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【発明の名称】 壁掛け用金魚鉢装置
【発明者】 【氏名】安 興善

【氏名】朴 湊煕

【要約】 【課題】金魚鉢本体を壁に掛けられるようにすることで三次元的なインテリア雰囲気をもたせることができ、美観を向上させると共に、水圧による金魚鉢本体のフレーム変形を防止することができる壁掛け用金魚鉢装置を提供する。

【解決手段】金魚鉢用フレーム本体10が縦フレーム1及び横フレーム3で構成されると共に、横フレーム3に設置され、金魚鉢本体を任意の固定物に掛けて固定するための固定連結具6と、縦フレーム1に着脱可能に結合され、配線やその他の付属部品を外から見えないように配置するためのスペース17を縦フレーム1との間に画成するカバー2と、縦フレーム1に設けられ、金魚鉢内部の水及び砂等を取り替えるための排水口12,25と、を備えている。また、金魚鉢内部に、観賞用水草80を兼ねると共に、磁性体51,52の磁力により移動しながら金魚鉢の内壁面を掃除する弾性材から成る小植木鉢50を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透明ガラス部材をもって水、魚及び砂を収容するための所定広さの収容室を形成し、外から前記透明ガラス部材を介して前記収容室を見ることができるようにした金魚鉢装置において、略コ字形の断面を有する所定幅の板状体で構成され、互いに間隔を隔てて立設され、両側部にその全長にわたって嵌め溝が形成された少なくとも2つの縦フレームと、略L字形の断面を有し、前記2つの縦フレーム間を横切り且つ互いに対向した状態で配置され、両端が前記縦フレームの両側の角部に密着結合されると共に、全長にわたってスライド溝が形成された少なくとも4つの横フレームとから、矩形枠状に形成され、前記透明ガラス部材が固定される金魚鉢用フレーム本体;前記縦フレームとほぼ同じ大きさの板状体で構成され、両側部に前記縦フレームの前記嵌め溝に嵌合可能な嵌め突条が設けられ、前記縦フレームとの結合時にこの縦フレームとの間に所定のスペースを画成するカバー;及び前記横フレームの前記スライド溝にスライド可能に嵌め込まれる嵌合部と、この嵌合部からほぼ直角に折れ曲がり、固定連結孔が設けられた平板部とを備え、この平板部の前記固定連結孔を介して、前記横フレームが互いに連結されると共に、前記金魚鉢用フレーム本体を任意の固定物に掛けて固定するための少なくとも2つの固定連結具を含む壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項2】 前記縦フレームに、前記収容室内の水と砂を排出するための少なくとも2つの開閉可能な排水口が更に設けられていることを特徴とする請求項1記載の壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項3】 前記排水口と外部を連絡する状態で前記スペースを通って外部に露出する長さを有し、前記排水口に着脱可能に結合される排水ホースを更に含むことを特徴とする請求項2記載の壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項4】 透明ガラス部材をもって水、魚及び水草を収容するための所定広さの収容室を形成し、外から前記透明ガラス部材を介して前記収容室を見ることができるようにした金魚鉢装置において、略コ字形の断面を有する所定幅の板状体で構成され、互いに間隔を隔てて立設され、両側部にその全長にわたって嵌め溝が形成された少なくとも2つの縦フレームと、略L字形の断面を有し、前記2つの縦フレーム間を横切り且つ互いに対向した状態で配置され、両端が前記縦フレームの両側の角部に密着結合されると共に、全長にわたってスライド溝が形成された少なくとも4つの横フレームとから、矩形枠状に形成され、前記透明ガラス部材が固定される金魚鉢用フレーム本体;前記縦フレームとほぼ同じ大きさの板状体で構成され、両側部に前記縦フレームの前記嵌め溝に嵌合可能な嵌め突条が設けられ、前記縦フレームとの結合時にこの縦フレームとの間に所定のスペースを画成するカバー;前記横フレームの前記スライド溝にスライド可能に嵌め込まれる嵌合部と、この嵌合部からほぼ直角に折れ曲がり、固定連結孔が設けられた平板部とを備え、この平板部の前記固定連結孔を介して、前記横フレームが互いに連結されると共に、前記金魚鉢用フレーム本体を任意の固定物に掛けて固定するための少なくとも2つの固定連結具;前記透明ガラス部材の後側に取り付けられた鉄板;及び前記金魚鉢用フレーム本体の幅よりも小さいサイズの直方体状に形成され、前記金魚鉢用フレーム本体の内部に透明ガラス部材と当接した状態で移動可能に収容されると共に、前記鉄板に対して固定されるようにするための磁性体が内蔵され、前記水草を植え付けた植付部を有する小植付鉢を含む壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項5】 前記小植付鉢を移動させるための、前記小植付鉢の前記磁性体とは反対の極性を有する磁石調整具を更に含むことを特徴とする請求項4記載の壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項6】 前記小植付鉢は弾性材で構成され、前記透明ガラス部材との対向部位に柔らかなクッション材が更に設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の壁掛け用金魚鉢装置。
【請求項7】 前記金魚鉢用フレーム本体の一側に設置され、金魚鉢の内部からの光を反射する鏡を更に含むことを特徴とする請求項4記載の壁掛け用金魚鉢装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、事務室やビルディングのロビー等に設置して、心地良い雰囲気を出すようにした壁掛け用金魚鉢装置に関し、特に金魚鉢のフレームには壁掛け用の固定連結具と共に、金魚鉢に配線される電線等を隠すためのカバーと、水及び砂を排出するための排水口を備え、更に金魚鉢の内部には観賞用水草兼用掃除具を備えた壁掛け用金魚鉢装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、観賞用として用いられている金魚鉢の場合、金魚鉢を成すフレームを一体式に構成した後、透明ガラス又は反射用の鏡を設置することにより、1つの金魚鉢としての役割を果たすようにしていることは周知の事実である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の金魚鉢は、大抵の場合、室内の床に平面的(二次元的)に設置して観賞するものであるため、金魚等が遊泳する躍動感が得られないのは勿論、インテリアの雰囲気も多少劣るという欠点がある。又、金魚鉢内部をより美しくみせるために金魚鉢内に設置された各種電灯、ポンプや酸素発生器等の設備部品と外部の電源とを接続するための電線等は、金魚鉢の外部に露出した状態で設置されている。このため、金魚鉢内部に見られる美しい金魚や水草等に対し、金魚鉢の外部にごちゃごちゃに絡まって露出状態になっている電線等により、金魚鉢の美観が損なわれてしまう。
【0004】更に、金魚鉢内に収容された水や砂の取り替えは、いちいち別の容器を用いて外へ汲み出すか、又はホースをもって金魚鉢と床との高低差による圧力差を利用することによって、行っている。しかし、上記のような水と砂の取り替え方法は、金魚鉢内の水や砂等をいちいち汲み出した後、再び満たす等の非常に原始的な作業をしなければならず、非常に煩雑であると共に、衛生上も好ましくないという問題がある。更に、金魚鉢の長期使用により透明ガラスの壁面に水垢等が付着したときには、水の取り替え作業と同様に、金魚鉢内の水を一旦全て汲み出した後、その壁面を掃除しなければならないため、水の取り替えに要する煩雑さのみならず、金魚鉢内にいちいち手を入れて金魚鉢の壁面を掃除しなければならない困難と不便がある。
【0005】従って、本発明の第1の目的は、上記のような従来の金魚鉢が有している問題点を解消するために、金魚鉢本体を壁に掛けられるようにすることで三次元的なインテリア雰囲気をもたせることができ、美観を向上させると共に、水圧による金魚鉢本体のフレーム変形を防止することができる壁掛け用金魚鉢装置を提供することにある。又、本発明の第2の目的は、金魚鉢内の水と砂等の取り替え作業を容易かつ衛生的に行うことができる壁掛け用金魚鉢装置を提供することにある。さらに、本発明の第3の目的は、金魚鉢の壁面の掃除を容易に行うことができる壁掛け用金魚鉢装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、透明ガラス部材をもって水、魚及び砂を収容するための所定広さの収容室を形成し、外から透明ガラス部材を介して収容室を見ることができるようにした金魚鉢装置において、略コ字形の断面を有する所定幅の板状体で構成され、互いに間隔を隔てて立設され、両側部にその全長にわたって嵌め溝が形成された少なくとも2つの縦フレームと、略L字形の断面を有し、2つの縦フレーム間を横切り且つ互いに対向した状態で配置され、両端が縦フレームの両側の角部に密着結合されると共に、全長にわたってスライド溝が形成された少なくとも4つの横フレームとから、矩形枠状に形成され、透明ガラス部材が固定される金魚鉢用フレーム本体; 縦フレームとほぼ同じ大きさの板状体で構成され、両側部に縦フレームの嵌め溝に嵌合可能な嵌め突条が設けられ、縦フレームとの結合時にこの縦フレームとの間に所定のスペースを画成するカバー;及び 横フレームのスライド溝にスライド可能に嵌め込まれる嵌合部と、この嵌合部からほぼ直角に折れ曲がり、固定連結孔が設けられた平板部とを備え、この平板部の固定連結孔を介して、横フレームが互いに連結されると共に、金魚鉢用フレーム本体を任意の固定物に掛けて固定するための少なくとも2つの固定連結具を含むことを特徴としている。
【0007】この場合、縦フレームに、収容室内の水と砂を排出するための少なくとも2つの開閉可能な排水口が更に設けられていることが望ましい。これにより、本発明の上記第2の目的が達成される。
【0008】更に、排水口と外部を連絡する状態でスペースを通って外部に露出する長さを有し、排水口に着脱可能に結合される排水ホースを更に含むことが望ましい。
【0009】又、前記第1及び第3の目的を達成するため、請求項4記載の発明は、透明ガラス部材をもって水、魚及び水草を収容するための所定広さの収容室を形成し、外から透明ガラス部材を介して収容室を見ることができるようにした金魚鉢装置において、略コ字形の断面を有する所定幅の板状体で構成され、互いに間隔を隔てて立設され、両側部にその全長にわたって嵌め溝が形成された少なくとも2つの縦フレームと、略L字形の断面を有し、2つの縦フレーム間を横切り且つ互いに対向した状態で配置され、両端が縦フレームの両側の角部に密着結合されると共に、全長にわたってスライド溝が形成された少なくとも4つの横フレームとから、矩形枠状に形成され、透明ガラス部材が固定される金魚鉢用フレーム本体;縦フレームとほぼ同じ大きさの板状体で構成され、両側部に縦フレームの嵌め溝に嵌合可能な嵌め突条が設けられ、縦フレームとの結合時にこの縦フレームとの間に所定のスペースを画成するカバー; 横フレームのスライド溝にスライド可能に嵌め込まれる嵌合部と、この嵌合部からほぼ直角に折れ曲がり、固定連結孔が設けられた平板部とを備え、この平板部の固定連結孔を介して、横フレームが互いに連結されると共に、金魚鉢用フレーム本体を任意の固定物に掛けて固定するための少なくとも2つの固定連結具; 透明ガラス部材の後側に取り付けられた鉄板;及び 金魚鉢用フレーム本体の幅よりも小さいサイズの直方体状に形成され、金魚鉢用フレーム本体の内部に透明ガラス部材と当接した状態で移動可能に収容されると共に、鉄板に対して固定されるようにするための磁性体が内蔵され、水草を植え付けた植付部を有する小植付鉢を含むことを特徴としている。
【0010】この場合、小植付鉢を移動させるための、小植付鉢の磁性体とは反対の極性を有する磁石調整具を更に含むことが望ましい。又、小植付鉢は弾性材で構成され、透明ガラス部材との対向部位に柔らかなクッション材が更に設けられていることが望ましい。更に、金魚鉢用フレーム本体の一側に設置され、金魚鉢の内部からの光を反射する鏡を更に含むことが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明による壁掛け用金魚鉢装置の望ましい実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態による壁掛け用金魚鉢装置の外観を示す斜視図、図2は図1の一部を示す部分拡大斜視図、図3は図2において“A”と表示した部位のフレーム及びこれに結合されるカバーを示す分解斜視図、図4は図2において“B”と表示した部位のフレーム及びそれに結合される固定連結具の設置状態を示す分解斜視図、図5は図2のI−I線に沿う部分拡大断面図、図6は図2のII−II線に沿う部分拡大断面図であって、金魚鉢の水の取り替え状況を示す。
【0012】図示の通り、本発明による壁掛け用金魚鉢装置は、略コ字形の断面を有する所定幅の板状体で構成された2つの縦フレーム1と、略L字形の断面を有し、2つの縦フレーム1の上下部間を横切り且つ互いに対向した状態で配置され、両端が縦フレーム1の両側の角部に密着結合された4つの横フレーム3とから、矩形枠状に形成され、任意の壁に固定するのに適するように軽量性を有するスリム形の金魚鉢用フレーム本体10を備えている。
【0013】金魚鉢用フレーム本体10を構成する縦フレーム1および横フレーム3により形成される支持スペースに、透明ガラス4が設置されることによって、密閉された収容室15が形成され、この収容室15の内部に水と共に観賞用魚を入れることができる。なお、後部の透明ガラス4については、これに代えて又はその後側に鏡5を設置するのが好ましく、図面は後部の透明ガラス4に代えて鏡5を設置した例を示している。この場合、鏡5はできる限り金魚鉢用フレーム本体10の後側に配置するのが望ましい。その理由は、収容室15が外からより広くみられるようにするためである。
【0014】各縦フレーム1の表面の両側部には夫々、嵌め溝11,11が全長にわたって形成されており、一方の縦フレーム1の上下部には、収容室15と外部を連絡できるようにする上下の排水口12,25が設けられている。上部排水口12は、必要によって栓22等を利用して開閉可能に閉鎖することができ、下部排水口25は、バルブ等の開閉手段28を設けて必要に応じて開閉することができる。更に、縦フレーム1の両側部には、透明ガラス4及び後面側の鏡5を支持するための支持片13,14が形成されている。
【0015】各縦フレーム1には、上記嵌め溝11を介して、縦フレーム1と同じ幅及び長さのサイズを有する板状のカバー2が、スライド自在で且つ着脱可能に結合されている。カバ一2は、断面を略コ字形に形成されていることにより、縦フレーム1と結合されたときに、縦フレーム1との間に所定広さのスペース17を画成する。このスペース17は、上下部が外部に開口しており、図示していない電線等をその内部に容易に収容設置することが可能である。又、カバー2の縦フレーム1へのスライド結合は、カバー2の両側部にその全長にわたり縦フレーム1の嵌め溝11に対応して設けられた嵌め突条21により達成される。
【0016】横フレーム3は、水平部32と、この水平部32に対してほぼ直交するように一体に形成された支持片33とから、断面が略L字形に形成され、横フレーム3の水平部32の一方の表面には、スライド溝31が横フレーム3の全長にわたって形成されている。スライド溝31を横フレーム3に形成した理由は、以下に述べる固定連結具6を嵌めるためである。
【0017】固定連結具6は、横フレーム3を相互連結すると共に金魚鉢を壁に掛けて固定するためのもので、横フレーム3のスライド構31にスライド可能に嵌め込まれる嵌合部64と、この嵌合部64から折り曲げられ、固定連結孔61を設けた平板部65とで構成されている。固定連結具6は、横フレーム3の夫々に互いに対向するように設置すると、横フレーム3同士を一体に連結するのに用いることができ、平板部65が垂直状態になるように横フレーム3に固定すると、金魚鉢用フレーム本体10を固定連結具6を利用して壁に掛けることができるようになる。
【0018】図面の符号7は排水ホースを示しており、この排水ホース7は、収容室15の内部に収容された水を取り替えるときに、縦フレーム1とカバー2の間に形成されたスペース17に配され、縦フレーム1の上部排水口12と外部を連絡するように設けられる。排水ホース7は柔軟性を有する材質から成り、一端が上部排水口12から栓22を取り外した後に上部排水口12に嵌められ、他端がスペース17を経由して外部に露出するように設けられる。符号9は、金魚鉢を壁に掛けるときに金魚鉢全体を支持するための補助支え台を、そして符号62は、固定連結具6を相互連結するに用いられるワイヤー等の連結手段を、夫々示す。
【0019】なお、上記構成においては、カバー2が縦フレーム1にスライド可能に設けられるものとして、一例を挙げて説明したが、カバー2と縦フレーム1を一体に構成することもできる。
【0020】次に、以上のような構成を有する本発明の実施形態による作用を、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。即ち、この実施形態は、内部にスペース17を画成するようにカバー2を結合した2つの縦フレーム1を、同一長さの4つの横フレーム3に連結して、金魚鉢の基本骨組を成すようにしたものであり、縦フレーム1の支持片13,14と横フレーム3の支持片33により、金魚鉢のガラス4及び鏡5を支持するようにしている。
【0021】このように、本発明の金魚鉢は、縦フレーム1に対しスペース17を隔ててスライド可能に結合されるカバー2により、収容室15の内部に設置される装置、例えば、図示していない酸素発生器、各種電灯やポンプ等と接続される各種電線やその他の部品を、スペース17内に配置することができるので、金魚鉢の外観上、電線等が見えないようにすることができる。
【0022】更に、固定連結具6を横フレーム3に対し垂直に立設(図4の仮想線参照)するように横フレーム3に結合すると、スリム形に構成された金魚鉢を、平板部65に形成された固定連結孔61を利用して壁に掛けることができる。この際には、金魚鉢をより安定に支持するために、前述した別個の補助支え台9で支持するのが望ましい。一方、固定連結具6をその平板部65が水平になるように設けた場合には、横フレーム3の水圧による変形を容易に防止することができる。即ち、収容室15の内部に収容される水から生じる水圧が透明ガラス4と鏡5に加えられると、透明ガラス4と鏡5を支持するフレームのうち、特に上部の横フレーム3が外側へ撓む変形を生じるようになる。
【0023】しかし、図2及び図4に示す通り、横フレーム3に形成されたスライド溝31内に、複数の固定連結具6を、金魚鉢の大きさに比例して一定間隔毎に平板部65が互いに対向するように位置させた後、平板部65に形成された固定連結孔61にワイヤー等の連結手段62で固定連結具6同士を強く引っ張った状態で連結固定すると、横フレーム3が水圧により撓み変形するのを防止することができる。固定連結具6は、状況に応じて横フレーム3上でスライドさせて、位置を変更しながら設置することができるので、横フレーム3をより安定に支持することができる。
【0024】収容室15内の水を取り替える場合には、図6に示すように、縦フレーム1の上部排水口12に連結した排水ホース7をそのまま垂らして、図示していない水受け桶に連結した後、金魚鉢の上方から別の給水ホース8を介して収容室15の底付近に新しい水を供給すると、金魚鉢内の汚水は、新たに流れ込む水の量に応じて収容室15内を上昇しながら、自然に上部排水口12からオーバーフローするようになり、このオーバーフロー水は、排水ホース7を介して外部に排出される。この際、給水ホース8の先端をできる限り金魚鉢の底に近接するように位置させることにより、新しい水の取り替え効果を倍加させるのが望ましい。
【0025】更に、新たに供給される水は、点滴注射液のように所定単位で包装したものを、金魚鉢の上部に掛けた状態でそのまま金魚鉢内に流れ込ませるようにすると、収容室15内の既存の水が上部排水口12と排水ホース7を介してオーバーフローすることにより、金魚鉢内の水を必要に応じて部分的に取り替えることもできる。
【0026】一方、縦フレーム1の下部排水口25は、砂等のような微細な物質や或いは異物を外部に排出するときに用いられるものである。下部排水口25は、収容室15から作用する水圧に耐えるようにすべく、バルブ等の開開手段28により開開され、開閉手段28は砂等を排出するのに十分な直径の大きさに製作したものを用いるのが望ましい。このような条件を満たすならば、開開手段28はいかなるものを用いても構わない。
【0027】図7は木発明の別の実施形態による壁掛け用金魚鉢装置の外観を示す斜視図、図8は図7のIII−III線に沿う部分拡大断面図、図9は図8のIV−IV線に沿う拡大断面図であって、前記実施形態と同一部分については重複説明を避けるために同一符号で表示した。
【0028】本実施形態は、金魚鉢用フレーム本体10の鏡5(或いは透明ガラス)の後側に取り付けられた鉄板40を備えている。この鉄板40は、鏡5の全体にわたって取り付けられるサイズに形成され、そのサイズは金魚鉢のサイズに応じて任意に変更することができる。
【0029】鉄板40が取り付けられた金魚鉢の収容室15の内部には、金魚鉢用フレーム本体10の幅よりはやや小さいサイズの直方体状の観賞用の小植付鉢50が収容されている。小植付鉢50の設置数は、金魚鉢のサイズに応じて任意に変更可能である。小植付鉢50の内部両側には、小植付鉢50を鏡5を間にして鉄板40に対して固定するのに必要な磁性力を発生する磁性体51,52が内蔵されている。従って、小植付鉢50は、金魚鉢の収容室15の内部の任意の位置に固定することができる(図9参照)。
【0030】小植付鉢50の中央、即ち、両磁性体51,52の間には、観賞用水草80を植え付けるための植付部53が内蔵されており、植付部53の底部には排水孔55が設けられている。植付部53は、樹脂等で観賞用水草80と一体に形成することもでき、或いは自然水草を植え付けるために砂等で形成することもできる。排水孔55は、自然水草を植え付けるための植付部53を形成するときにのみ設けるのが望ましい。
【0031】小植付鉢50を金魚鉢の外部から収容室15内の所望の位置に移動させるために、小植付鉢50の磁性体51,52との対向部位に、磁性体51,52とは反対の極性を有するようにした磁石調整具70が用いられる。
【0032】小植付鉢50は、磁石調整具70を用いて移動させるときに金魚鉢の内壁に付着した水垢を掃除できるようにするために、ガラス4及び鏡5の壁面部との接触性に優れた弾性材で形成するのが望ましく、特に小植付鉢50のガラス4と鏡5との対向部位に、接触性をより向上させるための目的で柔らかな柔軟性を有するクッション材54を設置するのがより好適である。
【0033】小植付鉢50に設置された磁性体51,52の磁束密度は10,000ガウス(gauss)内外であり、磁石調整具70の磁束密度は30,000ガウス内外にするのが望ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
【0034】次に、このような構成を有する本実施形態の作用を、図7乃至図9を参照して説明する。植付部53に観賞用水草80を植え付けた小植付鉢50を金魚鉢フレーム本体10の収容室15の内部に入れると、小植付鉢50のいずれか一側、図9の例では左側に設置された磁性体52から生じる磁力により、小植付鉢50は、鉄板40が取り付けられた鏡5に密着した状態で固定されるようになる。小植付鉢50の反対側に位置する磁性体51は、透明ガラス4側に対向した状態になる。
【0035】このような状態で磁性体51,52とは反対の極性を有する磁石調整具70を、金魚鉢の透明ガラス4の外表面に磁性体51と対向するように当接させた後、磁石調整具70を望む方向に摺動させると、小植付鉢50は磁力により磁石調整具70の移動に従って移動する。又、この移動後、磁石調整具70を透明ガラス4の外表面から離すと、磁性体52の磁力により、小植付鉢50が再び鏡5に密着した状態で固定されるので、小植付鉢50を収容室15内の所望の任意の位置に容易に設置することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、金魚鉢を軽量のスリム形に構成すると共に、金魚鉢本体を横フレームに取り付けた固定連結具で壁に掛けることができることにより、室内に設置しても三次元的なインテリア雰囲気をもたせることができるという効果がある。
【0037】更に、金魚鉢に配置される電線やその他の部品を、金魚鉢本体を構成する縦フレームとこれを覆うカバーとの間に画成されるスペースに配置できることにより、金魚鉢の美観を向上させると共に、上部横フレームにそれらを互いに連結する固定連結具を取り付けることにより、水圧による金魚鉢の変形が生じない高品質の金魚鉢を提供できるという効果を有する。
【0038】更に、金魚鉢を構成する縦フレームに形成した少なくとも2つの排水口により、金魚鉢の水や砂等の取り替え作業を安全で便利に行えるという効果がある。又、金魚鉢の収容室に収容される観賞用の小植付鉢は、磁石調整具により収容室内の任意の位置に容易に移動設置することができるという効果を有する共に、移動時には金魚鉢の壁面に付着した異物や水垢をきれいにする掃除の効果も有する。更に、金魚鉢に取り付けられる鏡は、金魚鉢の収容室を照らして外から見られる神秘的な視覚的効果を発揮する。
【出願人】 【識別番号】598091882
【氏名又は名称】安 興善
【識別番号】598091893
【氏名又は名称】朴 湊煕
【出願日】 平成10年7月9日(1998.7.9)
【代理人】 【識別番号】100095566
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 友雄
【公開番号】 特開2000−37149(P2000−37149A)
【公開日】 平成12年2月8日(2000.2.8)
【出願番号】 特願平10−194720