| 【発明の名称】 |
石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰による漁礁製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】田村 博
【氏名】河津 龍大
【氏名】西守 宏太郎
【氏名】滝野 寛志
【氏名】吉田 千秋
【氏名】伊藤 勝三
【氏名】西田 修
【氏名】西野 善克
【氏名】谷口 貞司
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| 【要約】 |
【課題】廃棄タイヤの処分方法としては、該タイヤを切断し石炭と混合して燃料として利用する方法が採られている。この際、炉底に残る焼却残灰にはタイヤコード等の鉄線が混入しており、殆どが埋め立て処分されている。本発明はこの焼却残灰を有効利用することを目的とする。
【解決手段】石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰を粉砕し、これにセメントを混合し、所要の型枠6に注入して梁、支柱等を形成し、これらを組み合わせてポーラスコンクリートの漁礁を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰を粉砕し、これにセメントを混合し、所要の型枠に注入して梁、支柱等を形成し、これらを組み合わせてポーラスコンクリートの漁礁を形成することを特徴とする石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰による漁礁製造方法。 【請求項2】 セメントと水とにより予めセメントペーストを形成し、これに粉砕された石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰及び適宜長さの繊維との混合物を投入し混練して型枠に注入して梁、支柱等を形成することを特徴とする請求項1記載の石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰による漁礁製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰の有効利用として、これにより漁礁の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通常、廃棄タイヤの処分方法としては、該タイヤを切断して石炭と混合して焼却し、燃料として利用する方法が採られている。この際、発生するフライアッシュは、例えばセメントの原料として利用されるが、炉底に残る焼却残灰にはタイヤコード等の鉄線が混入しており、殆どが埋め立て処分されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし埋め立て地の減少と制約、環境問題及びリサイクルによる資源の有効利用の観点より該炉底の焼却残灰の有効利用が求められている。本発明はかゝる点に鑑み、上記含有する鉄分が酸化し、これの溶解が微生物の成育に有効であること、及び上記炉底灰には石炭の燃焼殻を含み、ポーラスであることに着目し、これを有効利用することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための第1の発明は、石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰を粉砕し、これにセメントを混合し、所要の型枠に注入して梁、支柱等を形成し、これらを組み合わせてポーラスコンクリートの漁礁を形成することを特徴とする。 【0005】上記の方法からなる本発明は、石炭の燃焼殻の混入によりポーラスコンクリートとすることができ、かつ廃棄タイヤに含まれる鉄線が酸化溶解することにより、微生物の栄養源とすることができる。 【0006】また第2の発明は、上記ポーラスコンクリートの製造に際して、セメントと水とにより予めセメントペーストを形成し、これに粉砕された石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰及び適宜長さの繊維との混合物を投入し混練して型枠に注入して梁、支柱等を形成することを特徴とする。 【0007】上記の方法からなる本発明は、予めセメントペーストを形成し、これに粉砕された石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰を混合し混練することにより、所要のポーラス度を保持することが出来ると共に、これに適宜長さの繊維を加えることにより、コンクリートの強度及び靭性を増すことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。上記石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰Aは、図2に示す如くポーラス状の石炭殻Bに、切断された廃棄タイヤのタイヤコード等の鉄材Cが混入している。この鉄材Cは溶融した鉄塊Caと、線材Cbととの混合物で、例えばストーカ式ボイラにより、石炭10と、廃棄タイヤ4との混合比で焼却した時、その焼却残灰には上記鉄材が約25%(重量比)含まれる。 【0009】この焼却残灰Aを利用する漁礁製造装置1は、後述する漁礁Wとするための強度を得るために、焼却残灰Aの粒度を揃えることが好ましく、先ず粉砕機2により粉砕し、ついで篩い分け機3に供給して、例えば20mm以上、20〜5mm、5mm以下に選別する。 【0010】一方、セメントSは水とをミキサー4により混練し、セメントペーストDを形成する。しかる後、このセメントペーストDと上記選別された焼却残灰Aと、更に好ましくは適宜の長さに切断した繊維Eとを混練機5に供給し混練し、これを所定の型枠6に流入して、単位部品Waを形成する。図3は単位部品Waの一部斜視図を示す。但し図中Fはコンクリートのセメント部を示す。なお、必要によっては補強鉄骨を挿入し、所定期間養生し、ついでこれを組立てゝ漁礁Wとして完成する。 【0011】なお、セメントと焼却残灰との混合に際して、通常のセメント粉との空練りを行い、ついで水を注入して本練りを行う方法では、焼却残灰のポーラス部にもセメントが進入し、セメントの使用量が増すと共に、該ポーラス部を失う欠点がある。このため本発明では上記の如く、予めセメントペーストを形成し、これに焼却残灰を混入するようにしたものである。 【0012】なお、上記焼却残灰の粒度は、例えば長軸径20mm以下に破砕処理し、表面の空隙量の多いことが好まれ、しかも強度がさほど必要としない箇所では、比較的粗い5〜20mmの粒度のものを使用する。これにより藻の付着性を増すことができる。また梁部、柱等の強度を必要とする箇所には、5mm以下のものを骨材として使用する等、使用目的に応じて粒度を選択することが好ましい。 【0013】 【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、石炭と廃棄タイヤとの混合物の焼却残灰はポーラス性を有し、かつ廃棄タイヤのタイヤコードの鉄線を含むもので、これを漁礁とすることにより、藻の発生及び付着に有効であると共に、該鉄分は微生物の発生に効果的であり、従来の処理が問題とされている廃棄タイヤの焼却に際して、炉に残留する残灰の利用として極めて有効である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391062539 【氏名又は名称】財団法人日本建築総合試験所 【識別番号】000003148 【氏名又は名称】東洋ゴム工業株式会社 【識別番号】594018267 【氏名又は名称】株式会社中研コンサルタント 【識別番号】000229047 【氏名又は名称】日本スピンドル製造株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月5日(1999.2.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102211 【弁理士】 【氏名又は名称】森 治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−224937(P2000−224937A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−28373 |
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