| 【発明の名称】 |
釣り用浮子 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂倉 晴夫
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| 【要約】 |
【課題】浮子全体の個数を大幅に減らしながらも、浮子の大きさ,浮力,縦通孔の孔径の違ったものを一通り楽に取り揃えれるようにし、且つ、縦通孔を通る道糸のスベリをよくし、さらに、道糸を切ることなく浮子交換を可能にする中通し浮子を提供する。
【解決手段】雄ねじ部511が形成された軸部2aの上端部分に該軸部2aの外径より大きな頭部2bを設け、且つ該頭部2b及び前記軸部2aを縦通する透孔22を形成すると共に該頭部上端に透孔22の拡径部分221を設け、該拡径部分221にその内径dが該透孔22の孔径以下となるリング環3を挿着した芯棒1と、中心部分に前記透孔22より孔径が大なる貫通孔51を設けると共に該貫通孔51の上端周面に前記雄ねじ部21に螺合する雌ねじ部511を形成した中通し用の浮子本体4と、を具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 雄ねじ部が形成された軸部の上端部分に該軸部の外径より大きな頭部を設け、且つ該頭部及び前記軸部を縦通する透孔を形成すると共に該頭部上端に透孔の拡径部分を設け、該拡径部分にその内径が該透孔の孔径以下となるリング環を挿着した芯棒(1)と、中心部分に前記透孔より孔径が大なる貫通孔を設けると共に該貫通孔の上端周面に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を形成した中通し用の浮子本体(4)と、を具備することを特徴とする釣り用浮子。 【請求項2】 雄ねじ部が形成された軸部の上端部分に該軸部の外径より大きな頭部を設け、且つ該頭部及び前記軸部を縦通する透孔を形成すると共に該頭部上端に透孔の拡径部分を設け、該拡径部分にその内径が該透孔の孔径以下となるリング環を挿着した芯棒(1)が二個と、中心部分に前記透孔より孔径が大なる貫通孔を設けると共に該貫通孔の上端及び下端の周面に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を形成した中通し用の浮子本体(4)と、を具備することを特徴とする釣り用浮子。 【請求項3】 前記浮子本体は外周面より前記貫通孔に至る割り溝が設けられたものである請求項1又は2記載の釣り用浮子。 【請求項4】 前記リング環がセラミックで造られた請求項1乃至3のいずれかに記載の釣り用浮子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、中通し浮子に専ら利用される釣り用浮子に関する。 【0002】 【従来の技術】近年の磯釣りでは、魚の学習能力の向上により魚が釣りづらくなっている。斯る状況下で釣果を上げるには浮子の選定が重要となり、中通し浮子ではそのアイテム数が非常に多くなっている。中通し浮子は、■大きさの違うもの(φ15〜φ30)がいくつも用意される。向い風の場合で遠投したい場合には大きな浮子が必要であり、一方、魚に違和感を与えないようにする際は小さな浮子が必要になるからである。■また、大きさが同じでも、浮力の違うもの(0,B,2B,3B,…1号,2号)が取り揃えられる。深場を攻めるケースでは仕掛けに大きい錘りが必要となり、浮力の大きな1号,2号のものが必要になってくる。他方、魚に違和感を与えないようにする場合には、0,B等の浮力の小さなものが求められる。■さらに、同じ大きさ,同じ浮力でも、道糸が通る浮子本体の縦通孔の孔径を0.8mmφ,1.0mmφ,1.4mmφ,2.0mmφ…等の様々なサイズ径のものが必要となる。例えば、縦通孔径が2.0mmφの中通し浮子は浮子止めを抵抗なく通過させるためのもので、縦通孔径が1.4mmφのものは、エサと一緒に落としていき、広いタナを探るのに適したものとなっている。縦通孔径が0.8mmφのものでは、浮子止めが止まるタイプで、同じ大きさ,同じ浮力の中通し浮子でも種々の孔径のものを取り揃える必要があるのである。 【0003】また、中通し浮子では、浮子本体の縦通孔を通る道糸が多少屈曲していても、縦通孔内を道糸が抵抗なく通過することが求められている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述の■〜■のごとくの浮子を全て取り揃えるとなると、釣り人に大きな経済的負担を強いる。また、釣り場へ種類の異なる非常に多くの浮子を全て持参することは不可能であり、釣り人はある程度のところで妥協,我慢を強いられている。さらに、従来の中通し浮子には、浮子交換時に道糸を切断しなければならない欠点がある。現在の磯釣りの仕掛けには、中通し浮子の下に水中浮子,小浮子,ガン玉等が付いているため、浮子交換をするにはこれら下部にあるものを全部外すこととなり、また再度取付けねばならない苦労がある。この苦労以外にも、ライン(道糸)を切って再度ラインをつなぐときの時間的ロスの問題や、つないだその結束部の強度が気になり、ついおろそかになりがちになっている。また、縦通孔内を道糸が抵抗なく通過することが重要になっているにもかかわず、道糸が縦通孔を形成する壁面に擦れたり当ったりして抵抗を大きくしている。これにとどまらず、縦通孔を通る道糸に摩擦によりスジをつけてしまう問題がある。 【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、浮子全体の個数を大幅に減らしながらも、浮子の大きさ,浮力,縦通孔の孔径の違ったものを一通り楽に取り揃えれるようにし、且つ、縦通孔を通る道糸のスベリをよくし、さらに、道糸を切ることなく浮子交換を可能にする中通し浮子を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、請求項1に記載の本発明の要旨は、雄ねじ部が形成された軸部の上端部分に該軸部の外径より大きな頭部を設け、且つ該頭部及び前記軸部を縦通する透孔を形成すると共に該頭部上端に透孔の拡径部分を設け、該拡径部分にその内径が該透孔の孔径以下となるリング環を挿着した芯棒(1)と、中心部分に前記透孔より孔径が大なる貫通孔を設けると共に該貫通孔の上端周面に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を形成した中通し用の浮子本体(4)と、を具備することを特徴とする釣り用浮子にある。請求項2に記載の本発明の要旨は、雄ねじ部が形成された軸部の上端部分に該軸部の外径より大きな頭部を設け、且つ該頭部及び前記軸部を縦通する透孔を形成すると共に該頭部上端に透孔の拡径部分を設け、該拡径部分にその内径が該透孔の孔径以下となるリング環を挿着した芯棒(1)が二個と、中心部分に前記透孔より孔径が大なる貫通孔を設けると共に該貫通孔の上端及び下端の周面に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を形成した中通し用の浮子本体(4)と、を具備することを特徴とする釣り用浮子にある。請求項3の釣り用浮子は、請求項1または2で、浮子本体は外周面より前記貫通孔に至る割り溝が設けられたことを特徴とする。請求項4の釣り用浮子は、請求項1〜3で、リング環がセラミックで造られたことを特徴とする。 【0007】請求項1,2の発明のごとく、芯棒と浮子本体が分離構成されると、芯棒のリング環の内径を浮子本体の縦通孔の孔径の中で一番小さくすることによって、大きさや浮力の違う浮子との組合せで、少ない浮子本体の数でもって浮子のバリエーションを広げることができる。また、拡径部分にその内径が該透孔の孔径以下となるリング環が挿着されると、浮き本体の縦長の縦通孔のなかで、リング環と道糸との点接触を可能にして道糸のスベリを良くすることができる。請求項3のごとく割り溝が設けられると、予め芯棒だけ道糸に通しておけば、後は割り溝を利用して所望の浮き本体と交換自在になる。請求項4のごとくリング環がセラミックで造られると、リング環に道糸が擦ってもセラミック表面の平滑度合が高いので、その摩擦抵抗が小さく好適となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の釣り用浮子(以後、単に「浮子」という。)の実施形態について詳述する。 (1)実施形態1図1〜図6は、本発明の浮子の一形態で、図1は浮子の全体斜視図、図2は図1の芯棒に浮子本体を螺着した浮子の縦断面図、図3,図4は芯棒の断面図と左側面図、図5はリング環の断面図、図6は芯棒の部分断面図を示す。中通し浮子に適用するものである。 【0009】浮子は、芯棒1と浮子本体4とを具備する(図2)。芯棒1は芯棒本体2とリング環3とからなる。芯棒本体2は、合成樹脂製の筒状軸部材で、雄ねじ部21が形成された軸部2aの上端部分に、この軸部2aの外径より大きな頭部2bを設けている。該軸部2a及び頭部2bにはそれらの軸心を縦通する透孔22が形成される。頭部2bは芯棒1に浮子本体4を嵌挿一体化させる際の取付用つまみとなる。頭部2b上端には透孔22の拡径部分221が設けられる。ここでは、図3のごとく軸部側の透孔径を一定とする一方、軸部寄りの頭部2bに入った地点からその径を狭めていき狭小部分をつくった後、軸部上面に向け拡径部分221を形成する。拡径部分221は狭められた狭小部分の透孔径D3 から段差222を形成して、そのまま頭部2bの上面まで同径の柱状拡径部分221を空けている。なお、頭部2bは、図1のようにその外周側面に縦溝によるギザギザ面23を形成する。該ギザギザ面23があるため、ここを掴んで芯棒1の浮子本体4への螺着が行い易くなっている。 【0010】リング環3は外径が拡径部分221にほぼ等しく、且つ内径dが前記透孔22の孔径以下となる平面視○形のリング体である(d≦D1,D3)。このリング環3の内径d(d1〜d3)が浮子の軸心を通る透孔22,貫通孔51(後述)を含めた中で一番小さな値になる。リング環3の内径dは道糸9より大きい。リング環3はセラミック製とする。セラミック製リング環3とすることで、道糸9のスベリが良くなり、リング環3(中通し浮子)を通過する道糸9が他の樹脂品や金属品に比し抵抗なくスムーズに動く。リング環3は耐磨耗性,耐腐蝕性に優れるタイル,ガラス等のセラミック(窯業製品)のなかでも、ガラス製とするのが製造のし易さに加え平滑度を高め、道糸9の通りを良くすることから好適となる。リング環3は接着剤等を使って拡径部分221に挿着し、芯棒1との一体化が図られる。ここでのリング環3は断面視小判形状で、リング環3の外側面が拡径部分221の壁面との当接面を多くして接着力を強化し、軸部2aとの一体化を強める。また、リング環3はその外径が同じであっても内径dの異なるものがいくつか用意される。形状が同じ前記軸部2aに対し、例えば図3,図4等のごとくリング環3の内径dがd1,d2と違うものが軸部2aに挿着されて、芯棒1が形成される。リング環3の形状については、図1〜図4のものに限られず、例えば図5(イ)の断面ほぼオーバル形、(ロ)の断面円形、(ハ)の外周側壁をもち且つ内側が断面ほぼ半円形形状等した種々のタイプが用いられる。(イ)や(ハ)のリング環3は拡径部分221の壁面に当接する外周側壁32があるため、接着剤等によってリング環3を芯棒本体2に固着し易くなっており、この観点から好適となる。また、(ロ)や(ハ)では、内径dを形成する内壁が中央にいくにしたがい丸く膨らんでおり、リング環3を通る道糸9との接触がさらに点接触に近く、道糸9が通過する際の摩擦を軽減させる点からより好ましい形状になっている。なお、いずれの孔径dの内壁導入部分も、図示のごとく道糸9を通り易くするため、アール31をとるのが望ましいとされる。 【0011】リング環3が挿着されて出来る芯棒1については、芯棒本体2が同じでもリング環3の内径dが異なるものがラインナップされる。図6(イ)〜(ハ)では、芯棒本体2を同じくしながらも断面円形のリング環3の孔径が異なる芯棒1を取り揃えたものである。リング環3の内径dはd1>d2>d3となっている。そのため、例えば、内径dがd1のリング環3では、該リング環3の内径dが大きいことから、ウキ止めが中通し浮子を抵抗なく通過するようにして、当たり浮子で止めるタイプに使える。一方、内径dがd3のリング環3では、リング環3の内径dを小さくして、ウキ止めが中通し浮子で止まる。両者の中間で内径dがd2のリング環3は、いわゆるスルスル釣りといわれる釣りに適している。軽いシカケでゆっくりと落としていくのに都合が良く、エサと一緒に落としていって広いタナを探れる中通し浮子になる。 【0012】浮子本体4は浮子の外形となる浮子本体部5と浮子の浮力調整用の調整錘り6とからなる。浮子本体部5は、樹脂成形品(例えば、ABS樹脂成形品)たる上カップ5aと下カップ5bの結合一体品で、軸心部分に前記芯棒1に嵌挿し得る貫通孔51を設けた中空卵状になっている。貫通孔51は浮子本体4を縦通する。該貫通孔51は全域に亘り同径D2で、前記透孔22の孔径より大きくなっている。尚、特段の工夫をせずとも、貫通孔51に挿着される芯棒本体2内に透孔22を縦通させているので、通常の製作で必然的に貫通孔51は透孔22より孔径が大きくなる。上カップ5aと下カップ5bは、それぞれ中心部に貫通孔用管部54が起立する半球状の碗部からなり、両者の接合部分を接着や超音波溶着等で結合させて中空部Oのある浮子本体4に仕上げている。上カップ5aの下縁接合部分は下カップ5bのものより少し小さくして嵌合一体化を図る。そして、上カップ5aの貫通孔51の上端周面(管部ヘッド部分の内周)に前記雄ねじ部21に螺合する雌ねじ部511を形成する(図2)。浮子本体4は様々な大きさのものが取り揃えられるが、リング環3の内径dが異なる芯棒1と組み合わすことができるように、雌ねじ部511の仕様は同一とする。貫通孔51の孔径も同一とする方が望ましい。調整錘り6は中通し浮子に所定の浮力をもたせる金属製円筒体である。上カップ5aと下カップ5bの嵌合一体化に先立ち、下カップの下部に所定重さの調整錘り6が熱カシメや接着等で固定されることになる。浮子本体部5が同形でも調整錘り6を異にした浮子本体4、すなわち浮力の違うものが取り揃えられる。 【0013】このように構成した浮子は、浮子本体4の雌ねじ部511に芯棒1の雄ねじ部21を螺着結合して両者の一体化が図られ、一つの浮子を組付け完成させることができる。内径違いのリング環3を固着した芯棒1が、浮子本体4にねじ交換方式で取替え自在になっているので、従来のように同じ大きさ,同じ浮力でも、リング環3の内径dだけが違う浮子を種々取り揃えなければならなった負担から開放され、取り揃える品数は大幅に減る。例えば、■大きさの違い、■浮力の違い、■リング環3の内径dの違いのある浮子を揃えるにあたって、内径dの違いを3種類とした場合には、従来の品数と比べて1/3に減る。浮子本体4に適合する互換性のある芯棒1を3本用意さえすれば、これまでのように高い浮子を何個も買う必要がない。芯棒1は価格も安く、嵩張らない。釣り人は経済的な負担が大幅に軽減され、さらに、釣り場の状況を想定してすべての浮子を持っていくケースでも、浮子の数が1/3に減ったことで大変楽になる。共通化された交換タイプの芯棒1を釣り場へ持参すれば、後は好みの浮子本体4と組み合わせることができる。そして、刻々と変化する海の状況に合わせて仕掛けを変えていくことになるが、芯棒1と浮子本体4とはねじ結合であるので、誰でもその仕掛けに応じた浮子と簡単に交換できる。浮子の大きさや浮力調整を思いのまま自在に変更可能である。さらに、浮子本体上端の雌ねじ部511に芯棒1の雄ねじ部21を螺着して出来上った浮子に、道糸9を通して使用した場合、道糸9は浮子上端に位置する口径の小さなリング環3にあたってから孔径の大きな浮子本体4内を通過するので、リールによる巻きグセ等のある曲った道糸9(図2の鎖線)であっても透孔22や貫通孔51の内壁に当ったり擦れたりするケースが激減する。道糸9はリング環3での点接触で触れるにとどまって浮子本体内の下方へ向うので、縦通孔(透孔22,貫通孔51)を通る道糸9のスベリが良くなる。中通し浮子内部での道糸9のスベリ確保が取沙汰されている昨今、この問題を一挙に解決する。また、リング環3をセラミック製とした場合には、リング環3の表面の平滑度合が一層高まるので、摩擦抵抗を一段と小さくして道糸9の縦通孔内の通りを良くするばかりか、縦通孔を通る道糸9に擦れスジ跡をつくのを防止できる。 【0014】(2)実施形態2本実施形態は図7のごとく、芯棒1が二個用意され、また、浮子本体4には貫通孔51の上端のみならず下端の周面にも雄ねじ部21に螺合する雌ねじ部512を形成するものである。貫通孔用管部54の両端の内周面に雌ねじ部511,512が切られる。そして、所定の大きさ,浮力をもつ浮子本体4の上下端の雌ねじ部511,512へ、所望のリング環3が付いた芯棒1を螺着,組付けして浮子を完成する。他の構成は実施形態1と同じであり、その説明を省略する。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。 【0015】このように構成した浮子は、浮子本体4の上下に芯棒1が螺着され、両芯棒1に透孔22,貫通孔51より小さな内径dをもつリング環3が取付けられているので、道糸9は両リング環3に点接触しながら浮子本体4内を縦通する。その結果、道糸9のスベリはさらに良くなる。道糸9が曲ったり折れたりしていても、リング環3の内径dよりも透孔22の内径,貫通孔51の内径が大きいので、道糸9の曲り部91や折れ部92がそれら内壁に触れず、中通し浮子内で道糸9がひっ掛って止まったり擦れて抵抗を大きくしたりするこれまでの中通し浮子の欠点も解決する。他の作用,効果は実施形態1と同じで説明を省く。 【0016】(3)実施形態3本実施形態は図8〜図10のごとく、実施形態1の浮子本体4に割り溝52を設けたものである。浮子本体4の周方向の一箇所に、外周より貫通孔51に至る縦割りの割り溝52を形成する(図9)。雌ねじ部511のある貫通孔部分も割り溝52が入り込んで、該雌ねじ部511はその部分が切り欠かれる。割り溝52をつくる浮子本体部5の壁面間の距離は道糸9の太さより大きい。割り溝52の形成に伴ない、上カップ5a,下カップ5bは割り溝52を設けながらも上カップ5aと下カップ5bが結合一体化したとき、閉空間の中空部Oが出来るように造られる。割り溝52を経て横方向より道糸9を貫通孔51内に通した後(図8)、予め道糸9に挿通させている芯棒1に浮子本体4を嵌挿して回わすことで、雄ねじ部21と雌ねじ部511が螺着,結合し、浮子本体4と芯棒1との一体化が図られる。本実施形態の調整錘り6は、割り溝52が形成されているところが切り欠かれるため、平面視C字状となる。他の構成は実施形態1と同じであり、その説明を省略する。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。 【0017】このように構成した浮子は、実施形態1の作用,効果に加え、芯棒1を道糸9に通しておけば、その後、道糸9を切らずして状況に合った浮子本体4と交換できる。割り溝52を利用して、簡単に道糸9を貫通孔51に通したり逆に取り外したりできる。芯棒1と浮子本体4がねじ結合であるので、その取替えはいたって簡単である。浮子交換の苦労が軽減され、また、道糸9を切ることがないので、従来のごとく結束部の強度を心配する不安からも解放される。 【0018】(4)実施形態4本実施形態は図11,図12のごとく、実施形態2の浮子本体4に割り溝52を設けた形になっている。浮子本体4の周方向の一箇所に、外周より貫通孔51に至る縦割りの割り溝52を形成する。雌ねじ部511,512のある貫通孔部分も割り溝52が入り込んで、該雌ねじ部511,512はその部分が切り欠かれる。割り溝52をつくる浮子本体部の壁面間の距離は道糸9の太さより大きい。割り溝52を経て横方向より道糸9を貫通孔51内に通した後、予め道糸9に挿着されている二個の芯棒1へ浮子本体4を嵌挿して回わすことで(図11)、雄ねじ部21と雌ねじ部511,512が螺着,結合し、浮子本体4と芯棒1,1との一体化が図られる(図12)。なお、二個の芯棒1,1は図11のように軸部2aを対向させるようにして道糸9に挿通しておく。他の構成は実施形態1と同じであり、その説明を省略する。実施形態2と同一符号は同一又は相当部分を示す。 【0019】このように構成した浮子は、二個の芯棒1を道糸9に通しておけば、後は、道糸9を切らずして釣り場の状況に合った浮子本体4とたやすく交換できる。割り溝52を利用して、簡単に道糸9を貫通孔51に通したり外したりできる。さらに、芯棒1と浮子本体4がねじ結合であるので、その取替えはいたって簡単になる。浮子交換の苦労が軽減され、また、道糸9を切ることがないので、従来のごとく結束部の強度を心配する必要もない。他の作用,効果は実施形態2と同じで説明を省く。 【0020】尚、本発明においては前記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。芯棒1,浮子本体4,錘りの形状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。 【0021】 【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る釣り用浮子は、浮子本体のアイテム数を減らしながらも芯棒と浮き本体の分離構成により浮子の大きさ,浮力,浮子の縦通孔の孔径等の組合せバリエーションを広げることを可能にし、且つ浮き本体内を通る道糸のスベリを良くし、さらに道糸をきることなく簡単に浮子交換ができるなど多大な効を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593102389 【氏名又は名称】株式会社ミツル製作所
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| 【出願日】 |
平成10年8月25日(1998.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101627 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 宜延
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| 【公開番号】 |
特開2000−60386(P2000−60386A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−256032 |
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