手段を捕獲器本体内に収納し、ゴキブリの少ない場所には粘着捕獲手段をばらまいて設置するなど、場所に応じた使い分けができ、これによって狭い範囲から、広い範囲にまで棲息するゴキブリを効率よく捕獲することができると共に、捕獲器本体が設置できない狭い隙間などには、捕獲器本体より粘着捕獲手段を取出して、粘着捕獲手段のみを隙間などに設置することができるため、設置する場所に制限を受けることが少ない。 【0031】さらに捕獲器本体の内底面に、剥離自在な剥離紙で覆れた粘着面を形成したことから、使用済となった粘着捕獲手段を捕獲器本体内より全部取り出したり、粘着捕獲手段を捕獲器本体と別に設置するため、捕獲器本体内より全部取り出した場合に、捕獲器本体の内底面に設けた粘着面の剥離紙を剥離することにより、捕獲器本体がゴキブリ捕獲器として使用することができるため、経済的である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112853 【氏名又は名称】フマキラー株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月11日(1999.6.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073818 【弁理士】 【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−350546(P2000−350546A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月19日(2000.12.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−165073 |
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