| 【発明の名称】 |
堆 肥 |
| 【発明者】 |
【氏名】大平 茂樹
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| 【要約】 |
【課題】木材をその樹心の向きに対して斜めの向きにスライスして捲きちぢらせることにより得たカール形状(筒形状)敷料の用済み物を原料とする新規の堆肥を提供する。
【解決手段】木材をその樹心に対して斜め向きにスライスすることによっ得た、牛舎の床に敷き用いたときにその上に落ちた糞の重さでは潰されることがなく牛の歩く足の重さでは踏み潰されてしまう強さとされ且つ大きさとされたカール形状を呈する敷料の用済み物を原料として製したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 木材をその樹心に対して斜め向きにスライスすることによっ得た、牛舎の床に敷き用いたときにその上に落ちた糞の重さでは潰されることがなく牛の歩く足の重さでは踏み潰されてしまう強さとされ且つ大きさとされたカール形状を呈する敷料の用済み物を原料として製したことを特徴とする堆肥。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、木材をその樹心の向きに対して斜めの向きにスライスして捲きちぢらせることにより得たカール形状(筒形状)敷料の用済み物を原料とする堆肥に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、牛舎の敷料たとえば、藁、バーク、オガクズ、チップ屑、アメリカンバカス(サトウキビ殻)、古新聞、ゴムチップ、古材等を利用した堆肥は知られている。 【0003】そもそも、従来知られている堆肥の大部分は、その製造時の腐熟過程において、長時間天日に干して乾燥させる作業および空気に触れさせるための切返し(積み替え)作業などを多数回まで繰り返し行って腐熟させることにより得るものであった。 【0004】そして、完熟した良質の堆肥を量産するためには、糞と混合しやすくし且つ空気と触れやすくして完熟しないカタマリ部分を失くすること、完熟を早めることが大事であるところ、上記従来の堆肥は、糞と混合しにくかったり、空気に触れないカタマリができやすい傾向があるために良質のものが作り難く、作るとしても比較的長い期間と手間を要してしまうという問題点があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点を解消する新規の堆肥を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係る堆肥は、木材をその樹心に対して斜め向きにスライスすることによって筒状に捲きちぢらせることにより得た、牛舎の床に敷き用いたときにその上に落ちた糞の重さでは潰されることがなく牛の歩く足の重さでは踏み潰されてしまう強さとされ且つ大きさとされたカール形状を呈する敷料の用済み物を原料として用いて製するようにしたものである。 【0007】 【実施例】図に示す実施例は、木材(原木)をその樹心の向きに対して斜めとなる向きにスライスすることによって得た牛舎に敷き用いる敷料であって、当該スライスによりカールしたことを第1の要件とし且つ牛舎の床に敷料として用いたときにその上に落ちた糞の重さで圧し潰されなく牛の歩きによって砕かれてしまう強さおよび大きさを有していることを第2の要件として備えているものである。 【0008】上記第1および第2の要件を満たすようにするためには、樹種によって多少異なるがカールの直径が3cm〜5cm程度であり、スライスの厚さが3mm〜5mm程度であることが望ましく好適である。 【0009】また、スライス加工は、原木が50%〜30%の含水率である乾燥の状態において行った場合には上記したような好適なカール状態を能率よく且つ容易に確保できて好都合であり、特に原木が針葉樹でその含水率が上記のときには松ヤニ等ヤニが少なくカールの状態も良好である。 【0010】本発明において敷料は、その実施の場合には特に樹種を限定するものではなく、上記針葉樹以外のものでもよく、中でも品質は広葉樹種が良好であり、しかも造材現場から出る、追い上材、小径木、低質材等のように製材に利用されないような木材を活用しても実施が可能で経済的にも有利である。 【0011】上記のようにして得た敷料1を牛舎で使用する場合には、通常、床から30cm〜50cm程度の厚さで散布されることが望ましい。このようにすることは糞との混ざり易さ、一定期間当りの交換(入れ替え)回数の少減化などに有効である。 【0012】上記敷料は、図3で概略を示しているような機械装置を用いて実施される。原木から外皮を剥ぎ取るバーク受部2付きバーカー部3と、スライス用刃(図示せず)を備えた回転刃部4と、外皮無し原木をスライス用刃の回転軌跡内にセットするための原木投入部5と、回転刃部4にコンベア6を介して連設した製品(敷料)受部7を備えた機械装置。 【0013】上記の機械装置により次のような工程を列記順に行うことにより敷料1が製造される。すなわち、バーカー部2で原木から外皮を剥ぎ取る皮剥ぎ工程、外皮無し原木を原木投入部5に投入して当該外皮無し原木を樹心の向きに対して斜めとなる向きにスライス用刃付き回転刃部4によりスライスするスライス工程、スライス用刃によりスライスされたスライス片(敷料)をコンベア6を介して受部7に蓄積する敷料受け工程。 【0014】 【作用】本発明に係る敷料1を牛舎に散布して用いたときには、その上に落ちたばかりの糞は浮いた状態となり、牛が歩き移動するときにカールしている敷料が砕かれ糞と混合し、全体が砕かれ糞尿で水分が多くなり、牛体の汚れも目立つようになってくる。 【0015】因に、本発明に係る敷料から堆肥を作るときには、通気性が良く自然発酵し易い。特に広葉樹材が良い。 【0016】上記発酵をより早くさせるためには、堆肥盤に機械的にエヤーレーションを行って高温発酵(摂氏75°位)を促すことができ、肥厚性の高い均一化した堆肥として畑に使用(還元)したりすることが可能となる。 【0017】 【発明の効果】本発明に係る堆肥は、木材をその樹心に対して斜め向きにスライスすることによっ得た、牛舎の床に敷き用いたときにその上に落ちた糞の重さでは潰されることがなく牛の歩く足の重さでは踏み潰されてしまう強さとされ且つ大きさとされたカール形状を呈する敷料の用済み物を原料として製するようにしたので、糞と混合しやすく且つ空気と触れやすいものであって、完熟しないカタマリ部分を失くすること、完熟を早めることができるものであって、良質のものが作りやすく且つこの作るときにも比較的短い期間でよく手間もいらないものであり、完熟した良品の量産に好適なものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598121248 【氏名又は名称】有限会社 ダイチク
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| 【出願日】 |
平成10年8月20日(1998.8.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060896 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 泰三
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| 【公開番号】 |
特開2000−60339(P2000−60339A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−58729 |
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