| 【発明の名称】 |
薬剤の散布方法及び装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡崎 良弥
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| 【要約】 |
【課題】風向きと風速を検出して噴霧装置の操作を自動制御し、これにより風を利用して薬剤を散布する方法及び装置を提供する。
【解決手段】散布対象領域内又はその周辺に、動力によって作動する噴霧装置を設置し、散布対象領域の風向及び風速を検出して散布対象領域の風上にある噴霧装置を自動制御する。散布装置は動力によって作動する噴霧装置と、風向及び/又は風速を検知してその検知信号を出力する風計測装置と、この風計測装置の検知信号により、前記噴霧装置のON・OFF作動及び/又は噴霧速度を制御する制御装置を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 散布対象領域内又はその周辺に、動力によって作動する噴霧装置を設置し、散布対象領域の風向及び風速を検出して散布対象領域の風上にある噴霧装置を自動制御することを特徴とする薬剤の散布方法【請求項2】 動力によって作動する噴霧装置と、風向及び/又は風速を検知してその検知信号を出力する風計測装置と、この風計測装置の検知信号により、前記噴霧装置のON・OFF作動及び/又は噴霧速度を制御する制御装置を備えた薬剤の散布方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は農場等の所定領域に、霧状にした電解生成殺菌水、農薬、肥料などの薬剤を風に乗せて散布する薬剤散布方法及び装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】農場等に農薬や肥料等の薬剤を散布する手段として、散布対象領域の内や周辺に噴霧装置を設置し、薬剤を霧状にして散布する方法が考えられている。この場合、風向き、風速に関係なく、噴霧装置を稼動させることは無駄が多く、均一に散布することができない。また、強風下では噴霧薬剤が散布対象領域外に飛び散ってしまい、公害を発生させるおそれもある。 【0003】他方、風向きや風速を監視しながら噴霧装置を人手で操作することは面倒であり、特に散布対象領域に多数の噴霧装置を設置する場合は操作に多大な労力を要する。 【0004】従って本発明の第1の目的は、風向きと風速を検出して噴霧装置の操作を自動制御し、これにより風を利用して薬剤を散布する方法を提供することにある。 【0005】本発明の第2の目的は、この方法を実施するための装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成するために、本発明の薬剤散布方法は、散布対象領域内又はその周辺に、動力によって作動する噴霧装置を設置し、散布対象領域の風向及び風速を検出して散布対象領域の風上にある噴霧装置を自動制御することを特徴とする。【0007】上記第2の目的を達成するために、本発明の薬剤散布装置は、動力によって作動する噴霧装置と、風向及び/又は風速を検知してその検知信号を出力する風計測装置と、この風計測装置の検知信号により、前記噴霧装置のON・OFF作動及び/又は噴霧速度を制御する制御装置を備えたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は本発明の基本的な構成を示すもので、農場、果樹園、蓄舎などの散布対象領域1の周辺や内部に噴霧装置2が設置されている。この噴霧装置2はノズル3を散布対象領域1に向けて設置されており、タンク4から供給される電解生成水、農薬、肥料などの薬剤5を、2〜20μm(ミリミクロン)の霧状微粒子5’化して噴霧するものである。 【0009】本発明は、散布対象領域1の風向きと風速に応じて噴霧装置が散布対象領域の風上にあるときだけ、云い換えれば散布対象領域1の風上にある噴霧装置2だけを自動的に作動させ、噴霧薬剤等を風に乗せて風下の散布対象領域1に散布しようとするものである。このため、噴霧装置2の近傍に風向きと風速を検出して出力する風計測装置6が設けられている。そして、この風計測装置6の信号は制御装置7を介して噴霧装置2の作動を自動制御するようになっている。 【0010】風向き(矢印)に対して散布対象領域1の風上にある噴霧装置2だけが作動するようにするには、各々の噴霧装置2がノズル3の後方からの所定角度の範囲の風を受けているときに作動するようにすればよい。すなわち、散布対象領域1に対して風上になる風向き範囲は、当該噴霧装置2が散布対象領域1のどの位置に置かれているかによって異なるので、各々の噴霧装置2の風計測装置6は対応する噴霧装置の置かれている場所に応じて所定角度の風向範囲の間で信号を出力するようにしてある。 【0011】例えば、図2のように、方形の散布対象領域1の上部中央に設置されている噴霧装置2aの風計測装置6aは、時計盤の概略3時〜9時の矢印範囲の風向きのときに噴霧装置2aに対してスイッチON(作動)となり、概略9時〜3時の矢印範囲の風向きのときはスイッチOFFになるようにする。逆に、下部中央に設置した噴霧装置2bの風計測装置6bは、時計盤の概略9時〜3時の矢印範囲の風向きのときにスイッチONとなり、概略3時〜9時の矢印範囲の風向きのときはスイッチOFFになるようにする。 【0012】さらに、方形の散布対象領域1の左上角部に設置した噴霧装置2cの風計測装置6cは時計盤の概略3時〜6時の矢印範囲の風向きのときにスイッチONとなり、概略6時〜3時の矢印範囲の風向きのときはスイッチOFFになるように設計する。 【0013】以下、同様にして散布対象領域1に対しておかれている噴霧装置2の位置関係から散布対象領域1に対して風上になる風向き範囲を割出してこれに対応する風計測装置を設計する。図2の円内矢印範囲は、各々の位置にある噴霧装置2の風計測装置6のON作動風向き範囲を示すものである。尚、散布対象領域1の内部に設置された噴霧装置2iの風計測装置6iは、散布対象領域の一部に対しては常に風上にあたるので全方向の風向きに対して、ON信号を出力するようにする。 【0014】風速が強すぎると散布薬剤5'は散布対象領域1を超えて飛散してしまう。このため風計測装置6は風向きと同時に風速を検出し、風速が所定値を超えるときの検出信号で噴霧装置2が停止するようになっている。 【0015】このようにして、風計測装置6の風向き信号と風速信号は制御装置7を介して噴霧装置2に送られ、所定風速のときに散布対象領域1の風上にある噴霧装置2が稼動し、噴霧薬剤が風に乗って散布されるように構成されている。 【0016】散布薬剤の散布量は散布対象領域1の面積と必要量によって決定する。散布対象領域1に複数の噴霧装置が設置されている場合は、風向きに対して作動する噴霧装置の数及び各噴霧装置毎の散布面積の割当てにより、個々の噴霧装置の散布量が決められる。 【0017】 【効果】本発明は風を利用して霧状薬剤を散布するので噴霧装置の噴射力が弱くても遠くまで散布することができる。従って、噴霧装置が小規模で済み安いコストで効率良く散布することができる。 【0018】散布対象領域の風上にある噴霧装置だけを稼動させるので風向きに関係なく全方位に散布する方式に比較して稼働率及び散布量の無駄をなくすことができる。 【0019】風の方向と風速により、噴霧装置の作動をコントロールするので風向き、風速により噴霧する量や強さを調節することができる。例えば、斜め方向の風に対しては散布対象領域の対角線方向の噴霧量を多くし、角になる部分の噴霧量を少なくしたり、風が強すぎる場合は散布を停止するなど多角的な制御が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122483 【氏名又は名称】岡崎 龍夫
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| 【出願日】 |
平成11年2月12日(1999.2.12) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−232843(P2000−232843A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月29日(2000.8.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−34711 |
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