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【発明の名称】 害虫捕獲衛生環境維持装置
【発明者】 【氏名】日和 隆之

【氏名】道本 忠憲

【氏名】里田 史朗

【氏名】佐藤 進

【要約】 【課題】光誘引性の飛来害虫を効果的に捕獲し、殺虫することができ、かつ捕獲殺虫された害虫から発生する死臭などの臭気を低減させて、衛生環境を良好に維持することを可能にした害虫捕獲衛生環境維持装置及び捕獲害虫の消臭方法を提供すること。

【解決手段】波長300〜600nmの光源と、前記光源の周囲に配設した害虫光誘引トラップと、前記光源により励起される光触媒を担持した光触媒担持成形物を前記害虫光誘引トラップに近接して設けたことを特徴とする害虫捕獲衛生環境維持装置、並びに波長300〜600nmの光源を用いて害虫を光誘引により捕獲すると共に、捕獲された害虫に由来する悪臭を前記光源により励起される光触媒により消臭することを特徴とする捕獲害虫の消臭方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 波長300〜600nmの光源と、前記光源の周囲に配設した害虫光誘引トラップと、前記光源により励起される光触媒を担持した光触媒担持成形物を前記害虫光誘引トラップに近接して設けたことを特徴とする害虫捕獲衛生環境維持装置。
【請求項2】 害虫光誘引トラップが、粘着剤の塗布された粘着捕獲シート、電撃トラップ又は吸引トラップである請求項1記載の害虫捕獲衛生環境維持装置。
【請求項3】 光触媒担持成形物が、光触媒を担持したメッシュ状成形物又は透明シートである請求項1又は2記載の害虫捕獲衛生環境維持装置。
【請求項4】 粘着剤の塗布された粘着捕獲シートの裏面に光触媒が担持されてなる請求項1記載の害虫捕獲衛生環境維持装置。
【請求項5】 波長300〜600nmの光源を用いて害虫を光誘引により捕獲すると共に、捕獲された害虫に由来する悪臭を前記光源により励起される光触媒により消臭することを特徴とする捕獲害虫の消臭方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、害虫捕獲衛生環境維持装置及び捕獲害虫の消臭方法に関する。さらに詳しくは、食品や医薬品の加工製造所、病院、劇場、ホテルなどにおいて、光に誘引される衛生害虫や不快害虫の混入、臭気の発生などを防止し、衛生環境を維持するために好適に用いられる害虫捕獲衛生環境維持装置及び捕獲害虫の消臭方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光に誘引される飛来害虫の多くは300〜600nm、特に380nm前後の波長を有する光に誘引される。従って、このような性質を有する飛来害虫を捕獲し、殺虫するために、ブラックライトや特定波長のケミカルライトを利用した害虫のトラップ装置が古くから用いられている。
【0003】例えば、飛来害虫を捕獲し殺虫する装置として、飛来害虫を誘引する光源の周囲に透明粘着シートを配置した粘着トラップ(特開平8−47361号公報)、吸引装置によるトラップ、高電圧電撃線を配置したトラップ等が知られている。
【0004】一方、光触媒として使用されている、例えば酸化チタンは、波長400nm以下の光を吸収して励起し、抗菌や消臭などの効果を示すことは知られている。また、光触媒を担持した高分子シートも知られているが(特許第2565371号公報)、このような光触媒担持高分子シートを飛来害虫の捕獲装置に適用して害虫捕獲と共に衛生環境を維持した装置に関する報告はなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、光誘引性の飛来害虫を効果的に捕獲し、殺虫することができ、かつ捕獲殺虫された害虫から発生する死臭などの臭気を低減させて、衛生環境を良好に維持することを可能にした害虫捕獲衛生環境維持装置及び捕獲害虫の消臭方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、害虫誘引と光触媒の励起がいずれも光源として近紫外線と紫外線領域を必要としている点に鑑み、鋭意検討した結果、害虫捕獲と衛生環境の維持を共に達成できる装置を見出し、本発明に到った。
【0007】即ち、本発明の要旨は、(1) 波長300〜600nmの光源と、前記光源の周囲に配設した害虫光誘引トラップと、前記光源により励起される光触媒を担持した光触媒担持成形物を前記害虫光誘引トラップに近接して設けたことを特徴とする害虫捕獲衛生環境維持装置、及び(2) 波長300〜600nmの光源を用いて害虫を光誘引により捕獲すると共に、捕獲された害虫に由来する悪臭を前記光源により励起される光触媒により消臭することを特徴とする捕獲害虫の消臭方法、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の害虫捕獲衛生環境維持装置は、光源と、害虫光誘引トラップ及び光触媒担持成形物を備えたものである。
【0009】前記光源としては、波長が300〜600nmであり、飛来害虫を誘引できるものであれば、特に限定されず、例えば、ブラックライト、青色蛍光灯、ケミカルライトなどが挙げられる。
【0010】前記害虫光誘引トラップとしては、例えば、粘着剤の塗布された粘着捕獲シート、電撃トラップ、吸引トラップ、水盤トラップ、衝突板トラップなどがあげられ、これらのなかでは、衛生性及び省力性の観点から、粘着剤の塗布された粘着捕獲シート、電撃トラップ及び吸引トラップが好ましい。
【0011】前記粘着捕獲シートとしては、耐光性、耐侯性、耐水性、耐熱性のよいプラスチックシートが好適に使用される。例えば、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどからなるシートの表面の少なくとも一部分に粘着剤が塗布されたシートであることが好ましい。かかる粘着剤としては、特に限定されず、ブチルゴム系粘着剤、ポリブテン系粘着剤、アクリル系粘着剤、ホットメルト系粘着剤等、害虫捕獲を目的とした公知の粘着剤がいずれも使用できる。なお、本発明においては、光源の光を有効に活用して、より効果的に飛来害虫を捕獲するために、シート、粘着剤とも透明性、好ましくは600nm以下の光波長と、紫外光に対して透明性を有するものを用いて透明性のある粘着捕獲シートとすることが好ましい。
【0012】前記電撃トラップは、光誘引された害虫を高電圧電撃線により捕獲殺虫する装置であり、例えば、電撃グリッド機が挙げられる。
【0013】前記吸引トラップは、図2に一例を示すように、光源の周囲に吸引口を配置して、光に誘引された飛来害虫を吸引捕獲できる構造のものであればよい。
【0014】前記光触媒担持成形物とは、光触媒を担持した成形物であり、光触媒を担持できるものであれば、その成形物の形態は特に限定されない。例えば、高分子化合物をシート状に成形した高分子シートの表面に、粉末状の光触媒を担持させた光触媒担持高分子シートが挙げられる。本発明において、かかる高分子シートは、粘着捕獲シートと同様に透明シートであることが好ましい。あるいは、透光性を維持する所望の目粗さを有するメッシュ形状の基材、例えば、ガラスクロスメッシュの表面を高分子化合物でコーティングした後、その表面に光触媒を担持させたメッシュ状成形物も好適な例として挙げられる。さらに、粘着剤の塗布された粘着捕獲シートの裏面に光触媒を担持させたもの等、粘着捕獲シートと光触媒担持成形物とが同じ基材を利用して一体化したものであってもよい。
【0015】光触媒の担持に使用される前記高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)等のポリエステル、ポリイミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)等のフッ素系高分子、ポリアミドイミド、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂等が挙げられ、これらのなかでは、透明性及び耐候性の観点から、PET及びPTFEが好ましい。
【0016】前記光触媒としては、前記光源により励起されるものであれば、特に限定されず、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等があげられる。これらのなかでは、酸化チタンが好ましい。前記光触媒の平均粒子径は、特に限定されないが、通常、3〜50μmであることが好ましい。
【0017】前記光触媒の担持量は、特に限定されないが、通常、成形物1m2 に対して、1〜30gであることが好ましい。
【0018】前記光触媒の担持は、常法により行なうことができ、例えば、特許第2565371号公報に記載の方法により、担持させることができる。
【0019】本発明の害虫捕獲衛生環境維持装置は、光触媒担持成形物を害虫光誘引トラップに近接して設けたものであり、これにより、捕獲殺虫された害虫から発生する死臭などの臭気を有効に低減させることができる。ここで「近接して設ける」とは、害虫光誘引トラップの態様によっても異なるが、臭気低減効果を達成できる程度のものであれば、近接の程度は限定されるものではない。例えば、前記のように高分子シートの表面と裏面という配置の態様(図4)であってもよく、所定の間隙を設けて配置してもよい(図1、5)。この間隙は、臭気低減効果を得ることができる程度であればよく、光触媒の担持量などを考慮して適宜選択することができる。また、この場合、図1、5に示すように光触媒担持成形物を害虫光誘引トラップと平行して配置するのが、効率よく臭気低減効果を得るうえで好ましい。また、図2のように吸引トラップを用いる場合、害虫の死臭などの臭気の発生口(図2では吸引口)の近傍に光触媒担持成形物を配置すればよい。
【0020】なお、光源から発せられる光を有効に活用するために、所望により光反射板等を前記光源の周囲にさらに配設してもよい。
【0021】本発明の捕獲害虫の消臭方法は、波長300〜600nmの光源を用いて害虫を光誘引により捕獲すると共に、捕獲された害虫に由来する悪臭を前記光源により励起される光触媒により消臭する方法であり、例えば、以上に説明したような本発明の害虫捕獲衛生環境維持装置を用いて、実施することができる。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0023】実施例1害虫捕獲衛生環境維持装置として、図1の構造を有するものを作製した。図示するように、光源である円柱状のケミカルランプ1の軸方向に沿ってその周囲に、筒状の透明な粘着捕獲シート2を粘着面を外側に向けて配置し、さらにその外側に該粘着捕獲シート2を包み込むように筒状でメッシュ状の光触媒担持成形物3を配置して構成されている。メッシュ状の光触媒担持成形物3と粘着捕獲シート2の間隙は約5mmである。
【0024】光源であるケミカルランプ1は、東芝社製のもの(品番:FL 4BL、メイン波長:300〜440nm、最大波長:369nm)、粘着捕獲シート2は、ポリエチレンからなるシートの片面にブチルゴム系粘着剤を塗布したもの(20cm×40cm)を用いた。光触媒担持成形物3は、目粗さ5mm×5mmのガラスクロスメッシュの表面をPTFEでコーティングし、その表面に平均粒子径7nmの酸化チタンを担持量20g/m2 で担持させた成形物(20cm×45cm、厚さ:1mm、空孔率:64%)を用いた。
【0025】次に、この装置を用いて下記の3つの試験を行なった。
【0026】(1)アセトアルデヒドを用いた消臭試験2000L容の密閉箱内に図1の害虫捕獲衛生環境維持装置を設置し、たばこ臭の成分であるアセトアルデヒド18μlを注入した。前記装置のケミカルランプを点灯してからのアセトアルデヒド濃度の半減期を調べた。その結果、半減期は4時間半であった。なお、対照試験として、ケミカルランプを点灯せずに同様の試験を行なった結果、4時間半後におけるアセトアルデヒド濃度の減少率は3%であった。
【0027】(2)捕獲試験キノコ(ツクリタケ)栽培場〔面積:87m2 、3段組栽培床を2組(1組20m2 )設置〕の中央通路の高さ1.5mの位置に、前記装置を設置し、装置の電源を入れてから一晩後の、飛来害虫の捕獲数を調べた。その結果、粘着捕獲シートにツクリタケクロバエが約100頭捕獲されていた。なお、対照試験として、前記装置の電源を入れずに同様の試験を行なった結果、ツクリタケクロバエの捕獲数は数頭であった。
【0028】(3)死臭消臭試験(2)の捕獲試験で約100頭のツクリタケクロバエが捕獲された装置を捕獲状態のままで2000L容の密閉箱内に入れて、常温で3日間密閉保管した。保管後、10人のモニターが箱の小窓(30mm×30mm)に鼻を当て、虫の死臭臭気を以下に示す評価基準に従って評価し、そのレベル平均値を求めた。
【0029】〔評価基準〕
レベル0:臭わないレベル1:かすかに臭うレベル2:臭いを感じるレベル3:かなり臭うレベル4:臭いがきつくてがまんできない【0030】その後、再度、箱を密閉し、ケミカルランプを点灯して、4時間後に最初と同様の手順により箱内の死臭臭気のレベル平均値を求めた。
【0031】その結果、3日間密閉保管後のレベル平均値は3.1、ランプの点灯から4時間後のレベル平均値は1.4であった。
【0032】実施例2害虫捕獲衛生環境維持装置として、図2の構造を有するものを作製した。図示するように、光源である円柱状のケミカルランプ1の両端に吸引口9を有する吸引機4を配置し、ケミカルランプ1の軸方向に沿って約20mmの間隙を設けて弓状の反射板5を設けると共に、その反射板5上に透明の光触媒担持成形物3を積層したものを光触媒担持面をランプ側に向けて配置して構成されている。図3は、光触媒担持成形物3が積層された弓状の反射板5とケミカルランプ1の関係を示す、図2のX−X線横断面の概略図である。なお、吸引された捕獲害虫は、害虫捕獲部(図示せず)に集められる構造となっている。
【0033】光源であるケミカルランプ1は、東芝社製のもの(品番:FL 10BL、最大波長:369nm)、吸引機4は、1200Wの掃除機((株)日立製作所製、品番:CV−W53)を用いた。光触媒担持成形物3は、PETシートの表面に、平均粒子径7nmの酸化チタンを担持量5g/m2 で担持させたシート(30cm×5cm)を用いた。反射板5は、アルミニウム箔を用いた。
【0034】次に、この装置を用いて下記の3つの試験を行なった。
【0035】(1)アセトアルデヒドを用いた消臭試験実施例1と同様にして、アセトアルデヒド濃度の半減期を調べた結果、半減期は15時間であった。なお、対照実験では、15時間後における濃度の減少率は3%であった。
【0036】(2)捕獲試験実施例1と同様にして、装置の電源を入れてから一晩後の飛来害虫の捕獲数を調べた結果、ツクリタケクロバエの捕獲数は約500頭であった。なお、対照実験での捕獲数は数頭であった。
【0037】(3)死臭消臭試験実施例1と同様にして、約500頭のツクリタケクロバエが捕獲された装置を3日間密閉保管した際の虫の死臭臭気(主として吸引口から出てくる臭気)のレベル平均値と、ケミカルランプの点灯から1日後のレベル平均値を調べた。その結果、3日間密閉保管後のレベル平均値は3.6、ランプの点灯から1日後のレベル平均値は2.9であった。
【0038】実施例3害虫捕獲衛生環境維持装置として、図4の構造を有するものを作製した。図示するように、光源である円柱状のケミカルランプ1の軸方向に沿ってその周囲に、ケミカルランプ1から約20mmの間隙を設けて、粘着剤層と光触媒担持層を有する筒状の透明な高分子シート6を光触媒担持面をランプ側に向けて配置して構成されている。
【0039】光源であるケミカルランプ1は、東芝社製のもの(品番:FL 10BL、最大波長:369nm)を使用した。粘着剤層と光触媒担持層を有する高分子シート6は、PETからなるシートの片面にブチルゴム系粘着剤を塗布し、もう一方の面に平均粒子径7nmの酸化チタンを担持量3g/m2 で担持させたシート(30cm×20cm)を用いた。
【0040】次に、この装置を用いて下記の3つの試験を行なった。
【0041】(1)アセトアルデヒドを用いた消臭試験実施例1と同様にして、アセトアルデヒド濃度の半減期を調べた結果、半減期は15時間であった。なお、対照実験では、15時間後における濃度の減少率は3%であった。
【0042】(2)捕獲試験実施例1と同様にして、装置の電源を入れてから一晩後の飛来害虫の捕獲数を調べた結果、ツクリタケクロバエの捕獲数は約200頭であった。なお、対照実験では、全く捕獲されなかった。
【0043】(3)死臭消臭試験実施例1と同様にして、約200頭のツクリタケクロバエが捕獲された装置を3日間密閉保管した際の虫の死臭臭気のレベル平均値と、ケミカルランプの点灯から1日後のレベル平均値を調べた。その結果、3日間密閉保管後のレベル平均値は3.2、ランプの点灯から1日後のレベル平均値は2.7であった。
【0044】実施例4害虫捕獲衛生環境維持装置として、図5の構造を有するものを作製した。図示するように、光源である円柱状のケミカルランプ1の軸方向に沿ってその周囲に、ケミカルランプ1から約25mmの間隙を設けて、筒状でメッシュ状の光触媒担持成形物3(図示せず)を配置し、さらにその外側に該光触媒担持成形物3を包み込むように筒状の電撃グリッド機7を配置して構成されている。メッシュ状の光触媒担持成形物3と電撃グリッド機7の間隙は約5mmであり、電撃グリッド機7の下には落下する害虫を収集するための受皿8を設けた。
【0045】光源であるケミカルランプ1は、東芝社製のもの(品番:FL 10BL、最大波長:369nm)、電撃グリッド機7は、サン(株)製のもの(品番:BK−045)を用いた。光触媒担持成形物3は、目粗さ2mm×2mmのガラスクロスメッシュの表面をPTFEでコーティングし、その表面に平均粒子径7nmの酸化チタンを担持量30g/m2 で担持させた成形物(16cm×16cm、厚さ:0.5mm、空孔率:53%)を用いた。
【0046】次に、この装置を用いて下記の3つの試験を行なった。
【0047】(1)アセトアルデヒドを用いた消臭試験実施例1と同様にして、アセトアルデヒド濃度の半減期を調べた結果、半減期は1時間半であった。なお、対照実験では、1時間半後も濃度の減少はみられなかった。
【0048】(2)捕獲試験実施例1と同様にして、装置の電源を入れてから一晩後の飛来害虫の捕獲数を調べた結果、ツクリタケクロバエの捕獲数は約50頭であった。なお、対照実験では、全く捕獲されなかった。
【0049】(3)死臭消臭試験実施例1と同様にして、約50頭のツクリタケクロバエが捕獲された装置と受皿を3日間密閉保管した際の虫の死臭臭気のレベル平均値と、ケミカルランプの点灯から4時間後のレベル平均値を調べた。その結果、3日間密閉保管後のレベル平均値は2.8、ランプの点灯から4時間後のレベル平均値は0.7であった。
【0050】
【発明の効果】本発明により、光誘引性の飛来害虫を効果的に捕獲し、殺虫することができ、かつ捕獲殺虫された害虫から発生する死臭などの臭気を低減させて、衛生環境を良好に維持することができる害虫捕獲衛生環境維持装置を提供することが可能となった。
【出願人】 【識別番号】000003964
【氏名又は名称】日東電工株式会社
【出願日】 平成10年6月15日(1998.6.15)
【代理人】 【識別番号】100095832
【弁理士】
【氏名又は名称】細田 芳徳
【公開番号】 特開2000−49(P2000−49A)
【公開日】 平成12年1月7日(2000.1.7)
【出願番号】 特願平10−167162